tag:blogger.com,1999:blog-63706911763608206482024-03-18T11:59:14.886+09:00In Minutiae, God Dwells.<p>For short, " I. M. G. D. "<br>
Established : 1997/12/07</p>
<p title="へやをあかるくして、モニタからはなれてみてくださいね!">Light up your room, and browse away from the monitor, please! :-)</p>Unknownnoreply@blogger.comBlogger469125tag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-9825901908340982172024-03-17T16:36:00.009+09:002024-03-17T19:05:04.662+09:00「響け!ユーフォニアム3」1~2話特別上映イベント@新宿ピカデリーに行ってきた(ネタバレなし) #ユーフォ3期待ち希んだアニメ化が発表されたときは歓喜の声をあげた。<br />
特別上映イベントのチケットが当選したときも嬉しさがこみあげた。<br />
<br />
だが2024/03/16のイベント当日、開演時刻が近づくにつれてあまり経験したことがない緊張感に襲われて、ほぼ予定時間きっかりに前触れなく唐突に始まった1~2話は誰が何と言おうと「ユーフォ」そのものだったのだが…<br /><br />
<br />見終わって舞台挨拶終了後に呆然としたまま語る言葉がまとまらず24時間ほど経過して、ようやくこうして感想めいたテキストをしたためる気力が戻ってきた。<br />
<br /><div style="text-align: center;">今回の<a href="https://anime-eupho.com">ユーフォ3</a>はいよいよヤバい</div>
<br />
端的に言えばそういうことである。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjz_nwhpwsq4OL2ftfW7NBxgjqF1tpiIglC1soW332Jw4fsMLf7GYD1exwCscvgnOKOhywJ8z1fKzSolosF4Gm0rYk5H6xTpdJ3MET8hxEWDJHu35ybI0rsqNNmXL-xGo1E8QmuIUallR3bNM99F5Sr7zESLhyphenhyphenohIpt0xQsCObXYoqpsFmjLi5tq_d8WQHd/s1696/keyvisual02.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="1696" data-original-width="1200" height="400" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjz_nwhpwsq4OL2ftfW7NBxgjqF1tpiIglC1soW332Jw4fsMLf7GYD1exwCscvgnOKOhywJ8z1fKzSolosF4Gm0rYk5H6xTpdJ3MET8hxEWDJHu35ybI0rsqNNmXL-xGo1E8QmuIUallR3bNM99F5Sr7zESLhyphenhyphenohIpt0xQsCObXYoqpsFmjLi5tq_d8WQHd/s400/keyvisual02.png" /></a></div><br />
<br />
以下、上映後の舞台挨拶で黒沢ともよ嬢ほかの皆さんからネタバレ厳禁のお達しがあったので粛々と従いながら、現時点で思うところをいくつかメモ書きしておく。
<a name='more'></a>
<br />
<br />
ワタシは原作小説を全て読んでいるので物語の結末まで知っているんだが、じゃあその<a href="https://tkj.jp/book/?cd=TD293992" target="_blank" title="響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編│宝島社の通販 宝島チャンネル">「決意の最終楽章」</a>が単純にアニメ化されたというなら、別にここまで考え込むことは無かったと思う。<br />
また、(現時点では1クールでやるということなので)原作小説のボリュームを描き切るなら最初の1〜2回は「ユーフォ2」の第一回のように特別編成でもして連続1時間でやるんかな、などとも思っていた。<br />
<br />
だがOP/EDを除いた本編が時間的には行儀良く正味23分程度×2で終わったところで我に返って、自分がアンコン編の釜屋つばめちゃんみたいな状態になってたことに気づいた。<br />
<br />「ユーフォ3」を見てると文字通り息継ぎすることができない。<br />
<br />
その理由はいくらでも挙げられるけどネタバレになるので今は控える。最近の流行りのアニメみたいに異能力バトルが勃発してド派手で立体的なアクションシーンがあるわけはなく、モチーフ的にはむしろ淡々としてるはずなんだが…むしろ息継ぎどころか、ごくりと息を呑むことさえ度々あった。<br />
<br />
<br />
<br />
思えば久美子1年生編のはじまり、TVシリーズの1期とその総集編映画「北宇治高校吹奏楽部へようこそ」は、初々しさや楽天主義から始まって、ほんの少しのほろ苦さと特別な高揚感を伴って、まっすぐ駆け抜ける爽やかさがあった。<br />
1年生編後半、TVシリーズ2期「ユーフォ2」と「届けたいメロディ」は、エピソードの主人公がときに入れ替わりながら、黄前久美子というひとりのユーフォニアム奏者が誕生するさまが描かれたと言っていい。<br />
<br />
久美子2年生編、今回は「誓いのフィナーレ」とアンコン編を本編として「リズと青い鳥」はスピンオフと位置づけるけれども…いわば中間管理職的な役回りの久美子が、めんどくさい上級生&下級生に囲まれて奔走する群像劇と捉えることが可能だろう。<br />
<br />
では今回の「ユーフォ3」はというと、部長になった久美子と副部長の秀一、ドラムメジャーの麗奈によるトロイカ体制(って若い人には通じんかもしれんねごめん)で、北宇治高校吹奏楽部が悲願の全国大会金賞を目指す話なのは、ネタバレでも何でもなくその通りである。<br />
<br />
1年生時代に無名校が全国へいきなり出場という快挙を成し遂げ、2年生時代こそ関西大会金賞止まりだったが北宇治が演奏した「リズと青い鳥」は関係者の間で語り草となり…(というのは個人的な妄想だけれども)<br />
<br />
そんな状況なので当然、「結果」を期待される部をまとめるリーダーにかかる重圧とそのめんどくささを正面から描いたら、ああいう息が詰まるような緊張感になるんだろう。<br />
<br />
さらにはアンコン編のエピローグで現れた黒江真由嬢の存在が、部長という立場とは別の久美子の(以下ネタバレしそうになったのでばっさり削除)<br />
<br />
息継ぎ可能というかホッとするのは秀一と麗奈との会話シーンが多いことだろうか。ここは最初から追いかけている方なら感無量になること請け合いだし、<b><u>今から追いかける方は(もちろん今まで追いかけてきた皆さんも)ぜひ、これはもう本当にお願いしますけれども、これまでアニメ化されてきたTVシリーズと劇場版とリズと青い鳥とせっかくなのでオーディオドラマの「きらめきパッセージ」を全て味わってから見てほしい</u></b>。なぜここでこんなことを言うのか、こんな行動をするのか、という引用めいたセリフやカットが、これでもかと詰め込まれているので。さらに実はおっかねえことに(以下ネタバレにつき削除)<br />
<br />
<br />
<br />
やや傍にそれるかもしれないが、その引用めいたセリフやカットは過去のシリーズから単純に持ってきているものもあれば、「あのときはおそらくこうだったはず」的なものもさりげなく含まれるようである。自然な日常描写は京都アニメーションの真骨頂だが、難しいカットを飄々と繰り出してくるさまは、「ユーフォ3」の見どころのひとつと断言できるし、昨今のアニメ製作環境において多くの現場から伝え聞こえてくる基礎技術の不在/喪失に対する、京アニからの160km/h超え豪速球というかずしりと重いパンチの連続というかフェルンが息もつかせぬ勢いで繰り出す<ruby>一般攻撃魔法<rp></rp><rt>ゾルトラーク</rt><rp></rp></ruby>というか…これはもう実際に見てもらうしかなかろう。アニメを解像度高く見てる人ほどショックは大きいと想像する。<br />
<br />
<br />
<br />
いま書ける内容としてはこのくらいだと思う。黒沢ともよ嬢をはじめ舞台挨拶に立たれた声優の皆さんが口々にアフレコ現場のぜいたくさを語っていたが、それは京アニ、「『響け!』製作委員会2024」がこの作品に対して並々ならぬリソースを注いでいる証拠である。2024年春アニメは話題作が目白押しのなか、いろいろあったけど結局9年続いた「高校の吹奏楽部という部活の努力と友情と勝利と挫折と感情の物語」の続編を皆さんがどのように受け止めるのか、2024/04/07のその日を待つことにする。<br />
<br />
<br />
<br />ちなみに舞台挨拶で述べられた通り、偶然にも9年前の4月7日にTVシリーズ1期第一回が放映されたそうなので、縁は奇なもの、思えば遠くへ来たもんだ、などと考えたりもしている。<br />
<br />
そして、次の曲が始まるのです。<br />
<br /><div style="text-align: center;"><iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/Lmjt1Jw9sbM?si=x3RjxweKyqdSSf2R" title="YouTube video player" width="560"></iframe></div>
imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-11125487008287374122023-12-14T16:00:00.004+09:002023-12-14T17:36:30.235+09:00Mac/iOS/iPad OS版Safariで開いたWeb版X(旧Twitter)からMastodonとBlueskyへ直接クロスポストするtwitter-to-bskyを使ってみるここしばらくテストしていた環境が安定したので、急ぎメモ書きを公開。<br />
<br /><a href="https://twitter.com/">X(旧Twitter)</a>がこの先どうなるか分からんので他のSNSへ脱出を考えている方は多いと思う。いまいち決め手に欠けるとは言え、分散型をうたい既に一定の評価を得ている<a href="https://joinmastodon.org/ja">Mastodon</a>や、将来性を見据えて<a href="https://bsky.app">Bluesky</a>等へ移動する方が多いようだが、ノイズを含む情報量はいまだにX(旧Twitter)にアドバンテージがある。<br />
<br />
この状況では完全移籍ではなく並行して使い続けるのが妥当だが、かと言って各SNSを使い分けるのもいまいちめんどくさいという場合、同一内容を複数のSNSへ投稿するクロスポストという手がある。<br />
<br />
X(旧Twitter)とMastodonのクロスポストは<a href="https://buffer.com">Buffer</a>というサービスとそのクライアントアプリを使えば以前から可能でワタシも使っていたが、先日、これにBlueskyも含めたクロスポストが可能なユーザースクリプトを見つけたので、さっそく使ってみた。設定がうまくいけば、X(旧Twitter)のWebアプリから気軽にクロスポストできるようになる。個人的には快適だけど、自分がたまたまうまくいっただけかもしれないので当然ながら無保証無サポート、試す場合は自己責任でお願いします。<div><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj80oCukzJfBN4iNJ2nv9KYdUzHT5FI70773sx2zHasgRsg-t63E7QonZjBjFByH6PTMhzkvD19L4b5SlaZh5-mkPup9RIMxRJY9MV-PSnTJ4uB0AstC7X_ANdLM2nAI8PJWDeVZMSIePpnwaebl-RowGDqgSekrbtpOWhOwTfAdfWoeBHp1Fsuk2hd1CAT/s577/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202023-12-14%2015.30.19.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="363" data-original-width="577" height="201" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj80oCukzJfBN4iNJ2nv9KYdUzHT5FI70773sx2zHasgRsg-t63E7QonZjBjFByH6PTMhzkvD19L4b5SlaZh5-mkPup9RIMxRJY9MV-PSnTJ4uB0AstC7X_ANdLM2nAI8PJWDeVZMSIePpnwaebl-RowGDqgSekrbtpOWhOwTfAdfWoeBHp1Fsuk2hd1CAT/s320/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202023-12-14%2015.30.19.png" width="320" /></a></div><div><br />
<a name='more'></a>
ユーザースクリプトを最初から説明するのはめんどくさいので省略。必要なものは以下。<br />
<ul style="text-align: left;"><li>機能拡張が追加できるWebブラウザ。PCだけで使うならデファクトスタンダードのChromeがいちばん安定しているが、Firefoxでも何とかなりそう(未確認)。ワタシの場合、今回はMac / iPhone / iPadで使いたかったので、Safariを使用。念のためアップデートして最新にしておくこと。</li><li><a href="https://www.tampermonkey.net">Tampermonkey</a>(または互換性のある機能拡張)。ユーザースクリプトを上記のWebブラウザで実行させるためのものだが、かなり前に大ブームになったあとWebブラウザの高機能化に反比例してすっかり下火になってしまったので、それっぽいものをいろいろ試して動くか確認する必要がある。Safariの場合は、<a href="https://apps.apple.com/jp/app/stay-for-safari/id1591620171">Stay</a>という機能拡張がMac / iPhone / iPadで使えて後述のスクリプトが動作したので今回はこちらで。</li><li><a href="https://greasyfork.org/en/scripts/478614-twitter-to-bsky">twitter-to-bsky</a>。今回の肝となるユーザースクリプト。中身はjavascriptで書かれていて単独では実行できないので、先のTampermonkey(または互換性のある機能拡張)に読み込ませて動かす必要がある。</li></ul>
■Mac版Safariの場合<br />
<ol style="text-align: left;">
<li>Mac App Storeから最新のStayをダウンロードする。</li>
<li>Safariの設定で機能拡張のStayが有効になっているのを確認する。</li>
<li>アプリケーションのStayを起動してtwitter-to-bskyを読み込ませる。問題なく読み込ませたら、<u>スクリプトの設定をAutoまたはContentsにする</u>こと。なおStayの設定でバッジ表示を有効にしておくと何かと便利。</li>
<li>Safariを再起動またはX(旧Twitter)を再読み込みして、Stayに読み込ませたtwitter-to-bskyにバッジが表示されず問題なく動いていることを確認する。</li>
<li>twitter-to-bskyの説明書き通りにMastodonとBlueskyの各アカウントに関する情報を記入し保存。</li>
<li>X(旧Twitter)に表示されるMastodonとBlueskyの☑️にチェックを入れてポストし、指定のMastodonとBlueskyの各アカウントに同じ内容が投稿されるかテスト。なお<u>最初に起動したときアクセス制限を求められるけど(セキュリティ的にはあまりおすすめできないが)「すべてのサイトで許可」を選ぶこと</u>。また、ポスト後の処理にやや時間がかかるので、落ち着くまで少し待った方がいい。</li>
<li>テストの結果が問題なければ完了。おめでとう!必要に応じてMastodonとBlueskyの☑️をつけ外しして使い分けよう。</li></ol>
■iPad版Safariの場合<br />
<br />
基本的にはMac版と同じ方法でいけるはずだけど、うまくいかない場合は下記のiPhone版Safariの場合を試してみること。<br />
<br />
■iPhone版Safariの場合(<u>荒技で乗り切る必要があるので非推奨</u>、試すなら自己責任で)<br />
さて問題はこちら。iPhone版SafariではPC用X(旧Twitter)を表示できないので、普通の方法ではMac版Safariの場合の5. で説明した設定がそもそもできない。仕方ないのでtwitter-to-bskyのソースを書き換えることで強引に対処する。変更するのは以下の4点。
<div style="text-align: left;">
<ul style="text-align: left;">
<li>133行目の後半<br />'' で囲まれた部分のMastodonのサーバURLを変更(デフォルトで 'https://mastodon.social' となっているのを 'https://mstdn.jp' など自分の使うサーバのURLに変える)。</li>
<li>134行目の後半<br />'mastodon_api_key', '' の後半の '' (シングルクオーテーション2つ)で囲われている中に、Mastodonサーバへアクセスするために生成したAPIキーを貼り付ける。<br />'mastodon_api_key', '' → ''mastodon_api_key', 'XXXXXXXXXX' みたいにする。</li>
<li>140行目の後半<br />'bsky_handle', '' の後半の '' の中へ、上記と同様にBlueskyの bsky_handle 値を貼り付ける。<br />'bsky_handle', '' → bsky_handle', 'YYYY.YYYY.YYYY' みたいにする。</li>
<li>141行目の後半<br />'bsky_app_password', '' の後半の '' (シングルクオーテーション2つ)で囲われている中へ、Blueskyサーバへアクセスするために生成したアプリパスワードを貼り付ける。<br />'bsky_app_password', '' → 'bsky_app_password', 'ZZZZ-ZZZZ-ZZZZ' みたいにする。</li>
</ul>
上記を保存したらStayやSafariを一旦終了して起動し直し、Mac版やiPad版のときと同じようにテストする。問題なく動いたら儲けもの。うまく行かない場合は機能拡張を無効化してtweet-to-bskyを削除して、できればStayも一旦削除して、最初からやり直してください。<br />
<br />今朝Mac向けのStayがアップデートされたためか、ようやく安定したようなので備忘録を兼ねて急ぎメモ書きしてみた。あとでスクリーンショット等を追加するなど手直しするつもりだけど、注意点としては画像など添付したポストはだいたいエラーになるので避けるのと、X(旧Twitter)のツリー化ポストは他のSNSでは無視されて独立した投稿になるのと、そもそもクロスポスト自体があまり好まれない場合があるらしいので、そのあたり事前に確認しておくのが無難だと思います。</div></div>imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-70485486250046589292023-09-18T11:55:00.000+09:002023-09-18T11:55:05.053+09:00とにかく列車に乗れ、話はそれからだ 〜 映画「アリスとテレスのまぼろし工場」レビュー(ネタバレあり)岡田麿里監督・脚本のアニメ映画「<a href="https://maboroshi.movie">アリスとテレスのまぼろし工場</a>」を見ました。以上。<br />
<br />
…で終わらせたいくらい、この作品には個人的なとっかかりが薄い。その一方で、本当は直視したくないワタシ自身の過去を思い出させるところも相変わらずあって、映画館から出てきて時間が経った今でも 🤔 ←こんな顔をしている。<br />
<br />
というわけで「アリスとテレスのまぼろし工場」は、正直に言って見る人を選ぶし賛否両論だろうし、そもそもつまらないと切って捨てられるかもしれない、ということを前置きしたうえで、話を進めたいと思う。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgBfqB1qHyc42nOxROBFDsnv4SFJxcJS3C2daMWbCBrWSUM1UA5CuSzRGgmy5i_q7NF5bqlu65ZjFp9mp7_2jwyjpgo6Aazg_H3cGLsuUH9EpgcClrlv4HxXS6sCDOH2WuACcVN3FD-lBWeyFvqYO6ouVfD9QJY0VY5g-arUZQ5ZEaKI6f3ZdswNt0oDu_M/s2400/kv4.jpg" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="1202" data-original-width="2400" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgBfqB1qHyc42nOxROBFDsnv4SFJxcJS3C2daMWbCBrWSUM1UA5CuSzRGgmy5i_q7NF5bqlu65ZjFp9mp7_2jwyjpgo6Aazg_H3cGLsuUH9EpgcClrlv4HxXS6sCDOH2WuACcVN3FD-lBWeyFvqYO6ouVfD9QJY0VY5g-arUZQ5ZEaKI6f3ZdswNt0oDu_M/s320/kv4.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
<a name='more'></a>
<br />
<br />
<br />
まずタイトル。「まぼろし工場」は内容そのままなんだが、「アリス」と「テレス」は誰なのか、判然としない。そして元ネタのアリストテレス(と哲学的なモチーフ)はどこに描かれていたのか、全く思い出せない(ギリシャ哲学でいいんだっけ?詳しい方がもしこの映画を見たら、そのあたりを考察してくれると助かる)<br />
<br />
そもそも、この「まぼろし工場」という作品は、筋立てがひどく分かりづらい。神様が宿る鉱山で鉄鉱石を掘り続けてたら神様が怒って製鉄工場とその城下町と住民を丸ごと一種のタイムカプセルの中へ閉じ込めて、住民たちは少しでも変化したら、身体に亀裂が走った挙句に神様の使い=神機狼(しんきろう、と読む。中二病まる出しのネーミングだが作品内では大真面目に語られる)に食われてしまう。その状況下で生き残るため、住民たちは曇天の冬の毎日を、昨日と変わっていないことを自己申告する「自分確認票」を書きながら過ごしている。<br />
<br />
ここまで書いて、やはりどう考えても設定に無理があると感じてしまう。神様に閉じ込められた住民たちに「生きるために変わってはいけない」と説くのは、神様を祀っていた家の末裔の狂人(断言)で、彼の常軌を逸した言動がこの強引極まりない設定を説明するのだが、見ている最中でも 🤔 ←こんな顔になった。<br />
<br />
という、お話として成立してるのか分からず不安に駆られるうち、表面上の主人公である1人の男の子…正宗と、2人の女の子…睦美と五美の存在が浮き彫りになってくる。<br />
<br />
正宗は絵が上手く将来はイラストレーターになりたいと思っているが、それを大々的に公言したら身体に亀裂が入って神機狼に食われてしまうので、「自分確認票」の提出を拒み続けるというささやかな抵抗をして過ごしている。<br />
<br />
睦美は正宗の同級生だが性格がかなり悪く正宗とは仲が悪い。が、その裏側に、性格を悪くさせられた秘密を持っている。<br />
<br />
五美はまだ幼く、純真無垢である。彼女は、神様によって作られた異様な世界の外側からやってきて、狂人主導のもと、養育を放棄されながら存在を隠されていた。<br />
<br />
<br />
<br />
岡田麿里監督あるいは脚本の作品で、この「〜される」という受動体が現れたときは、警戒を怠ってはならない。<br />
<br />
<br />
<br />
結局のところ、この奇妙な筋立てや設定は、この3人、いや、正宗は狂言回しみたいなものなので忘れて良く、2人の女の子を描くために用意されたものである、そういう映画だと思う。<br />
<br />
<br />
<br />
いわゆる秩父三部作と言われる通り、岡田麿里監督が秩父で過ごした経験が作家活動のベースになっていることは論を待たない。「まぼろし工場」の舞台は製鉄工場があり海にも近そうなので厳密には秩父ではないが、巨大な工場の向こう側に見える山並みの風景は、やはり秩父を強く思い起こさせる。<br />
<br />
そのような舞台で描かれる2人の女の子は、岡田麿里監督の分裂した自分自身なのだろう、という結論は、おそらくこの映画の感想をつづった他の記事を当たれば山ほど出てくるだろう。ワタシもそこには異論が無い。良く言えば集大成、悪く言えば芸風に幅が無い。この人はいつまで過去に囚われているんだろうか。<br />
<br />
<br />
<br />
…「囚われている」という「受動体」、それこそが、「まぼろし工場」の真のテーマかもしれない。<br />
<br />
<br />
<br />
睦美は最後に様々なしがらみを引き受けると決断し、囚われ続けることを選ぶ。五美は物理的に囚われ続けた街とその日々から、外の世界を走る貨物列車に乗るという強引なやり方で抜け出す。そのどちらも、岡田麿里という個人が体験してきたものごとの照射なのだろう。<br />
<br />
なので、「まぼろし工場」のクライマックスシーンである貨物列車上で睦美が五美に言い放つ言葉、エピローグでの五美のモノローグ、ここに到達してはじめて、まぼろしに包まれたこの映画は真の姿を現すのである。<br />
<br />
<br />
<br />
最後に。この崩壊寸前の物語に強い説得力を与えたスタッフの皆さん…個人的には特に作画と背景と撮影、それから、睦美役が上田麗奈さんでなければ、また、五美役が久野美咲さんでなければ、この物語は成立しなかったと断言するほどの賛辞を送りたいと思う。<br />
<br />
<br />
<br />
これから見る方はぜひ、クライマックスシーンとエピローグの、2人の女の子のリアルな声を堪能してください。<br />
<br />
<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/CUenxyQYMjs?si=GlmdxtGSlCLE5iXS" title="YouTube video player" width="560"></iframe> <div><div style="text-align: center;"><span style="font-size: small;">(主題歌の中島みゆきエフェクトは意外なことに弱かったです)</span></div><br /></div>imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-87421525185964042432023-09-17T20:49:00.002+09:002023-09-17T21:07:41.189+09:00バーチャルイン・リアルアウト 〜 映画「グランツーリスモ」レビュー(になってない何か)1997年末に初代プレイステーション用に「グランツーリスモ」が、1999年末に「グランツーリスモ2が発売された。<a href="https://www.bandainamcoent.co.jp/cs/list/negcon/">ナムコのネジコン</a>を駆使して様々な車種を走り込んでは、まるで実写のようなリプレイを飽きずに眺めていたことを思い出す。ちなみにこの時期は<a href="https://www.imgd.net/2016/02/going-20-to-zero.html">ようやく自分のお金を使って自分のクルマを買った時期と重なっている</a>。まあ<a href="https://www.moto-auc.com/report/else/vol228rf400r">スズキRF400RV</a>を乗り回していた頃でもあるけど。<br />
<br />
<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/jJYblhfLuwk?si=-qfsFIyRrOxu_tsb" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe>
<br />
<a name='more'></a>
<br />
いきなり話が逸れた。もともと古のスーパーカーブーム以来のクルマ好きであることは自覚していたが、この「<a href="https://www.gran-turismo.com/jp/">グランツーリスモ</a>」というゲームは、そういう連中に大きな驚愕をもたらした。例えば「リッジレーサー」には見向きもしなかった旧友がハマったとかいう話は、それこそゴロゴロある。<br />
<br />
その理由は端的に言えば「ひたすらリアルを追求する姿勢」という点で(おそらくは現在の最新作においても)一貫している。「その車種をそのように運転すればそのようになる」という、実際に行わなければ知ることができない挙動が、ゲーム上で再現されている。例えばコーナリング時に発生するFFのどアンダー、FRのパワードリフトとそのお釣り、ミッドシップの唐突なスピン状態、そういった駆動方式による差は当たり前で、収録されている車種ごと、車種でもグレードごとに表現される微妙な違いがコントローラー越しに体感できて、これはゲームではなくシミュレーターの名に相応しいと思った、というのは今ちょっと盛ったごめん。<br />
<br />
プラットフォームが進化し表現が深まった「グランツーリスモ4」で、ワタシはリアルサーキットの洗礼を受けることになる。ナムコのアーケードゲーム「ポールポジション」以来、何度走ったか分からない富士スピードウェイや鈴鹿サーキットなら何とか対応できる。しかし、世界的に難コースとして知られるラグナ・セカ、ニュルブルクリンク、そしてル・マン・サルテサーキットで耐久レースに挑んだとき、ワタシの実車でのスポーツ走行で得た自信やセオリーみたいなものがまるで通じず、初めての道を走るときのように充分なマージンを取って走るため、結果として思ったようにタイムが伸びない。<br />
<br />
<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/DKo8MGd4Alg?si=lGd2gARWW7JmubWn" title="YouTube video player" width="560"></iframe>
<br />
このゲーム、いや、シミュレーターで上位を目指すなら、実車と同じように走り込みを重ねるしかない。<br />
<br />
そんな悠長なことやってられるか、ワタシはレーサーじゃないんだから。<br />
<br />
いつしかコントローラーを放り出し、リアルのクルマとも次第に疎遠になって、「グランツーリスモ」シリーズというゲームあるいはシミュレーターとはずいぶんと距離ができて、現在に至る。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiiETgvaFsOMord77oNxxvIa1VaSuQ3vIwbsKWJg6L9xNKJ8dOeJ9CLAtGDBSrkY5lwkV4cAFmtxD_IU04g2r9H20BeOwRuvGx_43EJm2vLN5xe6wmmt7gV0T8_5ahpCmYOwiDJhZW7ELpOlX1jouRJmwGRk5TQ5tclKo1EtepHxvhI7KZ8vjeMadlXuYkG/s640/nikko.jpg" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="640" data-original-width="480" height="400" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiiETgvaFsOMord77oNxxvIa1VaSuQ3vIwbsKWJg6L9xNKJ8dOeJ9CLAtGDBSrkY5lwkV4cAFmtxD_IU04g2r9H20BeOwRuvGx_43EJm2vLN5xe6wmmt7gV0T8_5ahpCmYOwiDJhZW7ELpOlX1jouRJmwGRk5TQ5tclKo1EtepHxvhI7KZ8vjeMadlXuYkG/s400/nikko.jpg" /></a><span style="font-size: x-small;"><div style="text-align: center;">(ほんのちょっとだけがんばったという証拠画像)</div></span></div>
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そしてようやく本題、<a href="https://www.gt-movie.jp">映画「グランツーリスモ」</a>である。<br />
<br />
映画の宣伝文句には「実話に基づく」と書いてある。グランツーリスモ、というかこの場合はソニーと開発元のポリフォニーデジタル、が仕掛けた「GTアカデミー」の噂は知っていたが、どうやらそれを映画化したものらしい。<br />
<br />
せっかくだから、と池袋のグランドシネマサンシャインのドルビーシネマ上映回を選んで見た。<br />
<br />
その映画には、ワタシがやってられんと放り投げたコントローラーを諦めずひたすら握り続けて、バーチャルからリアルのレーサーに成り上がった、ひとりの青年の物語があった。<br />
<br />
彼に対するゲーマーいやクルマ好きとしてのシンパシー、シミュレーターでありながらリアルを追求する姿勢へのリスペクト、そもそも本作の主役メカである通称R35・<a href="https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/gt-r.html">日産GT-R</a>をはじめ、限りなく美しくダイナミックに映される実車の姿。<br />
<br />
「グランツーリスモ」を映画にするならこれしかあり得ないと思うほど決定的だし、モータースポーツ映画としても、また、いわゆるサクセスストーリーものとして見ても秀逸だし、これは本当にいいものを見られたと思って、部屋に帰ってきて情報を調べ始めて、あらためて驚いた。<br />
<br />
この映画を撮ったニール・ブロムカンプ監督は、何といっても某氏宅で見た「<a href="http://db2.nbcuni.co.jp/contents/hp0002/list.php?CNo=2&AgentProCon=44358">第9地区</a>」の印象が大きい。あの作風からは想像がつかなくて最初は何かの間違いかと思ったほどだが、冷静になってみると、この3DCG全盛の時代にあって実写やエキストラを多用するスタイルは、SFなのにリアリティを強く感じさせるその人のものだ、と思った。<br />
<br />
考えてみれば、「グランツーリスモ」は、シリーズ途中から「登場する車種全てのエンジン音を実際にエンジンルームへマイクを突っ込んで収録して使う」といったクレイジーなことをやっている。映画「グランツーリスモ」においても、世界各地のサーキットでの撮影を敢行したらしい。それも劇中に登場するライバルチームとその車両とそのクルー役の数百名を、実際の国際レースと同様に世界各地へ移動させながら。さらに、主役の俳優が運転シーンを演じる際のスタントは、物語のモデルになった実在のレーサーが実際にその車両を運転しながら収録したらしい。このあたりはさっきネット上のインタビューを読んだばかりで驚きを通り越して呆れているのだが…。<br />
<br />
<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/fpFMBx6n_LY?si=oAxKTU0j5Pa6NSdv" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe>
<br />
そして、シミュレーターとしての「グランツーリスモ」を超えた点がある。シミュレーターを実際に走ってみれば描かれていない点がいくつかあるのは誰でも分かることだが、映画は実話に基づいているので、その描かれていないもののひとつ…死の恐怖を扱っている。ちょっとした自動車事故でも心身ともに大きなダメージを負うのは誰でも想像がつく(もしくは実際に体験している)だろうが、レーシングスピードで起こるアクシデントは、どんな些細なものでも死に直結している。それに直面したときどう対応するかが、人生を二分する、そういう残酷な葛藤を逃げずに描いた点も、あくまで「映画として」リアルに徹しようとしたからだと思う。<br />
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<br />
この、本来はエンターテインメントでありながら馬鹿正直にリアルを追求するアプローチの精神、それが常に自動車という文化への愛に注がれている点こそが、「グランツーリスモ」というコンテンツの本質なのであろう。<br />
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繰り返しになるが、この「グランツーリスモ」という映画、クルマ好きやゲーマーはもちろん、スポーツものとしても、またはサクセスストーリーものとしても、見応えのある作品である。そして、現代のクルマが放つ、暴力的なまでの美しさとスピード感に映像と音の両面から思いっきりぶん殴られてほしい。安心してください、これは映画なので、リアルにあなたの生命を奪うことはないであろうから。少なくとも、座っている席が3ケタkm/hの速さでいきなりスピンしたり劇場外に吹っ飛んだりはしません、たぶん。<br />
<br />
<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/wpk2w5YNrx8?si=R9D_Lp98pwl7ESPe" title="YouTube video player" width="560"></iframe>
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(…やっぱ枯葉で泣くよねえ枯葉で)imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-19557014212002217392023-08-22T20:37:00.003+09:002023-08-25T17:34:59.380+09:00ブリッジ:特別編 響け!ユーフォニアム 〜アンサンブルコンテスト〜 レビュー(ネタバレあり)<div style="text-align: center;">黄前久美子が"窓"を開けるのが上手いなら</div><div style="text-align: center;">京アニ(特に小川太一副監督)は"橋"をかけるのが上手い</div>
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公開初日の朝イチの回を見終わって、率直にそう思った。<br />
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ファン待望という言葉にするのも足りないほど待ち望んだ新作、<a href="https://anime-eupho.com/" target="_blank" title="『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』公式サイト">『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』</a>(以下アンコン編と呼称)が8月初旬に公開されて、その週末の金土で4回見て、劇場で買えるBlu-rayディスクを部屋で何度も見直して、すっかり話やカットなどを暗記するくらいのところまで来た…はさすがにオーバーだった。まずはどんな形であれ「ユーフォの新作が見られる」というのは慶事以外のなにものでもない。<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj7DQMds3VXLutGI-KqXu8zQji9XIubFLXX5jDke0asZHDYa5vmLkNaYRcYBecIxcKeP05_lBgpp37jKC1b1PYDhTOkENPuMTspXPBuiwS7iMoUhApzp0Il037H8WC-jImkqsBGjk6VF_8d_mmVM-2NElrKZIy0u7s83zCOK7Ca7Xg27YqhDPFtCvtIO5dD/s1920/mainvisual.webp" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1195" data-original-width="1920" height="249" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj7DQMds3VXLutGI-KqXu8zQji9XIubFLXX5jDke0asZHDYa5vmLkNaYRcYBecIxcKeP05_lBgpp37jKC1b1PYDhTOkENPuMTspXPBuiwS7iMoUhApzp0Il037H8WC-jImkqsBGjk6VF_8d_mmVM-2NElrKZIy0u7s83zCOK7Ca7Xg27YqhDPFtCvtIO5dD/w400-h249/mainvisual.webp" width="400" /></a></div></div>
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<a name='more'></a>
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そのアンコン編は、前作の映画<a href="https://movie3.anime-eupho.com/" target="_blank" title="『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』公式サイト">『誓いのフィナーレ』</a>のラストで明かされる主人公・黄前久美子が北宇治高校吹奏楽部の部長に就任するところから、既にTVシリーズとして制作および2024年春の放送が決定している久美子3年生編の間を繋ぐ、やや短めの映画という形になった。<br />
<br />
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">心に響いた名シーンを募集した<<a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%9F%BF%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#響ユーフォ</a>>⑩<br /><br />『劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜』からこちらをご紹介🎺<br /><br />『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』<br />劇場上映まであと1⃣日!<a href="https://t.co/3yYLUbYcBB">https://t.co/3yYLUbYcBB</a><a href="https://twitter.com/hashtag/anime_eupho?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#anime_eupho</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_アンコン</a><a href="https://t.co/Qyke3QqkM7">https://t.co/Qyke3QqkM7</a> <a href="https://t.co/dwdEWxy8JM">pic.twitter.com/dwdEWxy8JM</a></p>— アニメ「響け!ユーフォニアム」公式 (@anime_eupho) <a href="https://twitter.com/anime_eupho/status/1687040619900723200?ref_src=twsrc%5Etfw">August 3, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<br />
<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/w8Kyfk9Ff58" title="YouTube video player" width="560"></iframe>
<br />
だが映画の尺と密度は必ずしも比例しないというのは何度も味わったが、アンコン編がこんなに賑やかで、かつ密度がここまでみっちりしているのは、さすがに驚いた。<br />
<br />
久美子部長と関係の深いいつものメンバーはもちろん、特に<a href="https://liz-bluebird.com/" target="_blank" title="『リズと青い鳥』公式サイト">『リズと青い鳥』</a>や『誓いのフィナーレ』で登場しながら、それぞれの映画の語り口の違いで印象に濃淡がついてしまった同級生や後輩たちの活躍の場がふんだんに盛り込まれているのが、何より嬉しい(月永求くんだけセリフが無かったのが不思議ではあるが、彼が無口だからということで納得しておく)。特に『誓いのフィナーレ』で場を引っ掻き回しながら最後は悔し涙に暮れた久石奏の、久美子部長の周りにちょろちょろ顔を覗かせたり何かと口出ししてはおどける姿は、本作のマスコットが彼女であり、この映画のポジティブなテーマ…リラックスしながら再出発を図る…を象徴しているといえよう。<br />
<br />
というか、アンコン編での久石奏はまるで"猫"である。<br />
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』半券キャンペーン実施中🎵<br /><br />ご鑑賞した半券で応募すると、抽選で豪華賞品をプレゼント! ぜひ何度でも本作をお楽しみください✊<br /><br />🔻キャンペーンページはこちら<a href="https://t.co/ih3JKZOFOP">https://t.co/ih3JKZOFOP</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_アンコン</a><a href="https://twitter.com/hashtag/anime_eupho?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#anime_eupho</a> <a href="https://t.co/gb4R0PqY7Y">pic.twitter.com/gb4R0PqY7Y</a></p>— アニメ「響け!ユーフォニアム」公式 (@anime_eupho) <a href="https://twitter.com/anime_eupho/status/1690271904676872192?ref_src=twsrc%5Etfw">August 12, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
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<br />
実はアンコン編には、一言で表せるキーワードが随所に散りばめられている。冒頭の「"窓"を開けるのが上手い」は鎧塚みぞれが久美子をそう評したものだし、この物語の主役と言っていい釜屋つばめが演奏のタイミングを掴むきっかけになったのは、久美子部長が指摘した"息"だったりする。他にもそういった、これまで北宇治高校吹奏楽部を成してきたキーワードが、この作品にはうまく重ねられているように思う。<br />
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_アンコン</a> 感想投稿キャンペーン実施中🎵 <br /><br />ダウンロードOKの場面カットも配布しますので、お好きなシーンと一緒に「<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3%E6%84%9F%E6%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_アンコン感想</a>」をつけてたくさんの感想をお寄せください!<br />投稿いただいた方に、抽選で豪華賞品をプレゼント!<br /><br />豪華賞品はこちら🎁<br />♪A賞<br />直筆サイン入り… <a href="https://t.co/Z712XcleuM">pic.twitter.com/Z712XcleuM</a></p>— アニメ「響け!ユーフォニアム」公式 (@anime_eupho) <a href="https://twitter.com/anime_eupho/status/1689116348146962433?ref_src=twsrc%5Etfw">August 9, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<br />
<br />
<br />
さてここで、この記事のタイトルに書いた音楽用語の"ブリッジ"という言葉の意味を調べてみよう。ヤマハさんの<a href="https://www.ymm.co.jp/word/data.php?key=%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%B8%EF%BC%BBbridge%EF%BC%BD" target="_blank" title="音楽用語ダス|ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス - 楽譜/書籍/雑誌/音楽ソフト/通販 -">音楽用語ダス</a>によると、<br />
<br />
<blockquote>
ブリッジ[bridge]<br />
楽曲の中間部分で冒頭のテーマとは異なるメロディーを持つ部分を指す。</blockquote>
<br />
とある。つまり(石原立也監督や小川太一副監督等が各インタビューで明言している通り)アンコン編は『誓いのフィナーレ』から久美子3年生編での間で、彼女が何を考え、どのように行動したかを、これまでとはちょっと違った角度で見せてくれているブリッジ、ということである。<br />
<br />
<br />
<br />
映画の冒頭、久美子部長がユーフォを吹いて一言「いい感じ」と呟く、それと(この映画屈指の名シーンである)久石奏のシャドーボクシングは、『誓いのフィナーレ』冒頭でやった「これが私の生きる道」から続くPUFFYリスペクトだし(後者は某氏の指摘で気づいて腑に落ちた)、OPの写真の数々、久美子部長の「北宇治ファイト」の掛け声、EDの青枠+石原監督直筆の書き文字アニメなど、長いこと積み上げてきたユーフォならではの(劇中では2年も経っていないはずの)セルフオマージュを見せることで、シリーズ全体の橋渡しをしている。<br />
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_アンコン</a><br />メイキング映像その③公開!📢<br />\<br /><br />Cut.002… <a href="https://t.co/wnirTa0zJy">pic.twitter.com/wnirTa0zJy</a></p>— アニメ「響け!ユーフォニアム」公式 (@anime_eupho) <a href="https://twitter.com/anime_eupho/status/1692144121769820410?ref_src=twsrc%5Etfw">August 17, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">久石パンチって誓いのフィナーレのこれが私の生きる道からのアンサーだと思ってしまってる<a href="https://t.co/tlPPRCoeBg">https://t.co/tlPPRCoeBg</a></p>— B.Toriyama (@STUD10IO5) <a href="https://twitter.com/STUD10IO5/status/1687733129044496384?ref_src=twsrc%5Etfw">August 5, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_アンコン</a><br />メイキング映像その②公開!📢<br />\<br /><br />Cut.429… <a href="https://t.co/NktP7unlNJ">pic.twitter.com/NktP7unlNJ</a></p>— アニメ「響け!ユーフォニアム」公式 (@anime_eupho) <a href="https://twitter.com/anime_eupho/status/1691787654269149361?ref_src=twsrc%5Etfw">August 16, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/_PCo5z77Sto" title="YouTube video player" width="560"></iframe>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【8/6(日)舞台挨拶 質問大募集🎵】<br />キャストや監督に聞きたいことを大募集!<br />「<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E8%88%9E%E5%8F%B0%E6%8C%A8%E6%8B%B6%E3%81%A7%E8%B3%AA%E5%95%8F?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_舞台挨拶で質問</a>」をつけて投稿してください🎵<br />当日に質問が紹介されるかも✨<br /><br />✅締切 8/6(日)10:00まで<a href="https://twitter.com/hashtag/anime_eupho?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#anime_eupho</a> <a href="https://t.co/weBkKZHkhU">pic.twitter.com/weBkKZHkhU</a></p>— アニメ「響け!ユーフォニアム」公式 (@anime_eupho) <a href="https://twitter.com/anime_eupho/status/1687720341198479360?ref_src=twsrc%5Etfw">August 5, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_アンコン</a><br>8/27(日)MOVIX伊勢崎<br>アンサンブルコンサート付き上映会🎵<br><br>チケット好評販売中🎟️<a href="https://t.co/c1D1KyV6no">https://t.co/c1D1KyV6no</a><br><br>伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校の吹奏楽部の皆さんによる アンサンブルコンサートをどうぞお見逃しなく🎷<a href="https://twitter.com/hashtag/anime_eupho?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#anime_eupho</a> <a href="https://t.co/2rYMMnlss5">pic.twitter.com/2rYMMnlss5</a></p>— アニメ「響け!ユーフォニアム」公式 (@anime_eupho) <a href="https://twitter.com/anime_eupho/status/1694982947676533197?ref_src=twsrc%5Etfw">August 25, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
