こちらに長文を書くのは、超久し振りですね。しばらく使ってみて痛感したんですが、画像を紹介しながら持論をまとめるにはTwitterは不便すぎるので、適宜使い分けが必要ということでしょうか。
さて表題の件。先日
EOS Kiss X50を入手したので、そのテストを兼ねて東京モーターショーへ行ってきました。元々EOS使いだったので手持ちのレンズが流用できると思ったんですが(と言っても2本ですが…)、アナログのレンズを流用すると38mm→実質50mmみたいなことになるのを購入してから知って、近接撮影全滅じゃん!と慌てて
EF-S18-55mm F3.5-5.6 ISを中古屋で購入。高級コンパクトよりは高価なうえに邪魔だけど、ファインダーレス一眼をレンズごと揃えるよりは安上がりという、微妙な線で落ち着きました。ただ、歴代EOS特有の「素人でもそれっぽい写真がバカスカ撮れる」良さは健在で、振り回して遊ぶには充分です。
さて、それを持ってモーターショー会場のビッグサイトへ。ハッキリ言って会場選択を間違えてます。異常な混雑、東西に別れていて不便なこと…etc.。さっさと幕張メッセへ戻すべきですね。
内容ですが、無意味なコンセプトカーが減ったのは喜ぶべきでしょう。あれはデザイナーのお遊び以外のナニモノでもなかった。それを実走させるならまだしも、クレイモデル=ハリボテで展示しても、いまや誰も喜ばないでしょう。その点、BMWとVWは実走できるEVをしっかり作って持ち込んできた。そういう金のかけ方をすべきです。それから、華のあるスポーツカーメーカー、具体的にはフェラーリとランボルギーニですが、が居なかったのは勿体なかった。このタイミングなら話題性抜群だったのに(笑)。あ、パーツメーカーやカーオーディオメーカーの展示が激減していたのは気になりました。どこも厳しいのでしょうねえ。
んで、5時間ほどかけて、展示されていた車両群を撮影して回りました。
写真はこちらにまとめてあります。市販モデルやハリボテ(それとコンパニオンの女性)にはほとんど興味が無いので、結果として非常にフェティッシュな画像ばかりになりました。フラッシュ禁止のお任せモード、しかも説明書も読まずロクに設定もしなかった割には、面白い感じに撮れたと思います(自画自賛)。
さて個人的ベスト展示は、
ヤマハの後付け可能な電動クルマいすキット。クルマいすがオーダーメイドの世界に近いことを考えると素晴らしいソリューションですが、既に販売中とのことで己の無知を恥じました。あまりに感激したので、そばにいらっしゃったヤマハ社員に話しかけてみましたが、やはり実走テストとチューニングをエンジニア自ら手がけているようで…。こういうモノづくりができるのが、日本の製造業の強みでしょう。
逆にワースト展示は、
ホンダのニセGS。元ネタである
R1200GS Adventureと見比べてみてください。ホンダの企画者とデザイナーは、今すぐオフィスを出てカブを買って5,000kmくらいツーリングしてこいと言いたくなりました。もちろん、これもあまりに頭にきたので、近くにいたホンダ社員を罵倒してきましたが。ちなみに
カワサキにもニセGSがあったので文句を言ってみましたが、社員の方がしっかりと食い下がってきたので、良くも悪くもカワサキだなあと思った次第。
で、4輪ですが、どうにも面白くない。目を惹いたのは、
ルノーのコレくらいでしょうか。86/BRZはデカすぎとの印象を持ちましたが、見物人が多すぎてゆっくり罵倒できる時間がなかったのが残念(笑)。それから、
レクサスLFAの色気の無さには愕然としました。どこをどう撮ってもダサい。リア周りは致命的です。宝くじが当たってもいらないです。タダでくれたら速攻で売っぱらって日産GT-Rを買い直します。なお写真が無いメーカーは、そもそも興味がないとお考えください。ホンダの4輪とか。メルセデスのセダンやクーペとか。そういやBMWは2輪を展示してなかったな。
というわけでモーターショー自体はまだやってるのかな?ショールームで見られないようなクルマが見たければ、平日に休みを取ってピンポイントで会場を回ったあとに六本木ヒルズの近くで半日ほど過ごしたほうが、効率がいいかと思われます。