For short, " I. M. G. D. "
Established : 1997/12/07

Light up your room, and browse away from the monitor, please! :-)

2013/05/29

総当たり的ボカロ聴き専マニュアル:情報発信編

前回からすっかり間が空いてしまいましたが、このマニュアルの着地点についてずっと悩んでいたのが理由です。念のため各章を簡単にまとめておきますね。
  • はじめに:ボカロ聴き専は、ボカロ楽曲と作品から得られる各種情報を眺めることがスタートである。
  • 諦念と覚悟編:これは「網羅的かつ長期的に、作品と各種情報を観測する行為」とも言い換えられるが、時間的、量的な理由により実現不可能である。従って何らかの要素を切り捨てなければならず、常に後ろめたく罪の意識に苛まれることへの諦めと、それを受け止める覚悟が必要である。
  • 取捨選択編:ワタシが述べる総当たり的アプローチとは、上記を踏まえて作品を構成する各種情報をいったん整理して基準をつくり、それに則ってボカロ曲を定点観測し続ける行為である。
  • 記録編:定点観測の結果は何らかの方法で記録しておくのを推奨する。記録には各種ネットサービスを用いるのが望ましい。
  • 評価編:記録に残す作品は主観で決めてよい。この記録の束を眺めることにより、自分の趣味や嗜好の偏り、全体的なトレンドの推移といったものが見えてくる。また、多くの作品を聴いたという実感が得られる。
今回は締めとここ数週間の反省を兼ねて、ボカロ聴き専による情報発信について述べていきます。2ヶ月ほど寝かせた文章を加筆修正していますので論旨が散漫ですが、ご容赦ください。

2013/05/24

THE ENDを見てきた

2008年なら伸びてた。



これで済ますのはさすがに失礼なのでもう少し書く。推敲するのも怠いので散漫になるけど許してほしい。

去年の山口の時点で絶対に関わらないと誓ったボーカロイドオペラ・THE ENDを、急遽見に行ってきた。理由については後述。

いつもなら気になる観客構成やホールの様子のレポートも省く。

音楽について。これほど何の感慨も湧かないとは正直予想してなかった。あえて表現すれば薄い。せいぜい192kbpsのMP3音源を90分間じっと聴かされてたとしか思えなかった。高域と低域がカットされて音量の幅が全然ない音源を。あれではいくら音圧やサラウンドを強調しても無意味だと思う。

映像と舞台装置について。演劇と映画のどっちをやりたいのかはっきりしてほしかった。PVはニコ動に上げろ。それと文字やト書きの類が舞台装置の一部であるなら全ての座席で無理なく見えるように設計すべきだろ。おかげでストーリーを追うのを開始1分で諦めざるを得なかった。

演出について。情報が乱れたら映像が砂嵐になるとかメッセージを文字入力してく様子がキータッチの音とともに表示されるとか、さんざん使い古されたネタを持ってきてて愕然とした。意図的なものかもしれないが威張れたものでもなかろう。

ストーリーは前述の通り、聞き取れず読み取れず。ミクがひたすら死ぬ死ぬ言ってたのは辛うじて聞こえた。

全体として。オペラそのものを知らないが音質が悪くて話が見えない以上オペラとして成立してないんじゃないか。また現代芸術の一部としてみるとスケールや表現等で他のインスタレーションの衝撃に及ばないだろうことはワタシ程度でも予想がつく。そういうわけで7500円はパリへの餞別として受け取っておいてほしい。



最後に急遽見に行くことにした理由について。

山口のときには無かった等身大フィギュアの実物をどうしてもこの目で見たくなった。で、実際に見て確信した。



あれは初音ミクの剥製だと。



カメラの放列もろとも火を放ってやろうかと思った。渋谷さん、あんた機械伯爵か?



