2015/04/18

デジタルカメラを新調

いきなり本題。デジタルカメラは単三乾電池で動くことにこだわって長いことミノルタDiMAGE X20を使ってたんだが、2011年のロサンゼルス旅行でさすがに限界を感じて、その年の暮れにアナログ時代のレンズ資産を生かすべくキヤノンEOS Kiss X50(以降EOSと表記)を購入した。そこから約4年とちょっと、デジタルカメラでの撮影がスマートフォンの普及によってカジュアルに楽しまれるようになるのと対照的に、重厚長大なデジタル一眼レフは以前よりも気合いが要らない道具になったように思う。確かに、撮影するモチーフやシチュエーションを予測し、レンズを選び、各種パラメータを設定してベストな1枚を得る喜びは大きいのだが、デジタル技術の進歩は恐ろしく速く、それらアナログ時代に必須だったスキルをかなり大幅に補ってくれるようになった。オートバイで例えるなら、現在売られているリッタークラスのスーパースポーツバイクが数年前のMotoGPやWSBレーサー並みの性能を備えつつコンピュータ制御のおかげで誰でもとりあえず乗りこなせるようになっているようなものだろうか。皆さんが使っているスマートフォン内蔵のカメラはさしづめ400ccクラスの、ミラーレス一眼レフは750cc〜リッタークラスのネイキッドかな。おそらく両方とも、普通に使うぶんには8割方のユーザーから不満が出ないくらい、きれいに写ると思う。


そんなわけで、ワタシのデジタルカメラライフはメインがEOS+数本のレンズ、サブがiPhoneという体制がしばらく続いていたんだが、気がつくとEOSの稼働時間が減る一方になってしまった。当初はサブのつもりで撮り始めたiPhoneのカメラが思いのほかよく写り(しかも3→4→5→5sで画質が着実に進化)、さらにポケットからサッと取り出してすぐ撮影できる手軽さも加わって、デジタル技術で大幅にサポートされて使いやすくなってるはずのEOSを準備するのがそもそもめんどくさくなってしまうことが多々発生したのだ。結局、普段使いのカメラはiPhoneで、望遠レンズが必要と予想される場合などで(仕方なく)EOSを引っ張りだす、というパターンでこの4年ほど過ごしてきた。


ここで振り返ってみると、EOSと手持ちのレンズ一式を準備して出かけても、撮影に一度も使わず帰ってくるケースが割と多いことに気づいた。iPhoneのカメラが優れているのとEOSを準備するのがめんどくさく感じることが多かったのは前述した通りだが、デカいカメラを振り回すのが何となく憚られるというか、場の雰囲気に似合わないように思えてEOSを取り出せなくなかったことも結構あった。会食やパーティなどでは特にそう。他に比べて大型で真っ黒なボディにレンズがドーンとついているカメラは、同好の士が集まる撮影モチーフを撮るときか、イベントの取材くらいしか居場所が無い感じ。いくら手軽になったとはいえ、ミラーレスでないデジタル一眼レフカメラはやはりプロフェッショナルな道具のひとつなのだ。


じゃあiPhoneだけでいいじゃないかと言い切れないのは、それだけでは対応できない被写体が存在するから。そこで、基本に立ち返って自分が主に何を撮影しているかを考えた結果、EOSの代わりに持ち歩く「サブ」カメラとしてパナソニックDMC-TZ60を購入した(ベーコンPさんありがとうございます。圧倒的感謝…)。レンズが交換できないことを除けばエントリークラスのミラーレス一眼レフと遜色ない性能と機能を持ち、GPSやWi-Fiまで内蔵するので旅先の記録やスマートフォン・タブレット等への転送なども余裕でこなす。まだ手に入れたばかりで全ての機能を使いこなせてはいないが、強力なズーム&マクロ&オートフォーカス&手ぶれ補正機能は、エントリークラスの一眼レフよりボディが軽く小さいぶん強力かつスピーディに働く印象を持った。今日は天気が良かったので朝から撮影テストと散歩とロケハンを兼ねて谷中→羽田空港国際線旅客ターミナル→川崎と気ままに移動しては適当に撮影して歩いたが、想像以上によく撮れるというのが率直な印象。ここに貼った写真はMacで少々レタッチした後に縮小したものなので、ひとつの作例として見てほしい。でも…このクオリティの写真をiPhoneにサクッと転送してツイートするのってクセになるかも…飯テロ用の実弾をたっぷり用意しないと。