For short, " I. M. G. D. "
Established : 1997/12/07

Light up your room, and browse away from the monitor, please! :-)

2014/11/28

iPhone転がし(2014年10月版)

もう過去の話だが念のためメモ。

iPhone 6 / 6 plusが発売された9月中旬、そろそろメイン回線で使っているauの契約更新時期が迫っていたので機種変更するつもりで商品情報をチェックしていたのだが、店頭などで実物を触るたびに当時使っていたiPhone 5と比べてメリット・デメリット両方あるもののメリットの方が大きいかなあなどと考えていた。

ご存知の通りiPhoneは携帯3社が販売台数で熾烈な争いを繰り広げており、各社ともに手を変え品を変え顧客の囲い込みに必死である。だが顧客側からすれば良い端末が安く手に入るのはウェルカムなことで、特に初動を重視したキャンペーンには心動かされた。乗るしかないこのビッグウェーブに

そんなわけで10月初旬、ふらりと立ち寄った某家電量販店に在庫があったのが運の尽き(?)、その場で6へ機種変更してしまった。決め手はauが行っていたiPhoneの下取りサービスと割引クーポンの配布で、いわゆる利用者ポイントとそれらを合わせると端末代は タダ同然になってしまったのだ。手続きも慣れたもので待つこと小一時間で変更完了。いつもの通りパワーサポートのAir Jacketを一緒に買って、部屋に戻るなり素っ裸になって風呂場で保護フィルムを貼りジャケットを装着して使い始めた。

しかし、ここからしばらくは苛立ちの日々であった。

自分は手が大きいから6 plusでも行けるだろうとすら思っていて遠慮して(?)6にしたにもかかわらず、画面上部に指が届かず片手操作ができない。一応ホームボタン2回タップで画面が下に降りてくるのだが、Appleらしくない取ってつけたような機能で使うたびに失望する。そもそもホームボタンに親指を伸ばそうとすると指がつりそうになる。そしてあの明治チェルシーを紙幣サイズに拡大したようなヌルっとした丸みを帯びた縁を持つ板は、少しでも油断すると手のひらから滑り落ちようとする。幸い落下事故は免れたが、ポリカーボネートではなく滑りづらいシリコン系のジャケットに変えようと思ったほどだった(がシリコン系をポケットに入れるのはホコリがまとわりつきやすいのでイヤ )。

それでもしばらくしたら勝手に慣れるだろうと楽観視ししながら使い続けること2週間、iPhone 6をほぼ触らなくなっている自分に気づいて手放すことを決めた。スマートフォンと言えど結局は道具、毎日使いたい、身体にフィットすると思わせるものでないと良いことはまるでない。これは昔BMW R1100S BCRに乗り始めたときの気分と似てるなあと今思った。

さてiPhone 6を手放すとしてどうするか、また、代わりに何を買えばいいのか。これはシンプルな解決策を取った。ネットで検索すると携帯買取業者が多数引っかかると思う。このうち近所で直に取り引きできる店へ出向き、相見積もりを取って高い方に直接現金で買い取ってもらった。そしてそのままApple Storeへ行ってiPhone 5sを店頭で購入した。6の買い取り金額と5sの価格がほぼ同じだったため、ここでもまたタダ同然で機種が変わったことになる。11月中旬に円安の影響で(?)値上げされたことを考えると、ベストタイミングのドッ…もとい購入だったと思う。なお こういう機動力が発揮できるのは都内だけかもしれないが、宅配便や通販で同じことができる場合もあるだろう。


ともあれグルッと1周してあのシャープなエッジを持った端末が戻ってきた。性能的には6に比べて極端に劣っているところは無いし、結局のところ自分はこのデザインが好きなんだなと改めて思っているところである。そうそう、Apple Store版iPhone 5s(Model A 1453)はSIMフリーなので、そういう意味ではキャリア版6よりメリットがあるかも知れない。当面海外に行く予定はないが、MVNOの格安SIMがブームになっていることを考えると、携帯3社のSIMが差せるこの端末は数年間いろいろと遊べそうである。

追伸:数々のカメラアプリを渡り歩いてきたが現在はPastelに行き着いている。 人工的なシャッター音が 嫌いで無音アプリを愛用してきたが、無料でここまでできると他のアプリと遜色ない。静かな食事の場面などを数多く撮る人には特にオススメ(なお盗撮うんぬんは使う人間の側の問題なのでワタシはスマートフォンのカメラアプリが無音機能を持つこと自体を問題視しない)。

2014/11/27

失くしモノの話

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いやまあこんだけ長いこと生きてると取り返しのつかないものをたくさん失ってきましたがね。今回はフィジカルな紛失物について。

