For short, " I. M. G. D. "
Established : 1997/12/07

Light up your room, and browse away from the monitor, please! :-)

2023/04/08

絵と音の"joint" 〜山田尚子監督の仕事を映像作品の歴史から俯瞰する試み〜 再録版文字起こし:その4

その3から続き)

ということで、ようやく京都アニメーションの話が出てきましたので、山田尚子監督のお話をしたいと思います。

—— 山田監督の名前が出てきた(笑)。

ようやく出てきました、長いフリでした(笑)。

—— ようやく出てきましたね(笑)。

はい(笑)。ということで山田尚子監督、京都アニメーションでアニメのお仕事、キャリアをスタートさせまして、名実ともに看板を背負う立場のポジションにまでなった方です。京都アニメーションから離れたのかどうかまだはっきりはしてないんじゃないかなと思うんですけども、(アニメ「平家物語」は)別のスタジオですね、サイエンスSARUさんと手を組んで作品を作っているというのがアニメ「平家物語」ですけども、監督のキャリアをざっくりまとめてみました。

一言でいうと私の個人的な印象なんですけども山田尚子監督というのは”京都アニメーションのサラブレッド”ではなかったかと思います。京アニの場合は入社してまず必ず動画から仕事を始めるそうです。(動画の後に)原画に進んで、そのあと実際に何をやるかっていうの自分で決めるそうなんですけども(注:記憶で話していますので誤りかもしれません)、山田尚子監督の場合には、絵コンテ・演出を経て最終的には「けいおん!」というビッグタイトルの監督に大抜擢されて、それがもう社会現象化したというのは、皆さんご存知かと思います。特に「けいおん!」の時からもう皆さん見てお分かりだった通り、「日常感」と言うか、「よくある当たり前の高校生の生活の様子」ですとか、そういったものを上手く切り取っているなという印象が強かったものです。ただその一方で、山田監督が(「けいおん!」等で手がけた)オープニング・エンディングの絵コンテを描いて演出を手がけたものがあるんですけども、それを見る限りはどこか漠然としてる、劇中ではかなりビビッドな演出を入れてくる方なんですけども、(山田監督が手がける)オープニング・エンディングというのはちょっと漠然とした作り方をしてるなーっていう印象を持ってたりもします。あとはですね、インタビュー等を拝見すると、学生時代にどうもバンド、キーボードか何かをやられたということ。(また、)ご自身でも相当自覚してるそうですし周りから見ると明らかにそうなんですけども、かなりの音楽マニアであると。特にそのイギリスですね、英国音楽への造詣が深いというのは言葉の端々からにじみ出てきています。

その内容を踏まえて山田尚子監督の関わった作品に対して音楽がどういうふうに入ってくるか、それを見てみますと、ご自身が体験した音楽体験やご自身の趣味、そういったものをですね、作品に対してどんどんフィードバックして入れてくるということをやられているようです。これは例を挙げれば映画「けいおん!」のエンディングですね。ここで映画の「さらば青春の光」というのがあるんですけども、それをオマージュしている。「さらば青春の光」という映画については後で軽く説明しますけども、イギリスのモッズとロッカーズという、音楽や風俗と結びついた若者の文化なんですけども、それを描いた映画、これ を「けいおん!」でオマージュしていたということがあります。それからあの後で軽くお見せしますけども、「たまこまーけっと」それからそれに続く映画の「たまこラブストーリー」において、劇伴は非常に「渋谷系」と呼ばれるタッチのフレンチポップ的なもの、それから実際に劇中で流れるレコード、アナログレコードが全て架空の劇中曲になってるんですけども、それが20世紀中期ヨーロッパのポップス、それから映画音楽というものを非常にリスペクトしていたり、あとは劇中でも散々描かれますけども、アナログレコードだったりカセットテープだったりというそういうもの(=アナログな音楽メディア)を非常に大事にしている。それともう一つ、映画「聲の形」のオープニングでいきなりTHE WHOの「マイジェネレーション」をガーンと流してしまうというような、ダイナミックな音の使い方、音楽の使い方をやられています。