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そして、このように作品の間のブリッジとして作られたアンコン編の鍵になる楽器が、「"橋"の形をしているマリンバ」というのは、狙ってやったなら、原作の武田綾乃先生と脚本の花田十輝先生にしてやられたし、偶然マリンバが選ばれてああいう描かれ方がされたなら、石原監督と小川副監督は本当にアニメが上手いと脱帽せざるを得ない。<br />
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_アンコン</a><br />メイキング映像その⑤公開!📢<br />\<br /><br />Cut.380… <a href="https://t.co/lhQrfUqCx5">pic.twitter.com/lhQrfUqCx5</a></p>— アニメ「響け!ユーフォニアム」公式 (@anime_eupho) <a href="https://twitter.com/anime_eupho/status/1692870619548058027?ref_src=twsrc%5Etfw">August 19, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
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高い技術を持ちながらなぜかタイミングが合わず伸び悩んでいた釜屋つばめの演奏を観察した久美子部長(余談だが、こういうときの"瞳"のニュアンスに富んだ描写も相変わらず見事)が、同じ奏者の立場からアドバイスを送られたことで「合奏」の何たるかを掴み演奏が楽しくなり自信が増し(これはつまり<a href="https://tv.anime-eupho.com/story/06/">TVシリーズ1期第六回「きらきらチューバ」</a>の再話でもある)、ついには渡り廊下の「谷」を久美子部長と一緒にマリンバという「橋」を架けて乗り越えて進む、あの何気ない場面の純粋で爽やかな雰囲気は、<a href="https://tv.anime-eupho.com/story/ex/">TVシリーズ番外編「かけだすモナカ」</a>に通じるものがある。<br />
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">【<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_アンコン</a> スタッフ見どころ紹介🎵】<br><br>♪注目ポイント/動画検査:藤田奈緒子<br>楽器や基本動作(原画に合わせてストラップを自然に揺らしたり)はもちろんですが、今回はつばめのコンクールに出たい思いがにじみ出た表情でしょうか。心の機微を繊細に描けているところですね。 <a href="https://t.co/sk0UwDHyiT">pic.twitter.com/sk0UwDHyiT</a></p>— アニメ「響け!ユーフォニアム」公式 (@anime_eupho) <a href="https://twitter.com/anime_eupho/status/1694847058992374195?ref_src=twsrc%5Etfw">August 24, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
<br />
ED前、"チーム高坂"が奏でる「フロントライン」に宇治の風景が重なるが、釜屋つばめがチームもなかの仲間と渡った「宇治橋と宇治川」が映し出されたところで、<a href="https://www.imgd.net/2016/09/blog-post.html">ユーフォシリーズは「登場人物たちがあるひとつの街を皆で右や左に行ったり来たりしながら少しずつ進む物語」である</a>と再認識する。さらにアンコン編は8割がたが校内の話で放課後その他の描写は2割程度の、実は『リズと青い鳥』に近い「ほとんど閉じた物語」であると気づいたところで、その密度の高さの理由の一端を理解して、深く納得するのである。<br />
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3%E6%84%9F%E6%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_アンコン感想</a> <br /><br />少しネタバレ<br /><br />体育館への渡り廊下はつばめにとっての宇治橋だったのかもしれない。<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_アンコン</a> <a href="https://t.co/lXkaaPWcWl">pic.twitter.com/lXkaaPWcWl</a></p>— tsun (@tsuntsuku2) <a href="https://twitter.com/tsuntsuku2/status/1690340217323163648?ref_src=twsrc%5Etfw">August 12, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_アンコン</a><br />メイキング映像その④公開!📢<br />\<br /><br />Cut.ED-003… <a href="https://t.co/qmVHE26MVC">pic.twitter.com/qmVHE26MVC</a></p>— アニメ「響け!ユーフォニアム」公式 (@anime_eupho) <a href="https://twitter.com/anime_eupho/status/1692508217484669226?ref_src=twsrc%5Etfw">August 18, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
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京都アニメーションは、<a href="http://tsurune.com">TVシリーズ2期の『ツルネ』</a>あたりから、またひとつ次のチャレンジをしていると感じている。それは「アニメで動きを描く」という段階から「アニメで心の機微を描く」と言えば良いだろうか。3DCG画コンテが普及し立体的で派手に動くアニメが半ば当たり前になった2020年代、京アニはその気になればいくらでもできるそういうアクション表現の先、止まっているように見えて実は豊かに動く、またはその逆を駆使しながら、わずかな揺らぎで全てを語るようなアニメづくりに取り組んでいるように見える。なんせアンコン編でさえ「楽器演奏カットの相変わらずの冴え」「いつもの調子で戯れあっている中川夏紀のロトスコープ的な口の動き」や、果ては「フルアニメーションで作画したらロトスコープどころかフル3DCGに見えてしまっているマリンバの演奏カット」など、手数さえ許せば精緻な動きで見せることは相変わらずの得意分野なのだから。全編でそれをやらないのは、アニメとしてのメリハリの問題と工数のリソース不足、両方あるだろうが。<div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_アンコン</a><br />メイキング映像その①公開!📢<br />\<br /><br />Cut.037<br />「響け!ユーフォニアム」といえば楽器。楽器の表現で技が光るのは「動画」です。… <a href="https://t.co/9bFe4VWU7a">pic.twitter.com/9bFe4VWU7a</a></p>— アニメ「響け!ユーフォニアム」公式 (@anime_eupho) <a href="https://twitter.com/anime_eupho/status/1691420776321437696?ref_src=twsrc%5Etfw">August 15, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ユーフォ_アンコン</a> スタッフ見どころ紹介🎵】<br /><br />♪上映を迎えて/動画検査:藤田奈緒子<br />吹奏楽に対するひたむきな心情描写を丁寧に、力をこめて描いております! 久美子新部長たちの奮闘する日々もそうですが、元部長優子たち3年生の掛け合いはいつ見ても可愛い推しポイントです!<a href="https://twitter.com/hashtag/anime_eupho?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#anime_eupho</a> <a href="https://t.co/xGqzxfW34v">pic.twitter.com/xGqzxfW34v</a></p>— アニメ「響け!ユーフォニアム」公式 (@anime_eupho) <a href="https://twitter.com/anime_eupho/status/1689411236876722176?ref_src=twsrc%5Etfw">August 9, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
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とにもかくにもアンコン編、約1時間ながら十分に見応えのある、体感数十分の素晴らしいアニメ映画である。ユーフォ未見の方は『誓いのフィナーレ』から続けて見るとたぶん良いです。世間一般的には吹奏楽部は体育会系と言われるらしいが、北宇治高校吹奏楽部に集まった愛すべき濃いメンツの個性が弾けるさまを、をぜひ映画館でご堪能ください。<br />
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<a href="https://tv.anime-eupho.com/story/12/">TV版ユーフォ1期第十二話「わたしのユーフォニアム」</a>で、落ち込む黄前久美子に対して川島緑輝は「あなたは月に手を伸ばしたから偉い」と励ましたのを覚えているだろうか?当人たちはすっかり忘れてるかもしれないが、今回現れた「月」の名を含む音楽を「銀色の」ユーフォニアムで奏でる彼女に対し、黄前久美子「部長」は何を思いどう行動するだろう。<br />
<br />
…実は彼女の担当声優をワタシはもう予想していて、それは黄前久美子役の黒沢ともよを隙あらば食ってしまうほどの…これ以上は言うまい。<br />
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そして、次の曲が始まるのです。正確には2024年春から。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg-a9_5KJRTrxjJCh_XNpgpkGX5zLjyxJ6rry6T-hJNmZu3TA8ut6fTa2Jk2FM-XYBpjVqa-HnlMOgB0b2b_gcdfEkTNYoPLwczLKZi15xKelb2MN9OyCvvml3O00r_S3VDphCIJXW311e1HHSJY0k7PS91YIz_aNoHYwCmNG71J6i6Ju6mEl_k-gNofYBi/s586/serieslineup-series08.webp" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="586" data-original-width="420" height="400" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg-a9_5KJRTrxjJCh_XNpgpkGX5zLjyxJ6rry6T-hJNmZu3TA8ut6fTa2Jk2FM-XYBpjVqa-HnlMOgB0b2b_gcdfEkTNYoPLwczLKZi15xKelb2MN9OyCvvml3O00r_S3VDphCIJXW311e1HHSJY0k7PS91YIz_aNoHYwCmNG71J6i6Ju6mEl_k-gNofYBi/w286-h400/serieslineup-series08.webp" width="286" /></a></div></div>imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-9256374992799902492023-08-18T21:28:00.004+09:002023-08-19T10:28:24.918+09:00新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染予防と感染後の療養についての私的メモ2023/08/14夜〜08/15朝:微熱と軽い頭痛・喉の違和感を覚えたが市販の薬を飲んだら治まったので普通に生活<br />
2023/08/15夜:上記症状が復活したので市販薬を飲んで寝る<br />
2023/08/16:朝から上記の症状が続いていたので市販薬を飲んでいったんは治まったが、昼過ぎから急に症状が悪化したように感じたので市販の抗原検査キットを使用したところ思いっきりCOVID-19陽性判定が出たので発熱外来へ行き薬をもらって療養に突入<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjjrho-QDd_qJd0hO1IxtOImCJAyWNpPWAiUlaTiCyB0Y0OiD1xAMcDC5Hc34uSHynzwU87V4ZuRkLpRmwsUIiildYLYI9-KwklkuleUsQM4-qhRfIQy63fp4BKuxwUHmsN8HiuU6jDp8LBNdwXwQRBocxgh6LA_SsEGM08nnFXtwaJZ-wKyc8CSacRNa_F/s3018/IMG_0001.jpeg" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="2263" data-original-width="3018" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjjrho-QDd_qJd0hO1IxtOImCJAyWNpPWAiUlaTiCyB0Y0OiD1xAMcDC5Hc34uSHynzwU87V4ZuRkLpRmwsUIiildYLYI9-KwklkuleUsQM4-qhRfIQy63fp4BKuxwUHmsN8HiuU6jDp8LBNdwXwQRBocxgh6LA_SsEGM08nnFXtwaJZ-wKyc8CSacRNa_F/s320/IMG_0001.jpeg" width="320" /></a></div>
<br />
というわけで𝕏(旧Twitter)で呟いてる通り、ワタシもついに新型コロナウイルス感染症(COVID-19、以下あまり使いたくはないがコロナと呼称)にかかってしまった。はっきり言ってディフェンスにかなり気をつかっていたので意外だったんだが、かかってしまったものはしょうがないので、2023年夏の時点でコロナにかからない、また、かかったらどうするかを、私的なメモとしてまとめておくことにする。<br />
<a name='more'></a>
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<br />
まず前提として、ワタシはコロナワクチンを可能な限り接種してマスクをできるだけ常時着用するようにしていたが、それでもどこかのタイミングですり抜けて感染してしまったことを、事実として認識しておく必要がある。これは2つの側面があって<br />
<br />
・最近のコロナウイルス変異種はワクチンでできた抗体を回避してくる=感染力が以前より高い可能性がある<br />
・ほんの少しマスクを外したり装着の仕方に隙があったら、そういう感染力の高いウイルスに大量に暴露される環境にある<br />
<br />
という状況になっているらしいということである。ワタシの場合は実家方面の家族から同タイミングで発症者が出なかったことを考えると、2023/08/13の新千歳空港から羽田空港、そこから電車で部屋に着くまでのどこかでウイルスをもらってしまったと推測している(現在は潜伏期間が短くなっていて2〜3日で発症するということにも符合する)<br />
<br />
さてコロナはその人の基礎疾患やワクチン接種履歴等でさまざまな症状が出てひどい人は速攻で集中治療室行きになるようだが、ワタシの場合は昔から慣れ親しんだ(?)重い扁桃腺炎そのものと言っていい症状が出た。高熱(だが今回は40℃を超えてないので個人的には軽い範囲)、頭痛、喉の痛み、鼻詰まりと咳とくしゃみ、喉の痛みと痰、手足の関節の痛み、そんなところだろうか。味覚と嗅覚はずっと問題ないので、自分がコロナにかかったかもと疑うのが遅れたのは逆にワタシの判断ミス。とは言え世間一般的にはコロナは既に謎の病気ではなくなっているしワクチン接種によって重症化しにくくなっているので、受診した発熱外来でも慣れた感じで適切な薬を処方してくれた。五類になって医療費負担が増えたが保険が効いて三割負担で診察料と処方薬代を合わせて3千円程度だったので、コロナワクチンをきちんと打ち続けているという前提であれば「コロナはただの風邪」という言説は正しいと言えるし、これぞ現代医学の勝利だと思う。<br />
<br />
ここからは現在コロナ療養中のワタシから、予防と療養の両方の観点でいくつかアドバイス。<br />
<br />
予防編(2023年夏版):<br />
<br />
・何はなくともワクチン接種<br />
<br />
コロナワクチンに限らずワクチン全体の話として、「その病気にならなくなる」のではなく、「なる確率がグッと減る」という話をまず思い出そう(なかには一生続く抗体を生成するワクチンもあるので一概には言えないが)。コロナワクチンは初期に報じられた「2〜3回接種で1年ほど抗体が持続する」という話がいまだに信じられているようだが、期待したほど抗体が持続しなさそうというのと、ウイルスの変異によってワクチンの抗体をすり抜けるケースが出てきている以上(ワタシがまさにそう)、<u>ワクチン接種回数が4回前後で止まっていて前回接種から時間が半年以上経過している人は、現在のコロナ変異種に対しては(極端な表現だが)丸裸に近い状態である</u>と認識してほしい。なので、2023/09/20に始まる追加接種は可能な限り早く打つべきだし、政府は前倒しを検討してもいいくらい…今の政府にはこういう機動力が期待できないのが何とももどかしい。<br />
<br />
・暑くてもできるだけマスクしろ<br />
<br />
この暑さだと実際のところ息苦しくなるのでケースバイケースだとは思う。屋外や換気が十分されている空間ならマスクなしでもいいだろう。逆に、不特定多数が集まる密集した空間、換気が十分ではない密閉した場所では、引き続きマスク装着が有効である。これは<u>「自分がかかるのを防ぐ」のはもちろんだが「自分がかかっていて他に移すのを防ぐ」効果もある</u>のを忘れてはいけない。なおイベント等では声出しOKになっているのが大半になっているが、どうするかは各自の判断に委ねる。<br />
<br />
・三密回避を何度でも思い出せ<br />
<br />
このコロナという感染症の特徴をいち早く見抜き、「<a href="https://www.kantei.go.jp/jp/content/000062975.pdf" target="_blank" title="">三密回避</a>」というスローガンを打ち出した当時の日本のプロジェクトチームの素晴らしい仕事は、歴史の教科書に載せるべき偉業だと思う。引き続き有効なので徹底してやっていこう。今は激烈に暑いので換気が問題ではあるが。<br />
<br />
・まともなコロナ抗原検査キットをいくつか手元に常備する<br />
<br />
今回の肝。初期症状が軽い風邪とあまり変わらないので、心配になったらいつでもチェックできるように<a href="https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/covid19/antigen-test/article_20220905.html" target="_blank" title="新型コロナの抗原定性検査キットは医療用医薬品または一般用医薬品(OTC)をご使用ください - 神奈川県ホームページ">まともなコロナ抗原検査キット</a>(=医療用医薬品または一般用医薬品(OTC))を調達しておく。ワタシは近所のドラッグストアで売られていた鼻の内側を綿棒で拭うタイプを使ったけど、精度が信頼できるならどんな形態でもいい。それと、ほんの少しでも陽性判定が出たら、コロナにかかっているものとして以下の療養編へ移行すること。パチモン(≒「研究用」と表記されていて国に承認されていないもの)でない限り精度は確実で、そこに正常化バイアス(?)による自己判断を加えてはならない。
<br />
<br />
療養編(2023年夏版):<br />
<br />
・発熱外来へ行って適切な薬を処方してもらう<br />
<br />
「無料の」ワクチン接種をまじめに続けてきた人はコロナが重症化する可能性が低いので、五類移行後の現在でも医療費は診察料プラス5日分の飲み薬の合計数千円程度。そして既にコロナは未知の感染症ではないので、症状に合わせて適切な薬を出してくれる。もちろん特効薬はないので市販薬でもカバーできると思うが、確実に早く治したいなら、みんな大好き保険証を使ってさっさと発熱外来を受診して処方箋を書いてもらって最寄りの薬局で薬を出してもらう。それを飲んで療養して万が一悪化したら、そのとき考える。言い忘れたけど、<u>受診の際は病院へ事前に電話連絡して指示に従う</u>こと。<br />
<br />
・5日部屋に篭る<br />
<br />
発熱外来でもらった手引書に書いてあったが、現在では「発症から5日間はできるだけ人との接触を避けるべし」となっていた。ワタシの場合は有り余っていた有給休暇をここぞとばかりに発動して休んで寝ているが、特効薬が無く自然に治るまで待つしかないので、開き直ってひたすら寝る。このとき頭痛や熱があって寝つきが悪い人は、<u>凍らせた保冷剤をタオルで包んで枕にして頭や首を冷やす</u>と具合がいい。氷枕があれば最適だけど。<br />
<br />
・保存食を最大限に活用すべし<br />
<br />
寝て体力回復を図るので他のことには労力をできるだけかけない前提で、パックのごはんやレトルトのおかゆ、ゼリー飲料などを活用して、調理の手間を省きつつ必要最小限の栄養を摂取するよう心がける。食器類は使い捨てのものにしてバシバシ捨てる。ワタシの場合あってよかったと思うのが、<a href="https://www.amanofd.jp/amano/shop/index.html?referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com%2F" target="_blank" title="【アマノフーズ 公式オンラインショップ】お味噌汁などのフリーズドライ食品の老舗">アマノフーズ</a>の各種フリーズドライ食品と粉末のスポーツドリンクの素。前者はパックごはんと組み合わせればリッチな一品がすぐ味わえるし、後者は空いたペットボトルに溶かして冷やしておいて1日1リットル以上目安でがぶ飲みしている。<br />
<br />
・喉の痛みにうろたえてはいけない<br />
<br />
ワタシは扁桃腺肥大体質のせいか、子供のときから40℃前後の高熱を出して意識朦朧とするのを繰り返してきた。なので、今回ワタシがかかったコロナも体感としては昔からかかっている高熱を伴う扁桃腺炎の症状と大きな違いがない。ただ、慣れてない人にとっては鼻水鼻詰まりや痰を伴う喉の刺すような痛みはツラいと思う。これを軽減する決定打はないので、ティッシュを箱単位で消費する勢いで鼻水や痰を徹底的に排出するのをおすすめする。この症状に対して経験的にはうがいはあまり効果がないとは思うけど、少しでも楽になる人がいるかもしれないのでそちらも推奨。なおこの排出物…<u>鼻水や痰は当然だがウイルスの塊と思われるので、特にご家族が同居されている場合は処分を慎重に行う</u>こと。<br />
<br />
・ロングCOVIDに備える<br />
<br />
ワクチンを定期的に摂取してきてコロナにかかってもワタシのように軽傷で済んで快方に向かっている人にとっては、コロナ自体はもはや風邪とあまり変わりないと言って差し支えない。ただ<u>問題は、コロナが実は身体の内部のあらゆる場所で炎症を起こし、また、細胞レベルに影響を与え、それがいつどのように再び病状として出てくるか分からない</u>ということ。この、いわゆるロングCOVID(コロナ後遺症)の治療や防止の研究はまだ始まったばかりだから決定打があるわけではないが、<u>せめてもの対抗策としては、コロナにかかったらできるだけ早く治す、治ったらゆっくり体調回復に努めつつ発症前との違いを確認して、何か違和感があったらやはり病院へ行って相談する</u>必要があるだろう。コロナはまだまだ収束しないが、ロングCOVID対策もこれから考えていかなければならない重要なテーマだと思う。<br />
<br />
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<br />
というわけでワタシのコロナ感染はワクチンと処方薬のおかげで驚くほど早く回復しつつあるが、ここで油断してぶり返したら元も子もないので残り2日も引き続き特に何もせず療養に努めるけど、いま一度、基本に立ち返った感染予防対策の徹底+精度がしっかりした抗原検査キットの常備&適切な使用、感染したらひたすら休んで熱が出たときは凍らせた保冷剤を氷枕代わりに使う、保存食、特におすすめのアマノフーズと粉末スポーツドリンクの素等の活用、最近の主な症状らしい喉の痛みは慣れている者にとってはいつものことなのでひたすらティッシュを使って鼻水と痰を排出する、ロングCOVIDがどこかに残る前提で回復後の生活プランを立てること等を再度強調して、今日は寝ます。こんなアホみたいな病気、かからないに越したことはないので、くれぐれもご自愛ください。imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-82082945340682045812023-08-04T00:50:00.002+09:002023-08-04T00:55:59.390+09:00骨 〜 講談社 現代新書 酒井聡平著「 硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ」を一気読みした話タイトル通り、酒井聡平氏による「<a href="https://gendai.media/list/books/gendai-shinsho/9784065325223" target="_blank" title="硫黄島上陸 | 現代新書 | 講談社">硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ</a>」を、先日の発売当日に購入したのち、昨夜ナイトキャップ代わりにほんの数ページだけ目を通して寝ようと思って、気づいたら3時間ほどで一気に読んでしまった。<br />
<br />
この労作…酒井氏のライフワークと呼んで差し支えないであろう、硫黄島(日本では現在「いおうとう」と呼ぶのが正式らしい)への長年の想いというか執念の結晶を語る前に、この本に出会うまでの話を軽くしておきたい。<br />
<a name='more'></a>
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まず発端は数年前だったか、偶然、酒井氏の硫黄島に関するツイートが目に留まった。クリントイーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」を何度か見たくらいの程度しか知識が無かったワタシだが、酒井氏が日々発するツイートは短いながらも何か鋭いものを感じて、次第に興味を惹かれるようになった。<br />
<br />
そのうち酒井氏が北海道で新聞記者をやっていることを知った(ご本人は上記のライフワークに取り組むスタンスとして「旧聞記者」を自称しているが、「硫黄島上陸」の読後だと言い得て妙だとつくづく思う)。北海道で新聞記者と言われれば当然、北海道新聞所属だろうというのは察しがついたが、「あの道新の紙面」からは明らかに一線を画した、「戦争のリアル」に向き合う姿勢が、とにかく異質・異分子的に思えた。このことが今考えると酒井氏の活動に注意を向ける決定打だったように感じる。<br />
<br />
<br />
<br />「戦争のリアル」とは何か。<br />
<br />
現在ウクライナがロシアに侵略戦争を仕掛けられていて、その様子は日々我々があらゆるメディアで目にしている通りだが、「硫黄島上陸」には、そういったメディアで伝えられる元になるもの…誰かが体験した、その目で見て耳で聞いて現地を歩いて公文書や参考文献の山にあたって確かめた事実、が記されていた。<br />
<br />
硫黄島で玉砕しながら行方知れず現地のどこかに埋まっている1万人の兵士たちの遺骨が、現地でいまだ置き去りにされているのはなぜか。<br />
<br />
「硫黄島上陸」には、これまで謎やミステリーとされていた部分に明確な論拠が与えられ、事実と呼んで差し支えない情報が書かれている。南の島が運命に弄ばれ、結果として1万人の遺骨が風化しつつあるのが硫黄島であることが理解できる。つまりこれもまた、過去の日本、ワタシの父母が体験した数十年前の「戦争のリアル」の姿の一部であると断言してよいだろう。<br />
<br />
<br />
<br />
さてこの「硫黄島上陸」だが、論文でもなければ時系列的に事実のみを追いかけたルポルタージュでもない、やや不思議な感触のノンフィクションである。その理由は、なぜ酒井氏が硫黄島に関する取材(そのほとんどは本来の仕事とは関係のない時間で行われた)に半生を賭しているのか、また、関係の深い方々へのインタビューなど、様々な内容を盛り込んでいるからだが、何といっても冒頭から始まりその後も何度か挟まる「遺骨収集団の一員として実際に硫黄島へ行き土を掘った」体験を記した章が臨場感にあふれ、まるで映画のシナリオを読んでいるように思わせるほどだからである。<br />
<br />
そのなかで浮き彫りになるのは、酒井氏が関わりインタビューする方々との巡り合わせの妙というか運命的な力のようなものである。もちろん新聞記者という本業と同様、事前に情報を集め十分な準備をしたうえで体当たり的に場へ望むといったことは当然行っているとして、それでも例えば「硫黄島玉砕の数ヶ月前に引き揚げた学徒兵」の方が亡くなる直前にインタビューができたこと自体が、あの戦争から何十年も経っていうことを考えれば、貴重以上の価値と言わざるを得ないだろう。「硫黄島上陸」には、この学徒兵の方をはじめ、あの島との因縁を抱えた、酒井氏と志を同じくし精力的に活動されていた道内在住の方(残念ながら数年前に亡くなられたそうである)、また、政治家から在野の研究者まで、様々な方々が現れる。そういった皆さんの不断の想いと努力に光を当てたことも、この本の価値を高めている。<br />
<br />
さて「硫黄島上陸」はやや不思議な感触のノンフィクションであると書いたが、中盤になると「映画のシナリオのような臨場感」から「歴史ミステリーを読んでいるような」急展開を見せる(もちろんこれは本書のテーマに沿うもので奇を衒ったものではなく、あくまでワタシがそういう印象を受けたということ)。そこには端的に「他の外国とは違い日本国内のしかも東京都の島なのに遺骨収集が遅々として進まないのは何故か」という疑問と、山のような公文書を紐解いた末に辿り着いたその回答…政府の答弁を引き出したわけではないから現時点では正解ではないが…が書かれている。<br />
<br />
占領下の日本で硫黄島はアメリカの戦略的な拠点として大規模に整備され、そのなかには当然、核兵器に関わるものが存在していた。<br />
日本に硫黄島が返還された後も、冷戦下では軍地拠点としての価値があるため、アメリカとの曖昧な約束のもと遺骨収集より軍事利用が優先された。<br />
硫黄島は現在自衛隊が管理しているが、さまざまな思惑があり、また、戦後数十年を経て我々の記憶と遺骨そのものが風化しつつある現状、収集が迅速化される見込みは薄い。<br />
<br />
東京駐在から道内への異動直前、酒井氏は硫黄島の遺骨収集団として何度目かの上陸を果たし、そのあとすぐ天皇陛下へ硫黄島にまつわるご質問をなされたところで、この本は終わる。だがワタシ含めこの本の読者は、酒井氏がこのまま筆を置くことはなく、再び硫黄島へ向かい土を掘り、当時を知る誰かに会い、新たな資料を発見するであろうことを確信する。なぜならそこに骨がある限り、硫黄島での戦争は終わっておらず、それが我々の「戦争のリアル」だからである。<br />
<br />
<br />
<br />
たった数年前に亡くなってしまった学徒兵の方のインタビューには、引き上げる最後の日の様子が記されていた。極限に近い状況を強いられながら島に残り最終的にはほとんどが玉砕した仲間の兵隊たちが、学徒兵の方を見送るときに最後までみんな揃って笑顔だった、と。「なぜか頭蓋骨がない」遺骨の元を辿れば、時代が違えど我々と同じように生きていた普通の人たちであったこと、それもまた「戦争のリアル」そのものである。<br />
<br />
<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/xa6XAoipbog" title="YouTube video player" width="560"></iframe>
<br /><div style="text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">(とある遺骨収集団の方が現地で明るく振る舞う理由をリスペクトしてこの曲を捧げます)</span></div><br />
<iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=4065325226&linkId=93c3f21b545722bbe86832cee2fd15aa" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe>imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-83475270184303119622023-07-29T13:53:00.005+09:002023-07-29T13:53:58.491+09:00iOS / iPad OSでTwitter公式アプリを使わず快適に過ごす方法愛するサードパーティ製アプリやTweetDeckの旧UI版を奪われ、とにもかくにもやることなすこと場当たり的で朝令暮改が日常茶飯事になったTwitterの青い鳥アイコンが「𝕏」に上書きされていくさまを眺めていて堪忍袋の尾が切れたので、Twitterは雑に扱うことにした。<div><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgLccLoOs-fR9iPiZ5GZat3cP0YVy26rcvwz_wTYdc7VzHwv5-U4GpbQXDErnaVRJ_5XA68XIU98XyPEGRCAWnEgH4-StPJfcNirCfSTebkq-opgeRtCrdcSdiqTvKrMjCD4IEUoRgyW82n7o5nrJis0lQjeBK5Uh56-1DRvAldyfwLqWJnky2U3NzBfU55/s400/Twitter%20social%20icons%20-%20rounded%20square%20-%20blue.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="400" data-original-width="400" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgLccLoOs-fR9iPiZ5GZat3cP0YVy26rcvwz_wTYdc7VzHwv5-U4GpbQXDErnaVRJ_5XA68XIU98XyPEGRCAWnEgH4-StPJfcNirCfSTebkq-opgeRtCrdcSdiqTvKrMjCD4IEUoRgyW82n7o5nrJis0lQjeBK5Uh56-1DRvAldyfwLqWJnky2U3NzBfU55/s320/Twitter%20social%20icons%20-%20rounded%20square%20-%20blue.png" width="320" /></a></div><span style="font-size: x-small;"><div style="text-align: center;">(完成度が高い青い鳥アイコン)</div></span><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgHwFKFkWpVsXdPJri2fqz6j2hqx2tQ-5QRGlN49Nt3tReTCwqELlfPb82aqjQmBLpB1kEpXon_HRhMlpZ4pBnaUw_WYCzsn1Id-nYFYhOKE9q_4Z9gult8Z1fl1iwckPlmniCShHutqq-MuVagzLDWxqGrC23Ya0QDk4BqRoeW2glAJ7OPnN4vdnsJ4C-6/s1118/IMG_0845.jpeg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="823" data-original-width="1118" height="236" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgHwFKFkWpVsXdPJri2fqz6j2hqx2tQ-5QRGlN49Nt3tReTCwqELlfPb82aqjQmBLpB1kEpXon_HRhMlpZ4pBnaUw_WYCzsn1Id-nYFYhOKE9q_4Z9gult8Z1fl1iwckPlmniCShHutqq-MuVagzLDWxqGrC23Ya0QDk4BqRoeW2glAJ7OPnN4vdnsJ4C-6/s320/IMG_0845.jpeg" width="320" /></a></div>
<span style="font-size: x-small;"><div style="text-align: center;">(いずれ慣れるかもしれないが自分には合わない新アイコン)</div></span><br />なのでiOS / iPad OS版公式アプリを削除して、これまで通りの青い鳥アイコンで使用していくことにし、ついでに広告やおせっかいな機能をまとめてやっつけることにした。以下要約:
<ol>
<li>Twitter公式アプリを削除</li>
<li>Safari機能拡張の Control Panel for Twitter を導入し有効化</li>
<li>Safariで twitter.com を開くショートカットを作成</li>
<li>ショートカットをホーム画面に保存する際に旧アイコンを指定</li>
</ol>
設定が終わるとこれまで通りのアイコンがiPhoneやiPad上に現れる。あとは煮るなり焼くなり好きにしてほしい。
<div><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg_7qZnsyURV1l8HK9ZAUvP6ARBrcnZOgo1fCqcN0cxp5owVmN_6p7QNGYoWbY7sLfgeGjNI2wjT1SURxJMLMmhH4SVzYJkyFxeU9st6s5dhYaC8H2E7sdNXSMMOwBzTKtwm1ZNOWHbTGa9EatPxEmTPuLbesWiyIxKr_ALD-tZXFWCFjvQEoYqnahq3P6v/s849/IMG_0848.jpeg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="438" data-original-width="849" height="165" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg_7qZnsyURV1l8HK9ZAUvP6ARBrcnZOgo1fCqcN0cxp5owVmN_6p7QNGYoWbY7sLfgeGjNI2wjT1SURxJMLMmhH4SVzYJkyFxeU9st6s5dhYaC8H2E7sdNXSMMOwBzTKtwm1ZNOWHbTGa9EatPxEmTPuLbesWiyIxKr_ALD-tZXFWCFjvQEoYqnahq3P6v/s320/IMG_0848.jpeg" width="320" /></a></div>
<br />
以下、やったことざっくりと。
<a name='more'></a>
<br />
<br />
<br />
1. Twitter公式アプリを削除<br />
<br />
諸悪の根源は公式と言いつつどんどんダメになるこのアプリなので躊躇なく削除する。以降、Twitterはwebブラウザ(iOS / iPad OSではSafari等)で見るようにする。通知は飛んでこなくなるかもしれないが、現在のTwitterが通知を確実に送ってくる保証などこれっぽっちも無いので、気にしないことにする。<br />
<br />
2. Safari機能拡張の Control Panel for Twitter を導入し有効化<br />
<br />
iOS / iPad / Macの場合はAppStoreから <a href="https://github.com/insin/control-panel-for-twitter#install">Control Panel for Twitter</a> を購入する。2023/07/29現在で700円だったが、350mlのビール缶を2〜3本我慢すればお釣りが来る。<br />
<br />
購入したら、iOS / iPad OSの場合は設定>Safari>機能拡張を見て、Control Panel for Twitterが「オン」になっていることを確認したうえでタップし、「設定」で好みの表示状態にする。なお「Webページのコンテンツと閲覧履歴」は両方とも「許可」でよい。<br />
<br />
<div><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgQc5804wFd_i3B2Qwq98Q-QiUBA4ek9RPPT2RkQdeQid2MAZhyr0E8q6qRT71uvbrPYtbwMr7ThP0r4eJzoZDbCpoJtWtUks4ZDuevzyjZFzqnFXiNyXiCIKPeBT3pJpQv7oSROvvl-0CCT4PvItw8qmJ9u1GKgGkadSK99xPBxY0WyBT-F0C0OOLq8RXO/s1437/IMG_C8D7E9B1D2ED-1.jpeg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1282" data-original-width="1437" height="285" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgQc5804wFd_i3B2Qwq98Q-QiUBA4ek9RPPT2RkQdeQid2MAZhyr0E8q6qRT71uvbrPYtbwMr7ThP0r4eJzoZDbCpoJtWtUks4ZDuevzyjZFzqnFXiNyXiCIKPeBT3pJpQv7oSROvvl-0CCT4PvItw8qmJ9u1GKgGkadSK99xPBxY0WyBT-F0C0OOLq8RXO/s320/IMG_C8D7E9B1D2ED-1.jpeg" width="320" /></a></div><br />
<br />
3. Safariで twitter.com を開くショートカットを作成<br />
<br />
iOS / iPad OSに<a href="https://apps.apple.com/jp/app/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88/id915249334" target="_blank" title="「ショートカット」をApp Storeで">ショートカット</a>をインストールし、例えば以下のような内容をサクッと入力する。ワタシはとりあえず動けばいいのでこのレベルだが、凝った操作が盛り込めるので各自研究してください。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEit9C1i5Funt3x0_sUcpXvjqmEAY6vpRDE8yCrKrT2yu8wVVWNuiwj1SpGtg6cyeRLqizePYA9DXZFV_4YWXnbJ9S8i38tpLuOJlr3csjl92c_4NXy30uZLEIfFaQso3iDf3HmUkzn2Euv85naVfKjcUNbCo6eZnxJZJK3UYlFYv2SkwOdKxJEXG_2IKU76/s1038/IMG_0847.jpeg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1038" data-original-width="837" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEit9C1i5Funt3x0_sUcpXvjqmEAY6vpRDE8yCrKrT2yu8wVVWNuiwj1SpGtg6cyeRLqizePYA9DXZFV_4YWXnbJ9S8i38tpLuOJlr3csjl92c_4NXy30uZLEIfFaQso3iDf3HmUkzn2Euv85naVfKjcUNbCo6eZnxJZJK3UYlFYv2SkwOdKxJEXG_2IKU76/s320/IMG_0847.jpeg" width="258" /></a></div><br />
<br />
4. ショートカットをホーム画面に保存する際に旧アイコンを指定<br />
<br />
上記で作成したショートカットを、共有メニュー(右上の四角に上矢印アイコン)から「ホーム画面に追加」を選んで、アイコンと名称を好きなように変更する。なおアイコンに関しては<a href="https://about.twitter.com/ja/who-we-are/brand-toolkit" target="_blank" title="Twitterについて | Twitterロゴ、ブランドガイドライン、ツイートツール">Twitter公式で公開されているもの</a>を使うなり何なりしてほしい(<a href="https://web.archive.org/web/20230727125644/https://about.twitter.com/ja/who-we-are/brand-toolkit">バックアップはこちら</a>)。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiyoi2fnwzGKD5XarIor6OrD2yvAxBX3zQd1vQFBB32pCakBTtLbwc2oSKCj2n8T_k7KxE9ujlJM4rimocYWIdXE7MaMRST4QM257PtMw7JDob2BMX5TDWiOqMWQfT8V6Jo5LMZ8pybBfX57nLxVOqvfuFVPQC3LAfNsZy8sqMwIgESW6tf7QniUCIueMUS/s1120/IMG_5AFE336CF10F-1.jpeg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="846" data-original-width="1120" height="242" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiyoi2fnwzGKD5XarIor6OrD2yvAxBX3zQd1vQFBB32pCakBTtLbwc2oSKCj2n8T_k7KxE9ujlJM4rimocYWIdXE7MaMRST4QM257PtMw7JDob2BMX5TDWiOqMWQfT8V6Jo5LMZ8pybBfX57nLxVOqvfuFVPQC3LAfNsZy8sqMwIgESW6tf7QniUCIueMUS/s320/IMG_5AFE336CF10F-1.jpeg" width="320" /></a></div><br />
<br />
現状ではいわゆるPWA化したものにはSafari機能拡張が効かないらしいので、こういう回りくどいことをしている。あとはホーム画面上にあるアイコンから起動すればよい。<br />
<br />
<br />
紅に染まった現場からは以上です。<br />imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-46256262895692457032023-07-21T20:41:00.001+09:002023-07-21T20:53:00.855+09:00君たちは後期高齢者の断片的なエピソード語りとどう向き合うか 〜 映画「君たちはどう生きるか」レビュー的な何か宮崎駿監督の最新作である<a href="https://theater.toho.co.jp/toho_theaterlist/kimitachihadouikiruka.html" target="_blank" title="TOHO THEATER LIST/君たちはどう生きるかシアターリスト">「君たちはどう生きるか」</a>を、封切初日のちょうど先週に見た。<br />
<br />
個人的には、アニメとしては楽しめたけど物語はつまらないと感じた。エンドクレジットのプロデューサー欄に実の息子である宮崎吾朗氏の名前が載ってて最悪とも思ったりしたのだが、見た直後に呟いたことも特に間違ってはいないくらいの印象は持ち続けている。
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">この先のそう遠くない未来、いまわの際のワタシは、周りの連中から『宮崎駿の「君たちはどう生きるか」を見ながら、見えないなら思い出しながら死にやがれ』と口々に言われ続けて息絶える予感がします</p>— (パ) (@im9d) <a href="https://twitter.com/im9d/status/1679848511033180160?ref_src=twsrc%5Etfw">July 14, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
あれから1週間、さまざまな方がこのアニメ映画について語っているが、一般的な話はそういった皆さんにお任せするとして、ワタシ個人がこの作品をどう捉えているかを書き留めておく。<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh1g6HVEwoZ1OFWr1xJSMi2eU2ijdkg9CB7MZYMaTQnBCtFV4R5c5BK4LdQ7VNkvT9YoIBfrgC0T_t1D8ITNLoP7tdXnzwGVZ_9AcdFWKn7U-Cp4l9KmIprFqkMTETPKYZUZvZiXoENL9jJQj9Yk2weANzU_-NFZH7wAIhn4UxO8sKbNjC9nDLJxQFIJx_k/s910/1686898989_1232456012648c092d5a7e7.jpg" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="910" data-original-width="643" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh1g6HVEwoZ1OFWr1xJSMi2eU2ijdkg9CB7MZYMaTQnBCtFV4R5c5BK4LdQ7VNkvT9YoIBfrgC0T_t1D8ITNLoP7tdXnzwGVZ_9AcdFWKn7U-Cp4l9KmIprFqkMTETPKYZUZvZiXoENL9jJQj9Yk2weANzU_-NFZH7wAIhn4UxO8sKbNjC9nDLJxQFIJx_k/s320/1686898989_1232456012648c092d5a7e7.jpg" /></a></div>
<a name='more'></a>
<br />
<br />
<br />
「君たちはどう生きるか」は第二次世界大戦の空襲で母を亡くし焼け出されて疎開した金持ちの父を持つ息子が主人公として描かれてはいるが、史実に基づいたファンタジーというより、個人的かつ散発的なエピソードや妄想を連続させて物語らしく仕立てたアニメだと、ワタシは考えている。<br />
<br />
映画を見ている最中、ワタシの父や母…ともに第二次世界大戦経験者と話しているときの感覚を何度も思い出したが、実際、いまだ頭脳があまり衰えていない父が語る昔話のディテールの細かさを眺めているようなときもあったし、言葉を忘れる前の母がうわごとのように繰り返した(主に父と父の親族に向けているであろう)呪いと憎しみが混じったおとぎ話めいたつぶやきを聞いているようでもあった。<br />
<br />
父母が語るこれらの話に共通しているのは、時系列があやふやで「そのときはこうだった」というエピソードを断片的に語るため、聞いているこちら側で整理しないと、話の前後関係や筋立てがはっきりしないという点である。<br />
<br />
ちょっと話が逸れた。「君たちはどう生きるか」の「ひとつのストーリーを語ることを放棄して断片的なエピソードや妄想を並べることで作品を成立させる」という手法は、実は最近では艦これTVアニメ2期が行っている。なので、両方を冷静に比較すると共通点がかなり出てきて興味深いのだが、そこを具体的に語るのは今回の論点ではないので傍へ置く。<br />
<br />
この映画は「風立ちぬ」製作後に引退を決めた宮崎駿監督が前言撤回して作ったものである。両者が第二次世界大戦の頃の時代背景なのは偶然ではなく「強烈に覚えていることを何度も繰り返して話す」高齢者のふるまいと捉えることが可能であろうし、さらに両者を比較すると、妄想の割合が増えていることに注目すべきだろう。<br />
<br />
だがワタシは、「君たちはどう生きるか」をそれだけの作品とは感じていない。この先、繰り返して鑑賞することは無いだろうが、前述の通りワタシが死ぬ直前に思い出すのは、おそらくこの作品だろうと(いささか感傷を伴って)考えるくらいには心に残ってしまったからである。<br />
<br />
「君たちはどう生きるか」と艦これTVアニメ2期の決定的な違いは、妄想の質と量、そしてそれをアニメに落とし込む多種多様で高度な技術(と、もちろん予算と製作時間)である。宮崎駿監督は月刊モデルグラフィックス誌上で<a href="http://store.modelkasten.com/shopdetail/013001000002/" target="_blank" title="宮崎駿の妄想ノート[泥まみれの虎] - MODELKASTEN">雑草ノート・妄想ノート</a>という連載を長く続けており(不定期連載なので過去形ではないと今でも真面目に考えている)、その中のいくつかが映画になったことは重要な事実である。宮崎駿という天才アニメーターにして「現役」最強のアニメ監督の創作の根源は、雑草ノート・妄想ノートで十全に発揮されている「圧倒的に妄想する力」であるのだ。それが衰えるどころか今だ誰も追いつけないほど旺盛で、それを現在の日本のアニメ業界を代表する凄腕のメンバーによってアニメ化した事実こそが、この映画の全てだろうとワタシは考えている。<br />
<br />
