2010/05/10

「たこ天」のもたらす一大インパクトに関する考察

ここに1枚のCDがある。タイトルは「たこす!ノスタルジア天国  ~ザトップテン~」という、まぁベタなネーミングの、ちょっと昔のヒット曲をカヴァーした作品集である。で、重要なのはここから。これが「THE VOC@LOiD M@STER」というボーカロイド同人音楽イベント内で頒布されたということの重大性を、あの会場にいた果たしてどれだけの人間が自覚しているのだろうか。ボーカロイド界隈、あるいはもっと広く言って音楽ファン全体の敵のように言われる立場であるJASRACから正式に許諾を受け、彼らが管理する楽曲のカヴァーを自主制作盤として(枚数や規模はさておき)アマチュアがリリースできたという事実は、それこそワンダーフェスティバルにおける当日版権システムという「一大発明」に匹敵するとワタシは思う。段取りを踏んで筋さえ通せば、カヴァー専門の方々も既存のアーティストの楽曲を「自分の作品として」CDの形で堂々と頒布できるのだ。これを画期的と呼ばずして何と言えばいいのか。というかASCII.jpは今すぐ取材に飛んでいくべきだ(笑)。そんな訳でこのアルバム、そのインパクトにふさわしくボカロカヴァー界のビッグネームがずらりと並んだ、実に聴きごたえのある仕上がりになっている。我々はDTMとボーカロイドで遂にここまで辿り着くことができた、それをサウンド面からもじっくりと確認できるのが何よりも嬉しい。このアルバムに関わった、全ての方々に最大限のリスペクトを贈りたい。そしてシリーズ化を熱烈希望!ワタシはボーカロイドのCDで、あの曲もこの曲も、あのPもこのPも、もっともっとたくさん聴いてみたいんだ!!