ここで一つ、Internet Archiveになってしまっている記事なんですけども、貴重な証言なので一つご覧になっていただければと思います。これはですね、「たまこまーけっと」の音楽を作ったマニュアルオブエラーズという集団がいらっしゃるんですけども「そのキーマンである方、山口(優)さんと山田尚子監督が一連の対談をしていたと。その対談の最終回のタイトルに、「私、音楽になってみたいのかもしれません」というふうに山田尚子監督がおっしゃったという対談記事ですので、これは是非お読みになっていただきたいと思います。

この記事の中では山田尚子監督の「たまこまーけっと」における音楽のアプローチなど書かれてるんですけども、その中に彼女、山田監督が好きな音楽ですとか、何を聴いてきたかというのが一通り語られてるわけなんですけども、そこに色々いいフレーズが並んでるわけですね。この”慈悲深いキックの音”というのは非常にこう……(笑)。

—— バズワードですよね。この界隈の。

バズワードですね、この界隈の。”四つ打ちでキックの音がしっかりある曲に佇むちょっと湿度の高い女の子というのがすごいグッと来てた”ということで「たまこまーけっと」のエンディングの「ねぐせ」が出来上がったと。まあパンク、ニューウェーブ、電気グルーヴなどがキーワードとしてボコボコ出てくるんですけど、後はレコードですね、それからこの”映像と劇伴のたすきがけ”ですとか、いいフレーズが流れてくるんですけども、(記事の一文をハイライトして)ここでちょっと強調しておきましたけども、「監督が音楽にすごく思い入れがあることが分かったので今後もまた音楽にこだわって作品を作っていく感じですか」っていう問いかけに対して、謙遜しつつも「憧れがある」と。”山田尚子監督のアイデンティティー”だということがご自身の言葉で書かれていると。作品に対しては「音楽にこだわってやっていきたい」(と述べていて)、「それは作り手としてと言うか音楽ファンに近い感じなんですか」と聞かれたところで、山田尚子監督曰く「私、音楽になってみたいのかもしれない」というのが、(一連の山田尚子監督)作品を読み解くキーワードになるじゃないかなというふうに思います。

—— おお。

「たまこまーけっと」は山田尚子監督の監督作2作目にあたるんですけども、京都アニメーションの作品としても(原作のない)オリジナルだった中で、山田尚子監督の作家性というのがかなり強く押し出された作品になってたかと思います。その中で、山田尚子監督は”アニメを通じて音楽になってみたい”というふうに考えながらアニメを作っている可能性があるということが、このインタビューを読んでいただけるとお分かりになるかと思います。このインタビュー、後でInternet Archiveで一通り掘り出してリンクなどを貼りますので是非読んで頂ければと思います。

その趣味の一端をお見せします。先ほどの(映画)「さらば青春の光」というのを簡単に解説しますと、イギリスのバンド The Who がプロデュースした、半分自伝的な映画です。当時の若者の風俗を、イギリスの若者の風俗を描いた、非常に最後は”青春の終わり”ということで悲しげに終わる映画なんですけども、それの予告編を少々を見ていただければと思います。

見るとですね青春映画なんですけど 、こっち(現代の日本)でいうところの”ヤンキー映画”なんですよね、だけれども、そういうふうに若者が過ごしていたのが、もうそれじゃあどうにもならなくなって、最後その自分の青春時代に別れを告げるっていうところで話が終わるんですよ、非常に切ない映画なんですけど、(映画「さらば青春の光」の予告編を見ながら)これ予告編見ると笑っちゃうんですけどね。