…宣伝を一切しないという(まるで詐欺師のような)鈴木敏夫プロデューサーの方法論に腹が立ったので思いっきりネタバレしてやろうかと目論んでいたが、ここまで書いて満足したのでおしまいにする。一方的に話して自分が満足したら相手構わず打ち切って寝てしまう後期高齢者の自分語りは、「君たちはどう生きるか」と同様、常にこうして唐突に終わるのである。<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiMZA8xo67opufGTvpqVjXXkWbJCZCCggXhcFG72YWHTHjXIxSHG--WiKn21g_2RlsSBeC2WbWLqvKPY8ut3ZSzfWNQBt1NRtgTnzxakdm5l38dd3THl_bjdY36_iKvIxvc5xpOFsfwbCfY27iNncThGjoCSTuBBr_qxolkPQuR0fi72s-58NSwOrHaNZ8V/s1280/IMG_3369.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="957" data-original-width="1280" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiMZA8xo67opufGTvpqVjXXkWbJCZCCggXhcFG72YWHTHjXIxSHG--WiKn21g_2RlsSBeC2WbWLqvKPY8ut3ZSzfWNQBt1NRtgTnzxakdm5l38dd3THl_bjdY36_iKvIxvc5xpOFsfwbCfY27iNncThGjoCSTuBBr_qxolkPQuR0fi72s-58NSwOrHaNZ8V/s320/IMG_3369.png" width="320" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhFYH5ZsJMkWACBx74C0UgDavLhWCvAFxQki_ixWUSBR7WzEus_qnltjvk2wg86J5xbNNM0nnNJSJ1jdqq9lRE4FmCpfQJEtcj-VM_2vulzHhIGe17UJe1kuL68wq-rt7GLIs9ppQ6iTR_z_hdILhYqwzU3WuibFGUQlU8gwNIwut2JzBx-_shN6XnyD7wM/s1280/IMG_3371.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="957" data-original-width="1280" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhFYH5ZsJMkWACBx74C0UgDavLhWCvAFxQki_ixWUSBR7WzEus_qnltjvk2wg86J5xbNNM0nnNJSJ1jdqq9lRE4FmCpfQJEtcj-VM_2vulzHhIGe17UJe1kuL68wq-rt7GLIs9ppQ6iTR_z_hdILhYqwzU3WuibFGUQlU8gwNIwut2JzBx-_shN6XnyD7wM/s320/IMG_3371.png" width="320" /></a><span style="font-size: x-small;"><div style="text-align: center;">(2017/06/05 宇治で撮影)</div></span></div>imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-10172018676234640142023-07-18T21:49:00.003+09:002024-01-09T15:28:19.596+09:00100円ショップの3品で作るモバイルモニタ・タブレット用ハイマウントスタンドワタシは常々PCのマルチモニタは横に並べるのではなく縦に積み重ねろと主張してきたわけですが<br />
<br />
📺📺 ← こうじゃなくて<br />
<br />
📺 ←<br />
📺 ← こう!<br />
<br />
ノートPCの画面上部にモバイルモニター・タブレットをこのように配置するスタンドを探しても一長一短なので、100円ショップの品を組み合わせたらそれっぽいのできるんじゃね?と構想すること数分で出来上がったのがこちら。<div><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgPEXvv8yCakO3yCfu6dEqVWKnOxgKgWRr7rTrFJDHogoCAHg9lUXVNjyok0qYPP3DqYn6E8_nkZmgrIIFTCOi6hcVayRk3FPrV0m6iqz7ZvNnyU7G3uUE75MHop4w9EO7CmOWT0DLcgC410ZlDOwuppwO3PE4eX0myHm4DdYVzaj2OwIMRVQcFFOmuz8na/s1920/IMG_9716-side.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1280" data-original-width="1920" height="213" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgPEXvv8yCakO3yCfu6dEqVWKnOxgKgWRr7rTrFJDHogoCAHg9lUXVNjyok0qYPP3DqYn6E8_nkZmgrIIFTCOi6hcVayRk3FPrV0m6iqz7ZvNnyU7G3uUE75MHop4w9EO7CmOWT0DLcgC410ZlDOwuppwO3PE4eX0myHm4DdYVzaj2OwIMRVQcFFOmuz8na/s320/IMG_9716-side.png" width="320" /></a></div><div><br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjhIs29EJTPPz4_Q3VzEVDZRew0lZzK8Man3EslzjcMrZbrNVdegs5Bqka48nnVnR9uMRiqAYkJ12hhuYiOIObmF_tRV_9XfPE9_XArCPqPqkb_Ki49ChT9hCDlsvIwnE6wV5qRyPCkaX6i28TTp9gbEm5znx8rkpYXMXTaF3menkaXUFEx23wkOHD45oIf/s1280/IMG_9713.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="1280" data-original-width="960" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjhIs29EJTPPz4_Q3VzEVDZRew0lZzK8Man3EslzjcMrZbrNVdegs5Bqka48nnVnR9uMRiqAYkJ12hhuYiOIObmF_tRV_9XfPE9_XArCPqPqkb_Ki49ChT9hCDlsvIwnE6wV5qRyPCkaX6i28TTp9gbEm5znx8rkpYXMXTaF3menkaXUFEx23wkOHD45oIf/s320/IMG_9713.png" /></a></div>
<br /><br /><br />
必要なものは3品。<br /><ul style="text-align: left;"><li>できるだけ大きなブックエンド</li><li>タブレットスタンド(ネジで角度が替えられるポピュラーなやつ)</li><li>結束バンド(上記2つをしっかり固定できればいいので他のものでも可だけど流行ってるので)</li></ul>
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhab0x4hNga16zRSvG18k8zBgdbAAjMBnphL3KOsn-1knhOKKZdrHKqM4WM_fIc-iV2uh1ZwmPfpz8bhCM7Zd-1O09Xlpw4Vq-BfMQ1-cK7QWPj1Jw6DE1mk_jc8jJ4OiSYNRA-YDl7IxOPgqKRDv6vJe-vO3fpkQCJWIEWqBfkWbs83qjUpLaAmVjpKORY/s1280/IMG_9709.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhab0x4hNga16zRSvG18k8zBgdbAAjMBnphL3KOsn-1knhOKKZdrHKqM4WM_fIc-iV2uh1ZwmPfpz8bhCM7Zd-1O09Xlpw4Vq-BfMQ1-cK7QWPj1Jw6DE1mk_jc8jJ4OiSYNRA-YDl7IxOPgqKRDv6vJe-vO3fpkQCJWIEWqBfkWbs83qjUpLaAmVjpKORY/s320/IMG_9709.png" width="320" /></a></div>
<br />
プロトタイピング。載せただけとも言いますね。<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhIeTiaBPfZbH4FWQbxRUhMOZCqLtffOgZFfueNy0tMbeGt0_zIAuvg69smtZydwGA3J5Oq0qmSND0DSZVeF4d31ECFtXuGrLTHfxjWPBaWOTkY4rWq7zceSqKJ_CpQVkQeUmYk8xxRdgY4GcANd3ZpzdgreZfRzSPykmLCywakHIULdA26XSFtbbh9fxCm/s1280/IMG_9706.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="1280" data-original-width="960" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhIeTiaBPfZbH4FWQbxRUhMOZCqLtffOgZFfueNy0tMbeGt0_zIAuvg69smtZydwGA3J5Oq0qmSND0DSZVeF4d31ECFtXuGrLTHfxjWPBaWOTkY4rWq7zceSqKJ_CpQVkQeUmYk8xxRdgY4GcANd3ZpzdgreZfRzSPykmLCywakHIULdA26XSFtbbh9fxCm/s320/IMG_9706.png" /></a></div>
<br />結束バンドでブックエンドとタブレットスタンドの後ろの脚を固定して出来上がり。今回は、モバイルモニターやタブレットを実測で19cmほど持ち上げた状態で保持可能なものになりました。<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhRtlgGOxNbETIFhUvqMINqA35yixGAyIF2ISGaG1WsYBRUFLVsvzrUI2ndhl707RxcX0v13IceeNCL18z5EUrJ_wPZvWudYo9eNVVp5zDs_BkYCnruZjc1elpNPki8CDvbImdCpHiPvULuiXgerrfNIqQbeqBxbyPC-ionc4NOfTjSkCgntRt0aS82w2yw/s1280/IMG_9710.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="1280" data-original-width="960" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhRtlgGOxNbETIFhUvqMINqA35yixGAyIF2ISGaG1WsYBRUFLVsvzrUI2ndhl707RxcX0v13IceeNCL18z5EUrJ_wPZvWudYo9eNVVp5zDs_BkYCnruZjc1elpNPki8CDvbImdCpHiPvULuiXgerrfNIqQbeqBxbyPC-ionc4NOfTjSkCgntRt0aS82w2yw/s320/IMG_9710.png" /></a></div>
<br />
収納と展開。結束バンドで固定することにより絶妙な緩さが生まれ、タブレットスタンドの角度調整ネジをいい塩梅に回すことができます。<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh_2mlRr3C7SSTcRbuY_DUVBaDqS4rQOP_75sZD5BBYMCIR9lrZtg70O-I53Ty9grPdZEbaEwbVyGKW5fbb4zIAeYb4PIoagtMjeXak8WsohZJkgrUeqKNOHg1huPJgMcp9Cmql8ceiad_1KJ2NyEJT7S61UH7xXoch523dpvFn9yy-4t1vfewDxZXAod6Z/s1280/IMG_9711.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="1280" data-original-width="960" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh_2mlRr3C7SSTcRbuY_DUVBaDqS4rQOP_75sZD5BBYMCIR9lrZtg70O-I53Ty9grPdZEbaEwbVyGKW5fbb4zIAeYb4PIoagtMjeXak8WsohZJkgrUeqKNOHg1huPJgMcp9Cmql8ceiad_1KJ2NyEJT7S61UH7xXoch523dpvFn9yy-4t1vfewDxZXAod6Z/s320/IMG_9711.png" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgcet01Az7T__3i_QaPveO8NMxs30W3UxSyx5Hi7L_TC9ddivG3DIDo7CoZJEA6K5KYRhQH5l4cU2xWtw3844QhTqQJRGUD-Ulu4Qf8ocCEuVDgwms6c1X0g9dzDxU3Eb8Z5kMPRnqnk7FDy16SUK3ftMJ--nIfTB3ZQvxZcrlLAfND2QQEmjddQu75rk3o/s1280/IMG_9712.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="1280" data-original-width="960" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgcet01Az7T__3i_QaPveO8NMxs30W3UxSyx5Hi7L_TC9ddivG3DIDo7CoZJEA6K5KYRhQH5l4cU2xWtw3844QhTqQJRGUD-Ulu4Qf8ocCEuVDgwms6c1X0g9dzDxU3Eb8Z5kMPRnqnk7FDy16SUK3ftMJ--nIfTB3ZQvxZcrlLAfND2QQEmjddQu75rk3o/s320/IMG_9712.png" /></a></div>
<br />
試作なので細い結束バンドを繋げて使ったけど、さすがに心許ないので太いのに替える予定。せっかくだから色を揃えて目立たなくしたいところ。<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgCBtI3_buHPWA1z15XmNAp8Cgp23mwT0fpxCpSJEkjtPILIZvoq9_KC6B64Q-sKkG2Z3LaSmadKKVG5GzF-tg_4chbPp49W9Xpo5Wt3rU6e3Kt2Ce5azKcbLxcBXCAtSGjJ3di8AQjhinYYh9GsZ6OaWw5R-MH4Yfs_LPdIZZymA6HF303HxaBpfInr2sn/s1280/IMG_9715.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="1280" data-original-width="960" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgCBtI3_buHPWA1z15XmNAp8Cgp23mwT0fpxCpSJEkjtPILIZvoq9_KC6B64Q-sKkG2Z3LaSmadKKVG5GzF-tg_4chbPp49W9Xpo5Wt3rU6e3Kt2Ce5azKcbLxcBXCAtSGjJ3di8AQjhinYYh9GsZ6OaWw5R-MH4Yfs_LPdIZZymA6HF303HxaBpfInr2sn/s320/IMG_9715.png" /></a></div>
<br />
実際に使ってみると、さすがにトップヘビーなのでグラグラしますが、ブックエンドを数枚重ねたり磁石の棒を補強がわりに貼りつければそれなりに安定しそう。とりあえずバージョン1.0ということで。</div><div><br /></div>
追伸:お金をケチらなければしっかりした既製品を使ったほうが不意の事故を防げたりして良いとは思います。<a href="https://www.sanwa.co.jp/product/syohin?code=PDA-STN69BK" target="_blank" title="PDA-STN69BK【モバイルモニター用伸縮アームスタンド(高さ調節タイプ)】モバイルモニターの取付に対応した大型ホルダーと高さを調整できる伸縮アーム仕様で、モバイルモニターに最適なスタンド。|サンワサプライ株式会社">サンワサプライの</a>とか<a href="https://qumzine.thefilament.jp/n/ndf3a96d95d02" target="_blank" title="【今日3/6(月)から!】「それ、どこで買えるんですか?」と聞かれた、モバイルモニターを縦置きで使えるモバイルモニタースタンドがついに買えます!|QUMZINE by Filament, inc.">クラウドファンディングで買えたやつ</a>とか<div>
<br /><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B0BQHDT8Y3&linkId=26db68a226b5a64d965f67c583e25753" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div>
</div>
<br />
2024/01/09追伸:横に並べて置くなら最近見つけた<a href="https://jp.daisonet.com/collections/interior0219/products/4550480057491" target="_blank" title="ワイヤーフレームスタンド - ダイソーネットストア【公式】">ダイソーのワイヤーフレームスタンド</a>がほぼ完璧なソリューションになりました。アゴ部分の引っ掛かりがやや深めですが、タッチ操作などしないなら安定感抜群です。imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-78477800928256347062023-07-17T16:19:00.001+09:002023-07-17T20:23:22.954+09:00オンボロ軽自動車購入の続き:クルマやバイクはスマートフォン類と同じく数年おきに買い替えるべきかもしれない<a href="https://www.imgd.net/2023/06/restart-my-660cc-engine.html" target="_blank" title="Restart my 660cc engine - In Minutiae, God Dwells.">16年落ち・走行距離14万km超の中古の軽自動車、2006年式スズキKeiワークス(HN22S型)の2WD・MT版を買った</a>のが1ヶ月とちょっと前、あれこれと手を加えては都度Twitterに報告していたが、購入当初に予定していたモデファイがだいたい落ち着いたので中間報告と、いじっているうちに気になったことを書く。<br />
<ul style="text-align: left;">
<li>灰皿をスズキMRワゴンの純正オプション品であるドリンクホルダーに交換。取り付けには少々加工が必要らしいが、ワタシの個体ではあっさり取り付けられた。ただし構造的にグニャグニャしていて不安定なのは避けられず、また、スマートフォン置き場にすると下から抜け落ちてしまうので、100円ショップでクッションつきコードフックを買ってきて少々加工して貼り付けた。これだと飲みもの類を置くのに邪魔にならず、コードフック部がスマートフォンをうまく受け止めてくれて、引っ掛かりなく収納できる。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEivJ8AGmZG31JUjNNDnrOlpz4-egLOazN1gAW1pbIZeKIZXN13IWKegL8GcUyPcjWNG7zhwhoJRwBbb_rfQvpyqaSzaExucoaf13sMrDpVgZmIi0QgTWvpwJHBy8GyW0mF_y7cu3FygKeTYsAcA6CTmRgLOoxNo61SJls5JetWnZuWIYOZ8uOtxuHISYz8C/s1280/IMG_0003.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEivJ8AGmZG31JUjNNDnrOlpz4-egLOazN1gAW1pbIZeKIZXN13IWKegL8GcUyPcjWNG7zhwhoJRwBbb_rfQvpyqaSzaExucoaf13sMrDpVgZmIi0QgTWvpwJHBy8GyW0mF_y7cu3FygKeTYsAcA6CTmRgLOoxNo61SJls5JetWnZuWIYOZ8uOtxuHISYz8C/s320/IMG_0003.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi-XRTeWJsBIfTz-gS59aBh-UlU4XTW64UtVBesyZbtKVCD2PyJJzbCgYS3tc86i6n0D159ntL8b8q0KSsYHquTZYAvUy9FHXfFDdIiyPBQ5pUd1wJFr3ykUzGONW8DVHXscj15gyRDffaXXJNnk3TgowvbMTmKv6Jndcm22rbD4DOBzT7MLxTDmtLEdecB/s1280/IMG_0009%20(1).png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi-XRTeWJsBIfTz-gS59aBh-UlU4XTW64UtVBesyZbtKVCD2PyJJzbCgYS3tc86i6n0D159ntL8b8q0KSsYHquTZYAvUy9FHXfFDdIiyPBQ5pUd1wJFr3ykUzGONW8DVHXscj15gyRDffaXXJNnk3TgowvbMTmKv6Jndcm22rbD4DOBzT7MLxTDmtLEdecB/s320/IMG_0009%20(1).png" width="320" /></a></div><div><br /></div><ul style="text-align: left;">
<li>ボロボロだった純正ステアリングを、スズキ初代ラパンSS初期型の純正かオプション装備だったらしいMOMOステアリングに交換。社外品でも良かったけど、そこだけ気合いを入れても他をいじる予定ないしなあということで程度の良さげなのを某オークションで購入、取り付けにかかったところでいくつかの問題が発生し、解決に数週間かかった。例えば、取り付けが終わってエアバッグ暴発防止のために取り外したバッテリーのアース端子を繋いだ瞬間にクラクションが鳴りっぱなしになるとか(理由は後述)。素直にKei純正の程度のいいものを気長に探すか、社外品へ替えるべきだったかもしれない。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhN_7-yO4Zk9Z1pKkfizgOHRxh4QcXfWVEFukssqH2URmmqJoWgHms3xtL0lVUoX9bMoVu4pnC95MGbj-9zIXfsqkchefqA6ZwRNvK_qFFc2UTvP2Jr02cgbvn_fqS6VawGHE1VA-psBQMjJ2-Df5tR-7rBP0TQYKY4KIROft8HfTuY10gTiUK7wnDZMzlW/s1280/IMG_9589.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhN_7-yO4Zk9Z1pKkfizgOHRxh4QcXfWVEFukssqH2URmmqJoWgHms3xtL0lVUoX9bMoVu4pnC95MGbj-9zIXfsqkchefqA6ZwRNvK_qFFc2UTvP2Jr02cgbvn_fqS6VawGHE1VA-psBQMjJ2-Df5tR-7rBP0TQYKY4KIROft8HfTuY10gTiUK7wnDZMzlW/s320/IMG_9589.png" width="320" /></a></div><div><br /></div><ul style="text-align: left;">
<li>フォグランプのバルブをヘッドライトと同じメーカーの同じケルビン数のものに交換。これは単純に色温度が違ってるのが個人的にイヤなだけだったので、別にやらなくてもよかった。というかKeiの場合、フォグランプバルブの交換は車両を高くジャッキアップするかフロントバンパー(とは名ばかりのプラスチックの一枚板)を丸ごと外す必要があり、バンパーの取り外しにはプラスチック製クリップとネジを何ヶ所か外して外装をバキバキとめくるため、古い個体には何かとストレスがかかる(後述)。なおバルブはH3a規格だが現状ではほぼ絶滅しているため、H3バルブの切り欠き部分をヤスリで削って少々広げて取り付けた。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi05XCwbnBE6FKWk06fzyNF6QfnBVm9-JKSQoRiutipcw0MfFVDeSMUnt35_sAkzGI2xEj6Q5wJRaKX8jz2_akzlmt-s1eUy7tq5UF0_VPt876yPbeFSMfRqlObIaSu2r_J_dHCWso7qE1sMJSzASXN9oYfOFG5geWbgE-qASyvH9-rEqRM8JAGQ-sfga3t/s1280/IMG_0011.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1280" data-original-width="957" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi05XCwbnBE6FKWk06fzyNF6QfnBVm9-JKSQoRiutipcw0MfFVDeSMUnt35_sAkzGI2xEj6Q5wJRaKX8jz2_akzlmt-s1eUy7tq5UF0_VPt876yPbeFSMfRqlObIaSu2r_J_dHCWso7qE1sMJSzASXN9oYfOFG5geWbgE-qASyvH9-rEqRM8JAGQ-sfga3t/s320/IMG_0011.png" width="239" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgMbifrT8XDsF9N6DXPZwba6Cqwp_FsFloCpVct4uCaPJVcMigqD_q2SwvQPqJeEsz49F1fsLFs0bEmkPeS-pTq9HF8PWAb9bGU8f3_Z8jmCs2a1KDm0n_YlTZvD8dMSYnv9wMEfrpbns9lKIkT1OxxrB3l-2lY1YiLWEhaJDQGcgYTUETeSwL-pQvUdUm5/s1280/IMG_9679.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgMbifrT8XDsF9N6DXPZwba6Cqwp_FsFloCpVct4uCaPJVcMigqD_q2SwvQPqJeEsz49F1fsLFs0bEmkPeS-pTq9HF8PWAb9bGU8f3_Z8jmCs2a1KDm0n_YlTZvD8dMSYnv9wMEfrpbns9lKIkT1OxxrB3l-2lY1YiLWEhaJDQGcgYTUETeSwL-pQvUdUm5/s320/IMG_9679.png" width="320" /></a></div><div><br /></div><ul style="text-align: left;">
<li>ウインカー点滅用のリレーを電子式のものに交換。電球をLEDに交換すると抵抗値の減少によりウインカーが激しく点滅する通称ハイフラッシャー化を防ぐ常套手段のひとつで、ワタシが入手したものはつまみで点滅間隔を調整できる。取り外した純正リレー(青い矢印の先の黒い箱)は念のため元の位置へ戻して、電子式リレーはコンソール下までケーブルを伸ばして、先ほどのつまみへ手が届くようにした。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEho1ZJUejpIiCQZNJYgoiwiyCu1FvTq3-W774QzgUyZ5WrXWdJsd5Kz2B5nQ4lGJH0kCEFe3Eqba-IKNsx-TIbs_S26eWHdquLiqlMUT0yjV0C4UvV3xuEzPo8myLWuXyI0k1Hnvt6TpKDlj6hB28rSlXlbhGFCK1-YuRVIkf2vCnga5hv2-JVNFEGOOcPR/s1280/IMG_0004.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1280" data-original-width="960" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEho1ZJUejpIiCQZNJYgoiwiyCu1FvTq3-W774QzgUyZ5WrXWdJsd5Kz2B5nQ4lGJH0kCEFe3Eqba-IKNsx-TIbs_S26eWHdquLiqlMUT0yjV0C4UvV3xuEzPo8myLWuXyI0k1Hnvt6TpKDlj6hB28rSlXlbhGFCK1-YuRVIkf2vCnga5hv2-JVNFEGOOcPR/s320/IMG_0004.png" width="240" /></a></div><div><br /></div><ul style="text-align: left;">
<li>ポジションランプやブレーキランプもLED化したらABS警告灯が点灯しっぱなしになったので、抵抗を並列接続して対処。古いクルマの灯火類をLED化するとこういった警告灯が点くのはよくある話だが、それをキャンセルするために抵抗をかますのは電流を無駄に消費させることに他ならず全く不本意ではある。しかし警告灯ひとつを消すために大工事する気にはならんので、これで良しとする。</li>
<li>ヒューズボックスから増設シガーソケット用電源を取り出し。現代のクルマはドライブレコーダーなど電装品が増える一方なので、ソケットを増やすのは当初から考えていた。アクセサリー(ACC)電源とアースさえ取れればどこでも良かったんだが、今回はヒューズボックスのシガーライターのヒューズを抜いて分岐させる方法を取った。なおアースは前席右足元のカーペットをめくるとしっかりしたポイントがある。オーディオなどに凝る場合はアースを取る位置でノイズが変化することがあったので、状況を見ながら場所を決めるとよい、</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiIB3RZLb-DF7fiw6SMT31KGIa8aq5X0Y5Q5H39tJuup73IuyU_Y6cScW_ufZVSS4ZVo1roTIiiVOHDpu6hWCBWEpr9-e-J6H1lx5uDdDfdM0NWc1_yH0TZkDI8bgS8-kzgj_EWBmFOx0HSzitdlgW9ywg9iCNNmMrHG16rI15tFLrGGON7_D3Mcyawy5pt/s1280/IMG_0008.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiIB3RZLb-DF7fiw6SMT31KGIa8aq5X0Y5Q5H39tJuup73IuyU_Y6cScW_ufZVSS4ZVo1roTIiiVOHDpu6hWCBWEpr9-e-J6H1lx5uDdDfdM0NWc1_yH0TZkDI8bgS8-kzgj_EWBmFOx0HSzitdlgW9ywg9iCNNmMrHG16rI15tFLrGGON7_D3Mcyawy5pt/s320/IMG_0008.png" width="320" /></a></div><div><br /></div><ul style="text-align: left;">
<li>運転席と助手席のシートレールをスズキ初代ラパンSSの純正シートのものに交換。Keiワークスは元の車体がSUV的なので座面もそれに合わせて高めなんだが、どうにも落ち着かないので、定番の手法らしい上記のシートレール交換となった。座面の高さ調整機能は無くなったけど着座位置は3〜4cmほど下がり、シフト操作がやりやすくなったのが最大の収穫。それと前席が低くなったぶん、後席の圧迫感が少し和らいだかもしれない。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiVxQi-lmSVZkqQUug7fr5Wke8GaZ5_gt1dHGUKZZK5vLxH0O0PluNtREYsb5bf406W4_XervP8cshQGqNwb5vyJ2cvC-ogbsTCkHDbJ1_6BzKlmo_3CqxMtC9AnjB1aHQZo3ZilMMrkDmJAVo4hi6gbmz74az87VKUl_usXL3DfyWlOH1BrbY-lDPCODHg/s1280/IMG_0022.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="961" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiVxQi-lmSVZkqQUug7fr5Wke8GaZ5_gt1dHGUKZZK5vLxH0O0PluNtREYsb5bf406W4_XervP8cshQGqNwb5vyJ2cvC-ogbsTCkHDbJ1_6BzKlmo_3CqxMtC9AnjB1aHQZo3ZilMMrkDmJAVo4hi6gbmz74az87VKUl_usXL3DfyWlOH1BrbY-lDPCODHg/s320/IMG_0022.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi_ixtNw1wTwFmzEM0qG3d_swNKwKMHAxjYwaGgHM9mtPS2vC86TjTBxKYoa9CmN5Y0_TqbKIVZ6UzkNC_WjHev3CMfT-eVu9UaSVdM-QxA9RIWnvpslD9qunjmB0eObPNCx6mr0ZfDNifrxtbU_LiI6RqvvEOx0qvNAYxKA9TivF_m2PkJXtguocup1QdZ/s1280/IMG_0016.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1280" data-original-width="960" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi_ixtNw1wTwFmzEM0qG3d_swNKwKMHAxjYwaGgHM9mtPS2vC86TjTBxKYoa9CmN5Y0_TqbKIVZ6UzkNC_WjHev3CMfT-eVu9UaSVdM-QxA9RIWnvpslD9qunjmB0eObPNCx6mr0ZfDNifrxtbU_LiI6RqvvEOx0qvNAYxKA9TivF_m2PkJXtguocup1QdZ/s320/IMG_0016.png" width="240" /></a></div><div><br /></div><ul style="text-align: left;">
<li>シートレール交換に合わせて、シートを分解して丸洗い後に乾燥させて、また、シートを取り外した後の床面カーペットを重曹の溶液で洗浄した。購入当初から悩まされていた最大の問題である車内の臭いがかなり軽減されたので、いずれ後席も取り外して丸洗いし、他の床面カーペットや天井なども今回導入したリンサークリーナーと蓄圧スプレーで重曹溶液洗浄しようと思う。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgQlYEOxEADDr9I3-l40g0X0QPBVUmHU_IwaVMlF9o5xwlwvw4pFQ1cW7RoJrByi7foNL3YKq98bMRaXPG_wP6IltuW7Q9Up4ry8dzFb8OResyG4kaFnYbGggz-_8KnsKBHyh91pF9Za7PP8u8fR9JPaf8Zwu3q0X1PeUMovF2XiM7OtsnylXKmXOTFkueT/s1280/IMG_0001.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgQlYEOxEADDr9I3-l40g0X0QPBVUmHU_IwaVMlF9o5xwlwvw4pFQ1cW7RoJrByi7foNL3YKq98bMRaXPG_wP6IltuW7Q9Up4ry8dzFb8OResyG4kaFnYbGggz-_8KnsKBHyh91pF9Za7PP8u8fR9JPaf8Zwu3q0X1PeUMovF2XiM7OtsnylXKmXOTFkueT/s320/IMG_0001.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjqGYoH6YAdPrLa0df-c8mwd1U2vFkHVu8WbL9BoirgXZVAWmLcYJz4KQZBc1lqZPpS2CwCDoRc6XY2Asqsl9TI0eniLiJr2IeAheh5L3pq7wOTu7et2mQrypbhZ7dW72dcenQbsZOWelSsUcWnBB4z-zwWSZJhk_zL-hdUy4TMcFBzE6zgaY-mc0_4dG2i/s1280/IMG_0007.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjqGYoH6YAdPrLa0df-c8mwd1U2vFkHVu8WbL9BoirgXZVAWmLcYJz4KQZBc1lqZPpS2CwCDoRc6XY2Asqsl9TI0eniLiJr2IeAheh5L3pq7wOTu7et2mQrypbhZ7dW72dcenQbsZOWelSsUcWnBB4z-zwWSZJhk_zL-hdUy4TMcFBzE6zgaY-mc0_4dG2i/s320/IMG_0007.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjjwOiXAkZEOXiRQDMOr6RErP5agpSP1GIMx-uE1OULo2cIk-xEIG3qCORuhyyHrc4LujQkpK88XJZl0CqsqhNH1q8s6Z9KSd-pRSyObfdZNcZOic1TWcJytDQbRpB2F4phTSACv_AGtXGx3dy5GvLHYn057IsOFyOzEOhYkOOsHcbHGXcAbFPEKUH5qLOW/s1280/IMG_0008%2011.21.09.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjjwOiXAkZEOXiRQDMOr6RErP5agpSP1GIMx-uE1OULo2cIk-xEIG3qCORuhyyHrc4LujQkpK88XJZl0CqsqhNH1q8s6Z9KSd-pRSyObfdZNcZOic1TWcJytDQbRpB2F4phTSACv_AGtXGx3dy5GvLHYn057IsOFyOzEOhYkOOsHcbHGXcAbFPEKUH5qLOW/s320/IMG_0008%2011.21.09.png" width="320" /></a></div><div><br /></div><ul style="text-align: left;">
<li>リアの死角確認用ミラーを増設。2020年代の新車ならほぼ確実に装着されているバックカメラと警告センサー類など当然なく、また、車高に対してリアガラスが小さいので、用心のために室内設置タイプを貼りつけた。下記の写真でミラーにリアワイパーが歪んで映っていて、後部の死角が何とか目視できることが分かる。ただやはり限界があるので、バックカメラが必須装備になった理由がよく分かる。</li>
</ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjM75sJ3FQrzZtlSzOlxEJscqPLGYiVdvbim75WP9g15S8SUEj2f5WFjIjYrC8D3bNqUo5VP1kXqm5hkSGtYcQToOmafnCq4-d2xRxtITKqmXkIe_D0DvY3JwRpxChn_Mzi3lGPsyYYlMnq8Yv3jEyCkXEBowJNcO1TPE1tdatJkL1EZdMrNcpbsGMFr2RC/s1280/IMG_0019.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjM75sJ3FQrzZtlSzOlxEJscqPLGYiVdvbim75WP9g15S8SUEj2f5WFjIjYrC8D3bNqUo5VP1kXqm5hkSGtYcQToOmafnCq4-d2xRxtITKqmXkIe_D0DvY3JwRpxChn_Mzi3lGPsyYYlMnq8Yv3jEyCkXEBowJNcO1TPE1tdatJkL1EZdMrNcpbsGMFr2RC/s320/IMG_0019.png" width="320" /></a></div><br />
<ul style="text-align: left;">
<li>シートの座面位置が下がったのに合わせて、ステアリング位置を調整。具体的には、固定されているステアリングコラムを全体的にいったん緩めてスペーサーを挟んで角度をつけて再固定するという手順なんだが、場所が場所だけに手と工具が思うように突っ込めず時間がかかった。比較写真など撮るひまが無かったが、実感として2cmほど下がったようなので、一般的な運転姿勢に近づいたような気がする。</li>
</ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhISoZrqKESSD4oljcYqlMxiIODZF7C91_TuB9LAqj9r61qkvWxxE7R0j43_e91thLxqi7ROrsKS7F43U-Uj6Acow8Ol8F7Oyjl1EHHFDTs3S1Zbd7R2QCAwiphQMnGNe9DPHT5hDu8dRSNCMNcJ_yikhCCyX7AChzKtsb8WJ_49I8OlIjBNvUPGa7EHqDH/s1280/IMG_0017.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="961" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhISoZrqKESSD4oljcYqlMxiIODZF7C91_TuB9LAqj9r61qkvWxxE7R0j43_e91thLxqi7ROrsKS7F43U-Uj6Acow8Ol8F7Oyjl1EHHFDTs3S1Zbd7R2QCAwiphQMnGNe9DPHT5hDu8dRSNCMNcJ_yikhCCyX7AChzKtsb8WJ_49I8OlIjBNvUPGa7EHqDH/s320/IMG_0017.png" width="320" /></a></div><div><br /></div>
残りはリアスピーカーの増設くらいだが、その前にどうしても書いておきたいことがある。<br />
<br />
以前乗っていたMR2は、購入当初から屋根つき駐車場を借りられる頃まで、自動車用カバーをかぶせていた。目的は太陽光線による内装の劣化と塗装面の痛みの防止だったんだが、今回のKeiワークスで、以前の方針、つまりクルマやバイクはできるだけ直射日光に当てないようにするというのが正しかったと実感している。<br />
<br />
先に書いた、ステアリングを交換したらクラクションが鳴りっぱなしになった原因は、ステアリング内部のスイッチを絶縁している樹脂製のワッシャー類が劣化してボロボロになり欠け落ちた結果、常に通電状態になっていたことだった。分解して適当な絶縁ワッシャーをかませて解決させたが、外装部品ならともかく&いくら軽自動車とは言え内装部品がここまで簡単に劣化して役に立たなくなるものかと、あらためて思った。<br />
<br />
外装類の劣化は当然ながらもっと深刻で、買った時点で終わっていた天井の塗装、黄ばみは免れていたものの曇りが出ている樹脂製ヘッドランプ、赤色が抜け落ちたエンブレム等、もし気になったら全塗装したうえで状態のよい部品に交換するべきところだが、生産終了から既に10年以上経過している軽自動車の純正部品は、思っていたより在庫が少ないためかオークション等で見かけることが少ない。そして外装などを固定するプラスチック製クリップなどは、外したそばから折れて用をなさなくなってしまうので再利用せず新品に交換したほうがいいと思うが、土台が朽ちている可能性もあるので、触らず放っておくのが最適かもしれんと思いながら作業していた。<br />
<br />
世の中の流れ的には内燃機関で動くクルマは淘汰されて電気自動車へ置き換わろうとしている。電気自動車化推進のお題目は電気で走るので二酸化炭素を出さず境にやさしいということだが、エンジンをモーターに、燃料をバッテリーに替えただけで、その他の部品がこのように太陽光線や熱で簡単に劣化するままなら、全体としての環境負荷は内燃機関と大差ないんじゃないだろうか。そもそもiPhoneが警告を発し使えなくなるこの炎天下で、電気自動車のバッテリーとモーターとそれらの制御系がいつエラーを吐いて動かなくなるか分からないし、早ければ数年でバッテリーから劣化するのは、iPhoneを日々触っている我々がいちばん理解しているはずである。<br />
<br />
なのでこれからは、樹脂類の部品とバッテリーの劣化サイクルを考慮して、スマートフォンと同じくらいの頻度でクルマやバイクを買い替えたほうがよいように思う。所有して上記の各項目のように好き勝手にいじることも各種電子デバイス充実の副作用で難しくなってきたので、リースやサブスクリプションで次々に新モデルを乗り継ぐのも、こういう視点なら合理的かもしれない。imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-53126698911074743552023-06-26T00:00:00.005+09:002023-06-26T00:11:16.937+09:00Restart my 660cc engine<a href="https://www.imgd.net/2016/02/going-20-to-zero.html" target="_blank" title="Going 20 to zero - In Minutiae, God Dwells.">約7年前の冬にトヨタMR2を売却</a>してからずっとカーシェアを使ってきた。ただ生活するぶんにはそれほど不便を感じなかったが、思うところあって6月初旬に16年落ち・走行距離14万km超の中古の軽自動車、<a href="https://car.motor-fan.jp/catalog/SUZUKI/10552504/10033248">2006年式スズキKeiワークス(HN22S型)の2WD・MT版</a>を買って、しばらく乗ることにした。<div><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgzY2r-tTD6bsHdb0nTy_rwHPL_ydHVHr1VeRdLMYCoQh6rLm82WZrZWyLeV4MItFge0lydysJUuJSOybaaUKW2syj1ZJUmL_7OgMqubZb9x4ETpoaO645Rpx69aqyAm4ixuj1DlPYjv0ldKB9N40_U4sm2Yodfo1QUUCN8RiyH5o3ZWrZY5SUdpmyFAM8E/s1280/IMG_0015.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgzY2r-tTD6bsHdb0nTy_rwHPL_ydHVHr1VeRdLMYCoQh6rLm82WZrZWyLeV4MItFge0lydysJUuJSOybaaUKW2syj1ZJUmL_7OgMqubZb9x4ETpoaO645Rpx69aqyAm4ixuj1DlPYjv0ldKB9N40_U4sm2Yodfo1QUUCN8RiyH5o3ZWrZY5SUdpmyFAM8E/w320-h240/IMG_0015.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhr-0SFkNNq0gykn9qOndn5s3tqFR2cihFGGa8eg4vOQlGGaJgUss9Xd9gIkkMgE0_jqR7_HidYmcTJqWA9AWgp0sEop1UREebf1aXL_oEZwKUUGoPf2lyq42ZH7LMYXdpPSnbGBWn-Vo9RIPviXVd5zHmKQbMnGhJX_remUGlvunPNuG7PALb3f7uedBwN/s1280/IMG_0018.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhr-0SFkNNq0gykn9qOndn5s3tqFR2cihFGGa8eg4vOQlGGaJgUss9Xd9gIkkMgE0_jqR7_HidYmcTJqWA9AWgp0sEop1UREebf1aXL_oEZwKUUGoPf2lyq42ZH7LMYXdpPSnbGBWn-Vo9RIPviXVd5zHmKQbMnGhJX_remUGlvunPNuG7PALb3f7uedBwN/s320/IMG_0018.png" width="320" /></a></div><div><br />
これだけ書くと、いくら格安物件とは言えアホな買いものである。まず見た目からして明らかに年齢不相応、年式と走行距離を考えると2年乗って手放しても元々が鉄クズ同然なので下取り額などはゼロどころかマイナスに決まっているし、そもそも2年を無事に走り切れる保証がまるで無い。ワタシも正直言ってどうしてこうなったかよく分かってないので、購入に至る経緯を軽くおさらいしておく。<br />
<a name='more'></a>
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そもそもは北海道の実家へ帰省するたびに借りるレンタカーのコストが馬鹿にならず、ならば実家に放置しても大して痛くない激安中古の軽自動車を置いておこうと考えたのが始まり。それが以下のように二転三転して、今回の車体に巡り合った。<br />
<ul style="text-align: left;">
<li>北海道で使うなら4WDがいい → 三菱eKスポーツRSの超掘り出しものが見つかったが油断してるうちに買われてしまった<br /></li>
<li>実は軽の4WDは関東圏ではあまり良い個体がない → 軽自動車や4WD以外も視野に入れて探し始める<br /></li>
<li>どうせ買うなら楽しいやつがいいと思って本格的にいろいろ物色し始める → 初代トヨタ86・スバルBRZ、現行・先代スイフトスポーツ、スズキKei Bターボ・初代ラパンSS・キャンバストップ、初代ダイハツコペン、ホンダフィットスカイルーフ、スバルエクシーガ、トヨタMR2(以前乗ってた通称5型NA)、マツダRX-8、シトロエンDS3カブリオ等々...<br /></li>
<li>そのうち何台かは実際に個体を見に行く → 特にシトロエンDS3カブリオは買う気満々だったが目の前で故障が発覚して萎えたりして購入のタイミングを逃す<br /></li>
<li>そうこうしてるうちに仮押さえしていた駐車場が期限切れ → 購入を諦める<br /></li>
<li>数週間後に駐車場から急に空きができたという連絡が来る → 購入検討を急遽再開<br /></li>
<li>コストと状態が妥協できる範囲で探す → スズキKei Bターボの4WDにほぼ決まりかける<br /></li>
<li>ふと思い出して同時期に売られていたKeiワークス4WD版を探す → 近場に掘り出しものがいくつか見つかる<br /></li>
<li>Keiワークス4WD版を見にいく寸前に2WD版を探す → たまたま良さげな個体が見つかる<br /></li>
<li>Keiワークス2WD版のスペックを念のため調べる → 4WD版より軽くヘリカルLSDが標準装備されていると知る<br /></li>
<li>実車をチェックしに行く → 年数が経っていて走行距離が嵩んでいるにも関わらずほぼ純正状態を保っており、内装、エンジンや足回りが言うほど傷んでいないのを確認<br /></li>
<li>急いでいたこともあって衝動買い → 納車されて現在に至る<br /></li>
</ul>
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さて納車から一連のあれこれは既にツイート済みなので要点だけ。
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="en">my new (but still old) car... <a href="https://t.co/ha4MzOppLO">pic.twitter.com/ha4MzOppLO</a></p>— (パ) (@im9d) <a href="https://twitter.com/im9d/status/1667455059830128640?ref_src=twsrc%5Etfw">June 10, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
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長所:
<ul style="text-align: left;">
<li>スズキの"ワークス"を冠するだけあって、やたらと元気よく走る。特にコーナリングはヘリカルLSDが効いてるせいか、オーバーステア気味とさえ感じるほど。<br /></li>
<li>やっぱりマニュアル車の運転が楽しい。Keiワークス標準装備のレカロシートは内部設計がスズキ製で外側がレカロらしいけど、ヘタリはほとんど感じられず、やや小ぶりながら身体をしっかりサポートしてくれる。ただポジションがいまひとつ決まらないのでギクシャクしがち。<br /></li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg_jJUk1n740sRXsl3oqNWWN6Nm_tddTVMUrrEIclddLVAfy1MXndpyS4TJ6e5rWdhuZJCvfrztebjo19IJfhaG58ElOLpzIct2iRxJclSsaqSHOFa_i8-rkXTQl6nG-Rna5VF97suGER_KfqCh7U2XUaVinwOCl6qKvsZUO9VGTBFnUbX09ITcG-Wyluiq/s1280/IMG_9348.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg_jJUk1n740sRXsl3oqNWWN6Nm_tddTVMUrrEIclddLVAfy1MXndpyS4TJ6e5rWdhuZJCvfrztebjo19IJfhaG58ElOLpzIct2iRxJclSsaqSHOFa_i8-rkXTQl6nG-Rna5VF97suGER_KfqCh7U2XUaVinwOCl6qKvsZUO9VGTBFnUbX09ITcG-Wyluiq/s320/IMG_9348.png" width="320" /></a></div><ul style="text-align: left;">
<li>合法的に4人が乗れてリアシートを畳めばそれなりに広い荷室が現れて、その気になれば車中泊も何とかできそう。アホみたいだがMR2時代には無理だったので地味にうれしい。<br /></li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgp7gcCB2u9aR6kwYWVGWqkicdfZI-xVVj6XowbcgKDIBi5BoxvnWPcx2OMIQ4hWNK28TToHLdm2G1QTnt88HDRQ6IkP9RQAKYNJoYvs-TdsVW9Y115c3QQ6M9j8-tecFRxX2SVPgbSXCj5D1GfQI66R7u9QdNnemuesAHLQIkPqNAsTloAnwSLZm9L0lwb/s1280/IMG_9347.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgp7gcCB2u9aR6kwYWVGWqkicdfZI-xVVj6XowbcgKDIBi5BoxvnWPcx2OMIQ4hWNK28TToHLdm2G1QTnt88HDRQ6IkP9RQAKYNJoYvs-TdsVW9Y115c3QQ6M9j8-tecFRxX2SVPgbSXCj5D1GfQI66R7u9QdNnemuesAHLQIkPqNAsTloAnwSLZm9L0lwb/s320/IMG_9347.png" width="320" /></a></div><ul style="text-align: left;">
<li>維持費が安い。レギュラーガソリンで燃費は実測15km/リットルだが長距離巡行ならもっと伸びそう。その他、税金もタイヤも最近のコンパクトカーに比べたら実に大人しいもんである。</li><li>各種パーツが安い。大昔の標準規格ハロゲンヘッドライトバルブやDINサイズオーディオはデッドストックや中古が、また、同時期のスズキの軽自動車はアルトから派生した車体が多いせいか共通部品や流用可能なパーツがたくさんあるらしく、そういった情報は探せばいくらでも出てくる。</li></ul>
<br />
短所:
<ul style="text-align: left;">
