2010/07/04

1990年12月23日、札幌JRAにて

競馬仲間の友人Nとの会話

レース前:
私「白くなったねえ」
N「芦毛だし、もういい歳だからな」
私「引退レースだからいいレースしてほしいねえ」
N「でもさすがに馬券は買わねえな(寂笑)」
私「だよなあ(寂笑)」

レーススタート:
私「すげえなこの盛り上がり!」
N「有馬はお祭りだからな、こうじゃないと」

ゴール前:
私「あああああ!!!」
N「(何を言ってるか聞き取れない)」

レース後:
私「(放心状態)」
N「…ふざけんな馬鹿野郎!馬券外したじゃねえか!(涙)」
私「全くだな(涙)」
N「こんなの誰が予想できるかよ(涙)」
私「でもいいもの見させてもらったよな(涙)」
N「…ああ(涙)」

そのときの有馬記念のビデオは録画して、部屋に戻ってから何度も繰り返し、ずっと泣きながら見ていた。そして今でも消さずに取ってある。また、これを最後にワタシは競馬をやめた。あの走りに競馬以上の何かを感じてしまって、馬券を買うことができなくなってしまったから。

オグリキャップという稀代の名馬を、ワタシは永遠に忘れることはないだろう。黙祷。