—— (映画)「聲の形」も飛び降りてますよね、橋の上から。

そうですそうです。これが(映画)「さらば青春の光」なんですけども、これに対してですね、映画「けいおん!」これちょっとあのスクリーンショットが無かったのでちょっと拝借して持ってきましたけども(注:申し訳ありません)、こちらのエンディングを見ていただくと分かるんですけども、澪ちゃんがいわゆる「モッズコート」を着ているわけですね。で、その「モッズコート」の「モッズ」っていうのは(映画)「さらば青春の光」で描かれている「モッズ」という若者文化で、「モッズ」という派閥の人たちが好んで着ていた米軍払い下げのコートなんですよ。”モッズの連中が着ていたコート”ということで現在では通称「モッズコート」と呼ばれていると。それを山田尚子監督は映画「けいおん!」の中で着せてるわけですね。

なおかつここの崖なんですけども、(映画「けいおん!」のエンドロール映像を見ながら)これは映画「けいおん!」のエンディングではこう描かれてるんですけども、映画の「さらば青春の光」のラストシーンに出てくる崖なんですよ。まんま、そのまんまなんですね、多分ロケハンへ行った時に山田尚子監督がわざわざここまで行って確かめたと思うんですけども、(映画)「さらば青春の光」の中では主人公がこの崖から乗っていたバイクを”青春時代の終わりだ”っていうことでここから捨ててしまうんですよ。それを映画「けいおん!」の中でその場所を使って、彼女たちも高校を卒業して、卒業旅行の話でしたから、”自分たちの青春時代一区切りをここで終える”というの(を表現するの)に引用してると。非常にこう、二つの映画を比較してみるとよく分かるという例です。

—— 澪ちゃん下手したらここでベース捨ててますよね。

捨てる可能性ありますね。

—— 可能性ありますね。

捨ててほしいくらいですね、はい。

—— 山田監督って、言わないけど毒ありますよね、そういう。

そういう毒ありますね。

—— 「たまこラブストーリー」とかも、すごいエンディングに毒を感じるんだよな。

で、実際これ今(これを録音したシステムの都合で)音が流れないと思うんですけども、エンディングちょっとお見せしますね。(再び映画「けいおん!」のエンドロール映像を見ながら)

—— これもやばい映画の「エコール」(からの引用)でしたっけ。

はい。これが「さらば青春の光」のラストシーンの場所なんですよ。

—— やっぱりちゃんとキャラクターたちが卒業するだけじゃなくて、見ている人にとってもちゃんと「終わりだよ」みたいなのを言ってくる感じしますよね。

そうですそうです。ちゃんと「けいおん!」っていうアニメーションの終わりっていうのをどういうふうに決着つけるかっていう時に、この場所で「放課後ティータイムが終わるよ」っていうの語ってるわけですよね。(THE WHOと放課後ティータイムの画像を並べて)こういうふうにちらっと(笑)。出てきたカットがこんな感じで引用されているというところを取り出してみました。

これを見て私、後追いで見たんですけども、実際にこの二つの映画を見て見比べた時に正直に思いました。

「山田監督、遊びすぎじゃない?」

—— ハハハ。

(笑)。そんなことないです。あの、こうやって比較してみた時にやっぱり必然性、イギリスに行くよ、音楽のルーツだからイギリスに行きますよってなった時に、最終的にそのバンドも終わるよって言った時に、幕引きとしてはこういう場所で、(ロケーションを)象徴として使うっていう演出って非常にいい感じじゃないかなーって個人的に思いました。

—— はい。めちゃくちゃいい引用ですよね。

ええ。私、これを教えてもらった時にじゃあ実際見てみるか、(映画)「さらば青春の光」を見てから(映画)「けいおん!」を見た時に、”山田尚子監督は「けいおん!」から卒業する時に卒業旅行に行った映画なんだなー”って思いました。本当に卒業するためにイギリスまで行って、この映画から、この作品から卒業するためには、やっぱりイギリスでひとつ決着をつけようって腹をくくったんじゃないかなと思います。

—— 余談してもいいですか?