<li>車内がとても臭い。現状では最大にして唯一の不満と言っていいかもしれない。おそらく以前のオーナーが喫煙者だったせいだが、実車チェックのときはほとんど気にならなかったのに、いざ受け取ってみたらあまりに臭いので閉口している。車内で取り外して洗えるものは洗ったりして少しはマシになったと思うが、業者さんに頼んで車内丸洗いと脱臭を敢行するかもしれない。<br /></li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg2iaS32CC2OzqD7RjfPELDiDHEORpk4q_-CfEbSDJYR8Dh0Te7wnsn5s9DqT3CP2lH1llTM_xPJwoBt79ET1IMmtAkl_x3MwiBYkWFybsxGCY-GINT8pBoeY2AHGpdEnStw2kWEiHctdJ58zUnRZ9RBAtqBXl3a2fbjgxio0GNoykHs2EgW9mFkRmzvLYv/s1280/IMG_0045.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg2iaS32CC2OzqD7RjfPELDiDHEORpk4q_-CfEbSDJYR8Dh0Te7wnsn5s9DqT3CP2lH1llTM_xPJwoBt79ET1IMmtAkl_x3MwiBYkWFybsxGCY-GINT8pBoeY2AHGpdEnStw2kWEiHctdJ58zUnRZ9RBAtqBXl3a2fbjgxio0GNoykHs2EgW9mFkRmzvLYv/s320/IMG_0045.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">(気休めのパナソニック製ナノイー発生器をアウトレットで見つけて買った)</span></div><ul style="text-align: left;">
<li>標準の革巻ステアリングの革がボロボロ。これは実車チェックのときに当然気づいていたが、あまりにひどいのでカー用品店に寄ってハンドルカバーを被せてごまかした。いずれ程度のいい品と交換したい。<br /></li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhIAgrq_JiRHyjizG33NOnHWOOTEurRA_WuIZTJarvngOsUwYyVlpQLqMnWx1n3dZLUCif9R906dnU_5c9Safjcwmv2YULEnudvWFSQHqzDG0DD8Qvclme5IekFuRSQuHrFE9cWMpxCdwvwwGiGAQ4wNt9NSCtD6_sPfr-5SUwWi14PeiXWuAjVSCKCfPOl/s1280/IMG_0024.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhIAgrq_JiRHyjizG33NOnHWOOTEurRA_WuIZTJarvngOsUwYyVlpQLqMnWx1n3dZLUCif9R906dnU_5c9Safjcwmv2YULEnudvWFSQHqzDG0DD8Qvclme5IekFuRSQuHrFE9cWMpxCdwvwwGiGAQ4wNt9NSCtD6_sPfr-5SUwWi14PeiXWuAjVSCKCfPOl/s320/IMG_0024.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">(余談だが外付ブースト計が唯一いじってあった箇所)</span></div><ul style="text-align: left;">
<li>ギア比が極端。軽量とはいえ高々64馬力の車体をスポーツ的に走らせるためか1〜4速はクロス気味でシフトチェンジに忙殺される。5速は高速巡行用のようだが、長めなシフトストロークにまだ慣れておらず、うまく入らない。<br /></li>
<li>車体のロールとピッチが大きい。これは車高や最低地上高が大きめのSUV的なデザインに影響されているところが大きいので仕方ないが、ダンパーがヘタっている可能性も考えないといけない。<br /></li>
<li>その他、実際に乗り出して分かる細かな故障の気配やパーツ・内装のビビりがいくつか。これは中古車が程度の代償こそあれ「そういうものとして」受け入れて付き合っていくしかない。</li></ul>
ともあれ、気が向いたときにいつでも乗れて、好きなようにいじくり回せるクルマがあると、とても楽しいことを再認識している。かと言ってフルレストアを敢行するほどのものでもないので、最大の短所である車内の臭い対策を考えつつ、最低限の快適性を確保できるようチマチマと手を入れている。具体的には、純正オーディオへ3.5mmステレオジャック経由で音楽を鳴らせるようにして(必要なケーブルは某オークションやフリマサイトで探せば出てきます)、ナビゲーション用iPadを格安で入手&インパネにマウントできるようにして、ヘッドライトバルブを明るくして簡単にアクセスできるところは安いLEDバルブに換えた。ウインカーバルブを安易にLED化したら盛大にハイフラッシュ化したので対策を考えたりと、無駄だが久しぶりに機械いじりの楽しさを思い出している。</div><div><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiibMQ16dLDjk-GmhR-Qmgymv9A0H0Lcff4wVGse94UVGzqpWcbziouJT3vRjG4ubriwyJ1yxsvfw7qLS-2sfv3aGSyfO3alyHiN9Fry3zkzcA3OtMhSL2opCwaJWKpUuck95NzCZNbqtFl3t8y7vVvJwzYUZxQYr5iwshjSlODqsw6l1Df7qX6FU8jiHlh/s1280/IMG_9366.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiibMQ16dLDjk-GmhR-Qmgymv9A0H0Lcff4wVGse94UVGzqpWcbziouJT3vRjG4ubriwyJ1yxsvfw7qLS-2sfv3aGSyfO3alyHiN9Fry3zkzcA3OtMhSL2opCwaJWKpUuck95NzCZNbqtFl3t8y7vVvJwzYUZxQYr5iwshjSlODqsw6l1Df7qX6FU8jiHlh/s320/IMG_9366.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhorxXSgKZtczuXl09Hdu0cHPPBUHcuxqQd5AYIVPbYeDUa6SFXhwVtZm17Wgq4VhL2SA8_OqE7b583lWvbU189_u-PAj4nP1C7VhJWNTUITl22HPR8ib-eF_-fwoaHvvjf_iffC5hkTxwonq_rXUiCgL1HU2iRtw_7WNQZBx2UPi_9hLHAkuFLSbBcGkYV/s1280/IMG_9369.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="961" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhorxXSgKZtczuXl09Hdu0cHPPBUHcuxqQd5AYIVPbYeDUa6SFXhwVtZm17Wgq4VhL2SA8_OqE7b583lWvbU189_u-PAj4nP1C7VhJWNTUITl22HPR8ib-eF_-fwoaHvvjf_iffC5hkTxwonq_rXUiCgL1HU2iRtw_7WNQZBx2UPi_9hLHAkuFLSbBcGkYV/s320/IMG_9369.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiwKriPbsXoMfWrxrYk12PANEwT-MQY57xTmhJfi5rfhAzuzto5W0R7YKFd-m5ZW6l41C_A6Z6JuAZBYhx_QYaATYkx0gHgcRXDuRKfuwOmO5JpctWVghITL88Euu_cI_MV7p_oACIvpNTA5JV2hje5w4XTEuipJNRMsES6XJsHh0z5D8M28hrRi9OnumcD/s1280/IMG_9370.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="957" data-original-width="1280" height="239" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiwKriPbsXoMfWrxrYk12PANEwT-MQY57xTmhJfi5rfhAzuzto5W0R7YKFd-m5ZW6l41C_A6Z6JuAZBYhx_QYaATYkx0gHgcRXDuRKfuwOmO5JpctWVghITL88Euu_cI_MV7p_oACIvpNTA5JV2hje5w4XTEuipJNRMsES6XJsHh0z5D8M28hrRi9OnumcD/s320/IMG_9370.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjFdDms6781Qz0ONADr6OmnxIbP3CYiqwbw6koIP22N2kROdUPLgpAh6bipSpDwnfYgMtXGL6iRHVaFZOizoxFoZ5Xld95p6m5E2OdE1Wr7lzlW9iH7ZF8Zwe4glxzb_3y-wzhV2LJ5El8ZCmNQtanpLmHx_8-_U0SyBlZfsRsZv8lBhvN1gyz36CwnnQBz/s1280/IMG_9372.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjFdDms6781Qz0ONADr6OmnxIbP3CYiqwbw6koIP22N2kROdUPLgpAh6bipSpDwnfYgMtXGL6iRHVaFZOizoxFoZ5Xld95p6m5E2OdE1Wr7lzlW9iH7ZF8Zwe4glxzb_3y-wzhV2LJ5El8ZCmNQtanpLmHx_8-_U0SyBlZfsRsZv8lBhvN1gyz36CwnnQBz/s320/IMG_9372.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjCi17jhNVGzALoL3KARRxeZfA69Jdg1HqAX2we6kYERltw1JBuhtBF7GAKuGtbCkTReta3Hm01ibaj1d1luZ55KUBzPrS2yWXn6A-SXYK8hPr9XvLxzQMfiKaNqux-_pxbvwA1i4ivOrTVNtWavVF5MJcp9KhSBzg__iWz-rlvzGd5hCJmO-blbecSduc0/s1280/IMG_9373.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjCi17jhNVGzALoL3KARRxeZfA69Jdg1HqAX2we6kYERltw1JBuhtBF7GAKuGtbCkTReta3Hm01ibaj1d1luZ55KUBzPrS2yWXn6A-SXYK8hPr9XvLxzQMfiKaNqux-_pxbvwA1i4ivOrTVNtWavVF5MJcp9KhSBzg__iWz-rlvzGd5hCJmO-blbecSduc0/s320/IMG_9373.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhRs1_mxmD_0yEORptb2YXSvujN_nZZJnaX8-HvP_kvZXy5EC-IIDvEJ0MaN2rrn06Rqz7tOClZdLZoyIBYJ156nDir9N_cFdbJ5Zt805ExlD2U5yVCiWhJ_MH7PrqUQk-ZBYoRzbGyxtecvE7qH1CNNn6zJcNsjWoI87v-nIxwwmG4RugqJsCzg6AEcaoe/s1280/IMG_9374.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhRs1_mxmD_0yEORptb2YXSvujN_nZZJnaX8-HvP_kvZXy5EC-IIDvEJ0MaN2rrn06Rqz7tOClZdLZoyIBYJ156nDir9N_cFdbJ5Zt805ExlD2U5yVCiWhJ_MH7PrqUQk-ZBYoRzbGyxtecvE7qH1CNNn6zJcNsjWoI87v-nIxwwmG4RugqJsCzg6AEcaoe/s320/IMG_9374.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhw8CV_9vhtxJQD2Bs62frM2WB8symmA__o6d30N5n1LS7VKipW-0ixO0ahsUXbDSZqiI9ZG2Vysv2XfxnOoYQaGPwGsasTrK6QscBj3OMbIFvtSMdqzyTYe-YolRuDFQzrZIt8j487_npFVMOsTsxNIqdBOeWvZDnQz_7oxNZ6Z9rGNw4W1Ks0Nk-FAXsx/s1280/IMG_9383.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="964" data-original-width="1280" height="241" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhw8CV_9vhtxJQD2Bs62frM2WB8symmA__o6d30N5n1LS7VKipW-0ixO0ahsUXbDSZqiI9ZG2Vysv2XfxnOoYQaGPwGsasTrK6QscBj3OMbIFvtSMdqzyTYe-YolRuDFQzrZIt8j487_npFVMOsTsxNIqdBOeWvZDnQz_7oxNZ6Z9rGNw4W1Ks0Nk-FAXsx/s320/IMG_9383.png" width="320" /></a></div><div><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgQx9DoL0Xysa0YmELvMypPaZfQ_xbdhkgCWJLu0tTnZNpkscxSkzcRYL7pCcXD-IYG2Y4235OO5_VRrlaTh-CvESRJGw_xQu5IrxrxFIbBwf4Bcj5HM2swhXDQDqPjdhFJfDtWWGEQMvDn8X9UeMkgs_zk9vE76dZ_ImEpBfqHivamA9qHLe9kbqARB8w3/s1280/IMG_0004.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="961" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgQx9DoL0Xysa0YmELvMypPaZfQ_xbdhkgCWJLu0tTnZNpkscxSkzcRYL7pCcXD-IYG2Y4235OO5_VRrlaTh-CvESRJGw_xQu5IrxrxFIbBwf4Bcj5HM2swhXDQDqPjdhFJfDtWWGEQMvDn8X9UeMkgs_zk9vE76dZ_ImEpBfqHivamA9qHLe9kbqARB8w3/s320/IMG_0004.png" width="320" /></a></div><div><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEidAdsNGTLkNdroPR6qPkpJHoYjB2rGhYNna_atp36GJFQN0Pjs2Rn_wiQfQLtexVPlV1CVrL_I4Do8O0lvtC5TDT9G7ki-mfqpwCarKCt3aA1FYg-fm3_2tUvjmnOPFIJDLpdwM_MB1Y2IfeIyUv1g20gy72vnGlOcXQh06GHE54o4kuX5vPMeDq19yXMY/s1280/IMG_0026.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEidAdsNGTLkNdroPR6qPkpJHoYjB2rGhYNna_atp36GJFQN0Pjs2Rn_wiQfQLtexVPlV1CVrL_I4Do8O0lvtC5TDT9G7ki-mfqpwCarKCt3aA1FYg-fm3_2tUvjmnOPFIJDLpdwM_MB1Y2IfeIyUv1g20gy72vnGlOcXQh06GHE54o4kuX5vPMeDq19yXMY/s320/IMG_0026.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgfhDCWe9yER8RbsPl2Wut3-4yB_c-NVz1zAerZgVH7BkKAbkFwjnH5AzpQJxHg3HOkX0narZ_6l4jUFrHnm3y22aVyJgWAW3E-rsc52NSL6jLRX5BwARcVuJH3qv3C93rKUZh7bhTOi-TUklNI_ldsRCQ3PnR19l8gboy5qZtEd9bxEhAk_tK_kZGqvD91/s1280/IMG_0008.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgfhDCWe9yER8RbsPl2Wut3-4yB_c-NVz1zAerZgVH7BkKAbkFwjnH5AzpQJxHg3HOkX0narZ_6l4jUFrHnm3y22aVyJgWAW3E-rsc52NSL6jLRX5BwARcVuJH3qv3C93rKUZh7bhTOi-TUklNI_ldsRCQ3PnR19l8gboy5qZtEd9bxEhAk_tK_kZGqvD91/s320/IMG_0008.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjWqvl3bgT4Zu2tyGXeFLQDCvjp8Hgvh8UAKcV5IQqufccPg4e-4KUesCzJhFSUsQ8kNyMeFVkR9EJWmWsDpOE3_C_gWzeOnbK7IUFqGTggszagil9eo2E3esgiMf1VxD7Uwvoy2sU6dqgBF9ol9GDQvo7NRAyiSroPpFQw7AVA3N0TuYWhiz-hqh60lNc2/s1280/IMG_0017.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjWqvl3bgT4Zu2tyGXeFLQDCvjp8Hgvh8UAKcV5IQqufccPg4e-4KUesCzJhFSUsQ8kNyMeFVkR9EJWmWsDpOE3_C_gWzeOnbK7IUFqGTggszagil9eo2E3esgiMf1VxD7Uwvoy2sU6dqgBF9ol9GDQvo7NRAyiSroPpFQw7AVA3N0TuYWhiz-hqh60lNc2/s320/IMG_0017.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiw1hWeiDUI7bGAklXjiWTHujrac2Xcj7Ay4TYyimBg7OvCTlpjhQXw12BoSxv38yZglOZk69FoyHu5TLN-bdeg9fXfEttk7caEu3hvQGnX-VplnxQKurntb9Y2ppvGe6oqVUDdKd6tVT2OYJIT4l2-1qvEiSiNfXzgk57r5MCXZoTWna4MhDrgic0pJFiN/s1280/IMG_0049.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="961" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiw1hWeiDUI7bGAklXjiWTHujrac2Xcj7Ay4TYyimBg7OvCTlpjhQXw12BoSxv38yZglOZk69FoyHu5TLN-bdeg9fXfEttk7caEu3hvQGnX-VplnxQKurntb9Y2ppvGe6oqVUDdKd6tVT2OYJIT4l2-1qvEiSiNfXzgk57r5MCXZoTWna4MhDrgic0pJFiN/s320/IMG_0049.png" width="320" /></a></div><div><br />
さて今後は(臭いの解消が最優先事項だが)どう乗っていこう?シートポジションを下げて車内電源を増設するのはほぼ確定として、たぶん簡単なアウトドア用品を揃えて、郊外へふらっと出掛けて外でボーッと過ごすための移動手段にすると思う。数年乗って手放そうと思っているけど、(実家で以前所有していた初代ワゴンRを何となく連想させるためか)思いのほか気に入ってしまったので、数年後もし壊れてなければ処分せず北海道に送ってしまうかもしれない。<br />
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MR2を手放すときに「ワタシが夢想していたモータリゼーション」は失われたと感じたけど、移動の自由とガソリンエンジンの未来はあとしばらく、少なくとも自分が安全にクルマを運転可能な残りの時間程度は信じることができそうである。</div><div><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjCWLiN1eZ-CSYXAxowlM6K-kMJiPW-kGdBdomWVIJjL8U68RVApnyZP5aeK7qPryknp4arpd8Pcg_-Ow4NHdz8Zehe_qWhY-A-2Qmc2FgHVLik7x3fkKS7sf1nOFuOMfgf5RapUBAPBCeVFBiuK_nHOi_t6za4JkynAqMN7rvAwDioalaOrx5UZZmu8On7/s1280/IMG_0053.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjCWLiN1eZ-CSYXAxowlM6K-kMJiPW-kGdBdomWVIJjL8U68RVApnyZP5aeK7qPryknp4arpd8Pcg_-Ow4NHdz8Zehe_qWhY-A-2Qmc2FgHVLik7x3fkKS7sf1nOFuOMfgf5RapUBAPBCeVFBiuK_nHOi_t6za4JkynAqMN7rvAwDioalaOrx5UZZmu8On7/s320/IMG_0053.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgBNFFzVzfyBdmVFmjMdNDDf5lxQP_uFexzJ3YGlYUnbo75_5xOO1DBMMNUBnq7Mi6pvg36o2Z9blDB4tEP7Peu_y-P3EMcDpg7rZbC8S5E0LYEEbKni6heA7zC0i4vEfzSPMe9ZFxSTeKgZ7D5jzU3qsEKeYpV1xNh2t7enHHYqIBRbqCWUqkQGbnVDmp5/s1280/IMG_9505.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="961" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgBNFFzVzfyBdmVFmjMdNDDf5lxQP_uFexzJ3YGlYUnbo75_5xOO1DBMMNUBnq7Mi6pvg36o2Z9blDB4tEP7Peu_y-P3EMcDpg7rZbC8S5E0LYEEbKni6heA7zC0i4vEfzSPMe9ZFxSTeKgZ7D5jzU3qsEKeYpV1xNh2t7enHHYqIBRbqCWUqkQGbnVDmp5/s320/IMG_9505.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">(余談だがナンバーを標準的な黄色にしたのは軽自動車であることを明確にして安全性を確保するため)</span></div><div><br /></div>imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-62186157060293776642023-05-19T22:50:00.000+09:002023-05-19T22:50:18.721+09:00M1 MacBook AirでStable Diffusion(アプリ版・web UI版)を使い始める初心者向け私的メモ<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg4-4wH2XJwmhXzTwIfLbDFr1t_5g20wb3ObSsMArlVe35stEfNV6de537QvAonll1P9rzTy9Q6yXN99VOH2Ig7cAV7ZJrHndMhxbogSP6Y_gcWuDFwD0q72dpat3fE8Py1BBOKZPdvemP5I1apJx0_dNcpwm0d973JX2MKxHF7I_HpzZd28w4w_1nTWw/s512/01772-645272386.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="512" data-original-width="512" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg4-4wH2XJwmhXzTwIfLbDFr1t_5g20wb3ObSsMArlVe35stEfNV6de537QvAonll1P9rzTy9Q6yXN99VOH2Ig7cAV7ZJrHndMhxbogSP6Y_gcWuDFwD0q72dpat3fE8Py1BBOKZPdvemP5I1apJx0_dNcpwm0d973JX2MKxHF7I_HpzZd28w4w_1nTWw/s320/01772-645272386.png" width="320" /></a></div>
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2022年に登場して昨今のAIブームを巻き起こしたきっかけのひとつになった画像生成AIプログラム(とここでは便宜上そう呼ぶ)、<a href="https://github.com/CompVis/stable-diffusion/blob/main/README.md" target="_blank" title="stable-diffusion/README.md at main · CompVis/stable-diffusion · GitHub">Stable Diffusion</a>。今さら説明する必要は無いと思うけど念のためざっくり言うと、簡単な言葉の組合せ(プロンプト)や、ある特定の画像に基づいて、希望に沿った別の画像を自動的にうまいこと描画して出力してくれる。他のAi系の技術、チャットや音声、音楽などと同様、その実装手法と劇的と断言していい出力結果の精度と表現力によって、様々な議論が交わされているのは承知しているが、今回それは傍へ置く。以下、ワタシがこの1週間程度である程度は思い通りに画像を生成できるようになった環境構築や設定等の過程を備忘録的にメモしておく。<br />
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ちなみに2022/10/19時点ではこんな感じの出力を得て納得して放置して<br />
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<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Diffusion Beeがバージョンアップしたので絵を出力してみた » GitHub - divamgupta/diffusionbee-stable-diffusion-ui: Diffusion Bee is the easiest way to run Stable Diffusion locally on your M1 Mac <a href="https://t.co/pzH40azRBt">https://t.co/pzH40azRBt</a> <a href="https://t.co/8Yq2MsZ4ts">pic.twitter.com/8Yq2MsZ4ts</a></p>— (パ) (@im9d) <a href="https://twitter.com/im9d/status/1582646458947620864?ref_src=twsrc%5Etfw">October 19, 2022</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<br />
2023/05/14に少しいじったらこれが出てきてひどく驚いて<br />
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<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">たった数分でこんな画像が出てきてリアルで叫び声が出た <a href="https://t.co/tgtsYLucBU">pic.twitter.com/tgtsYLucBU</a></p>— (パ) (@im9d) <a href="https://twitter.com/im9d/status/1657570482617724928?ref_src=twsrc%5Etfw">May 14, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
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2023/05/19にはこんな絵面が"撮影"できるところまで来た。すきま時間にちまちまとトライアンドエラーを繰り返したので、集中して取り組めば数日あれば誰でもすぐこのレベルに到達できる。<br />
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<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">stable-diffusion-webui美ちゃん(anything-v4.5)で撮影の夜練。雨模様だけど週末なので楽しいみたい <a href="https://t.co/1nv5CcUVB2">pic.twitter.com/1nv5CcUVB2</a></p>— (パ) (@im9d) <a href="https://twitter.com/im9d/status/1659502016216072192?ref_src=twsrc%5Etfw">May 19, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
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<!--- more --->
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■準備するもの
<div>
<ul style="text-align: left;">
<li>できるだけ新しく高性能で使えるリソースが豊富なPC</li>
<li>Macだと"ターミナル"と呼ばれるアプリ上でのCUI操作(特にweb UI版を使う場合は簡単なレベルだけど必須)</li>
<li>英語(プロンプトは基本的に英語を使用するし、エラー等は英語で検索したほうが早く解決する)</li>
<li>ネット検索力(何かあったらすぐ検索とにかく検索)</li>
</ul>
■環境構築<br />
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ワタシの現在のメインマシンはM1 MacBook Airなので、そちらをメモ書き。<br />
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取っ掛かりとしてはStable Diffusionをアプリ化した<a href="https://diffusionbee.com/" target="_blank" title="DiffusionBee - Stable Diffusion App for AI Art">DiffusionBee</a>を使うのがいいだろう。<a href="https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/macinfo/1483801.html" target="_blank" title="【Mac Info】画像生成AI「Stable Diffusion」を手軽に使ってみよう! - PC Watch">こちらの記事</a>などに書かれている通り、ダウンロードして然るべきフォルダへコピーしてダブルクリックで起動すれば準備が整うので、始める気になれば誰でもすぐ試すことができる。<br />
<br />
ここから先へ進むために、DiffusionBeeの「Model」メニューの「Add New Model」と「Options」メニュー内の「Negative Prompt」の2つがあることを確認する。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgKYARhlXwNeM2iq6oFuo3qIise0m75IL1mXoYwB-QnFBhd-gOx1OVtG5VbNR2L_-khEI6O-hEkxoCQ27pmYlEEtxIZXLZLeqBqOnd4KiY0WjmrkvA1xANedPqjPCNdKSMjjaWvtXOb7zYsmODtTZTTLoNdoNFPthE5SoDcJZGDFE2xo634mc2Rcrq7Tw/s499/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202023-05-19%2020.40.12.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="173" data-original-width="499" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgKYARhlXwNeM2iq6oFuo3qIise0m75IL1mXoYwB-QnFBhd-gOx1OVtG5VbNR2L_-khEI6O-hEkxoCQ27pmYlEEtxIZXLZLeqBqOnd4KiY0WjmrkvA1xANedPqjPCNdKSMjjaWvtXOb7zYsmODtTZTTLoNdoNFPthE5SoDcJZGDFE2xo634mc2Rcrq7Tw/s320/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202023-05-19%2020.40.12.png" width="320" /></a></div>
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEieBr70nxC2OBuJeC-ev5-f6iKK4ScazYBz4RE7y-AlQUpzu9eCqLTeaD3I-aGTYAbYasdDIz6OgUu4e60j0MMkmJyuJv2LahXzhFf3VE-I4VxG-Hu7awqEptfgFrAdPaWLE7RLzw2S6Nq_ipPOjM7NQ7mQSDmkFb3u6L7iu7koJmpWV-DjYpksWvbauQ/s818/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202023-05-19%2020.40.45.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="818" data-original-width="491" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEieBr70nxC2OBuJeC-ev5-f6iKK4ScazYBz4RE7y-AlQUpzu9eCqLTeaD3I-aGTYAbYasdDIz6OgUu4e60j0MMkmJyuJv2LahXzhFf3VE-I4VxG-Hu7awqEptfgFrAdPaWLE7RLzw2S6Nq_ipPOjM7NQ7mQSDmkFb3u6L7iu7koJmpWV-DjYpksWvbauQ/s320/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202023-05-19%2020.40.45.png" /></a></div>
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「Model」=モデルは重要な概念で、Stable Diffusionにおける学習済みデータの集合体と呼ぶべきだろうか。既に大量のモデルがあるので、好みのものを検索して見つけ、ダウンロードして読み込ませる。モデルによって規約が異なるので、今後のことも考えて面倒だが必ず読むクセをつけておく。<br />
<br />
それから「Negative Prompt」=ネガティブプロンプトも重要で、普通のプロンプトとは逆の「こういうのは止めろ」という命令になる。こちらも有効にして(Enableボタンをクリックして)、通常のプロンプトとネガティブプロンプトが併記できるようにする。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgc7KSzs0z2Qk9towljM8Tsq_MiD4i4rghpz8-oGF_c4n92MfBKDuD61BRn1mBX7MBQ2cracx755RoWojDa19v0jrmaey9TnGnu8RoNAit6Ew3M6CFzz7iH-IQ4xVtRCyV-p07IIuyXYTWUu6fUh6iBFcf_PxmGmcd4iKDOJ4DPIlEHGK4Y_fe8uHFjTw/s281/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202023-05-19%2020.55.01.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="170" data-original-width="281" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgc7KSzs0z2Qk9towljM8Tsq_MiD4i4rghpz8-oGF_c4n92MfBKDuD61BRn1mBX7MBQ2cracx755RoWojDa19v0jrmaey9TnGnu8RoNAit6Ew3M6CFzz7iH-IQ4xVtRCyV-p07IIuyXYTWUu6fUh6iBFcf_PxmGmcd4iKDOJ4DPIlEHGK4Y_fe8uHFjTw/s320/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202023-05-19%2020.55.01.png" width="320" /></a></div>
<br />
検索して見つけた好みのモデルの紹介ページには必ず、画像出力の作例と、その際に用いたプロンプトが書いてあるはずなので、まずはそれをコピー&ペーストして実行する。マシンパワーにもよるが、特に設定を変えていなければ数分程度で結果が出力される。変だったり気になるところがあれば、<a href="https://blogcake.net/negative-prompt-2/" target="_blank" title="【初心者向け】おすすめのネガティブプロンプトまとめ!!!!!">こちらの記事</a>などを参考にネガティブプロンプトを入力して、出力を繰り返してみよう。たったこれだけで第一段階は完了する。<br />
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DiffusionBeeは手軽に始められる割には機能が豊富でこのままでも良いんだが、現時点ではどうやら<a href="https://huggingface.co/datasets/gsdf/EasyNegative" target="_blank" title="gsdf/EasyNegative · Datasets at Hugging Face">EasyNegative</a>が使えないようなので、(開発されている方の名前を取って通称AUTOMATIC1111版と呼ばれているらしい)<a href="https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui#readme" target="_blank" title="GitHub - AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui: Stable Diffusion web UI">Stable Diffusion web UI</a>をセットアップする。<a href="https://mac-ra.com/mac-automatic1111-stable-diffusion-webui/" target="_blank" title="AUTOMATIC1111 版 stable-diffusion-webui を Mac で使う | 林檎コンピュータ">こちらの記事</a>を全面的に参考にして、ターミナルを用いてインストールを実行する。うまくいかない場合はエラー内容を検索すればたいてい解決するが、ワタシの場合、xzが不足している旨のエラーが出たのでHomebrew関係をいったん全てアップデートしたのちpython 3系列をアンインストールして、xzを入れたのちpython 3を再インストールしたらうまくいった記憶がある。このあたり個人の環境に左右されるので、頑張ってください。<br />
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さて先の記事にあるようにインストールが完了してwebブラウザで http://127.0.0.1:7860 に無事アクセスできれば、web UI版は使えてしまう。ただこの先を考えると、ワタシは「UIの日本語化」というか「英語と日本語の併記」と、先に挙げた「EasyNegativeの導入」は先にやっておくべきだと思う。こちらは各自で記事を検索し参照してください。それとワタシが画像生成している途中で気になった紫色のスポットが描画される現象は、使用するモデルに対応したVAEファイル(?)を用いることで解消できたので、<a href="https://murasan-net.com/index.php/2023/02/14/automatic1111-vae-setting/#index_id6" target="_blank" title="AUTOMATIC1111でVAEを変更する方法 | Stable Diffusion高機能Web UIの活用法 | Murasan Lab">こちらの記事</a>などを参考にして設定を変更後にUIをリロードしてVAEを適用できるようにしておこう。なおStable Diffusionの大きな弱点である「顔や手足の描画が怪しい」問題は、<a href="https://yuuyuublog.org/adetailer/" target="_blank" title="【Stable Diffusion】顔を自動認識して崩れを補正してくれる拡張機能「adetailer」の使い方を紹介!【表情差分】 | 悠々ログ">adetailerという拡張機能を導入すればかなり軽減できる</a>。最新版では設定により顔と手を自動認識してそれぞれ修正を加えてくれるが(もちろん限界はある)、一部とはいえ再描画処理が走るのでそのぶん時間が伸びる。このあたりはプロンプトで回避できることも多いので、ケースバイケースだろう。<br />
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あとはDiffusionBeeの場合と同様に、何か思いついたらプロンプトを考えて入力して出力して、場合によっては機能拡張を追加してさらに入出力の繰り返し。他の技術も大量に使えるので、適宜それらを試してみるのもいいだろう。ただ全ての基本となるプロンプトは手当たり次第ではさすがに効率が悪いので、先人の知恵を借りる。特に<a href="https://koneko3.com/composition-and-pose-prompt/" target="_blank" title="構図とポーズに関するプロンプト【Stable Diffusion web UI】">こちらの方の一連の記事</a>にはずいぶんと助けられている。また今ならChatGPT等にプロンプトを考えさせたりすることもできるので、各自工夫してみてください。<br />
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さて、2023/05/14から1週間も経たないが、 Stable Diffusionをほぼ毎日触ってて感じるのは、「これは絵を描くというより写真を撮ってる感触に近い」ということである。プロンプトという呪文を唱えてイラスト次元に入り込んで、そこにいる誰かに細かく指示しながら異世界カメラを向けて、望む絵面が写るのを数分間念じると言えばいいだろうか。異世界カメラで念写するので必ずしも思い通りの結果は得られないし、ときどき、というかしょっちゅう得体の知れないものが映り込む。ただ、それも込みで「大量に撮りまくったカットからこれだという1枚をピックアップする」あの手応えは、カメラ趣味をたしなむ方ならば分かってもらえるかと思う。<br />
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<br />
というわけで、しばらくは自分のMacBook Airに住み始めたstable-diffusion-webui美ちゃんやイケおじのstable-diffusion-webui夫さんたちにモデルをお願いして、いそいそと"撮影"に勤しむことにします。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgCOHIp1MYxofZJT-O-K60VtUZKO928zf1cVwmgxk8EQjwgv5In9yWuFUc76HI-HuwAGqsW4Bn8OPeGqQ0MppbJT2dXKhXXQlAL9Xe6NCsnkghWyKbJPk-h2WdcVukKYsefYYknag1fRFJxVfC2mQmqnNks8Jly-BAAwRZM91wZ2uVTCNc-tDZISrWOoQ/s512/00063-3904349539.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="512" data-original-width="512" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgCOHIp1MYxofZJT-O-K60VtUZKO928zf1cVwmgxk8EQjwgv5In9yWuFUc76HI-HuwAGqsW4Bn8OPeGqQ0MppbJT2dXKhXXQlAL9Xe6NCsnkghWyKbJPk-h2WdcVukKYsefYYknag1fRFJxVfC2mQmqnNks8Jly-BAAwRZM91wZ2uVTCNc-tDZISrWOoQ/s320/00063-3904349539.png" width="320" /></a></div></div>
<br />
追伸:"撮影"をがんばるとMacBook Airが発熱して処理がどんどん重くなるので、冷却ファンつきノートPC台などで風を送って冷やしてあげるといいです。このあたりも密閉され強い光源で暑くなりがちな写真撮影スタジオを思い起こさせます<br />imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-72108689431886913832023-04-08T08:39:00.000+09:002023-04-08T08:39:10.023+09:00絵と音の"joint" 〜山田尚子監督の仕事を映像作品の歴史から俯瞰する試み〜 再録版文字起こし:その6(<a href="https://www.imgd.net/2023/04/joint-5.html">その5</a>からの続き)<br >
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjP_KzIPeGyIB-IHA9lD5Gfs7y_s3scV46O-Lnm8_AaKYGLGXq5D50Hhq3HWOWbC-zR2PyafLcvYvDyL4SXIj2Dx4SrauAF7qBvTGy_lWcbWWTlS5KMhVU6FQuwJ2uNLbE52JPl5XrYODk1db62ZOWu1vU_Zi_Gg1PL0C3opeEMf7szul3xC49fBqiB0A/s2320/top_mv_bg3.jpg" style="display: block; padding: 1em 0; text-align: center; "><img alt="" border="0" width="320" data-original-height="1642" data-original-width="2320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjP_KzIPeGyIB-IHA9lD5Gfs7y_s3scV46O-Lnm8_AaKYGLGXq5D50Hhq3HWOWbC-zR2PyafLcvYvDyL4SXIj2Dx4SrauAF7qBvTGy_lWcbWWTlS5KMhVU6FQuwJ2uNLbE52JPl5XrYODk1db62ZOWu1vU_Zi_Gg1PL0C3opeEMf7szul3xC49fBqiB0A/s320/top_mv_bg3.jpg"/></a></div>
<br >
では最後、締めとして長くなりましたけども、終わりにお話をしたいと思います。<br />
<br />
もうすでに山田尚子監督の次の作品、いくつかのあ小品を発表済みですけども、<br />
<br />
これからも山田尚子監督ならではの「絵と音のjoint」、融合した形、それぞれが並び立って我々の感情を揺さぶるような作品を、ぜひたくさん体験させていただければと思います。<br />
<br />
是非宜しくお願い致します。というわけで非常に長くなりましたけども、ご清聴ありがとうございました。(パ)とを申します。よろしくお願いいたします。<br />
<br />
<br />
<br />
…ふう。すげえ長くなりましたけど、動画で不足した内容や動画リンクなどは、時間を見て追加していくつもりです。最後になりますが、このような貴重な機会を設けていただいた mirrorboy さん、平ハウス物語で共演した皆さん、MOGRAでご一緒した方々(特にふらっと遊びに来ていただいたK氏とP氏)、今回の発表内容について重要なアドバイスをいただいた東海地方在住のT氏と九州在住のB氏、それから忌憚ないツッコミをいただけるめんどくさいアニメおじさん会のメンバーの方々に、あらためてお礼を申し上げます。ワタシはこんな調子でこれからも変な角度でいろいろ考えてくと思いますので、今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
<br ><br >
<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/iL0Nh-Ir4Y8" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe><br >
<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/fkP6WV5IWog" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe>imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-64621324903503746342023-04-08T08:32:00.000+09:002023-04-08T08:32:40.417+09:00絵と音の"joint" 〜山田尚子監督の仕事を映像作品の歴史から俯瞰する試み〜 再録版文字起こし:その5(<a href="https://www.imgd.net/2023/04/joint-4.html">その4</a>からの続き)<br >
<br ><div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgJvraZkn046DL-Jm-hyJdnI1-So7tiBwtbMUKAmeNCj0Ph86gsxl8-lhkCN9C1MU0zWHx8MLixF8PR-Zdc47nafCFBuTZ26xzunYcC1I1cNwsfk-QPtCc_h733me4SHiLw2vpdIpOjH8E_ovfJhdT26KwpBEG3RlAxFDz-HNYg3qelUZwyAXFRDbgOlQ/s1089/IMG_1519%20%282%29.png" style="display: block; padding: 1em 0; text-align: center; "><img alt="" border="0" width="320" data-original-height="586" data-original-width="1089" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgJvraZkn046DL-Jm-hyJdnI1-So7tiBwtbMUKAmeNCj0Ph86gsxl8-lhkCN9C1MU0zWHx8MLixF8PR-Zdc47nafCFBuTZ26xzunYcC1I1cNwsfk-QPtCc_h733me4SHiLw2vpdIpOjH8E_ovfJhdT26KwpBEG3RlAxFDz-HNYg3qelUZwyAXFRDbgOlQ/s320/IMG_1519%20%282%29.png"/></a></div><br />
じゃあ、山田尚子監督のその作品を全体俯瞰した中で、どうしても我々としては外せない話をしたいと思います。<br />
<br />
「リズと青い鳥」における山田尚子監督と牛尾憲輔さん。映画監督あるいは「絵」のほうをコントロールしている山田直子という方と、それから劇中の音楽を作った牛尾憲輔さんの関係(の話)をしたいと思います。<br />
<br />
まずはこちらは公開されているメイキング映像のほうをご覧になっていただければと思います。(「リズと青い鳥」メイキング映像を見ながら)実際に歩いてるところを二人して再現しながら打ち合わせしてるんですよね、むちゃくちゃ楽しそうなんですね、これずっと見てたい感じなんですけどね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 山田監督が面白いんだなあ。<br />
<br />
そうなんですよ。また、このメイキングから抽出しますといくつも大きな話が出てきています。「絵と音を並行して作る」、まさにその現場をメイキングで我々は見ることができたんですけども、冒頭にお話しましたアニメーションの作られ方、プレスコ、あるいはアフレコでもない、「絵を作りながら音を作る、音を作りながら絵を作る」。これを京アニは何かのインタビューで”新しい挑戦”という風に表現してましたけども、プレスコでもアフレコでもないアプローチ、このインタビュー(=メイキング)の中では”新たな挑戦”というふうに書いてありましたけども、技法としては別のインタビューでこういう技法が実際もうすでに存在するということで、(注:技法についてですが、現在では読めなくなった京都アニメーション公式サイトの日記ページで述べられていたかもしれません)それを用いて作ったのがこの「リズと青い鳥」という映画になります。<br />
<br />
それから実際に見ていただければ分かると思うんですけども、絵と音の相互作用というのをかなり意識して作られていますね、場面が変わったら楽しげな音がする、何か不穏な雰囲気になったら音が不穏な感じになる、というような形で、絵と音の相互作用を意識的に最初から作っている。これはギターのフィードバック奏法的というふうに言えるかもしれないんですけども、その一方で絵と音のクオリティっていうのをどんどんどんどん上げていくことができる、これはまあ時間との戦いではあるとは思うんですけども、「リズと青い鳥」に関してはかなりそこをたっぷり時間をとって「いい絵がが来たら負けない音を作る、あるいはいい音が来たら負けない絵を作る」ということを相互にやっている、という話があの各種インタビューで語られていました。<br />
<br />
近作では同じような事を「地球外少年少女」の磯光雄監督とそれから赤﨑千夏さん、我々京アニファンからすると赤﨑千夏さんは「中二病」のモリサマーちゃんですけども、彼女の演じるキャラクターの声に非常に驚いて磯光雄監督が絵を描き直したという話がインタビューになってました。<br />
<br />
それからのちょっとここ余談なんで切って頂いて構わないんですけども、「リコリス・リコイル」、先ほど説明したように、「リコリス・リコイル」って現場のアドリブで OK だったらいくらでも絵を直しちゃうよって言うぐらい”現場のライブ感”を大事にした作品ですよね。そういうふうな感じで、絵と音との相互作用を意識して作った場合に、何かしら力強さや説得力が増すということを意識的にやっている作品だと思います。<br />
<br />
それからもう一つ、先ほどのメイキングでも触れられたかと思うんですけども、音楽だけではなくて音全体を総動員して演出として用いている、これはインタビュー等でも述べられているとおり、実際にその舞台のモデルとなった学校に、音のサンプリングをするために取材に行ったと。いわば音ののロケハンを敢行している。それからサウンドトラックなどを聴いた方はもうご存知だと思うんですけども、環境音楽的あるいは実験学的と呼べる、アンビエントに近いノリが強く漂ってくるような、アニメーションの音楽としたかなり珍しい劇伴を作り上げたと。それは先ほどのメイキングの中では「物音の目線」というふうに表現されています。ですので、かなり特徴的な劇伴が映画の中で使われているということが言えるかなと思います。<br />
<br />
