というわけで、ここまでの旅の顛末をメモ。海外旅行に慣れてる人にとっては当たり前のことも含みますが、当方これまで一度も海外へひとりで来たことがなかったもので…。なお、撮った写真はこちらのwebアルバムに公開しておきます。
- 今回は、ライブ+Anime Expo(以下AX)のチケットを押さえてから航空便を探し最後に宿を決めるという、かなりデタラメなやりかた。はっきり言ってオススメしません。安全策を取るなら公式ツアー(と言いたいところですが今回でかなり怪しくなってしまった)、次善の策としては、ライブ+AXのチケットを自前で取り、航空便と宿は格安パックツアーを探すというのがいいでしょう。道中の不安が多少は改善されます。
- ライブが「イベント内イベント」の位置づけだったので、ライブを見たいならAXのチケットも必須。ワタシは、ライブが行われる現地時間で7/2の1dayチケットのみ申し込みました。
- AXは事前にチケット番号をメール等で入手しておき、会場の一般受付窓口でそれを告げてバッジをもらうシステムのらしい。したがって、早く入場したい人は窓口に並ぶ必要があるようです。しかし噂では、かなりの人出で大変な状態らしい&LAの日差しは想像以上にキツいので、ここは並ばずに済む公式ツアーのほうが有利でしょう。並ぶなら日傘や帽子、それと水分の確保が必須です。
- 米国の場合、オンラインで渡航手続きします。3日前が限度だったかな、とにかく手続き後2年間は有効なので、旅の日程が決まったらさっさと登録してしまいましょう。
- 宿は探せば安いところがいくつも見つかりますが、予約する前に、周辺の治安とアメニティは確認しておいたほうがいいです。このへんは各種クチコミサイトが参考になります。なお、宿の無線LANは、かなり整備されている印象です。
- 上記の各種手続き結果は必ず全て印刷して、いつでも見せられるように準備しておきましょう。今回、それで何度も救われました。語学に自信がないなら、なおさら。
- 国際便は、出入国ともに手続きが多くイレギュラーな事態も発生しますので、空港には余裕を持って行きましょう。ワタシは成田のターミナルビルを間違えました(羽田と勘違い)。
- 時計は離陸から約1時間経ったら現地時間に合わせると良い、とJALの機内誌に書いてありました(笑)。スマートフォンの時計でもいいですが、2地域の時刻がデュアル表示できる腕時計があると、日本との時差が一目瞭然なので重宝します。
- 機内で配られる税関申告書(?)は、できるだけていねいに記入します。ロサンゼルス国際空港(LAX)のイミグレーション(入国管理)は最低と言われてますが、実際、段取りと職員の態度がよろしくないので、少しでも円滑にすすめるためです。
- 機内での通信機器は基本的に使用不可です。iPhoneなら「機内モード」にする、ノートPCなら無線LANをOFFにするなど、気をつけましょう。
- ケチに徹してエコノミークラスを選ぶと、座席に余裕がほとんどありません。長いフライトなので、座席はできれば通路側を選び、服装はゆったりしたものにして適宜身体を動かすなどして、エコノミークラス症候群を避けましょう。携帯スリッパや耳栓、目隠しなどあると良いかも知れません。
- 時差ボケは無理やり解消するしかありません。現地時間を意識しながら、睡眠時間を調節しましょう。
- JALの機内食は旨かった(笑)。エアモスバーガーも食べたよ!
- LAXから宿への移動方法は幾つかありますが、乗合方式のシャトルワゴンが安くて便利。ロサンゼルスはとにかくクルマ社会なので、地下鉄を使うくらいなら、バスまたはタクシーを選びましょう。
- 紙幣は20ドル札以上で本物かどうか疑われます。日本で言ったら千円札でもう駄目なレベル。それと、硬貨の種類と価値がさっぱり分かりません。支払いは10ドル札かクレジットカードで済ませ、財布からあふれたコインはチップにするといいかもしれません。
- 現地での携帯電話は、日本国内キャリアのローミングサービスを使うか、現地でプリペイド携帯電話を調達します。ちなみに、こんなときこそSIMフリーのiPhone 4が大活躍するぜ!と息巻いてたんですが、現時点でiPhoneでのパケット通信は成功していません。サムスン製のAT&Tプリペイド携帯「GoPhone」のSIMが、端末に紐づいてしまっていたためです。60ドルもかけて2台買ったのに…。というわけで、iPhoneで使えるSIMをAmazon.comやeBayで渡航前にゲットしておき、現地でプリペイドカードを購入するなりしてチャージ、というパターンがよさげです。
- これは現地を実際に歩いた人なら誰でも分かることなんですが、ロサンゼルスはとにかく広いです。全体的な街の大きさもそうなんですが、1区画の広さも日本のそれとは全然違います。なので、近そうだから歩いて行けるだろうと安易に考えてはいけません(実感を込めつつ)。運転とコミュニケーションに自信があるならば、国際免許を申請して、レンタカーという手もいいかもしれません。
- それからこれは皆が口を揃えて言ってることですが、治安のよろしくないところは絶対に近寄らないようにすること。事前の下調べももちろん重要ですが、ちょっとした裏通りや何気ない駐車場がギャングのテリトリーだったりします。たむろしている人がいたり、ホームレスが座り込んでいるのが見えたら、そこへ近づくのは避けるべきです。その点、現在宿泊しているハリウッド近辺は比較的安全かな。
- 語学力はなくても何とかなりますが、やはり食事も買い物もままなりません。人種のるつぼなので、向こうの語学力も怪しい場合が結構あります。なので、特にひとり旅の場合は、英語によるコミュニケーション能力は必須でしょう。勉強を疎かにしてきたことを、いまさらながら痛感してます…。
- あとは運任せ。ご武運を祈る!