はい。

—— ちょっと盛り上がってきちゃった(笑)。

(笑)。

—— 何となくイメージなんですけど、「けいおん!」って大学編とかマンガであるじゃないですか。

ありますね。

—— 「けいおん!」ファンって、大学編やってほしいとか3期やってほしいみたいな、結構あったと思うんですけど、山田監督はきっちりここで終わらせてると。

そうですね、もうそう言い切っていいと思います。 —— たぶんそうですよね。どうもなかなか卒業しないのを見て、「たまこラブストーリー」でみんな一歩前に進んで欲しいっていうコメントにつながったのかなっていう。

ああ、それはある、ありますね。「たまこまーけっと」って1クールだけで映画にはなりましたけども、放送当時ってすごく地味なアニメと捉えられて、そんなに話題になってなかったはずなんですよ。

—— 僕もその印象あります。一応見てましたけど。

私も当時アニメから離れたのでほとんど見てなかったんですけども、(特にアニメ技術や音楽面で)やってることはむちゃくちゃなんですけど、全体的にはすごいほんわかしたホームドラマみたいなアニメだったので、やっぱりあんまり話題にならなかったと思うんですね。その中で、でも音楽的には今までの山田尚子監督の引き出しの一つであるところのイギリスのロックですね、あの古い、それから別の音楽で作品をを作り始めた、なので「一歩先に進んで欲しい」っていう発言には何か意図と言うか思いが感じられますよね。

—— その節をちょっと更に深堀りすると、TVアニメは比較的”ゼロ”の物語が多いなと思ってて、例えば「たまこまーけっと」って12月の年末から年末まで繰り返しになっちゃうじゃない。

はい。

—— 例えば(アニメ)「平家物語」も、びわが”びわ”になるまでの物語。

ええ。

—— で、”びわ”になっちゃうとまた語りが始まって、「平家物語」が始まっちゃうと。”ゼロ ”の物語なんですよね。

そうですね。

—— でも、「けいおん!」の劇場版とか、「たまこラブストーリー」「聲の形」「リズと青い鳥」もそうかもしれないけど、次に進んじゃうんですよね。”イチ”の物語というか。

そうですそうです。

—— これ、自覚的に”ゼロ”→”イチ”の物語にしてるのかなと。見てるユーザーに成長を促してるか、新しいことやりなよみたいなのを、劇場版で結構言ってるのかなっていうのは見てて思いました。

そうですね、京都アニメーションというスタジオ全体で見ても新しいことをどんどんやっていう会社の風潮の中でも、やっぱり先陣を切ってやっていたっていう時期は確実にありますよね。あとはやっぱり本人が先ほどのインタビューでも言ってたんですけども、やっぱりティーンの女の子を観察したり描いたりするのが好きらしいんですよね、あの時期の、こう何て言うんですか、人間のあれこれを見たり描いたりするのがとても楽しいと。なので山田尚子監督の作品っていうのは、大人は(アニメ)「平家物語」(等)でかなり出てきてますけども、主体となるのは割とティーンエイジャーが多いんですよね。もちろん京アニも作品全体でティーンエイジャーが出てくることが非常に多いんですけど、(京都アニメーション)社内でもかなりあの、「こういう作品には彼女を呼んでこい」っていう声が上がってたぐらいで(笑)。

—— (笑)。

「けいおん!」の監督(としてデビューしたのが)まだ20代ですからね。

—— 25とかですよね、たぶん。めちゃくちゃ早いな。

めちゃくちゃ早い。

—— まだこの頃大学院を出たくらいで何もしてないっすよね。

めちゃくちゃ早いし、しかも最近だと監督になり手がいないから誰でもいいから立てて、その誰でもいいのが力量のあるアニメーターの方だったり、各方面に顔の利く制作進行の方だったり、いろんなフェーズであるんですけども、(山田尚子監督は)割と最初っから「私アニメ作りたい」って言って大学卒業して(京都アニメーションへ)入ってきて、卒業から3年ぐらいで監督ですからね。