ここでふと思いました私。「絵と音をを並行して作るのを我々はすでに経験してるのではないか?」ということです。これを実際に拝見していただきたいのが「リズと青い鳥」第三楽章です。こちら有無を言わせず皆さんレンタルでもブルーレイでも何でもいいですので、この第三楽章の演奏シーン、一番キーになるクライマックスの演奏シーンですね。あそこをご覧になっていただければと思います。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> (吹奏楽)部室のシーンですね。(注:正しくは音楽室)<br />
<br />
はい。演奏シーン、ソロ、第三楽章を通しでと、みぞれが演奏を通しでやっちゃうところですね。(「リズと青い鳥」第三楽章演奏シーンを見ながら)ちょっとここお話しながら見てますけど、演奏そのものもはまだまだ未完成なのでバラバラなんですよね。全然完成度が高くない演奏をしてるんですけども、それがまず音で、そういうオファーで録音したんじゃないかなと思います、その中でだんだんフォーカスがあたっていくのがオーボエの音なんですね、だんだんボリュームが、オーボエのほうのボリュームが上がっていくはずなんですよ。もうここからオーボエを強調してます、ここらあたりはオーボエしか聞こえなくなってますね。ここは「聲の形」でも使われた高域と中域きをがーっと絞って低域しか聴こえなくなってる状態になってます。ここでエコー(注:リバーブが正しい)がかかり始めますね。<br />
<br />
日本のアニメーション史上、ひいては日本の映像作品史上でも特筆すべき名シーンだと私は思いますけども、この「リズと青い鳥」第三楽章のクライマックスの演奏シーンを見て私は一言、<br />
<br />
「これはクラブの現場を知ってる人にしか伝わらん」<br />
<br />
と正直思いました。なんでかって言いますと、吹奏楽の演奏という場面を描きつつ、途中でどんどんどんどん音に手を加えて、オーボエを強調したりフェーダーなりなんなりを使って中高域を絞って低域しか聴こえないような、水の中に入ってるような音に変えたりですとか、途中でエコー(注:リバーブが正しい)を加えてオーボエの印象を強めたりとか、絵に合わせて音もどんどんどんどん、吹奏楽の演奏は本来こういうふうには聴こえないはずなのに、実際に音をいじってしまってるんですね。これはクラブで DJ の方が曲を流してる時に行う色々な操作ですね、私は実際に DJ ではないので詳しくは分からないですけども、実際にDJ である方であれば、ここでどんな操作をしてるかっていうのがすぐ想像できるぐらい、音に対して自覚的に手を加えて、それを作品として盛り込んでしまったということが言えるんじゃないかなと思います。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> イコライザーとかエフェクターを使って映像作品の世界観をより伝わるカタチにミックスし直してるってことですね?<br />
<br />
そういうことです。それをそのまま吹奏楽の生音を流すんじゃなくて、ミックスし直すことでより作品の印象を強める、キャラクターの印象を強める、物語の印象を強めるっていうことに成功してるんですよね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> そう、だからDJプレイは演出だっていうことですよね?逆に言うと。<br />
<br />
逆に言うとそうです。「ここでこの音がいいんだ、この曲のここがいいんだ、ここ をこうしたらもっとかっこよくなるんだ」、皆さん DJ の方って必ずやるじゃないですか。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 山田監督と牛尾さんはこのシーンでブチこんでると。<br />
<br />
ブチこんでます。「リズと青い鳥」を見た時に、知り合いのDJの方に今すぐ見に行けって言ったんですよね、アニメファンじゃなくて DJ の方じゃないと、やってる意味が分からないだろうと思ったんですよ。とにかく見に行って感想聞かせてくれっていうふうに片っ端から声かけて、良い、とにかく見に行けって言ってたんですけども。アニメではなくて、クラブミュージックの文脈で見ないと、やってる事の意味が本当にわからないんじゃないかなと思うところが少々あります。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> (笑)。確かに。吹奏楽部でも分かんないですもんね。DTMとかやってないと。<br />
<br />
分かんないです、はい。しかもDTMで作品を作ったとしても、それを実際にプレイして、 DJ のクラブミュージックとしてプレーされてる現場を知らないと、DJがー<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 分かんないですよねえ。<br />
<br />
その感情を盛り上げるために色々な手を音楽に対してどんどんどんどんリアルタイムで付け加えてるっていうことを実際にやってるっての知らないと、これを見て何でこんなに感情をかき乱されるんだろうかっていうのの理由が、完全には理解できないと思うんですよね。見ていただいた通り、絵の演出があり、それから実際の演奏があり、それに対して音の演出も加わって、はじめてここまで感情を揺さぶる映像(作品)がモノになるということをやってしまったというのが、「リズと青い鳥」の第三楽章の演奏シーンの肝だと私は思います。<br />
<br />
で、結論として、私は山田尚子監督をこう評したいと思います。<br />
<br />
山田尚子監督は、今見ていただいた通り、アニメを含む長編の映像作品において極めて稀だと思うんですけども 、VJ それから DJ、 その両方の感性を兼ね備え、映像と音楽・音響の両方を鋭く操る作家である<br />
<br />
というふうに言いたいと思います。<br />
<br />
とりあえずこれを結論としたいと思いますけども、続きがあります。ようやく、これからの話。既に(アニメ)「平家物語」という作品を作った新しい山田尚子監督と言っていいかもしれませんけども、これからのことをちょっと軽く述べたいと思います。<br />
<br />
新しい挑戦、(アニメ)「平家物語」で山田尚子監督はいくつかの新しい挑戦をしたと思います。まず一つ、ホームグラウンドが大きく変わったというところですね。キャリアの大半を占めた京都アニメーションからサイエンスSARUが製作を行ったということ、京都アニメーションはご存知の通り非常にコンパクトなスタジオで京都の宇治でスタジオを構えて少数のスタッフでアニメーションをずっと作り続けているわけなんですけども、(アニメ)「平家物語」のクレジットを見ていただければわかるんですけども、非常に多くの皆さんが関わって作る、日本では一般的なアニメ製作のフローに変わっています。その中で(アニメ)「平家物語」という山田尚子監督の新しいアニメーションに作られたということはかなり、方法論ですとか意思伝達の面も含めて、チャレンジがかなり大きかったんじゃないかなと想像します。<br />
<br />
それから二つ目が、映画「聲の形」とそれから「リズと青い鳥」という、この二つの映画で非常に大きな評価を得た、実際に賞もいくつも取ってますけども、映画を撮った後にテレビシリーズに戻ってきた、これはなかなか、アニメ監督はたくさんいらっしゃいますけども、映画とテレビシリーズをフラットに行き来できる監督というのはなかなかいらっしゃらない、アニメから映画にシフトして(成功して)、映画のまま帰ってこない監督もいらっしゃるわけですね。その一方で富野由悠季監督みたいに映画だろうがテレビシリーズだろうが何でもアニメなら任せろみたいな感じでものすごい勢いでいまだだに作品を作り続けている偉大な方もいらっしゃるわけなんですけども、それから押井守監督も映画監督として実写までやって、もうテレビシリーズやらないだろうと思っていたら近年はテレビアニメに戻ってきたりもしてますし、そのあたり、何かアニメーションの作り方、アニメーション捉え方の中で山田尚子監督がこういう動きをしたというのは、注目すべき動きじゃないかなと思います。<br />
<br />
それからもう一つ、(アニメ)「平家物語」のなかでは、 非常に多くのジャンル、非常に多くの曲、テイストも何もかもが違う曲がかなりたくさん使われています。これは実際にインタビューで語られてますけども、こういう劇版を用いたのはアニメ映画とは違って、たまたま偶然目にすることが多いテレビアニメというメディアの特性を考えて(インタビューでは)”口当たりの良さ”と言ってますけども、間口の広さと言い換えてもいいかもしれません。とにかく、誰かがたまたま見た時に「おっ」っと思われる、きっかけづくりをたくさんしたいという思いがあったようで、それのための劇伴をたくさん用意したというようなニュアンスで語られていました。<br />
<br />
“新しい挑戦”を見た感じで、私が先ほどの山田尚子監督の評価を踏まえて(アニメ)「平家物語」を表現すると、<br />
<br />
山田尚子監督にとってアニメ映画というのは DJ の皆さんが言うところのロングセット、それに対してテレビシリーズというのはショートミックス<br />
<br />
というようなアプローチで作られてるのかもしれません。<br />
<br />
で、その一例を(アニメ)「平家物語」のエピソードからご覧になっていただきたいと思います、第7話。 Amazon プライムに「平家物語」はありますので各種ストリーミングサービスで見ていただければと思います。<br />
<br />
(アニメ「平家物語」第7話エピローグ〜エンディングを見ながら)音楽が一緒に聴いていただければ、一番、一発でわかるんですけどね。(早見沙織さん演じる時子の)ボーカルにエコー(注:リバーブが正しい)が入って、ボーカルが消え劇伴だけになったところで、(千葉繁さんが演じる後白河法皇 )の語りが始まります。この、劇伴からエンディングのこの曲に繋がるところが隙がないんですね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> エンディングにちょっとかぶっちゃてる。<br />
<br />
ちょっと被っちゃってるんですよ。これを見た瞬間に鳥肌がブワーッと立つぐらい、あまりにも繋ぎが見事っていう、よくクラブに行ってる時に、「これこう繋ぐか」って DJ の人がめちゃくちゃいいプレーした時に「うおお」ってなる瞬間あるじゃないですか。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> はい、ありますね。<br />
<br />
あれなんですよ、これ見た時に。この曲、「この劇伴からこのエンディングにこう繋ぐか」って、見事としか言いようがない。これも多分コマ単位で詰めてますね、おそらく。編集の段階でギリギリまで気持ちよくなるタイミングでつなぐっていうのを決めて、この曲のこの終わりから、コンマ何秒かでエンディングに入りますっていうの決めてる。本当にここ見事です、惚れ惚れとしますね。多分”ショットが何杯か飛び交ってる感じ”ですね(笑)。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span>(笑)。<br />
<br />
でもこんな感じで(アニメ)「平家物語」の全体を、音楽と映像で見ていくと非常に緻密に映像と音が組み合わされているというのが分かると思います。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span>(アニメ)「平家物語」のDJ演出の話で、最終話の最後の最後にびわが「諸行無常の〜」って歌ってるんですよね。で、そこから、フェードアウトしていくんですよね、声が。(それに続いて)重盛の声がフェードインしてくるんですよね。その演出に僕はビビりましたね。<br />
<br />
はい。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> それは何でかって言うと、びわは重盛の目を持って最後まで見届けたという意味にもなりますし、びわの声と重盛の声が若干ズレてるんですよ。完璧にユニゾンしてない。その「ズレる」っていうのが、「平家物語」が口伝、口で伝わってきたっていうところの、ちょっと伝わるたびに(話の内容が)ズレるのを表現している。という意味で、「これDJじゃないと思いつかないな」って思ったんです。<br />
<br />
はい、ですね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> これもぜひ見てもらいたい。(パ)さんが言う、山田監督と牛尾さんはDJ的な演出をアニメに入れてるということの一例なんじゃないかなと思いました。<br />
<br />
しかも今のズレというのが、重盛がオリジナルとすれば、びわっていうのはカバーしてるわけですよね。オリジナルとは違いますよっていうことを、そのズレによって表現してる、そのズレを意識的に見せることによって、びわが言い聞かせてることが重盛の本心なのかどうかは結局わからないっていうことにも繋がって、だからオリジナルとそれからその DJ が実際にプレイしている現場の音っていうのは、それぞれ並び立つというか、独立した存在であって、両方をあたると面白いよっていうことを表現してるっていう事も言えるかもしれないですね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> たぶん重盛の声が最後フェードアウトしていったと思います。で、フェードアウトっていうのはDJミックスとかでもよくあるんですけど、20曲とか入ってる曲の最後がフェードアウトされていったりしてるんですよ。それは何でかって、DJ TASAKAが昔インタビューで言ってた覚えがあるんですけど、「クラブのイベントはまだ続いてるからフェードアウトしていく」と。音は切らない。<br />
<br />
ああ、なるほど。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 重盛の声もフェードアウトしてくんだけど、たぶん他の琵琶法師が「平家物語」を繋いでいってるっていうのは、裏でたぶん流れていってるんだと思います。<br />
<br />
はい。だからフェードアウトで終わる。それはすごくいい話ですね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 山田監督はどこかで語ってたんですけど、映像をフェードアウトする意味っていうのを、事情が続いてるという表現として捉えてるみたいな話があった気がします。<br />
<br />
そうですね、音楽のフェードアウトもそうですし映像もそうですけど、フェードアウトっていうのは続いてるっていう余韻を……(注:トークが白熱し始めて止まらなくなったのでフェードアウトします)<br />
<br />
ぜひこの(アニメ)「平家物語」は、各種ストリーミングサービスで今ご覧になれると思いましたので、映像と音のつなぎ方に注目しながらご覧になっていただければと思います。<br />
<br />
<br />
<br />
(<a href="https://www.imgd.net/2023/04/joint-6.html">その6</a>に続く)imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-3702158977696891352023-04-08T08:31:00.000+09:002023-04-08T08:31:27.453+09:00絵と音の"joint" 〜山田尚子監督の仕事を映像作品の歴史から俯瞰する試み〜 再録版文字起こし:その4(<a href="https://www.imgd.net/2023/04/joint-3.html">その3</a>から続き)<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiIVVmOmiNguZQWy2KEj4N29WHla_TuEeFBIzNQWigh0ET7KLPNl3_F5O1oR2mZaANljYoEkQF4HNtZjTI5wxOGK2afJGF-zNzdNjk05A5_34834idJZAjzsAEDOWaqF3gwfEHTCyQek7Emhih9mMIQabVE3ge0srXTeqaWHslyuKqU7dGjXc8uxQCAog/s1280/IMG_5955.png" style="display: block; padding: 1em 0; text-align: center; "><img alt="" border="0" height="320" data-original-height="1280" data-original-width="960" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiIVVmOmiNguZQWy2KEj4N29WHla_TuEeFBIzNQWigh0ET7KLPNl3_F5O1oR2mZaANljYoEkQF4HNtZjTI5wxOGK2afJGF-zNzdNjk05A5_34834idJZAjzsAEDOWaqF3gwfEHTCyQek7Emhih9mMIQabVE3ge0srXTeqaWHslyuKqU7dGjXc8uxQCAog/s320/IMG_5955.png"/></a></div>
<br >
ということで、ようやく京都アニメーションの話が出てきましたので、山田尚子監督のお話をしたいと思います。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 山田監督の名前が出てきた(笑)。<br />
<br />
ようやく出てきました、長いフリでした(笑)。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ようやく出てきましたね(笑)。<br />
<br />
はい(笑)。ということで山田尚子監督、京都アニメーションでアニメのお仕事、キャリアをスタートさせまして、名実ともに看板を背負う立場のポジションにまでなった方です。京都アニメーションから離れたのかどうかまだはっきりはしてないんじゃないかなと思うんですけども、(アニメ「平家物語」は)別のスタジオですね、サイエンスSARUさんと手を組んで作品を作っているというのがアニメ「平家物語」ですけども、監督のキャリアをざっくりまとめてみました。<br />
<br />
一言でいうと私の個人的な印象なんですけども山田尚子監督というのは”京都アニメーションのサラブレッド”ではなかったかと思います。京アニの場合は入社してまず必ず動画から仕事を始めるそうです。(動画の後に)原画に進んで、そのあと実際に何をやるかっていうの自分で決めるそうなんですけども(注:記憶で話していますので誤りかもしれません)、山田尚子監督の場合には、絵コンテ・演出を経て最終的には「けいおん!」というビッグタイトルの監督に大抜擢されて、それがもう社会現象化したというのは、皆さんご存知かと思います。特に「けいおん!」の時からもう皆さん見てお分かりだった通り、「日常感」と言うか、「よくある当たり前の高校生の生活の様子」ですとか、そういったものを上手く切り取っているなという印象が強かったものです。ただその一方で、山田監督が(「けいおん!」等で手がけた)オープニング・エンディングの絵コンテを描いて演出を手がけたものがあるんですけども、それを見る限りはどこか漠然としてる、劇中ではかなりビビッドな演出を入れてくる方なんですけども、(山田監督が手がける)オープニング・エンディングというのはちょっと漠然とした作り方をしてるなーっていう印象を持ってたりもします。あとはですね、インタビュー等を拝見すると、学生時代にどうもバンド、キーボードか何かをやられたということ。(また、)ご自身でも相当自覚してるそうですし周りから見ると明らかにそうなんですけども、かなりの音楽マニアであると。特にそのイギリスですね、英国音楽への造詣が深いというのは言葉の端々からにじみ出てきています。<br />
<br />
その内容を踏まえて山田尚子監督の関わった作品に対して音楽がどういうふうに入ってくるか、それを見てみますと、ご自身が体験した音楽体験やご自身の趣味、そういったものをですね、作品に対してどんどんフィードバックして入れてくるということをやられているようです。これは例を挙げれば映画「けいおん!」のエンディングですね。ここで映画の「さらば青春の光」というのがあるんですけども、それをオマージュしている。「さらば青春の光」という映画については後で軽く説明しますけども、イギリスのモッズとロッカーズという、音楽や風俗と結びついた若者の文化なんですけども、それを描いた映画、これ を「けいおん!」でオマージュしていたということがあります。それからあの後で軽くお見せしますけども、「たまこまーけっと」それからそれに続く映画の「たまこラブストーリー」において、劇伴は非常に「渋谷系」と呼ばれるタッチのフレンチポップ的なもの、それから実際に劇中で流れるレコード、アナログレコードが全て架空の劇中曲になってるんですけども、それが20世紀中期ヨーロッパのポップス、それから映画音楽というものを非常にリスペクトしていたり、あとは劇中でも散々描かれますけども、アナログレコードだったりカセットテープだったりというそういうもの(=アナログな音楽メディア)を非常に大事にしている。それともう一つ、映画「聲の形」のオープニングでいきなりTHE WHOの「マイジェネレーション」をガーンと流してしまうというような、ダイナミックな音の使い方、音楽の使い方をやられています。<br />
<br />
ここで一つ、Internet Archiveになってしまっている記事なんですけども、貴重な証言なので一つご覧になっていただければと思います。これはですね、「たまこまーけっと」の音楽を作ったマニュアルオブエラーズという集団がいらっしゃるんですけども「そのキーマンである方、山口(優)さんと山田尚子監督が一連の対談をしていたと。その対談の最終回のタイトルに、「私、音楽になってみたいのかもしれません」というふうに山田尚子監督がおっしゃったという対談記事ですので、これは是非お読みになっていただきたいと思います。<br />
<br />
この記事の中では山田尚子監督の「たまこまーけっと」における音楽のアプローチなど書かれてるんですけども、その中に彼女、山田監督が好きな音楽ですとか、何を聴いてきたかというのが一通り語られてるわけなんですけども、そこに色々いいフレーズが並んでるわけですね。この”慈悲深いキックの音”というのは非常にこう……(笑)。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> バズワードですよね。この界隈の。<br />
<br />
バズワードですね、この界隈の。”四つ打ちでキックの音がしっかりある曲に佇むちょっと湿度の高い女の子というのがすごいグッと来てた”ということで「たまこまーけっと」のエンディングの「ねぐせ」が出来上がったと。まあパンク、ニューウェーブ、電気グルーヴなどがキーワードとしてボコボコ出てくるんですけど、後はレコードですね、それからこの”映像と劇伴のたすきがけ”ですとか、いいフレーズが流れてくるんですけども、(記事の一文をハイライトして)ここでちょっと強調しておきましたけども、「監督が音楽にすごく思い入れがあることが分かったので今後もまた音楽にこだわって作品を作っていく感じですか」っていう問いかけに対して、謙遜しつつも「憧れがある」と。”山田尚子監督のアイデンティティー”だということがご自身の言葉で書かれていると。作品に対しては「音楽にこだわってやっていきたい」(と述べていて)、「それは作り手としてと言うか音楽ファンに近い感じなんですか」と聞かれたところで、山田尚子監督曰く「私、音楽になってみたいのかもしれない」というのが、(一連の山田尚子監督)作品を読み解くキーワードになるじゃないかなというふうに思います。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> おお。<br />
<br />
「たまこまーけっと」は山田尚子監督の監督作2作目にあたるんですけども、京都アニメーションの作品としても(原作のない)オリジナルだった中で、山田尚子監督の作家性というのがかなり強く押し出された作品になってたかと思います。その中で、山田尚子監督は”アニメを通じて音楽になってみたい”というふうに考えながらアニメを作っている可能性があるということが、このインタビューを読んでいただけるとお分かりになるかと思います。このインタビュー、後でInternet Archiveで一通り掘り出してリンクなどを貼りますので是非読んで頂ければと思います。<br />
<br />
その趣味の一端をお見せします。先ほどの(映画)「さらば青春の光」というのを簡単に解説しますと、イギリスのバンド The Who がプロデュースした、半分自伝的な映画です。当時の若者の風俗を、イギリスの若者の風俗を描いた、非常に最後は”青春の終わり”ということで悲しげに終わる映画なんですけども、それの予告編を少々を見ていただければと思います。<br />
<br />
見るとですね青春映画なんですけど 、こっち(現代の日本)でいうところの”ヤンキー映画”なんですよね、だけれども、そういうふうに若者が過ごしていたのが、もうそれじゃあどうにもならなくなって、最後その自分の青春時代に別れを告げるっていうところで話が終わるんですよ、非常に切ない映画なんですけど、(映画「さらば青春の光」の予告編を見ながら)これ予告編見ると笑っちゃうんですけどね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> (映画)「聲の形」も飛び降りてますよね、橋の上から。<br />
<br />
そうですそうです。これが(映画)「さらば青春の光」なんですけども、これに対してですね、映画「けいおん!」これちょっとあのスクリーンショットが無かったのでちょっと拝借して持ってきましたけども(注:申し訳ありません)、こちらのエンディングを見ていただくと分かるんですけども、澪ちゃんがいわゆる「モッズコート」を着ているわけですね。で、その「モッズコート」の「モッズ」っていうのは(映画)「さらば青春の光」で描かれている「モッズ」という若者文化で、「モッズ」という派閥の人たちが好んで着ていた米軍払い下げのコートなんですよ。”モッズの連中が着ていたコート”ということで現在では通称「モッズコート」と呼ばれていると。それを山田尚子監督は映画「けいおん!」の中で着せてるわけですね。<br />
<br />
なおかつここの崖なんですけども、(映画「けいおん!」のエンドロール映像を見ながら)これは映画「けいおん!」のエンディングではこう描かれてるんですけども、映画の「さらば青春の光」のラストシーンに出てくる崖なんですよ。まんま、そのまんまなんですね、多分ロケハンへ行った時に山田尚子監督がわざわざここまで行って確かめたと思うんですけども、(映画)「さらば青春の光」の中では主人公がこの崖から乗っていたバイクを”青春時代の終わりだ”っていうことでここから捨ててしまうんですよ。それを映画「けいおん!」の中でその場所を使って、彼女たちも高校を卒業して、卒業旅行の話でしたから、”自分たちの青春時代一区切りをここで終える”というの(を表現するの)に引用してると。非常にこう、二つの映画を比較してみるとよく分かるという例です。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 澪ちゃん下手したらここでベース捨ててますよね。<br />
<br />
捨てる可能性ありますね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 可能性ありますね。<br />
<br />
捨ててほしいくらいですね、はい。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 山田監督って、言わないけど毒ありますよね、そういう。<br />
<br />
そういう毒ありますね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 「たまこラブストーリー」とかも、すごいエンディングに毒を感じるんだよな。<br />
<br />
で、実際これ今(これを録音したシステムの都合で)音が流れないと思うんですけども、エンディングちょっとお見せしますね。(再び映画「けいおん!」のエンドロール映像を見ながら)<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> これもやばい映画の「エコール」(からの引用)でしたっけ。<br />
<br />
はい。これが「さらば青春の光」のラストシーンの場所なんですよ。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> やっぱりちゃんとキャラクターたちが卒業するだけじゃなくて、見ている人にとってもちゃんと「終わりだよ」みたいなのを言ってくる感じしますよね。<br />
<br />
そうですそうです。ちゃんと「けいおん!」っていうアニメーションの終わりっていうのをどういうふうに決着つけるかっていう時に、この場所で「放課後ティータイムが終わるよ」っていうの語ってるわけですよね。(THE WHOと放課後ティータイムの画像を並べて)こういうふうにちらっと(笑)。出てきたカットがこんな感じで引用されているというところを取り出してみました。<br />
<br />
これを見て私、後追いで見たんですけども、実際にこの二つの映画を見て見比べた時に正直に思いました。<br />
<br />
「山田監督、遊びすぎじゃない?」<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ハハハ。<br />
<br />
(笑)。そんなことないです。あの、こうやって比較してみた時にやっぱり必然性、イギリスに行くよ、音楽のルーツだからイギリスに行きますよってなった時に、最終的にそのバンドも終わるよって言った時に、幕引きとしてはこういう場所で、(ロケーションを)象徴として使うっていう演出って非常にいい感じじゃないかなーって個人的に思いました。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> はい。めちゃくちゃいい引用ですよね。<br />
<br />
ええ。私、これを教えてもらった時にじゃあ実際見てみるか、(映画)「さらば青春の光」を見てから(映画)「けいおん!」を見た時に、”山田尚子監督は「けいおん!」から卒業する時に卒業旅行に行った映画なんだなー”って思いました。本当に卒業するためにイギリスまで行って、この映画から、この作品から卒業するためには、やっぱりイギリスでひとつ決着をつけようって腹をくくったんじゃないかなと思います。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 余談してもいいですか?<br />
<br />
はい。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ちょっと盛り上がってきちゃった(笑)。<br />
<br />
(笑)。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 何となくイメージなんですけど、「けいおん!」って大学編とかマンガであるじゃないですか。<br />
<br />
ありますね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 「けいおん!」ファンって、大学編やってほしいとか3期やってほしいみたいな、結構あったと思うんですけど、山田監督はきっちりここで終わらせてると。<br />
<br />
そうですね、もうそう言い切っていいと思います。
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> たぶんそうですよね。どうもなかなか卒業しないのを見て、「たまこラブストーリー」でみんな一歩前に進んで欲しいっていうコメントにつながったのかなっていう。<br />
<br />
ああ、それはある、ありますね。「たまこまーけっと」って1クールだけで映画にはなりましたけども、放送当時ってすごく地味なアニメと捉えられて、そんなに話題になってなかったはずなんですよ。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 僕もその印象あります。一応見てましたけど。<br />
<br />
私も当時アニメから離れたのでほとんど見てなかったんですけども、(特にアニメ技術や音楽面で)やってることはむちゃくちゃなんですけど、全体的にはすごいほんわかしたホームドラマみたいなアニメだったので、やっぱりあんまり話題にならなかったと思うんですね。その中で、でも音楽的には今までの山田尚子監督の引き出しの一つであるところのイギリスのロックですね、あの古い、それから別の音楽で作品をを作り始めた、なので「一歩先に進んで欲しい」っていう発言には何か意図と言うか思いが感じられますよね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> その節をちょっと更に深堀りすると、TVアニメは比較的”ゼロ”の物語が多いなと思ってて、例えば「たまこまーけっと」って12月の年末から年末まで繰り返しになっちゃうじゃない。<br />
<br />
はい。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 例えば(アニメ)「平家物語」も、びわが”びわ”になるまでの物語。<br />
<br />
ええ。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> で、”びわ”になっちゃうとまた語りが始まって、「平家物語」が始まっちゃうと。”ゼロ
”の物語なんですよね。<br />
<br />
そうですね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> でも、「けいおん!」の劇場版とか、「たまこラブストーリー」「聲の形」「リズと青い鳥」もそうかもしれないけど、次に進んじゃうんですよね。”イチ”の物語というか。<br />
<br />
そうですそうです。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> これ、自覚的に”ゼロ”→”イチ”の物語にしてるのかなと。見てるユーザーに成長を促してるか、新しいことやりなよみたいなのを、劇場版で結構言ってるのかなっていうのは見てて思いました。<br />
<br />
そうですね、京都アニメーションというスタジオ全体で見ても新しいことをどんどんやっていう会社の風潮の中でも、やっぱり先陣を切ってやっていたっていう時期は確実にありますよね。あとはやっぱり本人が先ほどのインタビューでも言ってたんですけども、やっぱりティーンの女の子を観察したり描いたりするのが好きらしいんですよね、あの時期の、こう何て言うんですか、人間のあれこれを見たり描いたりするのがとても楽しいと。なので山田尚子監督の作品っていうのは、大人は(アニメ)「平家物語」(等)でかなり出てきてますけども、主体となるのは割とティーンエイジャーが多いんですよね。もちろん京アニも作品全体でティーンエイジャーが出てくることが非常に多いんですけど、(京都アニメーション)社内でもかなりあの、「こういう作品には彼女を呼んでこい」っていう声が上がってたぐらいで(笑)。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> (笑)。<br />
<br />
「けいおん!」の監督(としてデビューしたのが)まだ20代ですからね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 25とかですよね、たぶん。めちゃくちゃ早いな。<br />
<br />
めちゃくちゃ早い。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> まだこの頃大学院を出たくらいで何もしてないっすよね。<br />
<br />
めちゃくちゃ早いし、しかも最近だと監督になり手がいないから誰でもいいから立てて、その誰でもいいのが力量のあるアニメーターの方だったり、各方面に顔の利く制作進行の方だったり、いろんなフェーズであるんですけども、(山田尚子監督は)割と最初っから「私アニメ作りたい」って言って大学卒業して(京都アニメーションへ)入ってきて、卒業から3年ぐらいで監督ですからね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> そうですよね、大学を普通に出たら22とか。25で監督ってありえないですよね。<br />
<br />
ありえないですよ(笑)。むちゃくちゃなスピードです。今でいうサッカーの三苫選手ぐらいの成長速度ですね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> (笑)。<br />
<br />
四年前までは大学生だったのが三苫ですからね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 京アニがある種ベンチャー企業みたいな感じだからそういうチャンスがあったっていうのはあるのかもしれないですよね。<br />
<br />
あとはやっぱりついた師匠が良かったっていうことでしょうね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ああ、三好さんと石原さんと。<br />
<br />
池田さんと堀口さんと。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 確か堀口さんが先輩なんでしょうね。<br />
<br />
堀口さんが、先ほどのインタビューにも載ってましたけども、ツーカーの仲というか、こういうことやりたいんだけどー、って思ってたら、堀口さんが先回りしてやっちゃうぐらいな感じだったらしいんですよね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ああ、意思の疎通が。”リズ”と”青い鳥”みたいな。いや分かんない、”リズ”と”青い鳥”とは全然違うか(笑)。<br />
<br />
(笑)。ええ、通じ合うところがあって、なので、そういう意味ではやっぱり「けいおん!」と「たまこまーけっと」っていうのは、 山田尚子監督を育てた作品でもあると思いますね。彼女が作ったという側面もありますし、山田尚子監督が監督として独り立ちしていく過程だったのかもしれないですよね、今考えると。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 京アニを”卒業”してくれたのもすごくいいし。僕としては。<br />
<br />
いい話ですよね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> で、そこでやったのがさらに(アニメ)「平家物語」ってのがヤバすぎて。<br />
<br />
またヤバすぎる話ですよね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> なんかその”引き”と言うかタイミングと言うか奇跡的な状況で(アニメ)「平家物語」やってるなと思いましたね。<br />
<br />
なんて言うんですか、”引き寄せる”力が強い方でもあるのかなと思いますね。人が寄ってくるか、それともどうしても放っておいても誰かが声をかけてくるみたいな、あの雰囲気で話されて可愛らしい方だなぁと思いつつ、なんかあの調子で色々頼まれたら確かに断れんわなあってインタビューとか見て思うんすけどね(笑)。 <br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> そうです、アニメってある種”奇跡の瞬間”を繋いで見せてくれてるじゃないですか。神視点というか。で、何で山田監督にこんなはまってんだろうなと思ったんですけど、たぶん人間としてちょっと奇跡的な瞬間が多すぎるんですよね。<br />
<br />
そうですね、いろんな意味で。例えばさっきの京都アニメーションが現代のアニメーションの特にダンス PV みたいなののフォーマットを作ったと言った場合に、ヤマカン(山本寛監督)が追い出されなければ山田尚子監督のアニメ監督としてのキャリアのスタートは何年か遅れてたはずなんですよ。ヤマカンの演出の色んな作品を見返してみるとキレッキレなんですね、やっぱり。どれを見ても無茶苦茶よくできてる。もしそのままヤマカンがが京アニの監督として育っていったら、それこそ10年単位で遅れてた可能性があるんですよね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 確かに。<br />
<br />
山田尚子監督が入社した頃にヤマカンが飛び出していって、そのあと数年で抜擢ですからね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ですよね。「ハルヒ」「らき☆すた」「クラナドアフターストーリー」「けいおん!」くらいですもんね。<br />
<br />
そうですそうです。実際に「ハルヒ」の原画とか描いてますからね、山田尚子監督。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ああ、そうですよね。(「涼宮ハルヒの憂鬱」)2期は”山田回”もありますもんね。<br />
<br />
ありますあります。既に(「涼宮ハルヒの憂鬱」)2期の時点で”山田回”があるっていうこと自体がちょっと(笑)。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> (笑)。<br />
<br />
<br />
<br />
(<a href="https://www.imgd.net/2023/04/joint-5.html">その5</a>へ続く)imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-83424050779070037672023-04-08T08:30:00.000+09:002023-04-08T08:30:13.340+09:00絵と音の"joint" 〜山田尚子監督の仕事を映像作品の歴史から俯瞰する試み〜 再録版文字起こし:その3(<a href="https://www.imgd.net/2023/04/joint-2.html">その2</a>からの続き)<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhDL1Uq0D-XiAsY0VFSTtElAKt5B3CDT1MSoMlTz36HRNfEpU8eNUgH1ohZeGfl8xd_NRNlWV3XQDq6GWIJSS_7xCjVko9zdAJkguppgBAXnEEFyeibSS6lvzIpq5Kx4P5WYww2SjkU5O4PQ0CMFxpyJozgZcc2ZrzHHp1II2GwQMo-UO8DB1rP4jocgg/s1280/IMG_5954.png" style="display: block; padding: 1em 0; text-align: center; "><img alt="" border="0" width="320" data-original-height="960" data-original-width="1280" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhDL1Uq0D-XiAsY0VFSTtElAKt5B3CDT1MSoMlTz36HRNfEpU8eNUgH1ohZeGfl8xd_NRNlWV3XQDq6GWIJSS_7xCjVko9zdAJkguppgBAXnEEFyeibSS6lvzIpq5Kx4P5WYww2SjkU5O4PQ0CMFxpyJozgZcc2ZrzHHp1II2GwQMo-UO8DB1rP4jocgg/s320/IMG_5954.png"/></a></div>
<br >
ということで、「日本のアニメーションにおける映像と音楽・音響の特異点」という話に移りたいと思います。<br />
<br />
日本のアニメーションというのは(これまで述べた通り、または皆さんご存知の通り)ディズニーを見た方々が商業アニメーションを作り始めて、その中で映像と音楽・音響に対して意識的にアプローチを加えたアニメ監督の方だったり映像作家の方が何人かいらっしゃいますので、その方々の仕事をちょっと俯瞰していきたいと思います。<br />
<br />
まず前提としてアニメーションを含む長編映像作品では、音楽・音響というのはだいたい外注する、専門の作曲家に委託するというのが、別に日本に限らず広く行われています。わかりやすいところで例えますと、スタジオジブリ作品における久石譲、「ジブリといえば久石譲の音楽」を思い出す方が非常にたくさんいるかと思いますけれども。それからあの押井守監督作品における川井憲次さん、パトレイバーの劇場版などが非常に印象に深く残ってますし、攻殻機動隊でもあのエスニックな音楽を作り上げたことで、作品が独特の位置を占めるようになったというのはあるかと思います。それから庵野秀明監督作品における鷺巣詩郎さんですね、エヴァンゲリオンの劇伴というのは皆さん散々耳にしたかと思うんですけども、庵野監督のオファーに対して大きな仕事を成し遂げたかと思います。この、アニメ作品を作るにあたって音楽・音響を外部の音楽監督・音響監督に任せるというのは、お互いがプロだからこそ自分の領域で仕事を全うする姿勢の表れではないかなというふうに私は考えています。これは先ほど「すばらしき映画音楽たち」の中でも出てきましたけども、あのスピルバーグ監督とジョンウィリアムズが 「E.T.」 のメインテーマを作曲する場面が冒頭に出てきましたけども、あんな感じですね、お互いにリスペクトしてるからこそ共同で音楽を作り上げていくということが行われてるんじゃないかなと思います。<br />
<br />
ただ、そうは言いましてもアニメ監督の皆さんは別に外注しっぱなしというわけではなくて、音楽・音響に対しても非常に洞察力の鋭い方がたくさんいらっしゃいます。私が思いつく感じで何人かあげてみましたけども、富野由悠季監督は作詞家でもあります。「ガンダム」その他、主題歌でペンネーム「井荻麟」という名前で作詞をしていることが、ほぼ、ほとんどと言っていいかなと思います。それから水島努監督、「ガルパン」でもう、やっと最終章3話か4話ができたというような話が聞こえてきましたけども、音響監督を兼任したり、水島努監督(ご自身)の作品で劇中歌を自分で作曲したりしてるものがありますね、なので水島(努)監督は音に対して非常に鋭く切り込んでくる監督という印象を持ってます。もう一人、水島精二監督、特にMOGRAに出入りされてる方は一番馴染みの深いアニメーション監督だと思いますけども、DJでもあると。今「D4DJ」という(作品の)監督やられてますけども、実際にそのクラブミュージックの現場に、実際にステージに立って DJ をやられるぐらいに、音楽に対して造詣が深いと。他にもたくさんいらっしゃいますけども、今回はこの3名を挙げておきます。<br />
<br />
で、私の個人的には、アニメーションの作家で(音楽・音響的にも)やばいと思う方3名紹介したいと思います。<br />
<br />
一人目は南家こうじさん、私にとってはもうレジェンドといっていいぐらいの方なんですけども、今あのリメイクされたうる星やつら、リメイク前の括弧して「旧約」と書きましたけども、それのオープニングとエンディングのほぼ全て、それから、その後いくつかの商業作品は経て、最近では「みんなのうた」などで腕をふるっています。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> やばいというのは、音響の観点でって事ですね?<br />
<br />
映像と音響の両方の観点で。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 両方の組み合わせの観点ですね。<br />
<br />
それから二人目、新海誠監督、これ(2022年)5月の(「平ハウス物語」イベント開催)発表当時の内容で直してなかったんですけども、昨年秋公開の「すずめの戸締まり」などでも出てきましたけども、やはり音楽の使い方、特に「君の名は。」と「天気の子」で「自分の作品において音楽はこういうふうに使うんだ」というスタイルを確立したんじゃないかなという印象を持っています。それからも何度も出てきてますけど庵野秀明監督、非常に大きな仕事をやり遂げた方ですので、「シン・仮面ライダー」が春に公開されるという話が出てきましたけども、アニメーションをやり尽くしたのであれば、特撮でも実写映画でも、またアニメーションに戻ってきてもいいですから、何でもいいですので、とにかく好きにやってくださいというのが正直なところです。<br />
<br />
この御三方の仕事をご覧になっていただきたいと思うんですけども、(今回お見せしたい)南家こうじさんのお仕事は「うる星やつら」のオープニング・エンディングですので、それぞれ配信サービス等で確認していただければと思います。新海誠監督については最新作の「すずめの戸締まり」のプロモーションビデオ的なものをご紹介しておきます。それから庵野秀明監督の作品については、挙げている作品の中でお見せできないものもありますので、それぞれ皆さん何とかご覧になっていただければと思います。<br />
<br />
まずは南家こうじさんの仕事の一例、配信等でオープニング・エンディングは見られますので、そちらを挙げればいいかなと思ってます。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> そうですね、はい。<br />
<br />
はい。(「星空サイクリング」を見ながら)ワタシが(「うる星やつら」の)アニメーションのエンディングでショックを受けて、初めて買ったシングル曲なんですねこれ。アナログレコードのシングルを初めて買ったという。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 初めて買ったレコード。<br />
<br />
(初めて買った)レコードがこのエンディングなんです。思い出深いです。実はこれ、歌ってるのがあがた森魚なんですよ、鈴木慶一、ムーンライダーズの盟友というか、もう芸能活動50何年なんですけど、「赤色エレジー」っていうフォークの名曲があるんですけども、それで一世を風靡した人だったんですね。それを後で知ってものすごい衝撃を受けたんですけど。で、南家こうじさん、1980年〜81年ぐらいからこういう仕事をずっと続けているんですけども、ポイントとしてはですね、まず「絵と音」の同期・シンクロというのを、ものすごく意識的にやってます。つい最近知ったんですけども、コマ単位で曲を聴きながらストップウォッチでタイミングを計ってオープニング・エンディングを作っていたというふうに聞きました。原画や動画を作る際にストップウォッチでタイミングを測るっていうのは普通に皆さんやられてるんですけども、音楽に合わせてキャラクターをシンクロさせて動かすっていうことに対してかなり自覚的にやられてたのは(あの当時では)南家こうじさんですね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> アニメって24fpsなんですかね?8fpsなんですか?<br />
<br />
TVだと(当時は確か)8fpsでしたね。(※注:自信なし)<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> それだとかなり時間解像度が少ないじゃないですか。<br />
<br />
はい。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 音楽に合わせるって結構難しいそうだなって素人は思っちゃいますね。すごい仕事。何とか合わせていく、8フレームで。<br />
<br />
そこはですね、ノウハウがやはりあるみたいで、音より1〜2フレーム前に映像を出すと合っているように見えるとか、(絵が一瞬だけ)先に出る。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 先の方がいいですかね。<br />
<br />
はい。というようなのがあります。(注:と伺っています)実は庵野秀明監督の作品とかを見ると、(絵が)ちょっとタイミング早いってのが分かるんですよ。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 分かります。庵野さんの作品って、僕は結構DJとかVJの界隈にいたので、音と映像が合ってるってのは結構当然のようにして感じるんですけど。<br />
<br />
はい。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 庵野さんの作品は映像を逆にずらしてるみたいなのは感じますね。<br />
<br />
そうです。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> グルーヴ感みたいな感じるんです。<br />
<br />
ちょっと先に映像が出るっていうのが庵野秀明監督の割と特徴ではありますね。こういうオープニングやエンディングの演出の。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> それが単純にずれてるって感じるんじゃなくて、気持ちいいずれみたいな。感じますよね。<br />
<br />
はい。シン・エヴァンゲリオンのときもそうですし。旧作の時に、庵野監督が尊敬して実際に対談まで行った岡本喜八監督という巨匠がいらっしゃるんですけども、編集の話になった時にコマの話になったんですね。実写でもアニメでも最終的にはコマ単位で切って、リズム感・グルーヴ感を生み出すと。なので編集はあの人任せにできないっていう話をお二人でしてたんですよ。(注:記憶違いがあるかも)で、庵野監督は岡本喜八監督の実写映画を BGV にしながら仕事してたっていう話もあるぐらい、そのリズム感って言うか映像の気持ち良さみたいなものを岡本監督の作品から学んだっていうようなことを確かおっしゃってましたね。やっぱりコマ単位なんですね、解像度の高い方というのは。<br />
<br />
せっかくですからちょっと余談気味に南家こうじさんが(旧作の)「うる星やつら」の最後のオープニング(「殿方ごめん遊ばせ」)を作ったら最後こうなったっていうのをちょっと(見ましょう)。<br />
<br />
古い時代(旧作)の「うる星やつら」の最後のオープニングです。これ、曲はモータウン(調)なんですよ。で、南家こうじさんの特徴は、先ほどの「映像と音声のシンクロ」に加えて、ポップでグラフィックデザイン的な絵と、それから色彩ですね、非常にカラフルでポップなんですよ、全体的に。で、(動画を見ながら)こういうところも背景をベターッと黄色で塗ったりして、グラフィックデザインだったりそういうところにも(見てる側の発想が)行く。もう一つは「キャラクターを大きく動かす」っていうのが特徴としてありますね。フレームイン・フレームアウトを多用するんですよ。このフレームイン・フレームアウトを多用することによって空間の広がりっていうのが画面以上に感じられるんですよ。広がりを非常に感じる、南家こうじさんの特徴を三つ挙げろと言われたら、映像と音のシンクロ、ポップでグラフィックデザイン的な色彩やデザイン、絵柄もそうです、それからフレームイン・フレームアウトを多用する空間の広がりを感じさせる構成、この三つがもう本当に素晴らしいですね。何度見てもすごいと思います。<br />
<br />
南家こうじさんの次に新海誠監督の作品をご覧になっていただきたいと思います。もう映画館でたくさんご覧になった方いらっしゃるかと思うんですけども、最新作の「すずめの戸締まり」の予告編ではなくて、劇中のシーンを編集したプロモーションビデオ的なところ、それが公開されていますので、そちらをご覧になっていただければと思います。オープニングだけだとやっぱり良さが伝わらないですね、新海誠の場合は。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 作品の中で MV というかEDM のミュージックビデオみたいな感じになりますもんね。<br />
<br />
ええ、なので本当であれば(「君の名は。」の)「前前前世」のシーンをベターッと見て欲しいくらいなんですよね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> まあ皆さんご覧になってます(笑)。<br />
<br />
好きなのどうぞっていう感じですけど。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> (笑)。<br />
<br />
ちなみに(「すずめの戸締まり」を)ご覧になりました?<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 見ました見ました。 余談ですけど、”三部作”の中で一番好きかもしれないです。<br />
<br />
おお、そうですか。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> なんかあの、コロナでずっと家にいたんで、色んな街がどんどん出てくる感じとか良かったのかな。<br />
<br />
それはありますね。何だっけ、チャラいお兄ちゃんが車でいきなり懐メロかけるじゃないですか。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ああ。ありましたね。「魔女の宅急便」。<br />
<br />