自分のモノ持ちの良さは自覚しているけど、同時にモノを失くさない自信もすごくあった。4歳かそこらにお気に入りの青い毛糸の帽子を帯広のステーションデパートの食堂に忘れてきて以来のトラウマなのかもしれんが、とにかくモノを部屋に保管してはたびたび棚卸して外出時も所持品をなるべく身体から離さず持っているのがクセになってしまっている。なお所持品については、ブラジルの遠い親戚が手荷物を決して手放そうとしないので空港職員を困らせたという逸話にも影響されている。要は失くしたくなければ手放さなければいいということだ。

ところがこの1年でお気に入りのモノを2つも失くしてしまった。ひとつは双眼鏡、もうひとつはユニクロの小さな肩掛けポーチ。前者は小さくて安いが一応ケンコー社のもので何よりミクの日大感謝祭に持っていった思い出の品、後者は同じく安物だがユニクロがまだユニークな試行錯誤をしていた時代に売られていたコーデュラ製のもの。余談だがワタシは素材マニアなのでこういうケミカルに強化されたものには目がなかったりする…バイクに乗ってたときもゴアテックスのジャケットとパンツを愛用してたし。エドウィンのゴアテックスWIND-STOPPERジーンズは絶版になったのな、雨の日と冬場の外出にはマジで最強のジーンズだったのに。 同様のジーンズはバイク屋へ行ってクシタニあたりが作ってるか確かめるしかないように思う。冬コミ行列組の皆さんはがんばって探してください。

話がそれた。この2つの失くしモノは、それ自体への愛着から来る喪失感以上にワタシはモノを失くさないという自信を打ち砕いた。その事実が受け入れがたく部屋の中を何十回も探しまわったが結局出てこなかったので、せめてもの穴埋めとして代替品を探して買ってきたが、やはり失くしたモノを何度も思い出してしまう。

この失くしモノ、おそらく往々にしてそうなのだろうが、「気づいたら無くなっていた」というのがとにかくショックで、どこかの場所や施設に問い合わせることもできず、また商品自体がずっと昔に生産を終了しているモノなのでオークション等で取り戻すこともできない。この悶々とした感覚は、おそらく自分が「別の何かいいモノ」を見つけるまで続くと思う。

ファストファッションあるいはKickstarter的少量生産時代になって、定番商品以外は季節ごとに入れ替わり買い逃すと二度と手に入らないモノが増えたように思う。技術が進んで機能が向上したり新規性の高いデザインを採用するための商品のアップデートなら許せるが、売らんかな精神だけの単なるマイナーチェンジ商品がちょっと目立ちすぎな気がするのは自分だけだろうか。気に入ったモノを失くしてメーカー在庫がありませんというのが数ヶ月単位じゃますます諦めもつかないというものだ。まあだからといってヘインズのTシャツにリーバイスのジーンズ、コンバースのバスケットシューズ等の定番で固めまくった消費生活というのもものすごくつまらないわけだが。頭のてっぺんから足の先まで全身ユニクロ?んー、まあ、そうねえ…。

おまけ:ユニクロはジーユーという安価な下位ブランドを展開しているが、匿名性で言えばより「ユニクロバレ」しづらい。ただAmazonで検索すると海外のファストファッションブランドの服が同じくらいの価格で買えるのでワタシは最近そっちばかりチェックしている。一部でウケた「OK, I'LL LISTEN」Tシャツもそうして見つけたもの。

2014/11/20

DAIMについて少々

一応ワタシが主催者のひとりである音楽レビューサイト・DAIMについて現在個人的に思うところなどを書いてみる。DAIMメンバーには初耳の内容も含まれるかも知れないが、こういう喉に刺さった小骨みたいなものを取り除きたくなったのが再起動の理由のひとつであるので。

DAIM設立当初から共同主催のしまさんとは認識がほぼ一致しており、また、我々が何か行動を起こす時は最終的に話し合って決める(というか正確にはしまさんの意向をワタシがチェックして承認する)体制を採用してきた。

ただ1年前、ワタシが自分のリソースを同人活動その他に割けなくなった時点で、それまで自分が担当していた諸々を皆に預けた。そのなかには上記のサイト運営をはじめメンバーの活動チェックや新規メンバーのスカウトetc.なども含まれていたのだが、既に合議制に近い体制に移行していたこともあり、その点に関しては大丈夫だろうと安心していた。

DAIMは便宜上サークルではあるが、この合議制というか共和主義的な部分が象徴するように、その活動については個人の裁量に任せてある。DAIMの名前において発言するもの、個人名義で発言するもの、それぞれの責任は別であり、その使い分けはメンバー各自が自覚しているものと今でも楽観視している。それゆえ、メンバーでありながら一切活動していない「幽霊部員」も存在するし、休部・退会も実際に発生している。始めてみれば割と大所帯になってしまったので、仕方ないところであろうと割り切ってはいる。でもね?幽霊部員が多すぎるのも一切音沙汰がないのも困りものなのよ?あなたとあなたとあなた、ちょっと裏に行って話そうか?

