昨日の早朝、いつものように生活ゴミを捨てに行ったら、黄色い寸胴がゴロンと捨てられていた。どうやらサーキュレーターの類らしい。外装が特に傷んでいるわけでもなく何となく使えそうだったので、持って帰ってきた。調べてみたところ、Francfrancのストレートアロマファン2007年型ということが分かった。通電して動作を確認したところ、ファンの回転は渋いが一通りは動作するので、レストアすることにした。
レストアの手順は大きく分けて、分解、外装の洗浄、乾燥、組み立て&試運転、となる。今回のブツはプラスチックの噛みあわせで外装をツライチに見せるタイプなので、分解には少々苦労した。で、モーターと電装品が取り付けられているところ以外は全て風呂場で洗剤をつけて水洗いし乾燥させる。扇風機の類はホコリとススがべったりとくっついているので、この工程で驚くほど綺麗になる(なお電装部品に水分がかかった可能性がある場合はショートする危険があるので、たっぷりと乾燥時間を取ること。ちなみに我が家の風呂場は乾燥機付きなので、こういうときには重宝しているw)。
で、乾燥が終わったら元通りに組み立てるのだが、今回はここで大変に苦労した。2つあるモーターにグリスがべっとりと塗りたくられ、周囲のあらゆるところにへばりついているのだ。ティッシュで手を拭いながらケーブルの取り回しを整えつつ、何とか組み立てを終え試運転をしたところ、やはり回転が渋い。こういうときは、とりあえずラスペネを軸回りに軽く吹くことにしている。その結果はすぐに現れ、軽快に風を送り出すようになった。つまり故障の原因は、べっとり塗られたグリスがモーターの軸回りに固着したことによるもの。季節物だから固着するのは仕方ないとは言え、このへんのアバウトさが中国製である証明とも言える。
ともかくメイン機能は復活したので、他の動作も一応チェック後に全ての外装を元通りに組み立てて、レストア終了。冬場でも室内の空気循環のため扇風機を使っていたのだが、リビングに置くのにちょうどよいデザインなので願ったり叶ったりである。リモコンの他、イオン発生装置(笑)やアロマオイルを入れて香りを拡散させる機能も付いているので、無印良品あたりで、嫌味にならない程度のアロマオイルを買ってきて入れてみることにしよう。