あそこは誰かストップをかけなかったのかっていう(笑)。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> (笑)。あそこはいつもだったらEDMが始まりそうな。<br />
<br />
EDMが、RADが(=RADWIMPSが)かかる、みんな期待してたとこにあれが来たんで「えっ」て思ったっていうのは多いんじゃないかなと思います。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> そうですね、何かちょっと大人になってジブリに寄せていきたい、そういうノリを感じました。<br />
<br />
新海誠監督はいわゆる”三部作”と呼ばれる作品で、特に「君の名は。」から「天気の子」にかけて(J-POP的な)ヴォーカル入りの曲を劇中歌として用いて、それを演出として使う、かなりの尺でかなりのシーンを、それで大々的にやったっていうことで、それがもうむちゃくちゃウケたわけですよね。私個人はこれを「新海誠メソッド」と呼んでますけど(笑)。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> そこに特徴ありますよね。<br />
<br />
特徴あります。ずっと私が「『君の名は。』エピゴーネン映画」というジャンルを個人的に追いかけてるんですけども。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 「新海誠っぽい」他の監督の作品ってやつですよね。<br />
<br />
そうですそうです。それの重要な重要なキーとして、やはりその(J-POP的な)ボーカル曲を劇中歌として用いて何かを語らせて演出に使うということをやるかどうかでリスペクトしてるかどうかがある程度見れるっていう。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ある意味インド映画のパターンみたいな。<br />
<br />
そうですね、それに近い所ありますけどね。ミュージカルというわけでもないんですよね、ミュージカルだと割とストーリーから歌にシームレスに繋がっていくじゃないですか。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 確かに。主人公たちが歌っちゃったり踊っちゃったりしますもんね。<br />
<br />
そうですそうです。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 新海誠はちょっと違う。<br />
<br />
違う。ミュージカルではないんだけれども、ここに合わせるには多分この(J-POP的なボーカル)曲がいいだろうっていう、それがボーカル入り曲を当てることでそれが流れてる間は劇中の人、声優さんが話したりすることはないわけですよね。でも物語は実際に進んでいくっていうのを見せるっていう手法を確立したというので、かなり大きなインパクトを業界に残したんじゃないかなと思ってます。<br />
<br />
じゃあその次ですね、(「DAICON IVオープニングフィルム」を見ながら)庵野秀明監督が元々アニメーター出身で原画マンとして参加していて、このシーンが庵野秀明監督が書いたかどうか裏付けが取れてないんですけども、こういう「絵と音」の関係を語る時にどうしても取り上げざるを得ない作品ですので、皆さん機会があれば是非ご覧になっていただければと思います。ということで我々はちょっとその部分だけ見ましょうね。これちなみにご存知でした?<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ああ、一応自分は何か岡田斗司夫の本とか読んだときに、そういう歴史があったのかなと思って見ましたね。<br />
<br />
(「DAICON IVオープニングフィルム」含めDAICON FILM作品は当時)本当に伝説的なカルトフィルムで、大学の映研でむちゃくちゃダビングされたガビガビな画質のやつを人づてに上映会とかで見るしかなかった、もう本当にガチオタ中のガチオタしか見たことがなかった作品だったんですね。それを2000年代か何かで一旦販売したことがあるんですよ。(注:記憶違いだと思います)<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> あ、そうなんだ。<br />
<br />
よく販売したなっていう(驚きがある)ぐらい販売したんですよ。(注:繰り返しますが勘違いだと思います)<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> マッシュアップみたいな。<br />
<br />
キャラクターの無断使用など後でも触れますけども、(映像を見ながら)ダイデンジンかなこれは(笑)。「デンジマン」か何かのキャラクターですか。各方面から怒られが発生しませんか?(笑)。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ゴジラとかガンダムとか散々出てきますもんね。<br />
<br />
散々出てきますからね。しかも ELOの「トワイライト」って曲を全く無断に引用して使ってるからMADですよね。実際(2022年5月に「平ハウス物語」で)紹介した時に「MADの始祖」って言われたんですけど、これはもうプロが参加してる作品になっちゃってるので(クオリティ的には)ほぼ商業作品と言っても過言ではないんですね自主制作にも関わらず。これは「DAICON IV」という(SFファンが集まる)イベント用のビデオなんですけども、(「DAICON IV」の前に開催された)「DAICON III」の時は完全アマチュアで、(縦横に飛び交う7本の剣を見ながら)この辺り庵野ですね多分、(「DAICON IV」には)確かマクロス(=TV版「超時空要塞マクロス」)のスタッフも参加してるというふうに聞きましたけど。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> (笑)。そしたらオリジナルですねほとんど。<br />
<br />
後ろに流れてるのがもう(オリジナルと言っていいくらいすごい)。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> (女の子が剣に乗ってターンを決めるシーンを見ながら)これもなんか「エウレカセブン」っぽいっすよね。<br />
<br />
そうなんですよ。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 逆に。すごいなあ。「エウレカセブン」っぽいというか「エウレカセブン」が元ネタにしてる可能性とかもある。<br />
<br />
(爆発シーンを見ながら)ここはもう完全に庵野です。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> あー。<br />
<br />
これは原画を見ました。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ああそうなんだ、すごい。<br />
<br />
はい。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> むちゃくちゃやばいな、今のシーン。<br />
<br />
ここの爆発のシーン。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> これ核実験の映像とかですよね?<br />
<br />
庵野秀明が核実験の映像を見て、それをアニメーションに起こしたという話が伝わっています。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ハンパない。あの(核実験の)映像をアニメで再現しようというのがおかしいですね。<br />
<br />
原画を実際に見たんですけど、一つ一つパーツに番号とかが振ってあって、これがどこに動くかって指示まで、原画段階で出してるんですよね。だから、「一瞬宙に浮いてから爆風に流される」みたいな動きが異常な精度になってるわけですよね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> たぶん中心の爆心地の気圧が下がって一回戻ってくるんですよね。<br />
<br />
戻ってくんですよ。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ガイナックスの「(王立)宇宙軍」の発射シーンとか彷彿とさせますよね。<br />
<br />
(ロケットを)実際に発射する記録映像を見て、やっぱりそれを原画に起こして描いた。(と聞いています)<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> やっぱそうなんだ。<br />
<br />
あれ、「庵野秀明展」で実際に原画を見ましたけども、全てのパーツを原画に起こしてるんですよね、氷の破片を。むちゃくちゃですね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> あれめちゃくちゃですもんね。今だったらCGとかでやっちゃうけど。<br />
<br />
だからもう二十歳とか二十代前半であまりにも突出した才能なので、大阪に住んでるんだけども(TV版超時空要塞)「マクロス」に参加したり、いきなり宮崎駿のところにスタジオに泊まり込んで「ナウシカ」の巨神兵のシーンをやったりとか、その縁があるので、宮崎駿のことを「宮さん」っていう呼んでるんですよね、「宮崎監督」とか「はやおさん」とかじゃなくて「宮さん、宮さん」と呼んでる。 まあ”直系の弟子”ですよね。<br />
<br />
ということで庵野秀明監督の「映像と音楽に対してここまでのことをやり遂げてる」のが(「DAICON IVオープニングフィルム」公開時の)1983年ですから、実物をご覧になられる機会っていうのは無いかもしれないですけども、アーカイブとしては色々残ってる可能性がありますのでご覧になっていただければと思います。<br />
<br />
背景を簡単に述べておきますと、「DAICON IVオープニングフィルム」というのは大阪で開催された第22回日本 SF 大会のオープニングを飾ったアニメーションになります。半自主制作と言われていますね。これの前段階で作られた「DAICON IIIオープニングフィルム」、
これはほぼ完全にアマチュアのみで製作されたと言われてますけども、1981年に作られた短編アニメーションなんですけども、もう「アマチュアの枠を超えてしまった」と言われたぐらい、当時のオタクと言うか SF ファンと言うか、その界隈の人達で大評判になって、それを受けて後作られた作品ということになります。あとはこの「DAICON IVオープニングフィルム」に関しては、「III」(のアマチュア製作)に対してプロに近い製作体制が引かれて、実際に(当時の)プロのアニメーターの方が何名か参加されたというのが判明しています。(注:記憶で話していますので誤りかもしれません)で、このプロに使い制作体制というのは「DAICON FILM」というふうに言われていますけども、後にに「GAINAX」というアニメーションスタジオの母体になっています。<br />
<br />
ここでオタク的な一般教養としての余談から、ちょっと視点を変えたこのフィルムの重要性を簡単に触れておきますと、ブートレグ、リミックス、あるいはMADと言われる「インディーズ精神の発露であるというふうに思えるところがあります。それは見て頂いた方にはすぐお分かりになっていただけると思うんですけども。出てくるキャラクターやメカニックその他もろもろ、ほぼ全て許諾を取ってない、無断で使用しています。それから実際にこの映像に合わせて流れる音楽、 Electric Light Orchestra 、通称ELO の「トワイライト」という曲、これも当然無断で使用しています。ただ、無断で使用はするものの、出来たものに関しては非常に良いものである、あるいは新しい価値を生み出しているというのは、これは音楽業界では当たり前に行われているブート(≒ブートレグ)、それからリミックス、そういったものにつながる、「自分たちで好きなことをやる」っていう精神に繋がるものではないかなというふうに私は感じます。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> DJカルチャーがまさに。<br />
<br />
ですよね。サンプリングなんかもかなり。「そのサンプリングを用いて新しい曲を作ったり」とかって普通にしてるじゃないですか。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 最近はデジタルデータのプラットフォーム上でチェックされちゃって、ブートレグとか難しくなってきてるんですけど、いまだにレコードとかは相変わらずブートレグ多いな、みたいなのがあります。<br />
<br />
ええ。ですので音楽業界では非常にポピュラーな考え方で広く受け入れられてるんですけど、80年代初旬(くらい)からしばらくアニメ業界でも割とフリーダムにキャラクターをどっかから持ってくるとか、好きなものを描くというようなことが、ある時期まではかなりフランクに行われていたという歴史の証明でもありますね。<br />
<br />
最終的に庵野秀明監督は凄腕アニメーターからキャリアをスタートして最終的にもう今や押しも押されぬ名監督になってるわけなんですけども、彼の名声を一躍広げた有名なオープニングをご覧になっていただければと思います。(TV版「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニングを見ながら)これも各種プラットフォーム等でご覧になれると思いますので探していただければと思います。<br />
<br />
曲に対する絵の当て方、テンポがいっこ絵が早いんですよね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 音に完全に合わせるわけじゃなくて見て気持ち良いタイミングに調整してるって言うんですかね。<br />
<br />
まさにおっしゃる通りですね。もう一つ、本来見せたかった方、(「ふしぎの海の」)「ナディア」はご存知ですよね?<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 「ナディア」見ました僕。<br />
<br />
「ナディア」のオープニングがものすごい衝撃的に良くて、(オープニングの冒頭を見ながら)まずここの背景の引きです、背景をものすごく細かく、しかもものすごくでっかく動かすんですよ、これカメラ一発録りに見せてるんですけど背景は(おそらく)何枚も重ねて作ってますよね。あとこの辺だとテンポよく、「♪奏で出すの〜」のタン、タン、とキャラクターを見せるところ、ここのテンポが「絵の方が先に来る」って言うのはここを見ればわかります。非常に完成度の高い映像をものにしている監督ですね。<br />
<br />
さてご覧になっていただいた庵野秀明監督の作品を踏まえた、これらの皆さんの作品を通じてざっくりとしたまとめをしておきますと、日本のアニメーションっていうのは「絵」と「音」がシンクロする快感、今見ていただいた諸作品どれにもパチンとはまった時の気持ちよさっていうのが共通してあると思うんですけども、その「シンクロする快感っていうのを繰り返し発見してきた歴史がある」というふうに考えます。それは例えばマクロスシリーズだったり、あるいは今回は取り上げませんでしたけども「カウボーイビバップ」、それから「エウレカセブン」ですとか、最近の作品ですともう挙げだすとキリがないぐらい「絵」と「音」をシンクロさせて、その時に得られる快感っていうのを繰り返し見つけてきたというふうな歴史があると、で、日本のアニメーションにおける映像と音楽・音響の特異点、今まで見てきていただいた方々の仕事の延長線上に、京都アニメーションの仕事が存在するんじゃないかなというふうに考えています。例をあげますと「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンディング「ハレ晴レユカイ」ですね。いわゆる「ハルヒダンス」がオタクの基礎教養になったというぐらいのインパクトをもたらした。それに続けて「らき☆すた」のオープニング、あそこ(=サビ)でラインダンスを披露するところがありましたけども、キャラクターが非常に大きくアクションして動きながら音楽に合わせてダンスするというのを自覚的にやってるというのが、今に通ずる流れになってるかなというふうに思います。「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンディングや「らき☆すた」のオープニングが無ければ今の日本のアニメーションはこのようになっていないと思ってるぐらいなので。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ニコニコ動画の”踊ってみた”とか、あのへんのカルチャーすらも変わってたかもしれないですよね。それが今飛び火してbilibili動画とか tiktok になったりとか。<br />
<br />
自覚的に踊る、ダンスをするっていうことに対してそれを映像化するっていう。しかも「ハルヒ」のエンディングってあくまでも「SOS 団が自分たちで撮った」体でカメラを置いてますよね。だからあの何て言うんですか、カメラ割りは(アニメーションとして)当然入ってくるんですけども、基本的には定点、1個のカメラをただポンと置いてダンスしてる姿を とりあえず納めてみたっていう映像になってるわけですよね。あれがやっぱりいろいろ”踊ってみた”のフォーマットになってると。カメラをとりあえず一個置いて、曲を流してセルフでとりあえず正面から撮って、「出来た!」「踊れたのでみんな見てね」っていう流れになってるので。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 携帯が流行ってちょうど1台で撮れちゃうっているのも。<br />
<br />
それを(ネットに)上げて、これがフォーマット化したっていう感じですよね。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 今で言うと「ハルヒ」のエンディングって、自然に”踊ってみた”やってるのかなって思うけど、当時無かったですもんね。<br />
<br />
しかもアマチュアがやってる体で演らせてるわけですから、最後の5人が揃って踊ってる時に、キョンはすごくタイミングずれたり怠かったりつまらない(と思ってる感じで)踊り方をするんですよ。それがアマチュアらしさの演出と言うか、部活っぽさを表現している。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 高校生がやってると。<br />
<br />
ええ。プロではなくて、あくまでもアマチュアです、素人です、部活です、っていうの見せてるっていう。それはやっぱり2006年の時点であそこまで突き詰めて見せられたら皆ショック受けますよね。<br />
<br />
話は戻りますけども、ディズニーから(日本の商業アニメーションが)始まって、「絵」と「音」に関してはくっついたり離れたりしながら、時々ものすごいくっつき方をする作品が出てきた後に、京都アニメーションの作品において「絵」と「音」というのが自覚的に見られるようになる素地が出来上がったということが言えるんじゃないかなと思います。<br />
<br />
<br />
<br />
(<a href="https://www.imgd.net/2023/04/joint-4.html">その4</a>へ続く)imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-82424293214918633872023-04-08T08:28:00.001+09:002023-04-08T08:28:59.481+09:00絵と音の"joint" 〜山田尚子監督の仕事を映像作品の歴史から俯瞰する試み〜 再録版文字起こし:その2(<a href="https://www.imgd.net/2023/04/joint-1.html">その1</a>からの続き)<br >
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhQ7MMnVOCY0UAlI5CCEdejE8OPvu4d3mh1SW-2KQy6D-D0pptaOj4g_2wkE3kL2yaMNIf81Opvg1t2HqV2zusGbUp_OOlMLsMQy7VcDuCao2fI3ywax11DL25S9RTr53YLlz6tVvWzS6FQrleAWou_Qqf0njbKM9MyVucDh76Rq4R5zLPGEfGolojGLw/s1280/IMG_5941.png" style="display: block; padding: 1em 0; text-align: center; "><img alt="" border="0" width="320" data-original-height="961" data-original-width="1280" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhQ7MMnVOCY0UAlI5CCEdejE8OPvu4d3mh1SW-2KQy6D-D0pptaOj4g_2wkE3kL2yaMNIf81Opvg1t2HqV2zusGbUp_OOlMLsMQy7VcDuCao2fI3ywax11DL25S9RTr53YLlz6tVvWzS6FQrleAWou_Qqf0njbKM9MyVucDh76Rq4R5zLPGEfGolojGLw/s320/IMG_5941.png"/></a></div>
<a href="https://www.imgd.net/2023/04/joint-1.html"></a>
今回の冒頭に申し上げました「絵と音のjoint」というお話の前段のところですね、これは常々私が言ってきたことなんですけども、「アニメはつまるところ動く絵と音でできている」という話から始めたいと思います。<br />
<br />
これは何かと言いますと、アニメを含む映像作品、映画でもプロモーションビデオでも何でもいいんですけども、そこに構成要素としてストーリーやキャラクター、いろんなものが入ってきてるわけですね。そういったものに皆さんは感情移入して、その作品を好きになったりしていくわけなんですけども、そういった要素を一つ一つ分解していって、最後に何が残るかっていうのを考えた時に出てくる要素がこの二つ、「動く絵」それから「動く音」になるというふうに私は常々考えていたところです。<br />
<br />
「動く絵」というのは実際のアニメの絵を作る工程に出てくる各要素ですね、まあ絵コンテからおそらく始まるんでしょうけども、それから原画・動画、それから背景、最近ですと3 DCGが多用されてますし、それから最終工程の撮影、ここはコンピューターによる色々な合成処理などが含まれますけども、そういったものもひとくくりにして「動く絵」と私は呼ぶことにしました。<br />
<br />
それからもう一つの要素として「動く音」、これは耳に聞こえるものすべてというものなんですけども、声優さんの芝居、それからの物語を盛り上げるための通称劇伴と呼ばれる音楽ですね、それから色々な効果音やエフェクト、エコーやリバーブなども含まれますけども、そういったものが物語に沿ってどんどんどんどん移り変わっていく、これを「動く音」と定義していきました。<br />
<br />
ここからなぜ話を始めるかと言いますと、映画とアニメのなりたちと歴史、これに遡って考えていくと非常にわかりやすくなっているというところをちょっとお見せしたいと思います。<br />
<br />
いきなりざっくりとした映画やアニメの歴史を簡単にまとめてみました。<br />
<br />
映画というのはですね、最初に映像が発明されました。写真撮影の技術を転用する形で、それ(被写体)を撮影したものを連続して流すと動いてる映像が得られるというのが出来上がった。それが通称・無声映画、サイレントと言われていたものですね。<br />
<br />
音楽音響を同時に録音して流すというのは後から出来たものです。その間に映画、ただ動いてる絵を見せるだけでは物語が盛り上がらないということで、活弁士と呼ばれる職業の人ですね、それから劇場に専属の楽団がいた時代、それからここでサムネイルをちょっと貼りましたけども、シアターオルガンと呼ばれる、シンセサイザーのお化けのような、手と足をフル動員して劇伴と効果音を全て流すような巨大な(完全にアナログな)オルガンが各劇場にあった時代があったそうです。その後、セットでの同時録音、演技してる人に対してマイクを向けてセリフを同時に録音する技術が発明されまして、映像と音楽・音響を同時に再生するということが映画のフォーマットとして出来上がりました。その後、録音技術の発展、マルチトラック録音、それからシンセサイザーの導入、サンプラーですとかそういったものの活用ですね、さらにはデジタル化によって非常に自由度の高い編集が可能になったということで、現在は絵と音というのをそれぞれ非同期で編集して後でまとめるということが可能になってるというのが、本当にざっくりとしたまとめになります。<br />
<br />
ここでぜひ参考にしていただきたい二つのドキュメンタリー映画を紹介したいと思います。<br />
<br />
「素晴らしき映画音楽たち」それから「ようこそ映画音響の世界へ」という二つのタイトルです。読んで字のごとし、片方(素晴らしき映画音楽たち)は映画音楽に対してフォーカスを当てたドキュメンタリーになります。それに対して「ようこそ映画音響の世界へ」の方は、劇伴も含めた効果音やエフェクト音、そういったものを包括した歴史を俯瞰してるものになります。(この二つのドキュメンタリー映画は)独立した作品ではあるんですけども、非常に相互補完するような内容になっていまして、ご興味のある方は両方ともいっぺんにこの順番で観ることをお勧めします。<br />
<br />
予告編を少々見てみたいと思います<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> リンクの方を概要欄に貼りますので、皆さんはそちらの方でご覧いただければと思います。<br />
<br />
はい。そうそうたるハリウッド映画の巨匠・音楽家が映画音楽に対してどれだけ力を入れてるかというのがこのドキュメンタリーで見られます。機会があれば映画館で見て欲しいぐらいのところがあるんですけども最近公開されてませんのでもし機会があれば一通り見ていただければと思います。<br />
<br />
ここで「素晴らしき映画音楽たち」の中には非常にキラーフレーズが入ってきてるんですけども、「映画の中で音楽が特別な力を持つ」それから「映像に音楽が加わると物語になる」「感情の潤滑剤」「映像と化学反応が起こる」、映画に対して映画音楽というのががどれだけ強く作用してるかというのを、作り手側、映画の製作者の方たちがそれだけ力を入れて望んでいるということがこのドキュメンタリー映画の中で分かるかと思います。<br />
<br />
もう一つの作品、「ようこそ映画音響の世界へ」、こちらもご覧になっていただきたいと思います。こちらもまたリンクでご覧いただく形ですね?<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> はい。概要欄にリンクだったり貼っておきます。<br />
<br />
はい。実は私個人としてはこちらを見た時のショックのほうがもっとでかかったんですね、さっきの作品「映画音楽の世界へ」もすごいいいドキュメンタリーだったんですけども、この「映画音響」のほうを見た時に、打ちひしがれるぐらい感動したんですよね。名作と呼ばれる映画がストーリーやキャラクターだけではなくて、音楽や音響、それとそれらを裏づけする技術ですね、そういうものに密接につながってるっていうのはこの映画で分かるんですよね。(一例として)途中ステレオから5.1ch のサラウンドになるっていうシーンが出てきて。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> ありましたね。<br />
<br />
あれを映画館で見たら、本当に今までずっとモノラルからステレオになってそれがサラウンドって言った瞬間に映画館でがばーっと音が広がるんですよ、技術とともにちゃんと実際に体験させてくれたんで、本当にこれ感動したんですね。映画の音の成り立ちっていうのにフォーカスした非常に良いドキュメンタリーです。<br />
<br />
こちらにもキラーフレーズがたくさん出てきます。一番最初に私が言いました「アニメはつまるところ「動く絵と音」でできている」という話が、このドキュメンタリー映画を見た時にいきなり「映画は映像と音の二つでできている」というふうにこの方がおっしゃったんですね、それを見た瞬間に自分の妄想が単に自分の妄想じゃなくて、割と映画関係の方は意識して映像と音っていうものに対してアプローチしてるんだなっていうのが裏付けられたような気がして、もうこの時点で感動して正直泣いてしまいました。<br />
<br />
(他にも)ジョージルーカスが「音は感情を伝える」、それからジュラシックパークの音響の担当の方なんですけども「音が最も強く感情を伝える」、それからスピルバーグが、これはオスカーの授賞式だったと思うんですけども、「音が瞬間を永遠にする」というふうに述べています。それぐらい、映画音響というのが映画にとって重要であるという事を皆さん述べているという映画です。<br />
<br />
さてこの二つを踏まえまして、ここにちょっと書きましたけども、この二つの映画、 Amazon プライムその他の各種ストリーミングサービスでレンタル等で見られますので、機会があれば是非ご覧になっていただければと思います。<br />
<br />
さてここで話を変えまして、本題であるところのアニメの場合、現状どうであるかというのをざっくりとまとめました。<br />
<br />
アニメは(実写)映画と同じように「絵と音」でできてるわけなんですけども、その作られ方っていうのは大まかに言って大抵この四つのパターンで作られることが多いです。<br />
<br />
上から順番に説明していきますと、プレスコ、プレスコアリングの略だそうなんですけども、音を先に取ってからそれに合わせて絵を後から描く手法です。アニメーションの製作初期の段階では割とプレスコが多用されていたというふうに聞いています。それからその次、ロトスコープという手法ですね、これは有名なところでは「チカっとチカ千花っ♡」、それから古見さんの2期のエンディング、それから映画「音楽」というタイトルのアニメーション映画があるんですけども、それもロトスコープを使っています。これはですね、実際に俳優さんに演技をしてもらって実写をまず撮ります、それを元にしてアニメーションの絵を作るという形になります。一緒のトレースに近い手法ではあるんですけども、単純にトレースしただけではアニメーションになりませんので、そこはアニメーターの力が必要になります。もう一つ、フィルムスコアリングという手法があります。これは実写映画では非常に多用されてるというふうに伺っています。それから最近(のアニメ)では劇場版のプリンセスプリンシパルなどがフィルムスコアリングを採用したという話を聞いています。これはどういうことかといいますと、先に映像を作っておいて、その映像を見ながら実際に指揮者が指揮をして(楽団が)演奏するという手法になります。ですので臨場感が高いやり方になるようですね。今でもアニメーションではかなり多用されてるという印象です。そうは言ってもですね、日本のアニメの場合はアフレコ、アフターレコーディングの略だと言われてますけども、あるいはアテレコとも呼びますけども、これが主流というふうに言われています。まず先に絵を描いて音を後から合わせていく、絵を見ながら声優さんがその絵に合わせて演技をして、絵に合わせて音を編集していく、そういう作り方をしていることが多いです。大まかに分けてこの四つというのをまず覚えておいてください。<br />
<br />
さて、それぞれの手法について参考になる動画をいくつかご覧になっていただきたいと思います。まず一つ目がディズニーですね、今回は「ファンタジア」という作品をご覧になっていただきたいと思いますので、予告編が公開されてますのでご覧になっていただきたいと思います。予告編ですから合法です。しかも宣伝用ですからね、はい、全然合法です(笑)。予告編を見ただけですごさは分かりますし、「ファンタジア」をさっき調べたら Amazon プライムのレンタルか何かで見られるんですね、これは是非通しで見て欲しいですね。リマスター版が本当に素晴らしかったらしいので(最近の劇場公開に)行けなかったんですけど。これが1940年ですから、日本では戦前と言われる時代に作られていたと。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 戦前にこの動きがアニメでできてたのってすごいですよね。<br />
<br />
(予告編をもう一度再生して)もう1回見ますと、これディズニーの当時のドキュメンタリー等で見ますと、もうほとんどアニメ技術の総動員してるらしいんですね、さっき言いました四つの技法のうちの、プレスコとロトスコープとフィルムスコアリングとアフレコみたいなことは全て全部やってる、ディズニーのこの時代のアニメ映画の製作のドキュメンタリーを見ると、プレスコをやってるんですよ、(音に合わせて実際の役者さんを)演技させて、それを見ながらアニメーターさんがそのキャラクターはこういうふうに動くんだっていうのやってます。ロトスコープやってるかどうかはちょっと怪しいんですけども、フィルムスコアリングもおそらく入ってると思いますねここには。アフレコもおそらく編集段階でやってるとは思うんですけども、ただいずれにしても戦前ですよね、日本ではまだアニメーション、商業アニメーションが立ち上がってない時代に、フルカラーでフルアニメーションでしかもこれだけの完成度、「絵と音」のシンクロをすでに極めていったと言っていいぐらいの完成度のものが既に出来上がってしまっていたわけですよね。しかもこれはアナログのセル画のフィルムですから、こういう絵のグラデーション、色のグラデーションまで全てアナログで一コマ一コマ色を置いてるわけなんですけど。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 光が差し込んでいる表現とかアナログでどうやってやってんだろうと思いましたね。<br />
<br />
まだこの時代はオプチカル(光学)合成もなかったはずですから、全部手書きなんですよね。一枚一枚背景に合わせてセルで色を全てー<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 変えてるってことですかね。<br />
<br />
変えて描いてる状態ですね。すさまじい。「ファンタジア」に関しては日本での公開は戦後になります。これを見て例えば手塚治虫だったり宮崎駿(など日本の商業アニメーション草創期に活躍された皆さん)だったり、あるいは東映動画、東映の映画の関係者ですかね、ディズニーの戦前に作られたアニメーションを見てものすごく大きな衝撃を受けて、「俺達も作るぞー」という大きな動きができます、これによって日本の商業アニメーションが立ち上がるという契機になった作品(のひとつ)ですね。非常に見応えがある、今の目線で見ても何ら遜色のない凄まじい映画だと私は個人的に思いました。<br />
<br />
このファンタジアが1940年に作られて日本で戦後に公開されたんですけども、日本の商業アニメは戦前に作られたディズニーのアニメを見た方々が「日本でもこういうの作るぞー」と一念発起して作り始めたわけなんですけども、紆余曲折ありましたけども「絵と音」を両方を意識しながら非常に印象に残る作品を作る監督さんがたくさんいらっしゃいます。<br />
<br />
<br />
<br />
(<a href="https://www.imgd.net/2023/04/joint-3.html">その3</a>へ続く)imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-65769188858576346112023-04-08T08:28:00.000+09:002023-04-08T08:28:02.691+09:00絵と音の"joint" 〜山田尚子監督の仕事を映像作品の歴史から俯瞰する試み〜 再録版文字起こし:その1はじめに:2022/05/08に、秋葉原MOGRAで<a href="https://club-mogra.jp/2022/05/08/4582/">山田尚子監督作品 非公式ファンイベント「平ハウス物語」</a>が行われ、表題の内容で日頃考えてることなどを交えてお話する機会をいただきました。<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjP-q5XLJi8zAGbxQ-7DkerDj4Fdt0aLJ5YtVQwkY9yc57Oe_MP7aDBN_KmthrcfRnbakW4T8t423S_cVvhmRyn1g60V5f9Zvb06tZq3i8NlHnlAnSimMBTHiHz1ZpdfBL2QkM2KSqcdogVA91gLSd6fHaQqSHPtgx5MSZS0HvPi-7RunZbEBAlTP-oxA/s987/1_%E5%B9%B3%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E7%89%A9%E8%AA%9E_%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%92%E3%82%99%E3%82%B7%E3%82%99%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB.jpeg" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="987" data-original-width="700" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjP-q5XLJi8zAGbxQ-7DkerDj4Fdt0aLJ5YtVQwkY9yc57Oe_MP7aDBN_KmthrcfRnbakW4T8t423S_cVvhmRyn1g60V5f9Zvb06tZq3i8NlHnlAnSimMBTHiHz1ZpdfBL2QkM2KSqcdogVA91gLSd6fHaQqSHPtgx5MSZS0HvPi-7RunZbEBAlTP-oxA/s320/1_%E5%B9%B3%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E7%89%A9%E8%AA%9E_%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%92%E3%82%99%E3%82%B7%E3%82%99%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB.jpeg" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjuGN7zpcRbHM4k-SuFu7KlZ-HmK591lbY84pSrshWgHUhIm7d6iDZ-D4R0wxD7X0iLT-oHgM2T50qsHNVK4E86XWrpzmRSYTj3W1kthgKCOE3iYgmUsxV75rJR4J54-VzIdy9wQM-xYxZ7JM79qXI7ES-vE3D5t2WlR_7E2Ls407CKQ9jrfVGjxK6h-w/s986/14_%E8%A3%8F%E9%9D%A2.jpg" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="986" data-original-width="700" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjuGN7zpcRbHM4k-SuFu7KlZ-HmK591lbY84pSrshWgHUhIm7d6iDZ-D4R0wxD7X0iLT-oHgM2T50qsHNVK4E86XWrpzmRSYTj3W1kthgKCOE3iYgmUsxV75rJR4J54-VzIdy9wQM-xYxZ7JM79qXI7ES-vE3D5t2WlR_7E2Ls407CKQ9jrfVGjxK6h-w/s320/14_%E8%A3%8F%E9%9D%A2.jpg" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi5ZVl4p88khLVGOv0n1UtsgABjDdBBd1UaoJ6XOyh0UGxv2mTn6KUUAKo5vRs0f7eoPyhzMBYlBCQF1QHklZKIbAAXHnF_8FsjlO09J_LpMg3dCzAfLbFj8CQMW9_xN8DKXkjm67Us3JMKegIa3QvmQJIaCfJ8ZsGjb0Y27vPtdXEEhsoHDEq71pJwHg/s1280/IMG_5949.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="1280" data-original-width="960" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi5ZVl4p88khLVGOv0n1UtsgABjDdBBd1UaoJ6XOyh0UGxv2mTn6KUUAKo5vRs0f7eoPyhzMBYlBCQF1QHklZKIbAAXHnF_8FsjlO09J_LpMg3dCzAfLbFj8CQMW9_xN8DKXkjm67Us3JMKegIa3QvmQJIaCfJ8ZsGjb0Y27vPtdXEEhsoHDEq71pJwHg/s320/IMG_5949.png" /></a></div>
<div style="text-align: center;"><a href="https://min.togetter.com/ynBZP1U" target="_blank" title="平ハウス物語 - 山田尚子監督作品非公式ファンイベントのまとめのようなもの - min.t (ミント)">平ハウス物語 - 山田尚子監督作品非公式ファンイベントのまとめのようなもの - min.t (ミント)</a> </div>
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今回、せっかくなのでそれを公開したいけど諸事情でそのままでは外に出せんということで、あらためて収録しようというところまでは良かったんですが、時間無制限で話したらべらぼうに長くなったので編集してようやく公開にこぎつけられました。イベントの主催はもちろん、今回の収録と編集をお任せした mirrorboy さんにあらためて感謝です。
<blockquote class="twitter-tweet" data-cards="hidden" data-conversation="none" data-partner="tweetdeck"><p dir="ltr" lang="ja">【再録公開】<br />「絵と音のジョイント ~山田尚子監督の仕事を映像作品の歴史から俯瞰する試み~」(パ)<a href="https://twitter.com/im9d?ref_src=twsrc%5Etfw">@im9d</a> - 山田尚子監督作品 非公式ファンイベント <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B9%B3%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E7%89%A9%E8%AA%9E?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#平ハウス物語</a> <a href="https://t.co/XN5Mq0CscR">https://t.co/XN5Mq0CscR</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%81%A8%E9%9D%92%E3%81%84%E9%B3%A5?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#リズと青い鳥</a> や <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B9%B3%E5%AE%B6%E7%89%A9%E8%AA%9E?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#平家物語</a> についてのお話しは第三章〜概要欄の目次からどうぞ!</p>— mirrorboy (@mirrorboy) <a href="https://twitter.com/mirrorboy/status/1644360138244128771?ref_src=twsrc%5Etfw">April 7, 2023</a></blockquote>
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<script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/q4rqBXJi-jk" title="YouTube video player" width="560"></iframe>
<br />
ただ編集したとは言えあまりにも長く、また、記憶を頼りに話したせいで誤りなど多々あることから、訂正できる場が必要であろうという判断のもと、動画の内容を文字起こししてサブテキスト的に公開することにしました。が、こちらも気づいたら3万字を超えてしまい、どんだけ話してるんだワタシ、と自分で呆れておりますが…。ともかく章をある程度区切って公開します。編集前の録音を元にしたため動画とは一部異なっている部分もありますが、それはそれでアウトテイクみたいなものとしてお楽しみいただければ幸いです。<br />
<br />
前置きはこれくらいでいいかな。気づいたところや誤字脱字、その他いろいろ適宜直していくつもりでいますが、とりあえず始めます。ではどうぞ!<br />
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<a name='more'></a>
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<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 「絵と音のjoint 山田尚子監督の仕事を映像作品の歴史から俯瞰する試み」、よろしくお願いします。<br />
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よろしくお願いします。まずはじめに私の自己紹介から進めさせて頂きます。括弧付きの「(パ)」というふうには名乗ってますけども、いろんな名前で呼ばれてまして、どう呼ぶか必ず尋ねられるんですけども、もうお好きに呼んでいただければ宜しいです。<br />
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<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> パさんでいいんですか?括弧は呼ばなくていいんですね?<br />
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呼ばなくていいです(笑)。もう「パおじ」でも何でもいいです。「パ」でいいです。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> 分かりました。じゃあ「パさん」でいきます。<br />
<br />
はい(笑)。今はもう昔ながらの「めんどくさいアニメおじさん」ということで、いろいろとアニメを見てはああだこうだ言ってる感じですけど、今回のこの「平ハウス物語」に呼ばれた、MOGRAにも通ったりして、音楽を聞くのも非常に大好きなオタクの一人ということになります。<br />
<br />
MOGRAで(このプレゼンテーションを)やった時には、このような形で注意書きをお伝えしました。特に一番上、撮影・録画・録音を控えて下さい、それから、発表内容で人物の一部は敬称略ですけども特に意味はないですと。それから今回の内容が私個人の妄想であって、何かこうじっくり研究して論文を書いた、あるいはそれ以前に専門に勉強したものではなくて、あくまでも自分はこうなんじゃないかと妄想したものなので、決して鵜呑みにしないでください、でもこの内容に何かしら、まあ賞賛なり批判なり何でもいいんですけども、いただけると非常に励みになりますので是非よろしくお願いしますということを伝えしておきます。<br />
<br />
<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> YouTube のコメント欄とか。<br />
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そうですね。<br />
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<span style="letter-spacing: -0.2em;">——</span> もしご意見ご感想あればお願いします。<br />
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お願いします。<br />
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では早速本題に入りたいと思います。<br />
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(以下、<a href="https://www.imgd.net/2023/04/joint-2.html">その2</a>に続く)imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-68785417579176625372022-12-25T12:49:00.002+09:002022-12-25T13:03:12.361+09:00それぞれの"いま"を生きよう 〜映画「かがみの孤城」レビュー(ネタバレあり)〜昨日(2022/12/24)この映画を見て、とても豊かな気持ちのまま(一人酒キメて寝落ちして辛うじて午前中に)起きたらまだ印象が強く残っていたので、散々ツイートしたあとだけど、レビュー的ないつものノリでまとめておくことにする。<br />
<br />
「かがみの孤城」は2022年にたくさん公開されたアニメ映画のなかでも屈指の、見る方の人生によってはベストと言えるくらい、上質な作品である。特に学生時代、人づきあいが上手くいかなかったことを多少なりとも引きずりながら社会生活を送っている皆さんには、ぜひ見てほしいと個人的には思う。その理由など交えながら、この映画について書いていく。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgcLh82jFMnAWvMV9CdiAH6HqEfU5AirtNLSnwLpVNnKX9ETkUFpj8TcyJ256Cq3tzYjMHGxhcB9chDtqWrxHDL0cBd6xsQTOK33vq9qCakNFHuEaJHvoS9oDIAHJroq665DioTVXxTQJimY8PYKO6Nadi5o26xt0-CBob9klkGUA9HfvcpmYdmUCN3zw/s2732/visual_pc.jpg" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="2732" data-original-width="2732" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgcLh82jFMnAWvMV9CdiAH6HqEfU5AirtNLSnwLpVNnKX9ETkUFpj8TcyJ256Cq3tzYjMHGxhcB9chDtqWrxHDL0cBd6xsQTOK33vq9qCakNFHuEaJHvoS9oDIAHJroq665DioTVXxTQJimY8PYKO6Nadi5o26xt0-CBob9klkGUA9HfvcpmYdmUCN3zw/s320/visual_pc.jpg" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">(以下ネタバレの可能性大なので改行を多めに)</span></div>
<a name='more'></a>
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<br />
「かがみの孤城」の原作は辻村深月さんによる小説、本屋大賞を受賞したということだから既に読まれている方もいらっしゃるだろう。それを(あの)原恵一監督が(あの)A-1 Picturesとアニメ映画にしたのが本作品だが、数ヶ月前に見た予告編の時点で明らかに動きの質が良かったので、公開されたらできるだけ早く見ようと実は決めていた。そのあらすじをざっくりと:<br />
<br />
中学1年生の女の子、こころは色々あって学校へ行けなくなり、家族や近所の友人ともうまく折り合いがつかず、部屋に引きこもっていた。そんな春の日、こころの部屋の鏡が不思議な光を放ち始める。つい手を伸ばしたこころは鏡の中へ引き込まれるが、その鏡の向こうには、絶海の孤島に建つお城とその主である少女の姿をした「おおかみさま」、そして同じように鏡の中へ引き込まれた6人の中学生がいた。「おおかみさま」から城の中に隠された鍵を見つけた者の願いをひとつだけかなえてやると一方的に提示され、そのために妙に具体的な条件のもと、こころを含めた7人は何とも不思議な「お城通い」を始めることになるーーー<br />
<br />
映画が始まってすぐに目を引いたのは、豊かな色彩、端正な背景美術、そして細やかに動くキャラクターである。原恵一監督やA-1 Picturesが手がけた他の作品を知っていればそれらは揃っていて当然ではあるのだが、この映画においてはそれらが物語の構造や演出に対して必然的なものだということが、見ているうちに自ずと理解できるようになる。例えば主人公のこころは特にそうなんだが、かなりビビッドな色彩をまとっていることに注意してほしい。トラッドで地味なセーラー服を着ていても、彼女が落ち込んでいるときでさえ、瞳や髪の色、彼女を取り巻く世界は鮮やかに輝いて見える。他の6人も同じ。そしてお城と「おおかみさま」は、やや大仰だがちょっとだけ色あせて時代がかって見える。このあたり、映画を見終わって振り返ったとき、職人さんの仕事ぶり以上の「何か」を感じたのが正直なところである。<br />
<br />
その「何か」について語るにはネタバレを避けることができないので、素のままご覧になりたい方は、このページを閉じてすぐに映画館へ向かってください。心からのお願いです。<br />
<br />
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<br />
さてあらためて。その「何か」の手がかりは、映画のわりと序盤に明かされる。お城へ7人の中学生を引っ張り込んだ「おおかみさま」が彼ら彼女たちに提示した条件が妙に具体的というのは既に書いたが、そういうのを体験したことのある方ならすぐにピンと来るものである。
<div><ul style="text-align: left;">
<li>鍵を探す期限は来年の3月30日まで</li>
<li>城には自由に出入りして構わない、来たい時に来ればいいし来たくなければ来なくていい</li>
<li>ただし城に居られるのは日本時間で午前9時から午後5時まで、これを過ぎると残っていた者たちは連帯責任でお城に潜んでいる「おおかみ」に食べられる</li>
</ul>
</div>
お城という舞台装置と上記の条件は、自分が過去に心身を壊したときお医者さんから言われた内容そっくりだと思った。一定期間、気が向いたら図書館など落ち着いた場所へ、社会生活で求められるものと同じ時間で滞在して、心身を慣らすこと。つまりこの映画は一種の集団セラピーを描いているのではないか。そう考えたあとはお城や「おおかみさま」が持つファンタジー性よりも、彼ら彼女たちの心情の動きに意識が向くようになった。<br />
<br />
そして(これは意識的に「言い忘れていた」のだろうけど)「おおかみさま」から追加条件が提示される。
<div><ul style="text-align: left;">
<li>誰かが鍵を発見し願いを叶えた後、または鍵の発見いかんに関わらず来年の3月30日を過ぎると、お城で過ごした記憶、他の6人のことは全て忘れてしまう</li>
</ul>
</div>
何だかんだで居心地の良いお城と友だちをできるだけ失わないために、7人はある約束を交わす。それは自分たちで決めた追加条件というか自主ルールと呼んで差し支えないであろう。<br />
<br />
自分たちで決めて自分たちでそれを守りながら生活する。<br />
<br />
ああ、彼ら彼女たちにはまずそれが必要だったんだ、それができるようになったんだ、えらいなあ。このあたりで、ワタシは既に彼ら彼女たちを応援する気持ちになっていたことを告白しておく。<br />
<br />
<br />
<br />
