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2023/08/18

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染予防と感染後の療養についての私的メモ

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2023/08/14夜〜08/15朝:微熱と軽い頭痛・喉の違和感を覚えたが市販の薬を飲んだら治まったので普通に生活
2023/08/15夜:上記症状が復活したので市販薬を飲んで寝る
2023/08/16:朝から上記の症状が続いていたので市販薬を飲んでいったんは治まったが、昼過ぎから急に症状が悪化したように感じたので市販の抗原検査キットを使用したところ思いっきりCOVID-19陽性判定が出たので発熱外来へ行き薬をもらって療養に突入

というわけで𝕏(旧Twitter)で呟いてる通り、ワタシもついに新型コロナウイルス感染症(COVID-19、以下あまり使いたくはないがコロナと呼称)にかかってしまった。はっきり言ってディフェンスにかなり気をつかっていたので意外だったんだが、かかってしまったものはしょうがないので、2023年夏の時点でコロナにかからない、また、かかったらどうするかを、私的なメモとしてまとめておくことにする。



まず前提として、ワタシはコロナワクチンを可能な限り接種してマスクをできるだけ常時着用するようにしていたが、それでもどこかのタイミングですり抜けて感染してしまったことを、事実として認識しておく必要がある。これは2つの側面があって

・最近のコロナウイルス変異種はワクチンでできた抗体を回避してくる=感染力が以前より高い可能性がある
・ほんの少しマスクを外したり装着の仕方に隙があったら、そういう感染力の高いウイルスに大量に暴露される環境にある

という状況になっているらしいということである。ワタシの場合は実家方面の家族から同タイミングで発症者が出なかったことを考えると、2023/08/13の新千歳空港から羽田空港、そこから電車で部屋に着くまでのどこかでウイルスをもらってしまったと推測している(現在は潜伏期間が短くなっていて2〜3日で発症するということにも符合する)

さてコロナはその人の基礎疾患やワクチン接種履歴等でさまざまな症状が出てひどい人は速攻で集中治療室行きになるようだが、ワタシの場合は昔から慣れ親しんだ(?)重い扁桃腺炎そのものと言っていい症状が出た。高熱(だが今回は40℃を超えてないので個人的には軽い範囲)、頭痛、喉の痛み、鼻詰まりと咳とくしゃみ、喉の痛みと痰、手足の関節の痛み、そんなところだろうか。味覚と嗅覚はずっと問題ないので、自分がコロナにかかったかもと疑うのが遅れたのは逆にワタシの判断ミス。とは言え世間一般的にはコロナは既に謎の病気ではなくなっているしワクチン接種によって重症化しにくくなっているので、受診した発熱外来でも慣れた感じで適切な薬を処方してくれた。五類になって医療費負担が増えたが保険が効いて三割負担で診察料と処方薬代を合わせて3千円程度だったので、コロナワクチンをきちんと打ち続けているという前提であれば「コロナはただの風邪」という言説は正しいと言えるし、これぞ現代医学の勝利だと思う。

ここからは現在コロナ療養中のワタシから、予防と療養の両方の観点でいくつかアドバイス。

予防編(2023年夏版):

・何はなくともワクチン接種

コロナワクチンに限らずワクチン全体の話として、「その病気にならなくなる」のではなく、「なる確率がグッと減る」という話をまず思い出そう(なかには一生続く抗体を生成するワクチンもあるので一概には言えないが)。コロナワクチンは初期に報じられた「2〜3回接種で1年ほど抗体が持続する」という話がいまだに信じられているようだが、期待したほど抗体が持続しなさそうというのと、ウイルスの変異によってワクチンの抗体をすり抜けるケースが出てきている以上(ワタシがまさにそう)、ワクチン接種回数が4回前後で止まっていて前回接種から時間が半年以上経過している人は、現在のコロナ変異種に対しては(極端な表現だが)丸裸に近い状態であると認識してほしい。なので、2023/09/20に始まる追加接種は可能な限り早く打つべきだし、政府は前倒しを検討してもいいくらい…今の政府にはこういう機動力が期待できないのが何とももどかしい。

・暑くてもできるだけマスクしろ

この暑さだと実際のところ息苦しくなるのでケースバイケースだとは思う。屋外や換気が十分されている空間ならマスクなしでもいいだろう。逆に、不特定多数が集まる密集した空間、換気が十分ではない密閉した場所では、引き続きマスク装着が有効である。これは「自分がかかるのを防ぐ」のはもちろんだが「自分がかかっていて他に移すのを防ぐ」効果もあるのを忘れてはいけない。なおイベント等では声出しOKになっているのが大半になっているが、どうするかは各自の判断に委ねる。

・三密回避を何度でも思い出せ

このコロナという感染症の特徴をいち早く見抜き、「三密回避」というスローガンを打ち出した当時の日本のプロジェクトチームの素晴らしい仕事は、歴史の教科書に載せるべき偉業だと思う。引き続き有効なので徹底してやっていこう。今は激烈に暑いので換気が問題ではあるが。

