土曜は遂にコミケデビューを果たしましたよ!見渡すかぎり人人人…F1や8耐全盛期の鈴鹿でも1日あたりの動員数は相当なものだったと記憶しているが、あっちは場所がでかいので密度そのものは低い。一方こちらはビッグサイトという国内最大級のイベント会場とはいえ、単一の閉鎖空間に人がみっしりと詰まっている。「人がゴミのようだ」という形容がぴったり当てはまる異様な光景を目の当たりにすると、恐怖より先に笑いがこみ上げてくるもんだと改めて思った。
ぶっちゃけて言えば「国家レベルの文化祭」。これが年に2回、もう何十年も大きな事故を発生させずにボランティアベースで運営されているという事実は、何かしらのイベントを運営した経験のある者からすれば奇跡以外のなにものでもない。逆に言えば、万が一の事態が発生しパニック状態に陥った場合、冗談抜きで生命の危機が訪れることになるだろう。
そういうわけで、「コミケは戦場」という言葉を噛み締めることになった。ナビゲーター役の後輩S君がいなければ、会場をさまよったあげく精神的に衰弱死していたかも知れぬ。この場を借りてお礼を言っておこう(ちなみに彼は3日間とも行ったはず。数々の修羅場をくぐり抜けた戦士だ)。
さて次の日曜、自転車で全く別の方角へ向かった。目的地はホンダエアポート、荒川沿いにある小さな空港である。荒川サイクリングロードの話題になると必ず出てくるポイントなので以前から行ってみたかったんだが、先日とある情報を得て、この日の正午にそこへ行かねばならぬと勝手に決めて朝から装備を固めて出発した(荒川〜は遡上すると単なる田舎道になるので、ドリンクや補給食を多めに携行する必要がある)。
で、快調に飛ばして到着したはいいが、当初の予定よりも2時間以上早く着いてしまった。ちょうどその日は猛暑日で、周りは空港だけに陽射しを遮るものは何もなく、こちらでもリアルで衰弱死するところだった。幸い、近くにあった桶川スポーツランドで、休息できる日陰と使い放題の水道を見つけ、頭から水をかぶったりして何とか暑さを凌ぐことができた。