複雑な悩みを抱えて動けなくなっている人に決して無理強いせず応援する、支えるというのは、実際のところとても難しい。それを粘り強くやっている方々が現実世界にもいらっしゃるが、この映画にもそういう役割、こころが通うフリースクールの喜多嶋先生が出てくる。映画の中盤(劇中では夏休み明け)以降、こころ以外のそれぞれが描かれ始めると、ある一致点と、本来は一致すべきところが違っている点が現れる。ここから終盤まで、7人の中学生と喜多嶋先生の関係、そして「おおかみさま」の正体が描かれるところなどは、単なるファンタジーを超えて一種の謎解きミステリーとも思えるくらい、あまりにも巧みな構成で唸りつつ…正直に言うとワタシ自身さえ何か肯定された気がして、思わず落涙してしまった。<br />
<br />
<br />
<br />
原恵一監督は「クレヨンしんちゃん」シリーズで高い評価を得て以降、近年は様々なモチーフと作風にチャレンジしているけれども、「かがみの孤城」を見た後に振り返ってみると、子供たちへ暖かな目線を向け続けているというのが一貫していると思う。彼ら彼女たちを決して否定せず見守る、だから作品のなかに登場する子供たちは常に輝いて見える。このように、監督ご自身がセラピスト的な資質を備えているからこそ、見ている子供たちひいては我々、元々は子供だったオトナにも深く響く作品が出来上がるのではないか。<br />
<br />
<br />
<br />
物語のラストシーンは(上記のような感情と思考と涙でぐちゃぐちゃになってしまったので)はっきりとは覚えていない。ただ、こころは現実世界の大切な友人とともに、あらたな一歩を踏み出していった。他の6人もきっと同じように、それぞれの"いま"を受け入れて進み始めたと確信できる。そう言えるのは、劇場特典でいただけたカードの中身を見たからである。そのパッケージの表にはこう書かれている。
<div><ul style="text-align: left;">
<li>その1. 必ず〈鑑賞後〉に開封すること</li>
<li>その2. 中身をSNSに投稿しないこと</li>
</ul>
</div>
おそらく「おおかみさま」からの指示だろうから、こころたち7人と「おおかみさま」のお城での1年間を見守った我々が、その条件を破るわけにはいかないのである。<br />
<br /><div style="text-align: center;"><iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/rsKXExsmB3A" title="YouTube video player" width="560"></iframe> </div>
<div style="text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">(余談ですがエンドロールは見たほうがいいですしパンフレットも購入したほうがよいでしょう)
</span></div>imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-52203090184335699062022-12-09T21:29:00.002+09:002022-12-28T20:21:26.555+09:002022年の my new gear... まとめ話の前に一覧を置いときます。<div><div><ul style="text-align: left;"><li><a href="https://support.apple.com/kb/SP825?locale=ja_JP">MacBook Air (M1, 2020、メモリ16GB、ストレージ1TB)</a>:満足度★★★</li><li><a href="https://store.google.com/jp/product/pixel_7_pro?hl=ja">Google Pixel 7 Pro</a>:満足度★★+</li><li><a href="https://iosys.co.jp/items/tablet/android/egbok/simfree/egbok_p803/242552">EGBOK P803</a>:満足度★★ー</li><li><a href="https://jox.co.jp/products/leap-sistc/">SINOTEC LEAP-S1 STC</a>:満足度★★★</li><li><a href="https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/giiyama-g2730hsu/">iiyama G-MASTER G2730HSU</a>:満足度★★</li><li><a href="https://www.edifier.online/collections/2-0-bookshelf/products/edifier-r1080bt-active-bluetooth-bookshelf-speaker-set-black">EDIFIER R1080BT</a>:満足度★★+</li><li><a href="https://www.frontier-direct.jp/direct/pages/kb_e3s.aspx">FRONTIER KB-E3S 日本語配列ゲーミングキーボード</a>:満足度★★ー</li><li><a href="https://www.buffalo.jp/product/detail/ssd-put1.0u3-b_n.html">バッファロー SSD SSD-PUT1.0U3-B/N</a>:満足度★★+</li><li>アシダ音響 <a href="https://ashidavox.com/items/632e5f474ba8b47283ce59eb">ST-90-05</a>(灰) / <a href="https://ashidavox.com/items/6321b59af0b10868397d8e5d">ST-90-07</a>(黒):満足度★★★</li><li><a href="https://jp.soundpeats.com/products/sonic">SOUNDPEATS SONIC</a>:満足度★★+</li><li><a href="https://www.realme.com/jp/realme-buds-air-pro">realme Buds Air Pro</a>:満足度★ー</li><li><a href="https://www.realme.com/jp/realme-band-2">realme band2</a>:満足度★★</li><li><a href="https://en.teclast.com/ja-jp/products/tl-p65s-jp-charging-cable">TECLAST PD 充電器</a>:満足度★★★</li><li>ニトリの折りたたみデスク(廃番)、<a href="https://www.nitori-net.jp/ec/product/8760918s/">昇降テーブル</a>、<a href="https://www.nitori-net.jp/ec/product/6201711s/">モニター台</a>、<a href="https://www.nitori-net.jp/ec/product/8732732s/">マウスパッド(90×33cm)</a>:満足度★★</li><li>ニトリの<a href="https://www.nitori-net.jp/ec/product/8301704s/">人感ミニセラミックファンヒーター</a>:満足度★★</li><li>アイリスオーヤマの<a href="https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=H537201">LEDデスクライト LDL-QLDL-B</a>:満足度★★+</li><li>100円ショップのモニター用小物テーブル:満足度★★</li><li><a href="https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?bg=7&br=225&sbr=1094&mkr=2523&ic=476557&lf=0">上海問屋 アルミ合金製ドリンクホルダー付きヘッドフォンハンガー</a>:満足度★★+</li></ul>
<a name='more'></a>
<br />
<br />
さて本題。
<ul style="text-align: left;"><li><a href="https://support.apple.com/kb/SP825?locale=ja_JP">MacBook Air (M1, 2020、メモリ16GB、ストレージ1TB)</a>:満足度★★★<br />友人がこれを手放して買い替えるというので相場よりお安めな価格で譲っていただきました。それまでMac mini (Late 2012)で頑張っていたけど、<u>外部ディスプレイが1つしか接続できないのとポート類が少なすぎる</u>のを除けば、不満がないどころか43型4Kディスプレイを繋いでデスクトップ機代わりとして大活躍しております。旅行などでも作業環境をほぼそのまま持ち出せるのがいいですね(NASに移動した手持ちの音楽データはさすがに持ち歩けませんが)。ちなみに、Mac mini (Late 2012)はスキャナを使うために環境ほぼそのままでスリープ状態で待機させています。使うときはリモートデスクトップで操作。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhOrfkMp0HZtggFhXjPtFbJOWc_uwFPckVxB2-Lx6hy2TIyvT6JxeYP0PEmpssNOZBnuuFlZAlvRuuWuMbuze7KVoLaE-1xVfvD1Rp673okhq7fUsGp0_yW6jl8m76AGcx5dOeMdlCMC4dLmQK7eeskaP6ud0uiL8AUnuOOl5NmQGPnDLyoPwKGEpWNcw/s1280/IMG_0004%20(2).png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1280" data-original-width="959" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhOrfkMp0HZtggFhXjPtFbJOWc_uwFPckVxB2-Lx6hy2TIyvT6JxeYP0PEmpssNOZBnuuFlZAlvRuuWuMbuze7KVoLaE-1xVfvD1Rp673okhq7fUsGp0_yW6jl8m76AGcx5dOeMdlCMC4dLmQK7eeskaP6ud0uiL8AUnuOOl5NmQGPnDLyoPwKGEpWNcw/s320/IMG_0004%20(2).png" width="240" /></a></div><div><br /><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B08N6LR285&linkId=96a57cb6c3744f493478d4897e9e7517" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div></div><div><br /></div><ul><li><a href="https://store.google.com/jp/product/pixel_7_pro?hl=ja">Google Pixel 7 Pro</a>:満足度★★+<br />発売からわりと直後に購入。クーポンや下取りで思ったよりも安くなったのでつい…。一度はGoogleご自慢のカメラを使ってみたかったというのが大きな理由ですが、写りと色合いが自然、光学5倍+デジタル最大30倍ズームと超広角&マクロ対応という機動性の高さ、何も考えなくても肉眼で見た以上の夜景撮影が可能など、ものすごく満足していますが、いまだ十分に使いこなせておりません。それから<u>巨大で重いスマートフォンは久しぶりなので取り回しに苦労してます</u>し、自分の使い方だと<u>ストレージ容量も128GBで既に不足気味</u>です。さらには(Android機で共通の問題ですが)<u>Macとの連携にとても苦労する</u>ので、いったん売り払って下位機種に買い換えたうえで、さらに巨大iPhoneに買い換える可能性があります。まあiPhoneはUSB Type-C採用までは12 miniを使い続ける可能性が高いですけど。<br />2022/12/28追記:純正カメラアプリではどうやってもシャッター音が消せないみたいですが、動作を停止させてから<a href="https://www.celsoazevedo.com/files/android/google-camera/">GCam</a>を入れると、ほぼ純正アプリの使い勝手のままシャッター音が消せるのでワタシ好みになりました。どのGCamが自分のAndroid端末で動く動かない含め、もちろん自己責任で。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi8lFZDqt7w1IR4gJYuIlie9fI3YaNEK3C26UOJ7PutW6uXxDIKHhktUlDcL4Kaj8Sz6rPmiaFZntTBDBQc7qxdW8DHudRHtOAXtF3012OgfpLN83OHT8FQKsmvFyC0aOeeT7o99LBy7iygkkxsVGtiPWa4Gl-PvEvwIulP4tNQgDq4nBWs-VqsRC7S2Q/s1280/IMG_5638.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi8lFZDqt7w1IR4gJYuIlie9fI3YaNEK3C26UOJ7PutW6uXxDIKHhktUlDcL4Kaj8Sz6rPmiaFZntTBDBQc7qxdW8DHudRHtOAXtF3012OgfpLN83OHT8FQKsmvFyC0aOeeT7o99LBy7iygkkxsVGtiPWa4Gl-PvEvwIulP4tNQgDq4nBWs-VqsRC7S2Q/s320/IMG_5638.png" width="320" /></a></div><div><br /></div><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B09YHKYTZR&linkId=b207cd52481a6f5629efbbf62c58fdf5" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><div><div style="text-align: center;"><br /></div><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B0BGKLWVRJ&linkId=62eaccb70a75dbc1188a82e790bc310f" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div></div><ul><li><a href="https://iosys.co.jp/items/tablet/android/egbok/simfree/egbok_p803/242552">EGBOK P803</a>:満足度★★ー<br /><a href="https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/1442965.html">一部で大きな話題となった新品アウトレットのAndroidタブレット</a>。iPad mini 6と比べて縦持ちのときの幅が1cmほど狭いくらいで、サブ端末としては必要十分。主に動画や電子書籍類を見るのに使っていて、以前買ったもののほとんど活躍の場が無かったAmazon Fire 7の置き換えにちょうど良かったです(余ったFire 7は甥っ子にプレゼントしました)。ただ<u>総合的なスペックはそれなりというかかなり低い</u>ので、メイン用途には向かないと思います。このサイズ感ならiPad miniシリーズがあまりにも強すぎるというのもありますが…</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiFL4iREOxOoFktDblPNRHg6-OnVsEvDKOc9qVM9IA8UX3Jn-9XGs-KxMJKVuOL9Zb5OtWQ5xj9s_JCzKkymPpvlK2jtIuwEUAL7HnNNFwlODfQH635s2AgWbpOh6bzknuyqK2sDSd_Cv40loUwBnXQaDKYKltu-C30WKLfas-XrTvolgq7gvsYBAYfJw/s1280/IMG_0054.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1280" data-original-width="959" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiFL4iREOxOoFktDblPNRHg6-OnVsEvDKOc9qVM9IA8UX3Jn-9XGs-KxMJKVuOL9Zb5OtWQ5xj9s_JCzKkymPpvlK2jtIuwEUAL7HnNNFwlODfQH635s2AgWbpOh6bzknuyqK2sDSd_Cv40loUwBnXQaDKYKltu-C30WKLfas-XrTvolgq7gvsYBAYfJw/s320/IMG_0054.png" width="240" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B0B51G2NK3&linkId=3175d47c663c3cf9d6df2030ce7d5085" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><div><ul style="text-align: left;"><li><a href="https://jox.co.jp/products/leap-sistc/">SINOTEC LEAP-S1 STC</a>:満足度★★★<br /><a href="https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/1428160.html">こちらも一部で話題になったもの</a>。今年買ったあれこれのなかで満足度で言えばトップクラスの、Android TV搭載4K対応ストリーミングメディアプレイヤー。適当にセットアップして使い始めてから、以前買ったFire TV Stick 4Kが完全に置き物と化しました。かなりのハイスペック(実際EGBOK P803よりずっと快適に動く)、Google Playが使えるので必要なアプリを入れてついでにBluetoothでキーボードとマウスを接続すればAndroid端末的にも使えてしまうポテンシャル、充実した外部拡張用各種ポートなど、<u>地上波やBS等のTV放送を一切見ないなら本当にこれだけで十分</u>です。確かこれもアウトレットで買ったんですけど、探せば類似のものが買えると思うので、Fire TVやChromecast的なものの購入を考えている方がいたらこちらもご検討いただければ。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEivJKcIpGtVNKf_9Kih-Jjkf92FzjgXXre3UpUOOr5kDOjBeB7wwZXd3BXtWazi_6EFfPrDXpPUR30yFE1cz9QLlpXOFL-EBaSoS62WZ7qFfIKLE4xylS6vrMZkdDWGdQlhN3eaftmQOtSHWpI85Dr8dAtgwtwcALDnu83VFwlHxuCGAmTLE0feya6kHQ/s1280/PXL_20221208_034137839.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="964" data-original-width="1280" height="241" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEivJKcIpGtVNKf_9Kih-Jjkf92FzjgXXre3UpUOOr5kDOjBeB7wwZXd3BXtWazi_6EFfPrDXpPUR30yFE1cz9QLlpXOFL-EBaSoS62WZ7qFfIKLE4xylS6vrMZkdDWGdQlhN3eaftmQOtSHWpI85Dr8dAtgwtwcALDnu83VFwlHxuCGAmTLE0feya6kHQ/s320/PXL_20221208_034137839.png" width="320" /></a></div><div><br /></div><div><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B098ND5LT2&linkId=7ad8ba2d8c5b49f7454192a59e516ea4" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><span style="font-size: x-small;"><div style="text-align: center;">(付属リモコンはこれですがスペックも同じかは確認してません念のため)</div></span></div><ul style="text-align: left;"><li><a href="https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/giiyama-g2730hsu/">iiyama G-MASTER G2730HSU</a>:満足度★★<br />友人と秋葉原のディープな中華料理店などでしこたま飲んだ後に寄ったお店で衝動買いしたものその1。スプラトゥーン3を始めてから23インチより大きめのサブモニタを物色してたんですが、店頭で驚くほど安い価格のアウトレット品が陳列され始めたのを見つけて、店員さんにあれこれ質問して、用途に合ってるということで結果的に陳列後数分で購入。おかげさまでスプラトゥーン3は快適になりましたし、サブモニタとしても画面が27インチで一回り大きくなってROGANにやさしいやさしい…ただ納得済みで購入したことですが、<u>iiyamaのモニタは操作性が最悪でリモコンが付属していないとウンザリする</u>のは、この機種でも変わりませんでした。ともあれ現在のワタシの部屋の机には、メインの43インチ4Kモニタと27インチのこちら、それと仕事用として残した中古の23インチモニタが、まるでデイトレーダーみたいな感じで目の前を覆っております。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiEH2rpUspa48TkhpfTeE6R0tG99YnirriIexOKerlr_b6N-P1Svlm41W5py2FhhCjU5soh4IXNfNmwTWg_aYnkAEGWBna5u0i_yJA_CqdGYXvA75gvL9i6lvD4LVJbtjJDpAOH7Hu60uZ9Amu8d7LYRVfgzLwGtUmAkpy4K7BXR_dpL3qJBkV2fTqRIQ/s1280/IMG_8046.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiEH2rpUspa48TkhpfTeE6R0tG99YnirriIexOKerlr_b6N-P1Svlm41W5py2FhhCjU5soh4IXNfNmwTWg_aYnkAEGWBna5u0i_yJA_CqdGYXvA75gvL9i6lvD4LVJbtjJDpAOH7Hu60uZ9Amu8d7LYRVfgzLwGtUmAkpy4K7BXR_dpL3qJBkV2fTqRIQ/s320/IMG_8046.png" width="320" /></a></div></div></div><div><div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: small;">(汚部屋のため実際に設置した様子はお見せできません…)</span></div><div><br /></div><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B071FWBF6J&linkId=a73f9c2ad9e531bba36554d05fb2c534" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><div style="text-align: center;"><br /></div><ul style="text-align: left;"><li><a href="https://www.edifier.online/collections/2-0-bookshelf/products/edifier-r1080bt-active-bluetooth-bookshelf-speaker-set-black">EDIFIER R1080BT</a>:満足度★★+<br />友人と秋葉原のディープな中華料理店などでしこたま飲んだ後に寄ったお店で衝動買いしたものその2。先ほどのモニタを購入して梱包を待っている間に現品かぎりの補償なし品を見つけて、これまた店員さんにあれこれ確認して購入。EDIFIERのスピーカーは<a href="https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_eval_graph_all.php?mode=0&ic=416541&lf=0">元々ドスパラで扱っていたR1000TCN</a>を使ってて価格のわりに良く鳴るので気に入ってたんですが壊れてしまって、これまた替わりを物色してたんですが、同じEDIFIER製に巡り合うとはなんたる偶然。小ぶりでシンプルな外見とは裏腹に相変わらず良い鳴りっぷりなのと、Bluetooth接続可能など現代的にアップデートされたところなどポイント高いんですが、<u>このモデルはどうやら日本では少数しか売られなかったようですので、気になる方は他のモデルを探すか海外の通販を使うか</u>ですね。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj3kazabY04HAgdx1A7rr_bC7n6mkW-kjrPeCERFQ5scWzspaJYJbnwuYX2nSwzxaYl946ys_CzWhBJBidEsOrmfsNan0PP3lEBdIWx4IyOFthLPYgXk7P_9IZJzeqYny5yJl6PrU6_VLeBFTqofJkttssyuMn4q00gSxKE09nV3406vHa7MthvKEUyDg/s1280/IMG_8047.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj3kazabY04HAgdx1A7rr_bC7n6mkW-kjrPeCERFQ5scWzspaJYJbnwuYX2nSwzxaYl946ys_CzWhBJBidEsOrmfsNan0PP3lEBdIWx4IyOFthLPYgXk7P_9IZJzeqYny5yJl6PrU6_VLeBFTqofJkttssyuMn4q00gSxKE09nV3406vHa7MthvKEUyDg/s320/IMG_8047.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">(こちらも汚部屋のため実際に設置した様子をお見せできません…)</span></div><div><br /></div><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B07T9MLKYG&linkId=e00719c3a46853fd6d1e8cc34bcbcf15" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><ul style="text-align: left;"><li><a href="https://www.frontier-direct.jp/direct/pages/kb_e3s.aspx">FRONTIER KB-E3S 日本語配列ゲーミングキーボード</a>:満足度★★ー<br />仕事で使ってるノートPCのキーボードがダメダメで外付けキーボードをあれこれ試して<a href="https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/keyboards/k835-tkl-mechanical.html">ロジクールのK835</a>なども使ってみたんですが、最終的にはこちらに落ち着きました。決め手は打ち心地とWindowsキーが左側にないことの2点。バックライトは気分的に白の最大光量にしてますけど特別な意味はありません。コンパクトなメカニカルキーボードとしてコストパフォーマンスが高く気に入ってはいますが、<u>キーの印字がガタついたりしてるなど品質に不安が残る</u>ので、そのあたりが気になる方には正直おすすめできません。余談ですけど、現在はこのキーボードに<a href="https://www.sanwa.co.jp/product/syohin?code=TOK-GELPNLBKN">サンワサプライのキーボード用リストレスト</a>を組み合わせて快適に使用できています。<br /><div style="text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">(購入したのは傷ありB級品なので写真なし)</span></div></li></ul><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B0B86RKYFX&linkId=079c4b23b8628268bf0c6b6abfe53529" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><div style="text-align: center;"><br /></div><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B01GUQL4H0&linkId=a71ba1078c99bd8fd1b7a0a9d4b0ef2a" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><ul style="text-align: left;"><li><a href="https://www.buffalo.jp/product/detail/ssd-put1.0u3-b_n.html">バッファロー SSD SSD-PUT1.0U3-B/N</a>:満足度★★+<br />USBメモリそっくりのスティック型外付け1TB SSD。ファイル移動や持ち運びのストレスが、あらゆる意味ですっきり消えました。個人的にはそのうち写真データ入れにしようと目論んでますが、先日とあるDJさんに伺ったら<a href="https://www.buffalo.jp/product/detail/ssd-sct2.0u3-ba.html">上位機種の2TBモデル</a>はDJスタイルそのものを変えるほどのインパクトだそうなので、機材として2つ購入するのがいいんじゃないでしょうか。欠点は、その<u>小ささゆえに失くしやすいことと消費電力の関係で接続する機器との相性がもしかしたら発生すること、それと幅がそれなりにあるのでUSBポートに刺さらないことがある</u>くらいでしょうか。</li></ul><ul style="text-align: left;"><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhZjPHwDUEqPNQpFT35O-vWaIq_SoAlM1TAqsmZiNf-pWKgm-lPIjhQNkmCkK-HIl8Tse2aH06pcoLO2Pq65_g5ioWSdazPvj6PcYGf1H-o7jyMSwNCrXU09epIR5QF-uJFeOF9xgytzhwK06VHsl3fnKOQkW6UOnO7vSaOABOPPbtc1DQEhtQc-QBOAA/s1280/IMG_0003.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1280" data-original-width="960" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhZjPHwDUEqPNQpFT35O-vWaIq_SoAlM1TAqsmZiNf-pWKgm-lPIjhQNkmCkK-HIl8Tse2aH06pcoLO2Pq65_g5ioWSdazPvj6PcYGf1H-o7jyMSwNCrXU09epIR5QF-uJFeOF9xgytzhwK06VHsl3fnKOQkW6UOnO7vSaOABOPPbtc1DQEhtQc-QBOAA/s320/IMG_0003.png" width="240" /></a></div></ul><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B08N4JHGJL&linkId=169013147afe89f08b23aaef9cb9149b" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><div style="text-align: center;"><br /></div><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B099214J49&linkId=789879d194361a557a07232daa627266" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><ul style="text-align: left;"><li>アシダ音響 <a href="https://ashidavox.com/items/632e5f474ba8b47283ce59eb">ST-90-05</a>(灰) / <a href="https://ashidavox.com/items/6321b59af0b10868397d8e5d">ST-90-07</a>(黒):満足度★★★<br />ネットの評判を見て購入した有線ヘッドホン。価格に対して異様に音が良く、それでいて明確なキャラクターの差があるので、音源と気分で使い分けています。<a href="https://www.imgd.net/2022/02/st-90-05.html">ST-90-05は特に低域がとにかく元気なのでエレクトリックなポップスや昔に録音されたロックを聴くのとTVアニメ視聴に</a>、ST-90-07は明瞭さと定位が抜群なのでアコースティックな音源を聴くのを主としてますが、どっちでも十分に満足できます。<u>個人的にヘッドホンはこれまであれこれ使ってきましたけど、たぶんこれで"上がり"にすると思います</u>。なんせあと数十年は壊れなさそうですし。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiEp3qwKD0TyjnZesTZoyqRvgT0nB_3vWFLco6UC_7N_58w8zO8HG4oKZI7K5ZvgSEVkwIGyugBWYPHz6eQIPRbuftB1Yd5OaHshr4vxnygYQzYZPuND2aGJYAMU7HOsozP1Ll2daONsIH2jVMSkIYAumr8MLT3XcGClDeqLgoTJU6BJXACbYcXVhalXw/s1280/IMG_0004.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1280" data-original-width="960" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiEp3qwKD0TyjnZesTZoyqRvgT0nB_3vWFLco6UC_7N_58w8zO8HG4oKZI7K5ZvgSEVkwIGyugBWYPHz6eQIPRbuftB1Yd5OaHshr4vxnygYQzYZPuND2aGJYAMU7HOsozP1Ll2daONsIH2jVMSkIYAumr8MLT3XcGClDeqLgoTJU6BJXACbYcXVhalXw/s320/IMG_0004.png" width="240" /></a></div><div><br /></div></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgmQZid2rQ9hAnb7TnOY15cmWHteO0OgyGw7FtM4idwYPak3Y_wiuL2OkPVZGpV_gBsEcOFlW0eSHFu5a4j96MHC_Aujezoy40SrGP9haeLDK0xinQnurFiaMr0dkDyI_YKsfSMd5hu9KMqsqugIdw-cGynkFhhBA3COQY_Ue7D3oDZROoSuz248sZn-w/s1280/PXL_20221119_022243787~2%20(1).png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1280" data-original-width="965" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgmQZid2rQ9hAnb7TnOY15cmWHteO0OgyGw7FtM4idwYPak3Y_wiuL2OkPVZGpV_gBsEcOFlW0eSHFu5a4j96MHC_Aujezoy40SrGP9haeLDK0xinQnurFiaMr0dkDyI_YKsfSMd5hu9KMqsqugIdw-cGynkFhhBA3COQY_Ue7D3oDZROoSuz248sZn-w/s320/PXL_20221119_022243787~2%20(1).png" width="241" /></a></div><br /></div><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B08H7LPPR4&linkId=55b6119c24ad6eaa950f14c5d439eac4" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><div><ul style="text-align: left;"><li><a href="https://jp.soundpeats.com/products/sonic">SOUNDPEATS SONIC</a>:満足度★★+</li><li><a href="https://www.realme.com/jp/realme-buds-air-pro">realme Buds Air Pro</a>:満足度★ー<br />SOUNDPEATS SONICは、ふらりと立ち寄ったドンキホーテでなぜか1,500円以下で投げ売りされてたのを衝動買い。無線ヘッドホンはバッテリーの寿命が短いし失くしやすいので安ければ安いほどいいというのが持論ですが、買ってからスペックを調べてさすがに驚きました。特に長時間使えるのと片耳だけでも動作する点はお気に入り。これで<u>Bluetooth接続がマルチポイントだったら言うことなし</u>だったんですが、値段を考えたら文句は言えません。<br />ちなみに、これまた投げ売りされてたrealme Buds Air Proも買ったんですが、ノイズキャンセリングを備えた多機能モデルでも<u>使い勝手が悪すぎてストレスがたまる</u>ため、逆に意識的に持ち運んだりしてます(使うとは言ってない)。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-tRSlv5JilSdmr5vVaggHFUr16zH2B-w-1B1Jzj-3xGc-iAzRlFBMC__oZiKZR9eF1Vo7y102pAOaV_gcmsTb9n3k83vSiQCRXH2AwLk1OFKrVd6cgSLtpvQaeSvjlBBuXVHjWDF4nQjN6MZddcoUGvB-OBnw4zQjL1kOwBZkN4zpSw74b_325KLl2Q/s1280/IMG_5558.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1280" data-original-width="1279" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-tRSlv5JilSdmr5vVaggHFUr16zH2B-w-1B1Jzj-3xGc-iAzRlFBMC__oZiKZR9eF1Vo7y102pAOaV_gcmsTb9n3k83vSiQCRXH2AwLk1OFKrVd6cgSLtpvQaeSvjlBBuXVHjWDF4nQjN6MZddcoUGvB-OBnw4zQjL1kOwBZkN4zpSw74b_325KLl2Q/s320/IMG_5558.png" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhfBeQ5vf8DV2e9D6cRaxyFMSL9tSsNYSawpC3KmruBAPe9FR6I3b9LFwRbqXSg42IvYpx02xcOzgtj_2SYtW5sQGSaJInquOJ9_iBExBGU9WCNfTy0yYGF4VOFS0R2CQwwUFPbBTUkrG3LN5uzY5fgfVf197IRf6kDFaUOzg46TvXVpDwXtadQUnzXvA/s1280/PXL_20221101_141213897.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="964" data-original-width="1280" height="241" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhfBeQ5vf8DV2e9D6cRaxyFMSL9tSsNYSawpC3KmruBAPe9FR6I3b9LFwRbqXSg42IvYpx02xcOzgtj_2SYtW5sQGSaJInquOJ9_iBExBGU9WCNfTy0yYGF4VOFS0R2CQwwUFPbBTUkrG3LN5uzY5fgfVf197IRf6kDFaUOzg46TvXVpDwXtadQUnzXvA/s320/PXL_20221101_141213897.png" width="320" /></a></div><div><br /></div><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B08LVXJWQJ&linkId=7f89d8f6c3555d7384a54fbe1f54cf34" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><div style="text-align: center;"><br /></div><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B091SFRN1M&linkId=ef87965493de227aae821132e0f5f2ab" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><ul style="text-align: left;"><li><a href="https://www.realme.com/jp/realme-band-2">realme band2</a>:満足度★★<br />バッテリーがそろそろ限界かなと感じてた矢先に失くしてしまったMiスマートバンド4の代わりを探して、これまたAmazonアウトレットで投げ売りされてたのを見つけて購入。ワタシの場合、スマートバンド/スマートウォッチはスマートフォンの通知を確認するのが第一目的なのと(家族内LINEや多要素認証のショートメッセージを確認する等)、無線ヘッドホンと同様に失くしたり傷をつけたりしても気にならないくらい安いほうがいいので、自分には合っていると思います。文字盤が大きくてROGANにやさしいのとベルトが腕時計の汎用のものと交換可能なのもお気に入り。ただ、肝心のスマートフォンとの接続が途切れやすいのとカスタマイズの幅がやや狭いのがネックですかね。<u>realmeブランドは日本へ入ってきたものの最近はすっかり大人しくなってるので、将来性がちょっぴり心配</u>なのが気になるところでもあります。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjGeQ3ChDkbshVqkYYOSXXDXOKpjfaaKfyvvFFprn0ehfBCHEH6edOjoBkFG8ehGszjY7il7qrYOmNdn0ZE9r60ZdF5s0QegNObtJunypKthxVhDmjxWwCjUdP1LsMge1c_aoar-5rlZ_E-JQDubgIjVQNJDUTyA2tNk11ppYa8CHhZs9dMH2KxyUMNSw/s1280/IMG_0004.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1280" data-original-width="1280" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjGeQ3ChDkbshVqkYYOSXXDXOKpjfaaKfyvvFFprn0ehfBCHEH6edOjoBkFG8ehGszjY7il7qrYOmNdn0ZE9r60ZdF5s0QegNObtJunypKthxVhDmjxWwCjUdP1LsMge1c_aoar-5rlZ_E-JQDubgIjVQNJDUTyA2tNk11ppYa8CHhZs9dMH2KxyUMNSw/s320/IMG_0004.png" width="320" /></a></div><div><br /></div><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B09N94KLLS&linkId=e72b995e02806c5268fc9aa0457eff5c" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><div><ul style="text-align: left;"><li><a href="https://en.teclast.com/ja-jp/products/tl-p65s-jp-charging-cable">TECLAST PD 充電器</a>:満足度★★★<br />出先で各種機材を充電するのに購入。<a href="https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/todays_sales/1433313.html" target="_blank" title="【本日みつけたお買い得品】65Wで4ポートのGaN III採用充電器が3,399円 - PC Watch">概要はこちらの記事が詳しい</a>ですけど、ACアダプタを複数持ち歩かなくて済むのが何より快適。それと<u>PC等でよく使われる通称メガネケーブルで延長できるのもポイント高い</u>です。旅行慣れしている方は20〜30cmくらいの電源延長ケーブルを持ち歩いてると思いますが、それも不要になって夜行バスや新幹線で長さが足りず困ることが無くなったのはとにかく大きいです。もちろん家庭や職場で常用してもいいでしょうね。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjLFsoB4xlDV_tqclZ0xDJERkHw5TLP-k3UYDMgsYfh1o2J8wVA42PJ8eDeQoCrWkO9AAKUvDMDI90SoVdziKMAw5KTJKB_mDjkPRISW17__zvKhGg3m4i70G3AKUvs3Uibb8FV5bXjrzviCFQOH3_N4UNzgNdbEa71kyAR7hF6yxbL052Nw_NDGBkQTw/s1280/IMG_7624.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjLFsoB4xlDV_tqclZ0xDJERkHw5TLP-k3UYDMgsYfh1o2J8wVA42PJ8eDeQoCrWkO9AAKUvDMDI90SoVdziKMAw5KTJKB_mDjkPRISW17__zvKhGg3m4i70G3AKUvs3Uibb8FV5bXjrzviCFQOH3_N4UNzgNdbEa71kyAR7hF6yxbL052Nw_NDGBkQTw/s320/IMG_7624.png" width="320" /></a></div><div><div><div><br /></div></div></div></div></div><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B0B2PKMV88&linkId=f05be96c284649070a8e58863366c7a1" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><div><ul style="text-align: left;"><li>ニトリの折りたたみデスク(廃番)、<a href="https://www.nitori-net.jp/ec/product/8760918s/">昇降テーブル</a>、<a href="https://www.nitori-net.jp/ec/product/6201711s/">モニター台</a>、<a href="https://www.nitori-net.jp/ec/product/8732732s/">マウスパッド(90×33cm)</a>:満足度★★<br />リモートワークがすっかり定着したので、机周りの拡張と整理のために近所のニトリに通ってちびちび買い足したもの。どれも気に入ってて特に折りたたみデスクは小回りが利くので先日買い足そうと思ったら、どうやらモデルチェンジして廃番になった模様…がっしりした作りにキャスター付きですごく便利だったんだけど極めて残念、と思って探したら<a href="https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=7174340">同じものがアイリスオーヤマで売られてました</a>。それから<a href="https://www.nitori-net.jp/ec/product/6620437-6620439s/">安いビジネスチェア</a>もひとつ買ったんですが、しばらく使ってみて身体に合わなかったので部屋の隅に転がしてあります。<br /><br /></li><li>ニトリの<a href="https://www.nitori-net.jp/ec/product/8301704s/">人感ミニセラミックファンヒーター</a>:満足度★★<br />今の部屋は底冷えするので暖房が欠かせないんですが、石油ストーブを使うと酸欠気味になるしエアコンは昨今の電気代を考えるとあまり動かしたくない…というわけで足元をピンポイントで暖めてくれるこちらを導入。<u>コンパクトでどこにでも置けるのと人感センサーで必要なときに足で動かせるのは◎、動作音がやや大きいのとフィルターの掃除が必要なのは△</u>ですが、価格を考えたら必要十分です。ちなみにこちらのヒーターは人感センサーを働かせない連続運転も可能なので、温め用途での応用が効きそうです(その場合はもちろん自己責任で)。<br /><br /></li><li>アイリスオーヤマの<a href="https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=H537201">LEDデスクライト LDL-QLDL-B</a>:満足度★★+<br />もはやおなじみ、pが3つの模型情報サイト <a href="https://nippper.com">nippper</a> のからぱたさんが激推ししてたので購入。<a href="https://nippper.com/2022/12/70027/">あとでさらなる高演色タイプがあると分かりました</a>けど、黒ボディがほしかったので通常タイプにしました。自分の部屋は日当たりが悪いうえにリビングに陽が差し込まないので強めの照明を常時点灯させてますが、これは手元をさらに強力に照らしてくれます。デザインも機能も現代的なので、用途と好みに合わせて選ぶといいでしょう。なお実際に試したところ、アーム部分にiPad mini 6が縦置きできます。これは便利や…</li></ul><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B08LGNJR78&linkId=037662cf5cba65913f0be160aaf38c79" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><div style="text-align: center;"><br /></div><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B098NKHG6P&linkId=a790f6ea38493cdaf56afad6d853748f" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><ul style="text-align: left;"><li>100円ショップのモニター用小物テーブル:満足度★★<br />ダイソーか何かでとりあえず2つほど購入。液晶モニタの上部に約10cm四方の物を置くスペースを簡単に作り出すことができます。机周りに置いときたいものを置くときに重宝するので、数個買っておいてストックしておくのがベターかもしれません。ただし<u>固定は難しいので貴重な物を置かない</u>ようにしましょう。<br /></li></ul><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B08R7Q56V8&linkId=11447183c362fa98eccf5f6aa3e401e3" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><ul style="text-align: left;"><li><a href="https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?bg=7&br=225&sbr=1094&mkr=2523&ic=476557&lf=0">上海問屋 アルミ合金製ドリンクホルダー付きヘッドフォンハンガー</a>:満足度★★+<br /><u>今年買ったもののなかで最も重宝してるんじゃないかと思うくらい</u>。机にクランプでがっしり固定できて金属製ホルダーでドリンク類をしっかりホールド可能、置き場所に困りがちなオンラインミーティング用ヘッドセットなどを複数ひっかけておけます。カップ類に傷がつきやすいのは要改善ですが。なお<a href="https://www.nitori-net.jp/ec/product/8738023s/">似たようなドリンクホルダーがニトリにもあって</a>、<a href="スマホ・タブレット用アームスタンド">クランプで固定できるスマートフォン・タブレット用アームスタンドなどもあるので</a>、とても気になっております。</li></ul><div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B09DGC4NTF&linkId=40ceaa6b35959c852379bedbbfcbb57e" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div><div style="text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">(同等品がAmazonにあったので気になる方は要チェック)</span></div><div><br /></div><div>その他、細かなガジェット類は他にいくつも買ってますけど、書くことが無いくらいありふれたものや、いまいちですぐ放り出したものばかりなので特には取り上げません。</div></div><div><br /></div><div>こんなとこっすかね。</div></div>imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-74909692811132889022022-11-28T00:02:00.004+09:002023-02-19T13:24:43.165+09:00メモ:Twitter以外の連絡先Twitterの騒動からしばらく経っていきなりサービス終了するって感じじゃなくなってますが、油断はできないので万が一のための連絡先を記載しておきます。
<ul style="text-align: left;"><li>メール<br />
これがいちばん確実かもしれません。何かあれば<br />
webmaster[at]imgd.net<br />までメールをください。一応、毎日受信確認はしているつもり。</li>
<li>マストドン<br />
