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2019/04/29

「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」レビュー:音楽編(超ネタバレあり)

「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」レビューシリーズの最後は、総論作画編に続いて音楽編。これまでの記事ではいささかシビアな見方をしてきたが、音楽は、これまでと同様の上質さでもって我々を楽しませてくれたと思う。

「ユーフォ」シリーズは、極めてすぐれた音楽映画である。

「誓いのフィナーレ」のレビューを3本立てで書くと決めたのは、実は何は無くともこの話をしたかったからである。


今回は間違いなくネタバレするので例によって改行を多めに:

「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」レビュー:作画編(ネタバレあり?)

「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」については、総論めいたレビューとは別に、作画(原画・動画・撮影・3DCG etc.)編と、音楽編を別立てで書くことにした。

本作にはそれぞれ語るべき要素が盛りだくさんというのが第一の理由だけど、プロアマ問わず書かれる大半のアニメレビュー的な記事がストーリーとキャラクターしか追わない現状を、何とかして変えたいという個人的な思いもある。ワタシが常々言っている「アニメはつまるところ動く絵と音でできている」という話を、もっともっとたくさんしたいというのが、正直なところ。

というわけで今回のお題、「誓いのフィナーレ」の作画について。


以下、ネタバレの可能性があるので改行を多めに:

感情が情熱に変わる瞬間 〜 「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」レビュー:総論(ネタバレあり)

新年度の始まりである4月はいつも慌ただしい。ワタシも例に漏れず想定外の用事ができ、封切日の4/19に仕事を休んで新宿ピカデリーから川崎チネチッタへの鑑賞ツアー(?)を決行するというプランがあっさり崩れて、それでもやっぱりどうしても「ユーフォの新作を見たい」という欲求が我慢できなくなってしまったので、出張先の北海道にあった札幌シネマフロンティアで「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」を朝イチで見た。



これは難しい。



エピローグを見届けた直後、何となくホッとしてうっすら浮かんだ涙を隠しつつ、まるで久石奏に「この映画、良かったですか?センパイ」とでも尋ねられた気持ちになって複雑な顔をしながらそう思ったのを、正直に告白しておく。


なお今回は、作画音楽についてそれぞれ分けて書くことにしたので、このテキストは主に物語の話が中心となる。以下、いつものようにネタバレ含めてつれづれと書いていくので改行を多めに: