一言で表現すると
「ミクさん出てきたwww ミクさん唄ったwwwww」
って感じなんだが、それだけだとさすがに無責任だと思うので、少しだけレポートを書く。
自分が使用しているMacの概要は以下の通り。
- Mac mini (Early 2009)
- 内蔵メモリを8GBに増設(※要ファームウェアアップデート、公式には動作保証なし)
- 内蔵ハードディスクを750GBに交換+内蔵DVDドライブを取り外してノートPC用マウンタを介して500GBを増設(主にBoot Camp用)
- OS X Mavericks
ミクさんV3のインストール手順は付属のマニュアルに従ってMac版のインストールディスクを使う。Macの管理者パスワードを何度も尋ねてくるが、一括でサクッと進むようにしても良かった気はする。インストール終了後に「VOCALOID License Manager」が自動的に起動しなかったので、アプリケーションフォルダ内にできた「VOCALOID」フォルダから自分で起動してアクティベートを済ませた。なお、ワタシは英語ライブラリバンドル版を(V2版所有者向け優待販売で)購入したので、インストールとアクティベートはそれぞれについて行った。

また、Piapro StudioはGarageBandのAUプラグインとして動かすためのアップデータを先に適用してしまったが、アップデータはクリプトンのサポートサイトで先にライセンス認証を通してからダウンロードする必要があるので、付属のコードで手続きを行った。
つまりバンドル版の場合、アクティベートと認証は合計3回必要になる。コードがそれぞれ違うのはシステム的に仕方なかろう。
なおインストール前後でハードディスク容量を比較したが、増えた量は約20GBであった。この大きさを考えると、ハードディスクにはある程度の余裕が必要だと思う。MacBook Airの内蔵SSD等では、データのやりくりに苦労するかもしれない。ちなみに付属のStudio Oneと音源集は、今後もあまり使わないであろうこととハードディスク容量が逼迫していることもあって、今回はインストールしなかった。
さていよいよGarageBandでPiapro Studioを動かすわけだが、Piapro Studio公式サイトの解説の通りに進めれば特に迷うことはないだろう。モニタ上にボカロエディタが表示されたとき、思えば遠くに来たもんだと妙な感慨に耽ってしまった。
この状態で試しにGarageBandとPiapro Studio双方のウィンドウでポチポチと適当に打ち込んでGarageBandの再生ボタンを押すと、当然ながら同時に音が再生される。ボカキューNEOもおそらく同様だろうが、アプリケーションを切り替えずに済むのは、それだけでストレスを大きく軽減してくれる。Macの場合はそれまで実体・仮想いずれかのWindowsマシンと行ったり来たりをしなくてはいけなかったので、その意味では飛躍的な進歩だと思う。Piapro Studio自体の性能や使い勝手などはV2版ボカロエディタとUTAU-Synthくらいしか比較対象を知らないので何とも言えないが、全体的にスタイリッシュな印象を受ける。このあたりはヤマハさん純正エディタの生真面目さ(≒色気の無さ)とは好対照であろう。
というわけで、最弱セットで提案した「竹」コースでも、パッケージを開けてからここまで来るのに1時間程度の手間で済む。そのあとは各自の時間的・精神的なリソース、そして往々にして発生する「環境を整えたことで得られた達成感で満足してしまう気分」との戦いである。Macにやっとのことで来てくれたミクさんV3をバリバリ活躍させるのもハードディスクの底で寝かせておくのも、あなた次第。超初心者のワタシはとりあえず、教官のレクチャーを受けてくることにしますw
(このシリーズはiVOCALOIDのラピスちゃんを使ってるけど専門用語が分かりやすく説明されてるのです)