2008年なら伸びてた。
これで済ますのはさすがに失礼なのでもう少し書く。推敲するのも怠いので散漫になるけど許してほしい。
去年の山口の時点で絶対に関わらないと誓ったボーカロイドオペラ・
THE ENDを、急遽見に行ってきた。
理由については後述。
いつもなら気になる観客構成やホールの様子のレポートも省く。
音楽について。これほど何の感慨も湧かないとは正直予想してなかった。あえて表現すれば薄い。せいぜい192kbpsのMP3音源を90分間じっと聴かされてたとしか思えなかった。高域と低域がカットされて音量の幅が全然ない音源を。あれではいくら音圧やサラウンドを強調しても無意味だと思う。
映像と舞台装置について。演劇と映画のどっちをやりたいのかはっきりしてほしかった。PVはニコ動に上げろ。それと文字やト書きの類が舞台装置の一部であるなら全ての座席で無理なく見えるように設計すべきだろ。おかげでストーリーを追うのを開始1分で諦めざるを得なかった。
演出について。情報が乱れたら映像が砂嵐になるとかメッセージを文字入力してく様子がキータッチの音とともに表示されるとか、さんざん使い古されたネタを持ってきてて愕然とした。意図的なものかもしれないが威張れたものでもなかろう。
ストーリーは前述の通り、聞き取れず読み取れず。ミクがひたすら死ぬ死ぬ言ってたのは辛うじて聞こえた。
全体として。オペラそのものを知らないが音質が悪くて話が見えない以上オペラとして成立してないんじゃないか。また現代芸術の一部としてみるとスケールや表現等で他のインスタレーションの衝撃に及ばないだろうことはワタシ程度でも予想がつく。そういうわけで7500円はパリへの餞別として受け取っておいてほしい。
最後に急遽見に行くことにした理由について。
山口のときには無かった等身大フィギュアの実物をどうしてもこの目で見たくなった。で、実際に見て確信した。
あれは初音ミクの剥製だと。
カメラの放列もろとも火を放ってやろうかと思った。渋谷さん、あんた機械伯爵か?
2013/05/25追記:最後のところは「銀河鉄道999」のネタで説明するのは野暮だと思っていたんですけど、確かに物騒で過激でした(特に「火を放つ」という表現)。また、あのフィギュアを楽しんだり写真を撮っていた皆さんを誹謗中傷するつもりはありませんでしたが、気分を害された方がいらっしゃいました。全てワタシの至らなさによるものです。本当に申し訳ございません。また、忌憚なくご意見をくださった皆さんに、この場を借りてお礼を申し上げます。