2013/05/25追記:最後のところは「銀河鉄道999」のネタで説明するのは野暮だと思っていたんですけど、確かに物騒で過激でした(特に「火を放つ」という表現)。また、あのフィギュアを楽しんだり写真を撮っていた皆さんを誹謗中傷するつもりはありませんでしたが、気分を害された方がいらっしゃいました。全てワタシの至らなさによるものです。本当に申し訳ございません。また、忌憚なくご意見をくださった皆さんに、この場を借りてお礼を申し上げます。

2013/05/02

「底辺ボカロP」について

この記事に反応するか悩んだけど結局Twitterで反応してしまったので、ツイートしなかった部分をもう少し掘り下げておく。

先の記事ではいきなり基準の話を持ち出しているが、その前に「底辺とは何か」を考えておかねばならない。ボカロPに対して誰かが底辺という言葉を持ち出すとき、階層化された社会構造、例えばスクールカースト的なものをイメージしていると想像する。よって、ここでは「底辺ボカロP」を「ニコニコ動画の投稿者集団が形成する階層構造において、何らかの尺度により最下位の層と位置づけられている、ボーカロイドオリジナル楽曲の制作者」と定義する。また便宜上「ニコニコ動画の投稿者集団が形成する階層構造」を「ニコ動ヒエラルキー」と記す。

2013/05/01

「濃縮」についての補足

昨日ツイートした「高速ボカロックから濃縮へ」という話が微妙に誤解されているようなので補足しておく。

まず最初に、これからは○○がトレンドだ、××すれば伸びるなどと強弁するつもりは一切ない。ニコ動に毎日投稿される作品は相変わらずバラエティに富んでいて、制作者の皆さんに対する敬意は欠かしていないつもりである。

それを前提に各作品を一通りチェックして現状を俯瞰すると、ワタシが言うところの「濃縮」どころか「高速ボカロック」も皆が言うほど全体を覆い尽くしてはおらず、むしろ「高速ボカロック的な要素」を抽出するのも難しくなってきていると思う。

ただし、一昔前の「高速ボカロック」がかつてのビジュアル系ロックのテイストを取り込んで、「ネオV系ボカロック」と言うべき方向に変化しているように見えるのは指摘しておく。これは制作者の趣味嗜好と、歌い手や新規に流入してきたファンとの親和性によるものだろう。

少々話題がそれた。ワタシが言いたいのは、ボーカロイドオリジナル曲と称する膨大で多種多様な作品群からワタシがこれまで聴いたことのない独特な傾向が現れつつあって、それをひとつのキーワードで表すと「濃縮」になるのではないかという曖昧な感覚である。

この「濃縮」を説明することはワタシの知識と語彙では難しい。むしろ定型化できないとすら思っている。従って、曲を短縮あるいは圧縮する、BPMを大きく(速く)する、ある物語を1曲の中に落とし込む、DAWのトラック数を増やす、単位時間あたりの音の数や情報量を多くする等は、「濃縮」の構成要素かもしれないがイコールではないとしか表現しようがない。

ただ逆に、ボーカロイド楽曲のステレオタイプとしてよく言及される音圧の増強や音符の詰め込み、虚無的で何らかの裏設定を匂わす歌詞やキャラクター造形、キネティックタイポグラフィと原色を多用するPV等は、単体としては特に関係がない。これらは手法として既に消費されているので(PVなら進撃の巨人OP等)、もはやユニークとは言いがたいためである。

最後になるが、「濃縮」の前段階として「雑食」がありそうだとは考えている。アグレッシブな「何でも食べる」ミュージシャンは時代の変わり目に現れては新しいジャンルを創っていたはずで、そういう誰かがボーカロイドオリジナル曲の制作者のなかか、あるいはネット上でソーシャル化した現在の音楽環境から出てくるんじゃないかと想像している。

いや、ワタシが気づいていないだけで既にいると思う。確実にいるだろうな。

2013/04/28

超会議2

こりずに今年もまた行ってきた。超ボーマス目当てという名目で実際は10式戦車を眺め回してきたんだが。本物は違うというありふれた表現しかできないけど、やっぱり迫力が違う。時間が許せばずっと張りついてたかった。

