昨日ちょっとツイートした通り、5/15日付をもって約13年在籍した某企業を退職した。ここの読者とはほとんど直接関わりのない職種であるのでお世話になりました的な話はしないが、在籍期間の割には不思議と感慨が湧いてこないのは少々理由がある。
勘の鋭い方はここしばらくワタシが妙な生活を送っていることに気づいていたかと思う。数年前と実はこの2年あまり心身ともに謎の不調に苛まれ自宅療養を余儀なくされていたが、最終的には主治医より「現在の職場環境では完治不可能」というジャッジが下され、その指示に従って事務的に会社を辞めることになったのである。転職は何度も経験しているがこういう自己都合でも会社都合でも無いケースはハジメテなので、現職に復帰するつもりで心身の不調と闘ってきたワタシとしてはいささか唐突な感じがするのだが、確かに復帰したとしても三度目の穴に落ちるなあという獏とした不安は否定できないので、そのまま指示に従うことにした。
会社の方は想像通り、極めて事務的かつ冷淡であった。この数年の経緯を考えると、体よく厄介払いをしたかったらしい。ワタシは入れ替わりの激しいあの会社にあって、いつの間にかミスマッチな存在になっていたようだ。組織が大きくなるにつれて入社したときのフレンドリーさが消え、動脈硬化を起こしたなかでうまく立ち回ることが出来ずひとり取り残されてしまったようなものだろうか…まあいい。
退職手続の合間に同僚と話ができたのだが、その会社も大きな変革のタイミングを迎えているようで、ダイナミックな人事異動や業務システムの大刷新など驚くことが少なくなかった。今にして思えば、上場のジョの字も出ていなかったのんびりした小さなオフィスから新宿の一等地に本社を構えるところまで成長した企業に在籍して、その一部始終を観察できたのは幸運であった。逆に不運といえばスキルらしいスキル、実績らしい実績を得られなかったことだろうか。年齢を考えると痛すぎるが、自己のキャリアパスを何も考えてなかったので自業自得と割り切るしかない。このへんを考え始めると色々と腹が立つのでもう少し暴れたくなるのだが面倒なので止める。もう関わりはない会社なのでね。
さて正真正銘、久しぶりの無職になったわけだが、さっさとハローワークに登録して次の仕事を見つけるなり、思い切って住環境を変えるなりしたい。秋冬は活動が鈍るので、できるだけ早いうちに適切な選択をしようと思っている。プライベートでは課題が山積なので。趣味の話はその後になると思う。イベントなどは基本的には行けないし同人活動そのものは現状と同じく縮小したままの予定。
そんな訳で落ち着くまで潜行します。Twitterはたまに気まぐれで浮上するのは今まで通り。
…次は何して稼ごうか。年齢的にそろそろ選択肢も少なくなってきたけどどこかいいとこないかしら。