2010/06/24

マイマイ新子と千年の魔法と初音屋と昭和85年

マイマイ新子と千年の魔法がいい」という評判を少し前から耳にするようになった。スケジュールを見るとちょうど空いていたので、気分転換の小旅行を兼ねて一番近い上映館のある川越まで行ってみることにした。

yfrog Fullsize - 89d.jpg川越はクルマで通りかかるだけでゆっくり歩いたことはなかったんだが、小江戸と呼ばれる理由が分かった。古風な佇まいの街並みに、物腰の柔らかな人たち。映画館までの道のりが分からなかったので片っ端から尋ねまくったが、みな丁寧に教えてくれた。そうして辿りついた映画館は、最近流行りのシネコンとは真逆の、場末のキネマといった風情だった。もうこの時点で電車代のモトを取っちゃった気分(笑)。

映画についてはネタバレになるんで詳細は語らないが、昭和30年代後半〜40年代前半生まれの田舎育ちには、たまらん描写が山ほどあった。ほんわかした気分で映画館を出たら、偶然、「直角に曲がった道を自転車が通り過ぎて行く光景」を見て、目の前に「麦畑の海」が広がっているような感覚になった。

そして、ちょうど昼過ぎで腹が減ったので飯でも食おうと思ったら、これまたちょうどいい具合に「割烹 初音屋」の看板が。ランチメニューもあるとのことで、ネタとしても美味しいので(←動機が不純)そこで昼食をとることにした。

yfrog Fullsize - l24q.jpg店構えは昔の割烹を改造したものだろうか、カウンターが12席ほどの小さな店だったが、女将さんがテキパキと仕事をこなしている。天ぷらなども旨そうだったが、とりあえず日替わり定食@千円をオーダー。出てきたモノは白身魚の揚げ物のおろしポン酢がけだったが、これが旨かった!味噌汁、漬け物、口直しの羊羹まで、仕事の行き届き方、気の配り方がただものではない。後で聞いたら31年続いてるとのことだったので、昔かたぎの職人が味を守り続けているのだろう。きっと、川越はこんな人たちばかりが住んでいるのだ。

yfrog Fullsize - e03f.jpg…などと考え事をしつつ、Twitterで情報をいただいた川越版ぬれせんべいを菓子屋横丁でゲットし(情報ありがとうございました>曲者P@SWANTONE)、街並みを楽しみながら散歩してたら、米屋でプラッシーが売られていたので即購入。そしてさらに進んでいくと、ただならぬ雰囲気のおもちゃ屋を発見。長くモケイ趣味をやってると、店頭のディスプレイを見ただけで店のレベルのアタリがだいたいつけられるようになる。その店はもう激ヤバ(笑)。オークションで高値がつくようなレア物はさすがになかったが、それでもイマイのキャプテン・スカーレットの超音速連絡機をゲット(再販モノだがそれでも13年前)。さらにその向かいの1号店(おもちゃ・ミニカー中心)で、地球ゴマのタイガー商会オリジナル品も購入。店主と少々話したが、なんとも豪快な方で好きなようにやって楽しんでるのがよく分かった。ああいう店に置いてあるおもちゃは、たとえ買われず積まれたままだとしても幸せなのだろう。

そんな訳で、期せずして昭和気分を満喫してきた。川越にはまた行っていろいろ見て回ろう。ちなみに途中に寄った神社で、明日未明の試合の必勝祈願をしてきた。御籤(おミクじw)は「吉」で、
次への飛躍の糧として、今は次の夢を暖め、実力を蓄えて過ごすことが肝要。準備を怠らず計画性を持って進めば、運気は一転
と書かれていた。「次への飛躍の糧」「次の夢」=決勝トーナメント進出と解釈すれば、実に的を射ている。川越、あなどりがたしである。