—— そうですよね、大学を普通に出たら22とか。25で監督ってありえないですよね。

ありえないですよ(笑)。むちゃくちゃなスピードです。今でいうサッカーの三苫選手ぐらいの成長速度ですね。

—— (笑)。

四年前までは大学生だったのが三苫ですからね。

—— 京アニがある種ベンチャー企業みたいな感じだからそういうチャンスがあったっていうのはあるのかもしれないですよね。

あとはやっぱりついた師匠が良かったっていうことでしょうね。

—— ああ、三好さんと石原さんと。

池田さんと堀口さんと。

—— 確か堀口さんが先輩なんでしょうね。

堀口さんが、先ほどのインタビューにも載ってましたけども、ツーカーの仲というか、こういうことやりたいんだけどー、って思ってたら、堀口さんが先回りしてやっちゃうぐらいな感じだったらしいんですよね。

—— ああ、意思の疎通が。”リズ”と”青い鳥”みたいな。いや分かんない、”リズ”と”青い鳥”とは全然違うか(笑)。

(笑)。ええ、通じ合うところがあって、なので、そういう意味ではやっぱり「けいおん!」と「たまこまーけっと」っていうのは、 山田尚子監督を育てた作品でもあると思いますね。彼女が作ったという側面もありますし、山田尚子監督が監督として独り立ちしていく過程だったのかもしれないですよね、今考えると。

—— 京アニを”卒業”してくれたのもすごくいいし。僕としては。

いい話ですよね。

—— で、そこでやったのがさらに(アニメ)「平家物語」ってのがヤバすぎて。

またヤバすぎる話ですよね。

—— なんかその”引き”と言うかタイミングと言うか奇跡的な状況で(アニメ)「平家物語」やってるなと思いましたね。

なんて言うんですか、”引き寄せる”力が強い方でもあるのかなと思いますね。人が寄ってくるか、それともどうしても放っておいても誰かが声をかけてくるみたいな、あの雰囲気で話されて可愛らしい方だなぁと思いつつ、なんかあの調子で色々頼まれたら確かに断れんわなあってインタビューとか見て思うんすけどね(笑)。

—— そうです、アニメってある種”奇跡の瞬間”を繋いで見せてくれてるじゃないですか。神視点というか。で、何で山田監督にこんなはまってんだろうなと思ったんですけど、たぶん人間としてちょっと奇跡的な瞬間が多すぎるんですよね。

そうですね、いろんな意味で。例えばさっきの京都アニメーションが現代のアニメーションの特にダンス PV みたいなののフォーマットを作ったと言った場合に、ヤマカン(山本寛監督)が追い出されなければ山田尚子監督のアニメ監督としてのキャリアのスタートは何年か遅れてたはずなんですよ。ヤマカンの演出の色んな作品を見返してみるとキレッキレなんですね、やっぱり。どれを見ても無茶苦茶よくできてる。もしそのままヤマカンがが京アニの監督として育っていったら、それこそ10年単位で遅れてた可能性があるんですよね。

—— 確かに。

山田尚子監督が入社した頃にヤマカンが飛び出していって、そのあと数年で抜擢ですからね。

—— ですよね。「ハルヒ」「らき☆すた」「クラナドアフターストーリー」「けいおん!」くらいですもんね。

そうですそうです。実際に「ハルヒ」の原画とか描いてますからね、山田尚子監督。

—— ああ、そうですよね。(「涼宮ハルヒの憂鬱」)2期は”山田回”もありますもんね。

ありますあります。既に(「涼宮ハルヒの憂鬱」)2期の時点で”山田回”があるっていうこと自体がちょっと(笑)。

—— (笑)。



その5へ続く)
Pocket このエントリーをはてなブックマークに追加