For short, " I. M. G. D. "
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Light up your room, and browse away from the monitor, please! :-)

2010/06/26

アナログオーディオの棚卸

event_note
かつてオーディオを趣味にしていたこともあって部屋にはアナログオーディオ機器が一通り揃っているが、iTunes/iPodの登場、そしてボーカロイドとネットを中心とした自主制作音楽への傾倒を契機として、稼働時間が極端に少なくなった。この休業期間を少しでも有効活用するため様々なものの棚卸をしているんだが、今日はこれらアナログオーディオ機器のチェックと今後の扱いの方向性を決めることにした。
  •  アンプ:サンスイAU-D607X
    もともとゴミ捨て場に捨ててあったものをサルベージしたものなのだが、いちおう鳴ってくれる。音の厚みや温かさはこの時代、あるいはサンスイならではのもので、聴き慣れると「非常にオーディオっぽい」。しかし左右の出力バランスが狂いがちなのが最大の問題。おそらく各パーツの経年変化あるいは劣化が起っているのだろうが、拾い物をオーバーホールしてまで維持すべきかどうか悩みどころである。騙し騙し使用して、ダメになったら処分する可能性が高い。
  • カセットデッキ:アイワXK-S9000
    先日電源を入れてみたら、テープのイジェクトが作動しないなどの不具合が発生しており、まともに動作しない。アイワという会社自体が無くなったも同然の現在、修理はプライベーターに任せるしかないわけだが、ダンボール数箱もある過去に録音したカセットテープの山、そしてクルマに積んであるナカミチTD-1200 Limitedの存在もあるため、とりあえず業者に見積依頼を出した。なお再生だけなら幸いにしてDD QUARLZ WALKMAN WM-DD9が完動状態なので、仮に見積額が想定より高い場合は、これも処分する可能性がある(今後カセットへ新規に何かを録音することは全く考えていないし、高音質で録音するための数々のノウハウも、もはや完全に忘れてしまったため)。
  • レコードプレーヤー:ヤマハGT-2000L+外部電源ユニット+カートリッジ
    友人と物々交換で手に入れたものの、これに相応しい再生環境を整えることができず長くお蔵入りさせてしまっていたもの。昨年の今頃に元の持ち主である友人に預けたのだが、半オーバーホール的な処置を施してくれたおかげで、現在は問題なく稼働している模様。見た目のインパクトや性能など、当時の我々からすれば「憧れの一品」であるのは確かなのだが、問題は再生のためのソース=レコードをほとんど所有していないこと。部屋にあるわずか数枚のためにこれを維持するのは、あるいは数少ない新譜のアナログや状態のよい中古を物色して歩くのは、この時代において意味のあることなのだろうか?(いわゆるオーディオ趣味的な文脈から言えば「間違いなくイエス」であるのは百も承知のうえで、あえて書く。それにこれも繰り返しになるが、ワタシはもう「オーディオを趣味のひとつとする」のを止め、これ以上、自分の時間的・金銭的リソースを割かないことに決めた。誤解を招くといけないので念のため書いておく)そんな訳で、手元にあっても持て余してしまうだけだろう。
  • LDプレーヤー:パイオニアCLD-HF7G
    問題なく元気に稼働している。これは何か問題が発生し修理不可能になるまで意地でも使い続ける予定。理由は2つ、レガート・リンク・コンバージョン搭載モデルでCDを再生させてもそこそこ良い音で鳴ってくれることと、いくつかのLD-BOXセットが手放せないため。DVDで圧縮あるいは間引きされ失われた映像情報は、無圧縮であるアナログLDでしか味わえない(これはレコードとCDの関係に近いが、映像のほうが顕著だと思う。ブルーレイなら話は変わってくるだろうが、いかんせんソースが出揃っていない)。「スターウォーズ」トリロジーBOXと、「うる星やつら」全話収録LD-BOX(映画・OVA含む)は、自分か死んだら棺桶に詰めてもらって一緒に燃やしてもらおう(笑)。
  • TVモニタ:ソニー PROFEEL PRO KX-21HV1S
    我が家に突然PROFEEL 16×9がやって来るまでの、リファレンスモニタ。高校以来の憧れの一品だった。とある電気店の改装で中古品が投げ売りされていたのを格安でゲットし、マイナーな故障などあったものの、現在もサブモニタとして元気に稼働している。しかしソニーから使用中止のお知らせとお願いのプレスリリースが出て、また、先日Mac用として購入したRDT232WXにブルーレイレコーダーの映像を試しに出力してみたら、発色が思いのほか自分にフィットしたため、放送ソース自体がデジタル化された現時点においては、もはやブラウン管にこだわる必要はないと思い始めた。ブルーレイレコーダー導入後は休眠状態にある2台のS-VHSデッキと共に、アナログ放送の終焉を以て処分するときがやってきたのかもしれない。
…ちなみにこのエントリは、押入れから発掘した佐野元春なんかのカセットテープをWM-DD9とAU-D607Xで再生しながら書いている。この程度の楽しみは、まだしばらく宝石箱の中に入れて取っておくつもりだ。
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