・まともなコロナ抗原検査キットをいくつか手元に常備する

今回の肝。初期症状が軽い風邪とあまり変わらないので、心配になったらいつでもチェックできるようにまともなコロナ抗原検査キット(=医療用医薬品または一般用医薬品(OTC))を調達しておく。ワタシは近所のドラッグストアで売られていた鼻の内側を綿棒で拭うタイプを使ったけど、精度が信頼できるならどんな形態でもいい。それと、ほんの少しでも陽性判定が出たら、コロナにかかっているものとして以下の療養編へ移行すること。パチモン(≒「研究用」と表記されていて国に承認されていないもの)でない限り精度は確実で、そこに正常化バイアス(?)による自己判断を加えてはならない。

療養編(2023年夏版):

・発熱外来へ行って適切な薬を処方してもらう

「無料の」ワクチン接種をまじめに続けてきた人はコロナが重症化する可能性が低いので、五類移行後の現在でも医療費は診察料プラス5日分の飲み薬の合計数千円程度。そして既にコロナは未知の感染症ではないので、症状に合わせて適切な薬を出してくれる。もちろん特効薬はないので市販薬でもカバーできると思うが、確実に早く治したいなら、みんな大好き保険証を使ってさっさと発熱外来を受診して処方箋を書いてもらって最寄りの薬局で薬を出してもらう。それを飲んで療養して万が一悪化したら、そのとき考える。言い忘れたけど、受診の際は病院へ事前に電話連絡して指示に従うこと。

・5日部屋に篭る

発熱外来でもらった手引書に書いてあったが、現在では「発症から5日間はできるだけ人との接触を避けるべし」となっていた。ワタシの場合は有り余っていた有給休暇をここぞとばかりに発動して休んで寝ているが、特効薬が無く自然に治るまで待つしかないので、開き直ってひたすら寝る。このとき頭痛や熱があって寝つきが悪い人は、凍らせた保冷剤をタオルで包んで枕にして頭や首を冷やすと具合がいい。氷枕があれば最適だけど。

・保存食を最大限に活用すべし

寝て体力回復を図るので他のことには労力をできるだけかけない前提で、パックのごはんやレトルトのおかゆ、ゼリー飲料などを活用して、調理の手間を省きつつ必要最小限の栄養を摂取するよう心がける。食器類は使い捨てのものにしてバシバシ捨てる。ワタシの場合あってよかったと思うのが、アマノフーズの各種フリーズドライ食品と粉末のスポーツドリンクの素。前者はパックごはんと組み合わせればリッチな一品がすぐ味わえるし、後者は空いたペットボトルに溶かして冷やしておいて1日1リットル以上目安でがぶ飲みしている。

・喉の痛みにうろたえてはいけない

ワタシは扁桃腺肥大体質のせいか、子供のときから40℃前後の高熱を出して意識朦朧とするのを繰り返してきた。なので、今回ワタシがかかったコロナも体感としては昔からかかっている高熱を伴う扁桃腺炎の症状と大きな違いがない。ただ、慣れてない人にとっては鼻水鼻詰まりや痰を伴う喉の刺すような痛みはツラいと思う。これを軽減する決定打はないので、ティッシュを箱単位で消費する勢いで鼻水や痰を徹底的に排出するのをおすすめする。この症状に対して経験的にはうがいはあまり効果がないとは思うけど、少しでも楽になる人がいるかもしれないのでそちらも推奨。なおこの排出物…鼻水や痰は当然だがウイルスの塊と思われるので、特にご家族が同居されている場合は処分を慎重に行うこと。

・ロングCOVIDに備える

ワクチンを定期的に摂取してきてコロナにかかってもワタシのように軽傷で済んで快方に向かっている人にとっては、コロナ自体はもはや風邪とあまり変わりないと言って差し支えない。ただ問題は、コロナが実は身体の内部のあらゆる場所で炎症を起こし、また、細胞レベルに影響を与え、それがいつどのように再び病状として出てくるか分からないということ。この、いわゆるロングCOVID(コロナ後遺症)の治療や防止の研究はまだ始まったばかりだから決定打があるわけではないが、せめてもの対抗策としては、コロナにかかったらできるだけ早く治す、治ったらゆっくり体調回復に努めつつ発症前との違いを確認して、何か違和感があったらやはり病院へ行って相談する必要があるだろう。コロナはまだまだ収束しないが、ロングCOVID対策もこれから考えていかなければならない重要なテーマだと思う。



というわけでワタシのコロナ感染はワクチンと処方薬のおかげで驚くほど早く回復しつつあるが、ここで油断してぶり返したら元も子もないので残り2日も引き続き特に何もせず療養に努めるけど、いま一度、基本に立ち返った感染予防対策の徹底+精度がしっかりした抗原検査キットの常備&適切な使用、感染したらひたすら休んで熱が出たときは凍らせた保冷剤を氷枕代わりに使う、保存食、特におすすめのアマノフーズと粉末スポーツドリンクの素等の活用、最近の主な症状らしい喉の痛みは慣れている者にとってはいつものことなのでひたすらティッシュを使って鼻水と痰を排出する、ロングCOVIDがどこかに残る前提で回復後の生活プランを立てること等を再度強調して、今日は寝ます。こんなアホみたいな病気、かからないに越したことはないので、くれぐれもご自愛ください。
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