For short, " I. M. G. D. "
Established : 1997/12/07

Light up your room, and browse away from the monitor, please! :-)

2024/04/29

「響け!ユーフォニアム3」感想以上深読み未満:第四回 #ユーフォ3期

今回の話を始める前に。第二回までこれでもかと詰め込まれた北宇治高校吹奏楽部の演奏曲、具体的にはディスコ・キッド、恋、一年の詩(と他の自由曲候補2曲+黒江真由嬢によるムーンライトセレナーデ)ですが、第三回は演奏シーンがほとんど無くて久美子部長とサリーちゃんの1on1に費やされました。んで次回予告でサンフェスやるというので、これは次回で演奏シーンを見せるための助走だろう、果たしてどんな曲が演奏されるのか、どんな演奏シーンが描かれるかが気になってたんですよね。

第四回はそういう多くのファンの期待を良い方向に裏切りつつ、異分子的存在のひとり…月永求くんの過去とその決意について描き、それをサファイア川島との二重奏で締めるという、じわりと沁みるお話に収まりました。曲名は(無知を承知で書きますけど)「愛の挨拶」とのことですので、サンフェス演奏シーンを楽しみにしていた方は求くんの気持ちに免じて許してやってください。



2024/04/22

「響け!ユーフォニアム3」感想以上深読み未満:第三回 #ユーフォ3期

このブログ記事は、毎週日曜17時の放送から間を置いて、各種ストリーミングサービスで視聴可能になる水曜日くらいを目処にマイペースで書いていこうと思ってたんですけど、今回はネタが揃いすぎてるのでネタバレ込みで早めに公開してしまうことにしました。この期の北宇治高校吹奏楽部には既に破綻の兆しが見えると第二回で指摘しましたが、その発端と(とりあえずの)収拾が描かれたのが今回と言えるでしょう。ただ肝心かつ本質的な大問題であるところの

幹部の目標設定が必ずしも一致していない

点がどうなるのかは、次回以降へ持ち越しになりましたが…

2024/04/18

「響け!ユーフォニアム3」感想以上深読み未満:第二回 #ユーフォ3期

高坂麗奈が、どの曲がいいと思ってると問いかける。


それに久美子部長はこう答える。

想像してみたの
全国で北宇治が演奏するところ
その最初の一音は何がいいかって

…クラリネット

「一年の歌 〜吹奏楽のための」が流れ始め雲の切れ間から日差しがふたりを照らし、雨上がりの宇治の街が映し出される。


ユーフォシリーズでは、北宇治高校吹奏楽部のその年の自由曲、または久美子が演奏する曲が、物語のテーマと密接に結びついています。それをここまで情感たっぷりに聴かされたら、唸らざるを得ません。

2024/04/14

「響け!ユーフォニアム3」感想以上深読み未満:第一回 #ユーフォ3期

ワタシの(変な角度から眺めがちな)記事に期待していた皆さん、すみません。

1~2話特別上映イベントで見たとき呆然として1日ほど何も手をつけられなかったのと割と同じインパクトを『響け!ユーフォニアム3』(以下、記事タイトル以外ではユーフォ3と表記)のTV放送初回から受けてしまったし、その一方でワタシのTLに流れてくる皆さんの視点や考察の鋭いことといったら…TVが無くて配信でご覧になる方のことも考慮して、各種配信サービスで見られるようになる翌週水曜あたりに記事を公開しようかと思ってたけど、もはや周回遅れ感が拭えません。

というわけで逆に気楽に、ぼんやりと俯瞰しつつ細かなネタなど拾っていこうかなと考えとります。なおワタシは原作小説を既に読んでしまっているので、ネタバレになるようなことは深く突っ込まないことします。それから、感想投稿キャンペーンで「ダウンロードOKの画像を公開する」と述べているので、今までとは変えて放送の画面キャプチャは貼らず、ダウンロード可能画像とテキスト主体で行ってみます。引用元を明記すればよいとは思うけど、今回は個人的に思うところがありまして。

2024/04/07

『「リズと青い鳥」は山田尚子監督と牛尾憲輔氏によるDJ・VJロングセットである』説の検証(途中で挫折)

2024/04/06の午前中にポストしたのが妙に反響が大きくて少々驚いております。


ワタシは「リズと青い鳥」のこのあたりの仕掛けを皆さんがとっくにご存知だと考えてたんですが、どうもワタシが平ハウス物語などで少数の方々にお話しただけなのにも関わらずだいたいの皆さん伝わったと思い込んでいたようで、いろいろと恐縮しております…以前は自覚してたつもりだったんですけどね。


さて今回はこのポストのバックグラウンドである

『「リズと青い鳥」は山田尚子監督と牛尾憲輔氏によるDJ・VJロングセットである』

という仮説の検証に用いた表を公開してみます。要は以下のポストっぽいことをやろうとして挫折したんですが…。



まあ勿体ぶってもしょうがないので、その表を先に公開しますね。できれば「リズと青い鳥」のディスクを再生して、プレイヤーで何とか再生時間を表示させながらご覧いただければと思います。

2024/04/06

TAKA"RRR"AZUKA 〜宝塚歌劇星組公演 『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』で最初から感極まった話

映画『RRR』をワタシは以下のように評しておりました。


それがまさか本当に宝塚歌劇で舞台化されるとは思いませんでした。そのニュースを聞いてすぐ公演のチケット確保に動いたものの、あまりの人気ゆえか運に恵まれず、劇場で観劇することは無理かと諦めかけた矢先、千秋楽を映画館のライブビューイングで見ることができるというお話を伺い、後先考えずチケットを買いました。

これで宝塚歌劇を見るのは(今回はライブビューイングですけども)三度目、二度あることは三度ある三度目の正直とも言いますか、とにかくワタシにとって「2022年に劇場で見ると一生自慢できる三本の映画のひとつ」(他はトップガンマーヴェリックTHE FIRST SLUM DUNK)と感じるほど思い入れのある作品がモチーフなので、これまで以上に期待が高まった状態でスクリーンに対峙したわけです。

その結果、どうなったか。
(公式サイトより画像を引用しました)