それはさておき簡単に感想を。前回と比べると全体的に洗練されてイベント的な印象が増したが、ハプニング的な要素が減って予定調和とも言える。ブース展示者は小綺麗にまとめるくらいなら出ない方がマシかもしれない。その両極端が自民党と民主党で、空気の読み方はどちらも誉められたものではない。

また超ボーマスは盛況のようだったが、試聴できるブースがいつもより少なかったかもしれない。個人的には事前の情報をチェックしないまま行ったことを例によって後悔したが、予算を増やすわけにもいかないので結局は同じだったかもしれない。

そういえばDAIM Pilotを手に取っていただけた皆さんにお礼を申し上げます。それから、お会いした皆さんから生暖かい目で見られたワタシの不審者的な姿は5月上旬までの予定です。

2013/04/23

水槽増設計画:水草だらけ編

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次の水槽の導入プランを練るという名目で熱帯魚屋さんにちょろっと寄り道したら安かったんで、思わず新しい水草を追加してしまった。品種名はアヌビアス・ナナ、丸っこい葉っぱがかわいい定番中の定番である。これで現在の30cmスクエア水槽のなかには合計4種類の水草が投入されたことになる。ウィローモスは水槽のセットアップ時から相変わらず成長しまくっているし、先日買ったミクロソリウムスクリューバリスネリアも特に問題なく馴染んでいるようなんだが、念のため照明用の蛍光灯を少し強めのものに交換した。さっそくウィローモスが光合成して細かな気泡を出し始めているが、油断するとヘドロ状の藻が大量発生するので気をつけることにする。

そういえば、しばらく増えていなかったミナミヌマエビの何匹かが再び卵を抱えている。2週間くらい後には稚エビだらけになるだろう。セットアップ時にアカヒレやウィローモスと共に迎え入れたわけだが、どいつもこいつも「タフすぎて そんはない」を地で行くやつらである。

2013/04/19

ニコ動におけるボーカロイド楽曲の数字の伸びについての私見(ここ半年ほどの要旨)

書くかどうかさんざん迷って何度か消したりしたけどやっぱり要点だけ書いておくことにする。以下は個人的な感覚に基づくものなので決して鵜呑みにしないでください。

ニコ動に投稿されるボカロ楽曲にまつわる各数字の増減の傾向は半年ほど前とは違っていて、伸び方が全体的に鈍っているように思う。全く気にするなとまでは言わないが、基準値というか目標値を少し小さくして望んだほうが結果的によい手応えを得られるのではないか。また、これまでの知名度も期待するほど影響しなくなっているように見えるので、自己と手がけた作品に対して一種の冷静さが求められるだろう。それと、「○○なら伸びる」的なパターン化もマーケティングめいたことも想定した通りの効果が以前より得られないかもしれないので、ほどほどに止めておくか発想を大きく変えるほうが気は楽になると思う。

以上もあって、書きかけで放置してある総当たり的ボカロ聴き専マニュアルをどうまとめるか悩み続けている。とりあえず、聴いている側のアウトプットはニコ動その他の数字だけで表されるものではないということは、念のため強調しておく。

2013/04/13

水槽増設計画:横道にそれて業界の保守性について考える編

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最近は暇さえあれば水槽のことばかり考えてるので例の連載のおしまいは先送り…よい着地点がなかなか見つからず。

さて水槽の増設を検討しつつ現在の水槽に手を入れた。具体的にはグリーンネオンテトラを10匹、ミクロソリウムとスクリューバリスネリアを追加した。昔から魚と水草ともに安価で丈夫な品種しか手を出さないことをモットーに選択しているけど、今年の夏を超えられるかが正念場かも知れぬ。それにしてもグリーンネオンは安くなったなあ。

