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2013/04/13

水槽増設計画:横道にそれて業界の保守性について考える編

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最近は暇さえあれば水槽のことばかり考えてるので例の連載のおしまいは先送り…よい着地点がなかなか見つからず。

さて水槽の増設を検討しつつ現在の水槽に手を入れた。具体的にはグリーンネオンテトラを10匹、ミクロソリウムとスクリューバリスネリアを追加した。昔から魚と水草ともに安価で丈夫な品種しか手を出さないことをモットーに選択しているけど、今年の夏を超えられるかが正念場かも知れぬ。それにしてもグリーンネオンは安くなったなあ。

ところでの話だが、水槽をあれこれといじりながら「PCで水槽の状態をモニタリングしたり簡単な操作ができたら便利なんじゃね?」と思いついた。さっそく調べたところ、Doctor Aquariumというソフトが見つかった。しかし明らかに海外製でセンサー類は自作しないといけないらしい。また、水質管理システムも一応は見つかったが、価格や規模などから判断すると業務用のようである。

先日の飲み会の席でも少々話したが、趣味のジャンルが枯れて保守化しているかは、それを扱う雑誌を1〜2年ほど購読すれば分かる。だいたい半年から1年くらいのサイクルで似たような特集が組まれページレイアウトや写真に新味が無い場合、その趣味のジャンルは進歩のスピードが緩やかか、ほとんど停滞している。アクアリウム雑誌はずいぶん昔に読んでいたが、上記の観測結果から言えば、その頃から思いっきり停滞=保守化していた。ワタシが知る限り新しくなったのはLEDランプが使われ始めたことくらいだが、これも一般的な家電としての普及があってのことだろう。おそらくこの調子だと素材レベルでも大した進歩はしていないと思う。例えば、現在使っているフィルタの濾材もありふれた繊維と炭の組み合わせという、以前と変わらぬベーシックなものだ。新素材を投入した水道水の浄水器があれだけ売られているというのに…んー、でも海水や金をたっぷりかけた大規模で高級な水槽の場合は事情が違うかもしれないな、自信がなくなってきた。

ともかく、せめてセンサーを使って水温や水質などの基本データを継続的にモニタリング・ロギングできる器材って安く作れませんかね?スマートフォンがこれだけ普及している世の中で水温計とサーモスタットを吸盤で貼りつけてるのは、さすがに旧態依然とし過ぎていやしませんか…って、中国や台湾あたりでは既に量産しているかもしれないな。こういうイノベーションに取り残されてもやっていける業界なんだろうけど、この程度の思いつきはイノベーションのうちに入らんでしょうに。


(この動画でエミネムさんが教えてくれることは過去何十年も繰り返されている話です念のため)
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