新旧のMacを取っ替え引っ替え使ったのちにMac mini (Early 2009)の2.0GHz Core 2 Duoモデルで落ち着いて8年近く、最近はほとんど写真とiOS機器のバックアップサーバみたいな使い方しかしていなかったけど、最新OSが公式で対応しなくなったのをきっかけに別のマシンへ買い替えを検討すること半年ほど、3月初旬に偶然掘り出し物のMac mini (Late 2012)が見つかったので衝動的に購入した。
名称からお分かりの通り、今回手に入れたMac miniは現行モデルのMac mini (Late 2014)から一つ前の型落ちで小さく見積もっても5年近く前の品なんだが、現行モデルでさえ既に数年アップデートされておらず、そして何より現行モデルはRAMが自分で交換できないので、新品で買うとApple Storeでカスタマイズ必須で、そして中古で買うとメモリが増やせないのでハードディスク周り以外に弄る余地がほとんど無いという(自分のようにハード的にあれこれ手を加えたい人間にとっては)何とも中途半端なモデルになっていた。
機動警察パトレイバー 2 the Movie(1993)
メディアミックス展開していたオタクの内輪受け的ノリを、押井守監督が自身の趣味を投入することで実質的に破壊した作品。ロボットアクションを期待すると少々肩透かしを食らうが、公開当時の社会情勢などを踏まえたうえで近未来シミュレーションもの&大人向けのドラマとして見ると、いかにシリアスな映画かというのを実感できる。また、押井守監督の作風はだいたいこのあたりで確立された気もするけど、最近は追いかけていないのでよく知らない。それと忘れちゃいけない、川井憲次の劇伴がものすごく効いてる。
しかし上記の設備を誇るシネマシティのシネマ・ツー a studioの真価は、「極上爆音上映」ではなく「極上音響上映」でこそ発揮される。これは別にワタシの私見ではなく、シネマシティの中の人がそう言っていることである。ソースは見つけられなかったが確か「劇場版 響け!ユーフォニアム」の「極上音響上映」を予告する際のツイートではなかったか。その劇場版ユーフォの定位と解像度とダイナミックレンジのすさまじさが、ワタシはもちろんガチな音楽関係者さえ打ちのめした事例をいくつか知っている…そのシネマシティが山田尚子監督いわく「音にこだわった」という「聲の形」をa studioでやる、しかも今回は鶴岡音響監督だけではなく山田監督と音楽担当の牛尾憲輔氏の3名が調整に関わるとのことで、もう川崎のチネチッタとの比較うんぬん抜きにして期待度120%で4回目の視聴を体験しに出かけたわけである。