閑話休題。

ただし注意してほしいのは、DAIMという集団がひとつの思想なり主義なりイデオロギーなりを標榜することは決してないということである。これは当初から個人的に抱えていた想いのひとつでもあるし、批評ではなくレビューという言葉にこだわった理由でもある。そのあたりのニュアンスを読み取れるメンバーを厳選しているつもりではあるのだが、外から見た場合に「個として発信した情報」が「DAIM全体の意向」として捉えられかねないケースが実際に発生してしまったので、これは今後の課題だねえとしまさんと話したのはいつ頃だったかな。とにかくそういうわけで我々は始めからニュートラルというよりノンポリに近い集団な訳です。

ワタシのリソースはすぐに回復しそうにないのでDAIMは今後もしばらく現状の体制が続くでしょう。実際ワタシも誰が何をやってるか把握してないしな。ただ、仮に倦怠感めいたものがDAIMという集団の周りに漂っているようなら、少しテコ入れせんといかんかもなあなどとぼんやり考えています。

ちなみにワタシ、この1年で聴いた音楽の再生時間の総合計はおそらく3時間程度です。それと自分の名誉のために言っておくと、ワタシはボカロ衰退論者なんかじゃありません。それほど単純ではないので。単純というよりバカっぽい?放っとけ。

ちょっとだけ再起動

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すっかりご無沙汰しておりました。

諸事情あってネット等から1年ほど距離を置いていたけど、そろそろ毒も抜けてきた頃合いだろうということで少しずつ復帰していこうと思います。

いままでどういう状態だったのか、現在どうなのかを説明するのは様々な意味で難しいです、細かく話したくない気持ちもありますしプライバシーに関わる領域の話も多々あります、そのあたりはどうかご容赦願います。

それからワタシ自身のフィジカルな面ですが、これもまた説明が難しい…健康だけど健康じゃないというか何というか。ただ体重が20kg落ちて10kg戻って3kg落ちるみたいな話は本当なので、そこだけ見られるとヤツレてると思われそうですね。実際、軽く意識を失う経験を何度かしました。全校集会でぶっ倒れる女子校生ってこういう状態なのかと妙なところで感心したりしてましたが、それ以来さすがに身体や食事には気を使っています。

まあこれだけだとさすがに無責任ではありますね…昨年末、ニコ動が一昔前のヤフーみたいな現在のバージョンにアップデートしたあたりからの世間の話題はほとんどキャッチアップできてません。今思えば幾つかの中毒症状…対象はニコ動、ボカロ、Twitter、スマートフォン等のガジェット、ネット界隈のニュース、etc.に陥ってたんでしょうね、ニュースに関しては少しずつ追いかけてますが他はすっかり疎くなりました。ただ、エア提督だったはずの「艦これ」だけはなぜか司令部レベル109という数字が残っていますが、これは生活のリズムを朝型にして規則正しくするのにちょうど良かったためで、巷で流行ってるらしいIngressダイエット(?)と動機は似たようなものです。ちなみに艦娘は現時点で入手可能なものは全て図鑑コンプリートしました。

というわけで1年前の自分がやっていたことを全ていっぺんに再開することはないです。特にニコ動とボカロは優先順位が下がっています。『「初音ミク現象」と呼ばれるものは(特に)初音ミクを中心としたキャラ消費とJ-POPの(下位)互換としてのボカロ音楽に乖離して(縮小)最生産される』という仮説は某所のブレインストーミングで2013年春に導き出したものですが、現在のニコ動とボカロのシーンは上記と比較してどうなってるのか若干興味がある程度です。ああ、買いたいCDは何枚かあったっけ。ありゃ、ボーマス終わったばっかなんすね…とにかく、ワタシの中のボカロ時計は正確には2013年8月29日で止まっているので。ちなみに某氏のあの日のあのツイートは消えていた、せっかく晒そうと思って たのに。代わりにこれを置いとこう。

それとTwitterも以前のようにはアクティブには書き込まないでしょう。一度TLから離れると、あの文字の奔流がとにかく鬱陶しくなります。数年前にSNSから離れろと旧友からアドバイスを受けていくつかのアカウントを閉鎖しましたが、彼の「その手のもので本当のプライベートな時間が削られてるんじゃないの」という言葉は鋭い指摘だったと今でも思います。というわけでさすがにDMはなるべく見ますがその他のアクションは追いつかないかもしれません、あらかじめお詫びしておきます。

ガジェット類の話題だと下取り&クーポン等を使ってタダ同然でiPhone 5から機種変更したiPhone 6がどうしても気に入らず、結局買取業者に売り払ったその足でApple Storeに行ってiPhone 5sを買い戻したりしました。手の大きさとかデザインとかそういう話じゃなく、たぶん相性ですね。ワタシとiPhone 6 / 6 plusは相性が悪い。それもかなりのレベルで。もう少しで投げ捨てるところだったもの。

よた話はこれくらいですかね。いろいろと楽観できない状況は相変わらずですが、食事や軽い飲み会くらいならなんとかなりそうなので誘ってください。旨いもの食いたいや。