結果的には大成功。以下、P30 liteに限らず定番の方法だけど、準備するものと手順を簡単に。もちろん試す場合は自己責任で:
準備するもの
・スマートフォン本体(DSDSまたはDSDV対応のもの)・AndroidのSIMロックフリー端末だと、キャリアをいろいろ組み合わせることができて楽しいです。
・SIMカード×2。最近はnano SIMが主流。micro SIMサイズが必要なときは通称「ゲタ」を履かせよう。
・microSDカード
いまや128GBで2千円を切っちゃったりする。もちろんお金さえあればスマートフォンが認識する最大容量を使い放題。大きさは正義。ちなみにP30 liteでは512GBまで認識できるので、のちのち心強い。今回はSumsungの128GBを使用したけどお好みでどうぞ。
・SIMカード/microSDカードアダプタ・エクステンダー
こんなやつ。
注意点としては、スマートフォン本体のSIMの方向とフレキシブル基板の伸びる方向をよく見て、ちゃんと本体の外に引っ張り出せるものを選ぶこと。
・厚手であまり硬くないスマートフォンケース
今回は好みでこちらを購入。
手帳型でもSuica等のカードが収納できるものでも可。要は、フレキシブル基板でスマートフォンの外に引っ張り出したSIMカードを保護しつつ、数mmの厚さを目立たなくする加工ができるものであれば何でもよい。
というわけで一式揃えた状態がこちら。ケースを写すのを忘れたけど。
手順
- SIMカードトレイの一方(内側?)にSIMカードをひとつ、もう片方(外側?)にSIMカード/microSDカードアダプタ・エクステンダーを載せる。(下の写真では既にSIMカードを装着してあります)
- その上にmicroSDカードを慎重に載せる。フレキシブル基板をそっと折り曲げる必要があるし、場合によってはmicroSDカードの表面を少々削らないと入らないものがあるらしいけど、今回の組合せではそのままで大丈夫でした。
- 上記をセットしたSIMカードトレイを本体へ慎重に差し込む。ずれやすいので注意。
- 本体の電源を入れて、2枚のSIMカードとmicroSDカードが認識されたら大成功!
- 本体にSIMカード/microSDカードアダプタ・エクステンダーが擦れて傷がつかないよう、スマートフォンとの接触部分をテープ等で適当に養生しておく。
- スマートフォンケースの内側を、SIMカード/microSDカードアダプタ・エクステンダーの厚みが目立たなくなるくらいまで削る。正直これが一番面倒かも。
- スマートフォンをケースに納めて完成。今回は少々盛り上がっちゃったけど気にしない!
・アプリごとに通信で使用するSIMカードを選びたい。OCNモバイルONEには、MUSICカウントフリーという主要音楽ストリーミングサービスを使用する際にパケットをカウントしないサービスがあるので、例えば「普段のデータ通信はメイン回線のIIJmioでSpotifyはOCNモバイルONEを指定」みたいな使い分けをしたいわけです。
・Macの写真.appで作成したアルバムをAndroidと何とかして同期したい。アルバムを無視したミラーリングならAmazon photosみたいなクラウドサービスを使えばできてしまうけど、写真の整理はMac側で続けたいわけです。ともあれ、この方法だとその気になれば2枚のSIMカードを1台のスマートフォンで運用できてしまうかもしれないので(このあたりOSのバージョンなどに依存しそうなので断言できず)、例えば「通話と通信を別契約にして安くしたい」「仕事とプライベートで番号を使い分けたい」等のニーズには応えられそうなので、興味がある方はお試しあれ。
というか、使えば使うほど iPhoneにこだわる必要が薄れてくるなあ…セキュリティ面を抜きにすれば、いじるのが楽しい人(とアプリ課金にあまり抵抗がない人は)Andoroidスマートフォンのほうが正直いいと思う。
余談:Androidスマートフォンのカメラアプリのシャッター音がうざいので、シャッター音消し ベータ版を入れてます。
OS再起動時に有効化する一手間は要るけど、これで全てのシャッター音がきれいさっぱり消えるので、他のカメラアプリを探さなくて済むのが何よりもメリット。「広告無いのにネットワーク通信してる」というレビューが少々気になるので、これに限らずアプリの利用時は権限や月額課金(サブスクリプション)の有無の確認など自己責任で。