For short, " I. M. G. D. "
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Light up your room, and browse away from the monitor, please! :-)

2024/04/22

「響け!ユーフォニアム3」感想以上深読み未満:第三回 #ユーフォ3期

このブログ記事は、毎週日曜17時の放送から間を置いて、各種ストリーミングサービスで視聴可能になる水曜日くらいを目処にマイペースで書いていこうと思ってたんですけど、今回はネタが揃いすぎてるのでネタバレ込みで早めに公開してしまうことにしました。この期の北宇治高校吹奏楽部には既に破綻の兆しが見えると第二回で指摘しましたが、その発端と(とりあえずの)収拾が描かれたのが今回と言えるでしょう。ただ肝心かつ本質的な大問題であるところの

幹部の目標設定が必ずしも一致していない

点がどうなるのかは、次回以降へ持ち越しになりましたが…

2024/04/18

「響け!ユーフォニアム3」感想以上深読み未満:第二回 #ユーフォ3期

高坂麗奈が、どの曲がいいと思ってると問いかける。


それに久美子部長はこう答える。

想像してみたの
全国で北宇治が演奏するところ
その最初の一音は何がいいかって

…クラリネット

「一年の歌 〜吹奏楽のための」が流れ始め雲の切れ間から日差しがふたりを照らし、雨上がりの宇治の街が映し出される。


ユーフォシリーズでは、北宇治高校吹奏楽部のその年の自由曲、または久美子が演奏する曲が、物語のテーマと密接に結びついています。それをここまで情感たっぷりに聴かされたら、唸らざるを得ません。

2024/04/14

「響け!ユーフォニアム3」感想以上深読み未満:第一回 #ユーフォ3期

ワタシの(変な角度から眺めがちな)記事に期待していた皆さん、すみません。

1~2話特別上映イベントで見たとき呆然として1日ほど何も手をつけられなかったのと割と同じインパクトを『響け!ユーフォニアム3』(以下、記事タイトル以外ではユーフォ3と表記)のTV放送初回から受けてしまったし、その一方でワタシのTLに流れてくる皆さんの視点や考察の鋭いことといったら…TVが無くて配信でご覧になる方のことも考慮して、各種配信サービスで見られるようになる翌週水曜あたりに記事を公開しようかと思ってたけど、もはや周回遅れ感が拭えません。

というわけで逆に気楽に、ぼんやりと俯瞰しつつ細かなネタなど拾っていこうかなと考えとります。なおワタシは原作小説を既に読んでしまっているので、ネタバレになるようなことは深く突っ込まないことします。それから、感想投稿キャンペーンで「ダウンロードOKの画像を公開する」と述べているので、今までとは変えて放送の画面キャプチャは貼らず、ダウンロード可能画像とテキスト主体で行ってみます。引用元を明記すればよいとは思うけど、今回は個人的に思うところがありまして。

2024/04/07

『「リズと青い鳥」は山田尚子監督と牛尾憲輔氏によるDJ・VJロングセットである』説の検証(途中で挫折)

2024/04/06の午前中にポストしたのが妙に反響が大きくて少々驚いております。


ワタシは「リズと青い鳥」のこのあたりの仕掛けを皆さんがとっくにご存知だと考えてたんですが、どうもワタシが平ハウス物語などで少数の方々にお話しただけなのにも関わらずだいたいの皆さん伝わったと思い込んでいたようで、いろいろと恐縮しております…以前は自覚してたつもりだったんですけどね。


さて今回はこのポストのバックグラウンドである

『「リズと青い鳥」は山田尚子監督と牛尾憲輔氏によるDJ・VJロングセットである』

という仮説の検証に用いた表を公開してみます。要は以下のポストっぽいことをやろうとして挫折したんですが…。



まあ勿体ぶってもしょうがないので、その表を先に公開しますね。できれば「リズと青い鳥」のディスクを再生して、プレイヤーで何とか再生時間を表示させながらご覧いただければと思います。

2024/04/06

TAKA"RRR"AZUKA 〜宝塚歌劇星組公演 『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』で最初から感極まった話

映画『RRR』をワタシは以下のように評しておりました。


それがまさか本当に宝塚歌劇で舞台化されるとは思いませんでした。そのニュースを聞いてすぐ公演のチケット確保に動いたものの、あまりの人気ゆえか運に恵まれず、劇場で観劇することは無理かと諦めかけた矢先、千秋楽を映画館のライブビューイングで見ることができるというお話を伺い、後先考えずチケットを買いました。

これで宝塚歌劇を見るのは(今回はライブビューイングですけども)三度目、二度あることは三度ある三度目の正直とも言いますか、とにかくワタシにとって「2022年に劇場で見ると一生自慢できる三本の映画のひとつ」(他はトップガンマーヴェリックTHE FIRST SLUM DUNK)と感じるほど思い入れのある作品がモチーフなので、これまで以上に期待が高まった状態でスクリーンに対峙したわけです。