以下のサーバにアカウントを作成してあります。なお下2つはほとんど使わないと思いますが念のため。<br />
@imgd@mstdn.jp<br />@imgd@pawoo.net<br />
@imgd@fedibird.com<br />@imgd@vocalodon.net (予備)<br />
@imgd@mstdn.kemono-friends.info (予備)</li><li>(2023/02/19追記)<a href="https://join.misskey.page/ja-JP/">Misskey</a><br />こちらもMastodonと似た分散型SNSですが、互換性はないようです。とりあえずアカウントだけ取得しました。<br />@imgd@misskey.io</li><li>discord<br />SNSというよりボイスチャット用途が主ですが、何だかんだでけっこう使ってます。<br />imgd#9807</li>
<li><a href="https://crepu.net/" target="_blank" title="くるっぷ | なんでも創作系SNS">くるっぷ</a><br />
新興の創作系SNS。偏りあるようですけどとりあえず。<br />imgd<br />でアカウントを取得しています。</li>
<li><a href="https://www.plurk.com/portal/" target="_blank" title="Your life, on the line - Plurk">Plurk</a><br />
台湾など中華文化圏(?)で定番のSNS。実はけっこう昔から<br />
imgd<br />
でアカウントを作成してありますが、すっかりご無沙汰しております。</li>
<li><a href="https://www.tumblr.com/blog/imgd" target="_blank" title="Tumblr">Tumblr</a><br />
一時期は日課のごとく入り浸りだったのが、気づいたら全く忘れてたという。更新は止まってますが念のため。<br />
</li><li>(2022/12/10追記)Post.<br />いくつか立ち上がっているポストTwitterのうちのひとつ。始めたばかりでよく分かりませんけど、文字数制限などがないのでブログの代わりに使ったりInstagramのように写真を貼ったりするのが今のところよさげ。こちらにいます。<br /><a href="https://post.news/_imgd_">https://post.news/_imgd_</a></li><li>(2023/02/05追記)Nostr / Damus<br /><a href="https://lifehacking.jp/2023/02/nostr-damus/">仮想通貨をサポートした分散型SNS</a>とのことですけど、使い勝手その他は発展途上という印象。分散型SNSとしてもマストドンが先行しているため未知数ではありますが、とりあえず。アカウント作成時に Public key と Private key が作成されますが、 Public key がユーザーID、 Private key がパスワードに相当しますので、 Private key を決して外部に公開しないよう気をつけないといけないのは要注意です。んでワタシのID (Public key)は以下:<br />npub1j3gp8z75ywjsnpze2j487494gh6gtc4g8zu5c9u9jcn67dnlj9nq6akfcu</li>
</ul><br />
とりあえずこんな感じで。今後ともよろしくお願いします。imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-11268859408298359302022-10-17T22:39:00.000+09:002022-10-17T22:39:44.666+09:00めんどくさいアニメおじさんが宝塚HiGH&LOWを見て再び圧倒された話「ものすごく楽しかったけどさすがにエネルギー使ったよなあ」と呟やき合いながらいただいた観劇後の夕食の途中で、姪っ子がこんな言葉をふと漏らした。<br />
<br />
「もし小さい子供のときにこの舞台を直接見ていたら、私は宝塚を目指したかもしれない。それくらいの衝撃だった」<br />
<br />
最近ようやく互いの近況など話すようになったばかりなので冗談なのかは判然としなかったが、少なくとも彼女の目はウソをついていないように見えた。<br />
<br />
<br />
<br />
そんなわけで<a href="https://www.imgd.net/2021/11/blog-post.html" target="_blank" title="めんどくさいアニメおじさんが宝塚シティハンターを見て圧倒された話 - In Minutiae, God Dwells.">あの初観劇</a>から1年近く経って、再び宝塚歌劇、具体的には<a href="https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/highandlow/index.html" target="_blank" title="宙組公演 『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ">宙組公演 『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』</a>を見てきた。今回は先に述べた姪っ子がぜひ一度見てみたいということで、約1年前の雪組公演 『CITY HUNTER』『Fire Fever!』の際に案内してくれた方を頼っていろいろお願いしたんだが、その方は今回ご一緒できなくなって、おそろしいことにワタシが姪っ子をエスコートする側になってしまった。なので前回より精神的な余裕が無く、1日程度しか経っていないのに観劇した内容の詳細が記憶から抜け落ちてしまっている。以前も書いた通りワタシは歌劇・演劇・舞台等のど素人なのだが、今回はさらに間抜けなことやファンの皆さんに失礼なことを書いてしまうかもしれない。事実誤認などのご指摘やご指導などは謹んでお受けしますので、あらかじめお詫び申し上げます。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgsTbxSvNxkjngVlzeFJqZVw5no7z5IRF_gwAcEwr6d5RwOtTniMvyMyMwv5sK5lDLXaqS843Ou5317kDtgc7MoYu1QNIbusdrDJkv4seQzENyLF_ajYazRv5XS1beKPSZ_3eHCbRr7vAB6NX4opXHQ-FetPHYp7tHCPJKOY8_poZnaxl6oIfGYX727fw/s1010/cpl73a00000c1yli.jpg" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="1010" data-original-width="799" height="400" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgsTbxSvNxkjngVlzeFJqZVw5no7z5IRF_gwAcEwr6d5RwOtTniMvyMyMwv5sK5lDLXaqS843Ou5317kDtgc7MoYu1QNIbusdrDJkv4seQzENyLF_ajYazRv5XS1beKPSZ_3eHCbRr7vAB6NX4opXHQ-FetPHYp7tHCPJKOY8_poZnaxl6oIfGYX727fw/s400/cpl73a00000c1yli.jpg" /></a></div>
<div style="text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">(画像は公式サイトからお借りしました)</span></div>
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<br />
当日は午後の公演で、劇場前で姪っ子と直接待ち合わせ。会うなり「シアタークリエの前だったんだ」と言うので、何でそっち側を知ってるのかと尋ねたら「クリエには以前来たことがある」とのこと。実は姪っ子は男性アイドルグループを中心にライブやイベントの現場をかなりの数こなしていて、さすが自分と血が繋がってるだけあるなあと納得半分呆れ半分。ただ人混みは苦手らしいので、劇場前でしばらく雑談したのちに劇場内へ。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-NUDbcCNq0Ve5KX-MoJWZhbozh9HgUCH3HUCjv5U3iD6NEHF95ef2The7wJt73nuDtuHCQwU3lTVJ88QaUyB5qXvrPNqnPfuxRc9QDTMMSro4CClBsGeOyX-P_lY3OtStby8-yx2nLTWMSjSrdHEsh6-6SsXmJQaLQRhmaJ1kpvjEJMpvNeVa_Ku0EQ/s1280/IMG_7999.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="1280" data-original-width="960" height="400" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-NUDbcCNq0Ve5KX-MoJWZhbozh9HgUCH3HUCjv5U3iD6NEHF95ef2The7wJt73nuDtuHCQwU3lTVJ88QaUyB5qXvrPNqnPfuxRc9QDTMMSro4CClBsGeOyX-P_lY3OtStby8-yx2nLTWMSjSrdHEsh6-6SsXmJQaLQRhmaJ1kpvjEJMpvNeVa_Ku0EQ/s400/IMG_7999.png" /></a></div><br />
<br />
前回の記事でワタシ的にはいつものノリであれこれ書いたら皆さんにかなり驚かれた、劇場のエントランスの様子を別角度から。非日常空間を演出するための装置として、ところどころに心配りが行き届いているのを再確認した。見どころはやはりダイナミックな空間構成や布で表現された柱の意匠、そもそも布や金属といったマテリアルそのものの上品さなど。ふと自分の今日の姿形を思い浮かべて「こういう場にふさわしい小綺麗な服をさっと着てこれないのがダメな大人の証だよなあ」と凹んだりもしたが、今日は姪っ子の付き添いなので目立つとしたら奴だしそっちの方がうれしいので、身体を縮めるようにして会場内へ向かって着席した。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgRFUxiywU0hSZwPI11gSCIub8vpSqnG14bdxhmdeGcBNVS2dWgGgy9rIwY6kMnG4z_bRySJ8kYwR_LO2HQBRqtSQVLUaDyImC7ZJiQJDoq8pIgjKDYID5uI01PCjE9U7e962bWVIuYzKw-tOaxaqAZfqES9MBICmMUzjyXzA8w7IPO2q1XyCZWVTzvIQ/s1280/IMG_8006.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="960" data-original-width="1280" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgRFUxiywU0hSZwPI11gSCIub8vpSqnG14bdxhmdeGcBNVS2dWgGgy9rIwY6kMnG4z_bRySJ8kYwR_LO2HQBRqtSQVLUaDyImC7ZJiQJDoq8pIgjKDYID5uI01PCjE9U7e962bWVIuYzKw-tOaxaqAZfqES9MBICmMUzjyXzA8w7IPO2q1XyCZWVTzvIQ/s400/IMG_8006.png" width="400" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgKaXIlGE5seY51v1zVGv4k_mjWiCT1IyiUlYGjsfJ4-Hh2VOyzUrt6DDfOSX9XOvmsrIrh6GtJssY5zOE5EjgsWTzAkDP5W8ycL2gSWuTFUbz1R6RzqBW-2yTCzKzEUrWlaZbQ3p5FqeLCnyfVYsHWmTYQAEdnTzfuGQ33iwARtIqhTs-_iL-mcYs1-g/s1280/IMG_8008.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="1280" data-original-width="960" height="400" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgKaXIlGE5seY51v1zVGv4k_mjWiCT1IyiUlYGjsfJ4-Hh2VOyzUrt6DDfOSX9XOvmsrIrh6GtJssY5zOE5EjgsWTzAkDP5W8ycL2gSWuTFUbz1R6RzqBW-2yTCzKzEUrWlaZbQ3p5FqeLCnyfVYsHWmTYQAEdnTzfuGQ33iwARtIqhTs-_iL-mcYs1-g/s400/IMG_8008.png" /></a></div>
今回の座席は2階のいちばん奥。ただステージを眺めるのには必要十分で(さすがにオペラグラスは必要だったけど)、舞台の奥行を見てかなり驚いたりした。
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiT79gum-tsBUCC_R6QSdbuv3RvGuGuAFmh1ZCIexY3aT-jrdfZzY9TDuwb_XEeyvpqPwZrJSefYzn8AuV8uKGTRt1yNquoOyYCwtrQGSVVeeU5vH1cokban_9SjIA_iFaBCzf9TKwrXo6LD_REaD1i2wMznqsyLxHDWwd4zlZoRtiduoyG_mX5BmkSUA/s1280/IMG_8012.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="720" data-original-width="1280" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiT79gum-tsBUCC_R6QSdbuv3RvGuGuAFmh1ZCIexY3aT-jrdfZzY9TDuwb_XEeyvpqPwZrJSefYzn8AuV8uKGTRt1yNquoOyYCwtrQGSVVeeU5vH1cokban_9SjIA_iFaBCzf9TKwrXo6LD_REaD1i2wMznqsyLxHDWwd4zlZoRtiduoyG_mX5BmkSUA/s400/IMG_8012.png" width="400" /></a></div><br />
<br />
で、今回は舞台とせり出し(?)の中間にある場所の様子が確認できた。指揮台らしきものが手前側にあるのは分かっていたが、時々フルート等のチューニング音が聴こえてくるくらいでオーケストラの皆さんの姿はどこにも見当たらない。いったいこの劇場の設計はどうなってるのだろう、あの舞台の下の構造を覗いてみたい、そんなことを考えながら開幕を待った。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgMSsb9CappRIdfI5kE1GdmjqH4Y-2BaE48xyd24MSEPBGERNLZCrdS_gLxAqwD1rw-jK373e1Q7HI9CpsZyoPQWYOOifwIb3j3ErKVIF8cZCeNkzf1UDxAqgVBT0EQKEDp5yPO-dUJHJvBpufaV9YYXbwuTjczP5FFnnCWQEjzyaVseW9JFrQkgY22QQ/s1280/IMG_8013%20%281%29.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="720" data-original-width="1280" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgMSsb9CappRIdfI5kE1GdmjqH4Y-2BaE48xyd24MSEPBGERNLZCrdS_gLxAqwD1rw-jK373e1Q7HI9CpsZyoPQWYOOifwIb3j3ErKVIF8cZCeNkzf1UDxAqgVBT0EQKEDp5yPO-dUJHJvBpufaV9YYXbwuTjczP5FFnnCWQEjzyaVseW9JFrQkgY22QQ/s400/IMG_8013%20%281%29.png" width="400" /></a></div><br />
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前半は『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』。普段は映像作品といってもほとんどアニメしか見ないけど、このシリーズの名前と概要はさすがに知っていた。おそらくは一昔前の「カラーギャング問題」をモチーフのひとつにしたと思われる、いわゆる不良少年グループの抗争もの。暴力にまみれたそれを宝塚という女性美の極みの集団が演じられるのだろうか、という一抹の不安は開幕直後にきれいさっぱり霧散して、驚いたことに途中で感動して涙が止まらなくなったりして、魅入られたままフィナーレを迎えた。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj7tCYpPvS70AaDbeeOOSGi4yYunidCrxR2eOQElm12CD7Bsz-G5krlZk1kNpvUMCTQ0j5l9qo3-AGPdYjUNxXy0O1oG94n-b2Q3IbjQNmFwXSnPWXAQQPz97jG07NhLPwF953-HueWV-RsN4inDdC-Cj4e44v9xnL9rWYrUBJRvSBp3WAxDuzaO-BFLg/s1280/IMG_8015.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="720" data-original-width="1280" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj7tCYpPvS70AaDbeeOOSGi4yYunidCrxR2eOQElm12CD7Bsz-G5krlZk1kNpvUMCTQ0j5l9qo3-AGPdYjUNxXy0O1oG94n-b2Q3IbjQNmFwXSnPWXAQQPz97jG07NhLPwF953-HueWV-RsN4inDdC-Cj4e44v9xnL9rWYrUBJRvSBp3WAxDuzaO-BFLg/s400/IMG_8015.png" width="400" /></a></div><br />
<br />
休憩時間に姪っ子と話をした。曰く「すごかった」「頭では全員女性と理解していても見てると男性としか思えず感覚がバグる」など、いつも通りのぶっきらぼうな口調ながらかなり驚いた様子だったので、叔父としての面目はいちおう立ったかなと一安心した。なお前回の記事でかなり反響があった男性トイレのピクトグラムは、2階席で女性と仲良く並んでいるのが見られました。「劇場の心配り」はこれに象徴されると、個人的には思えてならないです。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgP-2bsTbKoVW6owAQ1wJzxgHNSb-O2j3sUJukAiJuUH5H0HB78eWGIWPO3xl80AoXyIDBEjKpueLFJphc9Fgp8UI6tNvxHMwCDFjfn08Sx_C15PmP4DRcfzarDgcQtbR1XFREQoP_S26YLxSxUzamAhvBH_caDR9Ct3GqSNRDbLxUbJBTa_0z1BTUSNQ/s1280/IMG_8009.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="961" data-original-width="1280" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgP-2bsTbKoVW6owAQ1wJzxgHNSb-O2j3sUJukAiJuUH5H0HB78eWGIWPO3xl80AoXyIDBEjKpueLFJphc9Fgp8UI6tNvxHMwCDFjfn08Sx_C15PmP4DRcfzarDgcQtbR1XFREQoP_S26YLxSxUzamAhvBH_caDR9Ct3GqSNRDbLxUbJBTa_0z1BTUSNQ/s400/IMG_8009.png" width="400" /></a></div><br />
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後半は『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』。イタリアの有名な都市を巡る華やかな物語で、ときどき入るさまざまな引用に思わず微笑んだりしたが、個人的には中森明菜「ミ・アモーレ」のイントロが流れ始めた瞬間に心の中で大爆笑&絶叫してしまった。いやそれリオのカーニバルだからブラジルだよな?イタリアじゃなくてポルトガルだよな?でも話には見事に調和してるからヨシ!などと考えているうち、カラフルと呼ぶにふさわしい歌と踊りが幕を下ろした。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjeErmorbu_gUNCoByjQ7VIU7OdGn7f0w16lY5gAWSI5c5DlDp_5vv8JYqbd9Q_qdnNAMR4Jrz51kHAjEkyupXr6kI0h6Xcw70hFxF3eXfkMx2rJofzbWHOo3etr7MPenqEaZzimTJo28nSODSdlnJH8Jv8McQa_ofFqL5T6rDYN4a67NhJEdZpK39E6A/s1280/IMG_8022.png" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="720" data-original-width="1280" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjeErmorbu_gUNCoByjQ7VIU7OdGn7f0w16lY5gAWSI5c5DlDp_5vv8JYqbd9Q_qdnNAMR4Jrz51kHAjEkyupXr6kI0h6Xcw70hFxF3eXfkMx2rJofzbWHOo3etr7MPenqEaZzimTJo28nSODSdlnJH8Jv8McQa_ofFqL5T6rDYN4a67NhJEdZpK39E6A/s400/IMG_8022.png" width="400" /></a></div><br />
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<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/jiYUOS4JxFM" title="YouTube video player" width="560"></iframe>
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全公演が終了して、前回と同様のこの圧倒される感覚の正体は何なのだろうと、上気した頭であらためて考えてみた。舞台の上に立つ皆さんの歌と踊り、芝居のすごさは素人のワタシがあらためて述べるまでもなくすぐ理解できるし、逆に宝塚歌劇百年の歴史の秘密をど素人が読み解けるとはこれっぽっちも思っていない。だけど今回は「ステージ全体の奥行」と「隠されたオーケストラピット」の様子が見えたことで、自分なりに手がかりが掴めたかもしれないと思った。<br />
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『HiGH&LOW』は現代の群像劇で物語そのものにスピード感があったが、それを可能にするのは奥行と立体的な展開ができてスピーディな場面転換が可能な専用の舞台があってこそだと、あらためて感じた。LEDやプロジェクターを用いた舞台装置はそれだけで見応え十分、暗転したときに舞台の上で光るLEDは夜間飛行の旅客機の窓から見える滑走路の誘導灯のようで、クライマックスの格闘シーンでは回転し続ける舞台の上で歌って踊って演じるというアクロバティックかつ『HiGH&LOW』にふさわしいダイナミックに躍動する芝居を見ることができた。なお余談ですが例のバイクは<a href="https://www.harley-davidson.com/jp/ja/motorcycles/index.html" target="_blank" title="モーターサイクル | Harley-Davidson JP">ハーレーダビッドソン</a>のたぶん定番モデルで今でも新車で買えるはず。ライディングポジションは楽なほうなので、大型免許さえ取れば年齢性別はあまり関係なく乗れます(このあたり早口気味)<br />
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さてその演目に合わせて演奏される音楽も当然新しい要素、ベースミュージックやEDM、4つ打ちなどが大きく取り入れられていた。もちろん基本は本格的なオーケストラ、それもピアノやグランドハープやアコーディオン、ラテン系の音楽で多用される打楽器などバラエティに富んだ編成であることは音を聴けば分かる。そこにシンセの打ち込みを加えて一切外すことなく完璧な舞台を演出してみせた、見えない楽団のスキルの高さは言うに及ばず、舞台を見ながら演奏や打ち込み音を完全にコントロールする指揮者のすごみに、正直身震いがした。打ち込み音を出すタイミングは指示するけど、それが終わるまでは手を動かさずじっと舞台を見てらしたんだよ。そして何といっても4つ打ちのキックに和太鼓を舞台の上で合わせるのを実際に見て、映画のフィルムスコアリングやアニメのロトスコープどころではない、その時その場でリアルタイムに舞台と音を合わせるその大胆さとインパクトと正確さで感動しまくったんだよ。<br />
<br />
『Capricciosa!!』でも、このダイナミズムと完全なコントロールと大胆な調和という感覚は同様で、先に述べたさまざまな引用、それは「エリーゼのために」「ミ・アモーレ」などの音楽だけに留まらず、断言はできないけど一部の衣装のモチーフは見覚えのある有名な絵画から持ってきているようでもあったし、クラシックバレエのステップを舞う場面もあったはずだし、そういった文化の果実を自由に持ってくることができる遊び心という名の余裕は、あの舞台を見ることでイタリア史や音楽史や美術芸術史などの勉強を始めるきっかけにさえなるだろうと思った。<br />
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こういった奥行きや深みが完璧に整っている、それらを支えるたくさんの方々、それはもちろんお客さんも含めて、がいらっしゃるからこそ、舞台の上の皆さんはいっそう光り輝いて見える。そんな確信を勝手に得た。『HiGH&LOW』で最も印象的な「形あるものは永遠を保てない」というセリフの真逆、「今この一瞬が永遠として心に刻まれる」体験があること、今回の観劇ではそれを実感できただけでも大収穫として、心の中にしまって持ち帰ることにした。<br />
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夕食を一通りいただいた後にデザートのアイスクリームをつつきながらスマートフォンを覗いていた姪っ子が画面から目を離さず、また一言漏らした。<br />
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「友だちが宝塚を見てみたいって」<br />
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ぜひ、とだけ答え、別れて帰ってきた。今日は最後にもうひとつ大きな収穫があったと、この先に何度も思い出すだろう。年齢を重ねるのは案外悪いことばかりではない。それぞれの若さが弾ける姿を見て、そんなことをあらためて考えている。imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-36395695796441311002022-02-23T21:22:00.004+09:002022-02-24T11:17:27.218+09:00アシダ音響ヘッドホンST-90-05を買って聴いてみた数週間前にTwitterのTLを流れていった「<a href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08H7LPPR4/">アシダ音響というメーカーのST-90-05というヘッドホン</a>が価格のわりに音が良い」という呟きが気になって(実際に大評判で販売在庫が一時的に無くなっていた)、上記のAmazon公式ショップの在庫復活タイミングを狙って運良く購入できた。以下、既にツイートした内容も含め軽くまとめておく。<br /><br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEg_cjoid_fzzDfQj7p0NFwuFbnoz75rc6yK-ehKIRPqc_GMea5owpnelaYTcR7FxEZpGAI44S1hRynZGlNjA8SBpl03PoIxaeJc1KaVUHm4n3gRdAQqkYMTy8FCX_nOBJlXetMWuRXpztMU1crsAwKI2h4kA1l7jbnzyremMAuguii35EMlEU-vXA-lMw=s3954" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="2966" data-original-width="3954" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEg_cjoid_fzzDfQj7p0NFwuFbnoz75rc6yK-ehKIRPqc_GMea5owpnelaYTcR7FxEZpGAI44S1hRynZGlNjA8SBpl03PoIxaeJc1KaVUHm4n3gRdAQqkYMTy8FCX_nOBJlXetMWuRXpztMU1crsAwKI2h4kA1l7jbnzyremMAuguii35EMlEU-vXA-lMw=s320" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">(SONYウォークマンプロ WM-DD9は残念ながら数年前に動かなくなってしまいました)</span></div><a name='more'></a>
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本来は放送・音響技術者などプロ向けのモニターを主とする<a href="https://www.ashida.co.jp/jp/index.html">アシダ音響</a>というメーカーを、一時期はそれなりにオーティオへ入れ込んでいた者の端くれとしてもまるで知らなかったのは、今となっては恥いるばかりである。公式サイトによると<a href="https://www.ashida.co.jp/jp/company/index.html">創業70余年</a>ということだから、オーディオ趣味的にも多くのメーカーが切磋琢磨していた昭和という黄金時代を、地道に生き抜いてきたことになる。<a href="https://www.koto.co.jp/yokoi/">「枯れた技術の水平思考」とは、かの横井軍平氏の有名なテーゼ</a>だが、アシダ音響の場合は「枯れた技術」そのものを徹底的に磨き抜いて、さらに多くの"現場"からの要求、つまり必要な性能が確実に出せて品質が安定していて堅牢でめったに壊れないこと、にひたすら向き合っていたように思われる。<br />
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その歴史ある業務用ヘッドホン型モニターST-90を、音楽聴取向けに調整したものが、ST-90-05とのことである。<br /><br />
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【ご連絡(4/4)】<br />ST-90-05をご検討中のお客様へ<br /><br />大変お待たせして本当に申し訳ございませんが、念の為、添付資料(正規価格と正規[ご購入]ルート、ご注意頂きたい事項)をご覧頂ければ幸いです。<br /><br />ご迷惑とお手数をお掛け致しますが、ご査収の程、何卒宜しくお願い申し上げます🙇💦💦 <a href="https://t.co/MeKA16FDMj">pic.twitter.com/MeKA16FDMj</a></p>— ASHIDAVOX® アシダ音響㈱ 🔊🎧🎙️ (@ashidavox) <a href="https://twitter.com/ashidavox/status/1491186793756389378?ref_src=twsrc%5Etfw">February 8, 2022</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
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さてモニタースピーカーやヘッドホンと書かれると、オーディオ趣味的にはやや面白みに欠けるという先入観がある。もちろんそういう用途なので我儘な話だが、音響的には決して理想的とは言えない室内にポンと置いて鳴らしたとき、または最近では主流になったストリーミング配信の音源をさらりと聴くとき、スピーカーにしろヘッドホン・イヤホン類にしろやはり好みの音色で鳴ってほしいというのが本音ではあるのだ。<br />
<br />
ST-90-05を手に取り、簡素極まりないパッケージとレトロどころではない20世紀のミッドセンチュリーな雰囲気がぷんぷん漂う本体各部の曲線を眺めて、上記のような先入観がより強まったのを白状しておく。たぶん音源を選ばず、トラッドで端正な、そういう音がするだろう。<br />
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEjbuQFfjzwOV-ulcFz0bFtuID1hFenfOE__Axy4jFLn6kT_GBfkzgK2oHBIpjOH8_8VnkXGCTyjp-DC6hPZoowzecnGRPshyJexHiOzadOMyLDRQ4uXK3qy-JM4OaQ6XsVRkM0V4dr9FlxtJ5x75lSs2G0olz4gbUdY1w-auBTNDzr-xueRLydri8o_Pw=s3069" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="2302" data-original-width="3069" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEjbuQFfjzwOV-ulcFz0bFtuID1hFenfOE__Axy4jFLn6kT_GBfkzgK2oHBIpjOH8_8VnkXGCTyjp-DC6hPZoowzecnGRPshyJexHiOzadOMyLDRQ4uXK3qy-JM4OaQ6XsVRkM0V4dr9FlxtJ5x75lSs2G0olz4gbUdY1w-auBTNDzr-xueRLydri8o_Pw=s320" width="320" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEg03-rNHsxpYY0BuK6VM_K6_1fsuVXJJDi27gdAC41oDvFoI8ILBkVRdVAAHsTfNcddYCdcVr1v9bTq5RlGWXNjdTHXTYrxvNnXq31U6lYHiMlkaIltqgdRlfXlBTCOHRZYvclGMQDNE0IaQXnYXyuBxRBcT0Q0AVgIvBAk0IQa6YtDgKEzoO6MFi68Tg=s2349" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="2349" data-original-width="1760" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEg03-rNHsxpYY0BuK6VM_K6_1fsuVXJJDi27gdAC41oDvFoI8ILBkVRdVAAHsTfNcddYCdcVr1v9bTq5RlGWXNjdTHXTYrxvNnXq31U6lYHiMlkaIltqgdRlfXlBTCOHRZYvclGMQDNE0IaQXnYXyuBxRBcT0Q0AVgIvBAk0IQa6YtDgKEzoO6MFi68Tg=s320" /></a></div>
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最初は音楽プレイヤーがわりに持ち歩いているAndroidスマートフォンへ3.5mmステレオミニプラグを差し、特にこだわりなく曲を流し始めた。<br />
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それから何時間が過ぎたのかよく覚えていない。ST-90-05が音楽を聴いて大爆笑しながらひたすら楽しくなるヘッドホンだったとは、いったい誰が想像できよう。<br />
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ST-90-05でまず驚くのは「低域が分厚く聴こえる」ことである。かの<a href="https://www.phileweb.com/bose/history.html">Bose博士</a>だったか、ある一定以下の周波数の音は空間に定位しないと言ったのは。さらには人間の可聴帯域下限と言われる20Hz付近の音を耳で聴き取ることは(少なくともワタシには)不可能で、体感的には巨大なウーファーから放射される空気の波動で身体が震えるのを感じ取る領域だと思っていた。ST-90-05の場合、この「空間に定位しないけど聴き取ることはできる」低域、例えばベースやドラムのキックの上のほうがボコンと前に出てくるのに、まず笑ってしまう。<br />
<br />
それでいて中域、特に人間の声のあたりはさすが業務用と言うべきか、明瞭さが際立つ。高域については少々もの足りなさを感じたが、これはワタシの耳が加齢と長年の酷使でダメになってきているせいかも知れず、いったん保留しておく。<br />
<br />
さらに特筆すべきは、分離と定位の良さ。ここはおそらく録音の質そのものに左右されるだろうが、楽器のある方向、音が聞こえる場所、ひとつひとつを指差しできるくらいと表現すれば伝わるだろうか。ここもさすが業務用と唸らざるを得ない。<br />
<br />
総じてST-90-05は、その歴史的経緯と外見からは全く想像できない特異なキャラクターを持つヘッドホンである。以下、Twitterにも書いた通り、ST-90-05で各ジャンルをざっくり聴いたワタシの独断的な感想:<br />
<ul style="text-align: left;"><li>エレクトリックダンスミュージック:◎◎(びっくり!)</li>
<li>テクノ・トランス系シンセミュージック:◎</li><li>ロック:◎</li>
<li>ポップス:○</li><li>ジャズ:○〜△</li>
<li>シンフォニーや吹奏楽含めアコースティック系:△ <br />(△はイコライザーで補正するといいでしょう)</li>
</ul>
このヘッドホンが得意な低域が多く含まれる音源であれば、スイートスポットというかバットの芯というかツボというか、そういうのがピタリとハマるものがあって、それは音源の時代を問わない。古典的なロックや歌謡曲、テクノやハウス、EDMなど主にクラブ向けの現代的なエレクトリックミュージックを補正なしで元気よく楽しく聴ける。その裏返しで、フラットさを求められるアコースティックな音源はやや苦手なようで、そういう場合はプレイヤー側で低域を絞り気味にしてあげるのが良く、いっそ別のヘッドホンに任せてしまってもいいと思う。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEj6Nmed32tRYKSRJaKyYiiEZK7xe_2fJqgapKW5_A7CoFLLlE58IQP5VceJwmrM56yUGGzlI6p-1ykxyqr6X0d-1tTNPP7GO13Sn72TuKOVDVWDGfEbj-RxErqyp0feABHlc1U9cuvn6J7cZSHR9_QiUNhkxSi-dbb14s4rj_BeLqyzY8X3-g4xP4hIcw=s2366" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="2366" data-original-width="2363" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEj6Nmed32tRYKSRJaKyYiiEZK7xe_2fJqgapKW5_A7CoFLLlE58IQP5VceJwmrM56yUGGzlI6p-1ykxyqr6X0d-1tTNPP7GO13Sn72TuKOVDVWDGfEbj-RxErqyp0feABHlc1U9cuvn6J7cZSHR9_QiUNhkxSi-dbb14s4rj_BeLqyzY8X3-g4xP4hIcw=s320" /></a></div>
<div style="text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">(SONY スカイセンサー ICF-5500Aは何とまだ動きます)</span></div>
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さてここからはTwitterには書かなかった話。ST-90-05の「空間に定位しないけど聴き取ることはできる低域がボコンと前に出る」独特なキャラクターがどのように作用するのか、以下のTVアニメを聴いて確かめてみた。<br />
<ul style="text-align: left;">
<li>鬼滅の刃 遊郭編 第十話(全体的に)</li>
<li>デリシャスパーティ♥プリキュア 第1話(変身前から500kcalパンチの後までの戦闘シーンを中心に)</li>
<li>プリンセスコネクト! Re:Dive Season2 #4(全体的に)</li>
</ul>
「アニメ(を含む映像作品)は、つまるところ動く絵と音で出来ている」と日頃から言ってるワタシだが、まさかこのヘッドホンによって、TVアニメの音楽・音響の緻密で奥深い世界にあらためて驚愕することになるとは本当に思わなかった。特にプリコネの音やばいっす下の限界ギリギリまで使ってるんじゃないっすかね。<br />
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たとえ映画やアニメであってもスピーカーはふたつでじゅうぶんですよ、と、アシダ音響の中の人は言ったかどうか分かりませんが。<br />
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注:2022/02/24の販売後は在庫を確保するため(!)再販売までしばらく間が空くとのことです
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<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【情報更新】この度は[ST-90-05]にご関心をお寄せ頂いたにも関わらず、大変お待たせして本当に申し訳ございません🙇💦💦来週の再販予定に加えまして、来月中旬にも販売可能となりましたので、添付をご確認頂ければ幸いです。<br /><br />ご不便をお掛け致しますが、今暫くお待ち頂ければ幸いでございます🙇🙇🙇 <a href="https://t.co/rbxmUF3PUH">pic.twitter.com/rbxmUF3PUH</a></p>— ASHIDAVOX® アシダ音響㈱ 🔊🎧🎙️ (@ashidavox) <a href="https://twitter.com/ashidavox/status/1494617476508045314?ref_src=twsrc%5Etfw">February 18, 2022</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<br />
<iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" scrolling="no" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=imgd-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=B08H7LPPR4&linkId=3106f6cb0ca8e43c4337692840cb3962" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6370691176360820648.post-76370454726688547332022-01-29T21:32:00.000+09:002022-01-29T21:32:06.275+09:00崩れたうさぎと不屈のF1パイロット 〜 TVアニメ「小林さんちのメイドラゴンS」と「平家物語」2021年、<a href="https://maidragon.jp/2nd/" target="_blank" title="TVアニメ「小林さんちのメイドラゴンS」公式サイト">「小林さんちのメイドラゴンS」</a>に続けて(FOD独占配信ではあったけど)<a href="https://heike-anime.asmik-ace.co.jp/" target="_blank" title="TVアニメ「平家物語」公式サイト">「平家物語」</a>を見て、とても良くできていて楽しいけれど、個人的にはそんな簡単な言葉で片付けられるような作品でもなく、そうこうしているうちにメイドラゴンSはDVD/Blu-rayが発売になって平家物語は地上波&BSのTV放送とFOD以外のストリーミングサービスでも放送され始めて…このまま黙っておく手もあったんだが、他の皆さんのご意見とは相変わらず少々違っているようなので、特に比較して語る理由は無いんだが軽くまとめておくことにする。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEgAdUmlqZ3sE3WCHlwnWntpiNJRm12w_bTZvWpdMrUq8OkeYQQ3wEhtZdlVcUV2HXhzr1Bi-G-UpFw28mtfJYWQizy_lXbYg-23serSv87DdWHAnC6f2-j34sj2kF9kW1CAf2ZBZekTZnZaDbxatHOSMc620qdweG7hZ5N_amxJngBdVxVD1f0zFXb3QQ=s2320" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="1640" data-original-width="2320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEgAdUmlqZ3sE3WCHlwnWntpiNJRm12w_bTZvWpdMrUq8OkeYQQ3wEhtZdlVcUV2HXhzr1Bi-G-UpFw28mtfJYWQizy_lXbYg-23serSv87DdWHAnC6f2-j34sj2kF9kW1CAf2ZBZekTZnZaDbxatHOSMc620qdweG7hZ5N_amxJngBdVxVD1f0zFXb3QQ=s320" width="320" /></a></div>
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<a name='more'></a>
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メイドラゴンSは京都アニメーション、平家物語は山田尚子監督の"復帰作"となる。メイドラゴンは製作がかなり進んでいたようだが、放送初回のOPでぶん殴られたようなショックを受けた。<br />
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<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/bEb4xT8lnYU" title="YouTube video player" width="560"></iframe><br /><div style="text-align: center;"><span style="font-size: small;">(2022/01/31まで限定公開みたいなので消えたら許して)</span></div>
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線と色数と原画動画の多さ、何よりアニメーションを自由自在に描き尽くす技術の高さそのものを再認識させるには充分で…作品そのものも重くなりそうなテーマを軽くいなして着地させたようで、とてもホッとしたというのが正直なところだった。<br />
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続けてFODに加入して平家物語を一気に見たが、端的に絶句した。<br />
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<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/iL0Nh-Ir4Y8" title="YouTube video player" width="560"></iframe><br />
<br />
線をあまり細かく描かず、(人物などにほとんど影が落ちない等で分かる通り)色の数を抑えめにして、動きで見せるのはサイエンスSARUの得意領域ではあるんだが、山田尚子監督自ら絵コンテを起こして音楽を合わせるだけで、これほどの作家性がにじみ出してしまうのは、もはやベテランと言ってよい監督のキャリアのなせる技なんだろうか。<br />
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それにしてもである。メイドラゴンSにしても平家物語にしても座組は数年前に決まっていたはずで、軽々しく言いたくはないが運命じみたものを感じてしまう。<br />
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圧倒的な力で人間のことなど歯牙にも掛けない"神"であるところのドラゴンたちと、あくまで日常生活の延長線上の立ち振る舞いで接する小林さん。とりあえず出した結論は、どこか達観じみたところがある。たとえドラゴンたちが感情に任せて炎を吐き散らそうとも。<br />
<br />
諸行無常、盛者必衰という通り、誰もが知っている結末を辿る登場人物たちと、それらの行く末を俯瞰してゆく少女・びわ。歌詞にある通り「最終回のストーリー」は決まっているのに、山田監督作品の常で花や鳥などの暗喩めいたオブジェクトが物語に深みを与えていて、そして、強い炎・弱い炎が繰り返し描かれる。<br />
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さらに、平家物語の第2話のこのカット。びわが雪で作って手のひらで運んできたうさぎが、ほろっと崩れるところ。<br />
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<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEiL-xqObW6DD4ZMLPTt7ppVG62RKlwRf08pr0i5MVe9mFMEw8BRQbx3IxWoPLH2zh78mqbKv8m9O4CH-Dn6_0UKgipNC3-C0Y-ZBai118pb9uJAv2U1Fic_Df1qwjgWzw8-gcEqVB8y9XKl9E1LF9EP5Duh8wr1SqHR2oQ0qNxCPHZfX-Vb6o5psRKmGw=s1366" style="display: block; padding: 1em 0px; text-align: center;"><img alt="" border="0" data-original-height="763" data-original-width="1366" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEiL-xqObW6DD4ZMLPTt7ppVG62RKlwRf08pr0i5MVe9mFMEw8BRQbx3IxWoPLH2zh78mqbKv8m9O4CH-Dn6_0UKgipNC3-C0Y-ZBai118pb9uJAv2U1Fic_Df1qwjgWzw8-gcEqVB8y9XKl9E1LF9EP5Duh8wr1SqHR2oQ0qNxCPHZfX-Vb6o5psRKmGw=s320" width="320" /></a></div>
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ああ、皆さんはもうワタシが想像するよりずっとずっと速く遠くへ行っているのだな、と悟らせるほどに衝撃的で…思い出してほしい、山田尚子監督が関わった諸作品で、「うさぎ」が重要なモチーフであったことを。<br />
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「崩れたうさぎ」は決して元に戻らない。だが、京都アニメーションも山田尚子監督も、炎を描くのにいささかの躊躇も見られない。畏怖さえ感じるその凄みにどこか既視感があると考えを巡らせて、ひとりのF1パイロットに行き着いた。<br />
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ニキ・ラウダ。古くからのモータースポーツ・F1ファンなら、氏の名前を知らない者はいないだろう。<br />
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氏は全盛期に大事故を起こし瀕死の重傷を負いながら、そのあと割とすぐ復帰を果たして翌年にはシリーズチャンピオンまで獲得してしまう。氏はその走りはもちろんのこと、不屈の闘志と勝つことへの執念を観客に見せつけたことで、我々の記憶に強く刻まれることになった。<br />
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<div style="text-align: center;"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=8kiRMrMN1YU" target="_blank" title="Top 10 Moments of Niki Lauda Brilliance - YouTube">Top 10 Moments of Niki Lauda Brilliance - YouTube</a></div><span style="font-size: small;"><div style="text-align: center;">(ブログ埋め込みが効かないので動画へのリンクを置いときますね)</div></span><br />
彼がドライブしたフェラーリやマクラーレンは、赤と白のカラーリングが美しい。「平家物語」のメインビジュアルが赤と白なのはもちろん偶然と一致として、京都アニメーションと山田尚子監督が眩しいほど強い意志で先へ進もうとする姿を、ワタシはやはり祝福をもって迎えたい。そもそも現代の日本において、紅白の彩りはめでたいときの象徴なのである。<br />
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<br /><div style="text-align: center;"><iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/kMWLe37SMBs" title="YouTube video player" width="560"></iframe>
<span style="font-size: small;">(2022/01/31まで限定公開みたいなので消えたら許して)</span></div>
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<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/fkP6WV5IWog" title="YouTube video player" width="560"></iframe>imgdhttp://www.blogger.com/profile/11989874962380663118noreply@blogger.com