2013/04/07

AV機器の棚卸

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やっと重い腰をあげて、使用しない・できないAV機器を廃棄処分にまわすべくチェック。アナログTVチューナー×2は煮ても焼いても食えないので捨てる。片方はソニーが気合を入れて作ったVT-GR1000というものだけど、デジタル時代には無用の長物で骨董品にもならんだろう。もし引き取りたいという人がいたら現状で譲りますが。拾い物で動作不良のアンプ・サンスイAU-D607Xも同じく引き取り手がいなければ廃棄の方向で。アイワのカセットデッキ・XK-S9000は電源が入るから、SACDの信号が出なくなったマランツのユニバーサルプレイヤー・DV6400と共に修理見積もりを取ってみる(つもり)。ブルーレイディスクレコーダーを買うまで大活躍していたS-VHSビデオデッキ・三菱HV-BX200とSX200(アナログBSチューナーなしの廉価版)はBXだけ電源を入れてみたけど、2台も要らんなあ。SXを処分しようか悩む。そして、故障していたはずのレーザーディスクプレイヤー(!)・パイオニアCLD-HF7Gの電源を試しに入れてみたら動いた!!使用中止してほしいらしいソニーのプロフィールPro・KX-21HV1Sにさっそく繋いでアナログ感を堪能してる(笑)。

んで、あれこれ動かしたついでに各機器の配置と配線を見直した。そろそろブラウン管モニタは退役させたほうがいいかもなどと考えてたけど、アナログの映像ソースがある限り手放せないわなあ。どれも完全に動かなくなるまで使っていくことになると思う。

…いままで未使用機器を積んでたスペースがまるっと空いた。この大きさなら60cm以上の水槽が置けるげふんげふん

ボカロ歌謡祭

録画してたのを見ながら感想を箇条書きで。
  • バーチャルアナウンサーだかデジタルアナウンサーだか知らんが、杏梨ルネに関係者が違和感を覚えないなら次はない。
  • ボカロ関係の紹介は基本を押さえてるが、ナレーターが少々煽り口調っぽいのはTV業界の悪しき慣習だろう。
  • 曲の前後にわざとらしい歓声なんか要らんと思ったが、ニコファーレ等でライブしているという設定ならしょうがないか。
  • 剣持さんとwatさんの場面、冒頭の写真のグレー部分がブレてるのはわざとだろうが、ちょっと失礼な気がする。
  • 紹介されているイラストや動画等に、作者のクレジットがほとんどないのが気になる。確認をサボった?まあこれは関係者が膨大になるので無理もないとは思うけど。
  • 2012年トップ20と歴代トップ10、ニコ動の再生数基準で持ってきたのか知らんが、解像度的に破綻のない動画が優先的に選ばれてる感じ。しかしODDS & ENDSってYouTubeからの転載ものでは?
  • 曲紹介も作曲者というか投稿者しか表記されてないかも。
  • MMDがTV向けのCGツールとして実用に耐えるのがハッキリしたのは収穫。MMDerは活動の幅が増えるかもしれない。きちんと対価が払われたらの話だけど。
  • しかしミクパモデルとの差は歴然としているのであった…。
  • CMが相変わらずスカスカ。これだけでTVを見たくなくなる。
  • CMまたぎも要らん。
  • 画面上下の過剰なテロップ関係も要らん。歌詞表示くらいでいい。
  • たった1曲のためにGACKTをよく呼んだなー。これは高く評価する。というか予算はニコファーレの使用料とギャラで消えた?
  • 杏梨ルネがボカロデビュー?下心みえみえじゃねえか。
全体的にボカロ関係と楽曲の一般的な紹介+ミュージックフェア in ニコファーレといった趣で、民放の他の番組とそれほど差はないだろう。既存の音楽番組のフォーマットが旧態依然としているのとネットに比べてスピード感に乏しいせいだろうが、せっかくの素材を生かしきれていないのが非常にもったいない。ただGACKTとがくぽの共演は特筆すべき出来事で、こっち方面に可能性を見出すのはアリだと思う。

最後に。杏梨ルネは即刻排除すべきだろう。21世紀に放映してはいけない。

※コバチカさんの「ボクボカ番外編「ボカロ歌謡祭 テレビとボカロ」 - ボカロとヒトのあいだ」も合わせてどうぞ