その結果、どうなったか。
(公式サイトより画像を引用しました)

2024/03/17

「響け!ユーフォニアム3」1~2話特別上映イベント@新宿ピカデリーに行ってきた(ネタバレなし) #ユーフォ3期

待ち希んだアニメ化が発表されたときは歓喜の声をあげた。
特別上映イベントのチケットが当選したときも嬉しさがこみあげた。

だが2024/03/16のイベント当日、開演時刻が近づくにつれてあまり経験したことがない緊張感に襲われて、ほぼ予定時間きっかりに前触れなく唐突に始まった1~2話は誰が何と言おうと「ユーフォ」そのものだったのだが…


見終わって舞台挨拶終了後に呆然としたまま語る言葉がまとまらず24時間ほど経過して、ようやくこうして感想めいたテキストをしたためる気力が戻ってきた。

今回のユーフォ3はいよいよヤバい

端的に言えばそういうことである。



以下、上映後の舞台挨拶で黒沢ともよ嬢ほかの皆さんからネタバレ厳禁のお達しがあったので粛々と従いながら、現時点で思うところをいくつかメモ書きしておく。

2023/12/14

Mac/iOS/iPad OS版Safariで開いたWeb版X(旧Twitter)からMastodonとBlueskyへ直接クロスポストするtwitter-to-bskyを使ってみる

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ここしばらくテストしていた環境が安定したので、急ぎメモ書きを公開。

X(旧Twitter)がこの先どうなるか分からんので他のSNSへ脱出を考えている方は多いと思う。いまいち決め手に欠けるとは言え、分散型をうたい既に一定の評価を得ているMastodonや、将来性を見据えてBluesky等へ移動する方が多いようだが、ノイズを含む情報量はいまだにX(旧Twitter)にアドバンテージがある。

この状況では完全移籍ではなく並行して使い続けるのが妥当だが、かと言って各SNSを使い分けるのもいまいちめんどくさいという場合、同一内容を複数のSNSへ投稿するクロスポストという手がある。

X(旧Twitter)とMastodonのクロスポストはBufferというサービスとそのクライアントアプリを使えば以前から可能でワタシも使っていたが、先日、これにBlueskyも含めたクロスポストが可能なユーザースクリプトを見つけたので、さっそく使ってみた。設定がうまくいけば、X(旧Twitter)のWebアプリから気軽にクロスポストできるようになる。個人的には快適だけど、自分がたまたまうまくいっただけかもしれないので当然ながら無保証無サポート、試す場合は自己責任でお願いします。


2023/09/18

とにかく列車に乗れ、話はそれからだ 〜 映画「アリスとテレスのまぼろし工場」レビュー(ネタバレあり)

岡田麿里監督・脚本のアニメ映画「アリスとテレスのまぼろし工場」を見ました。以上。

…で終わらせたいくらい、この作品には個人的なとっかかりが薄い。その一方で、本当は直視したくないワタシ自身の過去を思い出させるところも相変わらずあって、映画館から出てきて時間が経った今でも 🤔 ←こんな顔をしている。

というわけで「アリスとテレスのまぼろし工場」は、正直に言って見る人を選ぶし賛否両論だろうし、そもそもつまらないと切って捨てられるかもしれない、ということを前置きしたうえで、話を進めたいと思う。


2023/09/17

バーチャルイン・リアルアウト 〜 映画「グランツーリスモ」レビュー(になってない何か)

1997年末に初代プレイステーション用に「グランツーリスモ」が、1999年末に「グランツーリスモ2が発売された。ナムコのネジコンを駆使して様々な車種を走り込んでは、まるで実写のようなリプレイを飽きずに眺めていたことを思い出す。ちなみにこの時期はようやく自分のお金を使って自分のクルマを買った時期と重なっている。まあスズキRF400RVを乗り回していた頃でもあるけど。


2023/08/22

ブリッジ:特別編 響け!ユーフォニアム 〜アンサンブルコンテスト〜 レビュー(ネタバレあり)

黄前久美子が"窓"を開けるのが上手いなら
京アニ(特に小川太一副監督)は"橋"をかけるのが上手い

公開初日の朝イチの回を見終わって、率直にそう思った。

ファン待望という言葉にするのも足りないほど待ち望んだ新作、『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』(以下アンコン編と呼称)が8月初旬に公開されて、その週末の金土で4回見て、劇場で買えるBlu-rayディスクを部屋で何度も見直して、すっかり話やカットなどを暗記するくらいのところまで来た…はさすがにオーバーだった。まずはどんな形であれ「ユーフォの新作が見られる」というのは慶事以外のなにものでもない。