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2020/12/16

iPhoneのSafariにMTDeckを適用してTweetDeckをモバイル化(※追記あり)

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※2022/02/05追記:MarinDeckのiOS版が出ていたのに気づいたので、そちらを使うことを強くおすすめします。楽ちんなんだもの



ワタシはTwitter社が提供する現状のweb版Twitterクライアントが嫌いなので、Twitter社が提供しているもうひとつのwebクライアントであるTweetDeckに、いくつかのChrome機能拡張を導入したりなどして愛用しています。 



 TweetDeckはTLがツイートの時系列順で表示されほぼ自動更新される、プロモーションやトレンドなど(ワタシにとっては無駄な情報)が出ないなど、webブラウザで使うだけでも魅力的ではあります。 ただ、以前は別の会社が開発していてそれなりに好評だったんですが、Twitter社が買収してモバイル版アプリの開発を止めてしまったので、現状ではスマートフォンでもwebブラウザで使うしかありません。

ここからはiPhoneでのお話。

先日、iPhoneを8から12 miniに買い換えて、しっくり手に馴染む角ばり具合に気を良くしていろいろ試すなかでTweetDeckもSafariで開いてみましたが、ちゃんと表示されるものの横スクロールに違和感があったりして、使用を諦めました。iOS 14.3の場合、Safari画面まんなかの「共有」メニュー(でいいんだっけ)から「ホーム画面に追加」して、そちらから起動すればPWA的に振舞ってくれますが、動作は基本的にそのままです。 

そんなとき、こちらの記事を見かけました。 


要するに、「MTDeck」というユーザースクリプト(主にJavascriptで記述されるwebカスタマイズ用スクリプト、で合ってるかな)をTweetDeckに適用してやれば、かつてのモバイル版アプリのような使い勝手になる、ということのようです。

先ほどの記事ではユーザースクリプトを追加できる機能を持ったwebブラウザ‎「Ohajiki D Web Browser」などでの使用を案内されていて実際試してみたんですけど、せっかくだからSafariでも実現できないかしら、と手を動かしたら、何とかできちゃいました。

以下、用意するもの。自分の環境だけで試したので当然保証なし、自己責任でお願いします。 

・iPhone(iPadでも可だけど利点はあまり無い気がします)
・Safari(設定次第ではChromeやFirefoxなど他社製webブラウザでもいけそう)
ショートカット(Apple純正アプリ、無い場合はApp Storeからダウンロードしてください)


MTDeckのスクリプト(ファイルへの直接リンク、中身をコピー&ペーストして使います)


設定方法:
  1. ショートカットアプリを起動し、「すべてのショートカット」画面右上の「+」ボタンをタップします。


  2. 「新規ショートカット」の横の「…」をタップして、ショートカット名を例えば「TweetDeck」など好きなように変更、「共有シートに表示」をON、「共有シートタイプ」を「SafariのWebページ」にして、右上の「完了」をタップします。


  3. 「受け入れる…」の下の「+」ボタンをタップします。


  4. 検索バーに「webページ」と入力すると、「アクション」欄に「WebページでJavascriptを実行」が表示されるので、それをタップします。


  5. 念のため、「ショートカットの入力 に対してJavascriptを実行」になっていることを確認します。もし違っている場合はこのように変更してください。


  6. 既に入力されているスクリプトを全て消去してから、MTDeckのスクリプトの中身の全てをコピー&ペーストします


  7. 重要:ペーストしたMTDeckのいちばん最後までスクロールして、文末に念のため改行をいくつか入力してから、以下を追記します。

    completion();

    (参考:「ショートカット」の「WebページでJavaScriptを実行」アクションを使う - Apple サポート

    このあたり作業が大変なので、テキストエディタなど併用するといいかもしれません。それと作業中むちゃくちゃ重くなりますので注意。


  8. 右上の「完了」をタップします。

使用方法:

  1. Safari でTweetDeckにアクセスし、通常の手順に従ってログインします。


  2. 画面下中央の共有メニュー(でいいのかな)をタップし、設定方法の4.で設定したショートカット名(この例では「TweetDeck」)をタップします。


  3. Safariが以下のような許可を求めてくるので、「許可」をタップします。


  4. できた!画面下にTweetDeckのカラムアイコンが並んでいますね。左右にスワイプして動作を確認してみてください。


もちろんこれはブラウザで表示した状態なのは変わらないので細かな設定は難しいと思いますが、個人的にはMTDeck適用前、またはホーム画面に保存したものから起動する場合より使いやすく感じます。

うまく動作しないときは、ご案内した各種設定を見直したり、MTDeckスクリプトのコピー&ペーストが不十分でないかなど確認してみてください。

がんばればショートカットアプリの設定を工夫してもっと使いやすくできそうですが、それはどなたかもっとできる方にお任せします(他力本願)。

それでは皆さま、よきTwitter廃生活を。



2020/01/07追記:
アドレスバーなどが残るのが気になる方は、アドレスバー左の「ぁあ」(iOS14.3の場合)をタップして「ツールバーを隠す」をタッブすると、表示領域が広がってさらにそれっぽくなります。




まあ結局のところ「ホーム画面に追加」したTweetDeckにMTDeckが適用できればベストなんですけどね…
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