2017/10/07

「響け!ユーフォニアム」深読み:宇治を飛び立つ鳥の詩

「響け!ユーフォニアム」の原作小説やコミカライズを読み始めたとき、TVアニメを見始めたとき、こんな疑問を抱いたことはないだろうか。

「滝先生の名前って安直すぎね?」




結果的に10年ほど低迷していた吹奏楽部を「鯉の滝登り」のことわざのごとく全国大会へ躍進させたとは言え、物語のあらすじをそのまま人名にするのは、例えばガンダムの登場人物を「アムロ・ザ・ニュータイプ」とか「シャア・アカクテサンバイハヤイ」のようにネーミングするみたいなもので、武田綾乃先生はもちろん、普通のクリエイターならあまり使わない手法と思われる。

約1年前に書いた『「響け!ユーフォニアム」深読み:舞台装置としての宇治』では触れなかったこの疑問の答が、9月末に「劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~」を見た帰り道で天から降ってきたので、相変わらずキモい感じで妄想を書き殴る。なお、先日後編が発売されたばかりの原作小説:「北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章」のネタバレはありませんのでご安心を。