2015/10/14

ニコ動のボカロ音楽における単色背景派について

こういうのは深く考えずざっくり書き散らしてしまおう。

ニコ動のボカロ音楽デイリー新着チェックをしなくなって2年近く、それでも最近はサムネだけでもボンヤリと眺めて気になったものを少々聴いたりしている。

そんななか浮上してきたのが、「単色背景で全体の色数が極端に少なくフォント表示がおおむねソリッド」な動画を上げる皆さん。ここでは例によって勝手に「単色背景派」と呼ぶ。

代表的な作家(と言っても全体から見ればごく少数だが)を下記に示す。

  • ナユタン星人さん



  • anomimiさん



  • みみみエナさん



ご覧になってお分かりの通りこれまでにも存在していたスタイルではあるのだが、世間一般のフラットデザインの潮流を照らし合わせて見ると、うまく説明できるのではないかと思う。一目見て分かるキャッチーさ、縮小しても損なわれない視認性の高さ、シンプルに構造化され華飾を排したデザイン志向、etc.。当然そのような考えは各自のサウンドデザインにも当てはめることができ、これまで続いてきたボカロ音楽の単なるフォロワーとは一概に言えない魅力を放っている。

情報と音圧と音符を詰め込むだけ詰め込んだ過剰なPVがもてはやされた時代から数年、個人的な休止期間がミッシングリンクになってしまったのが痛恨の極みではあるのだが、その後にこういう音楽や映像が育ってくるというのが何とも興味深い。実際、ナユタン星人さんは現在発表している4曲ともヒットしており今年の顔のひとりになりつつある。このスタイルが次の時代のスタンダードになるのか、長い目で見守りたいと思う。