For short, " I. M. G. D. "
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2010/06/06

音楽遍歴バトン (single edit)

event_note
某SNSで自分の音楽遍歴を晒すバトンを踏んで、普段は馬鹿馬鹿しくてバトンなんかスルーするはずが内容が内容なんでつい書き始めて、気づいたら膨大な量になっていた(笑)。ここでそれは晒さないが、自分の音楽嗜好のキーになった曲をいくつか紹介したい。アイドルものに偏ってる上に重要なアーティストや作品が抜けまくっているが、今回はこんなところで勘弁してください(笑)。

  • ヴァージンVS「星空サイクリング」
    ハジメテ購入したシングルレコード。何度見たか、何度聴いたか分からない。そして「スタジオぴえろ」「押井守」「南家こうじ」などの名前を覚えたのもこのEDクレジットからで、ワタシのアニメを観る方法論の基礎を作った作品でもある。ちなみにヴォーカルのA児が実はあがた森魚その人であり、かつて「赤色エレジー」でヒットを飛ばしたことや、YMO、ムーンライダーズなどと関わりが深いことを知ったのは、しばらく後になってから。

  • 松田聖子「パイナップル・アイランド」
    ワタシが音楽へ興味をもったきっかけは、中学時代にYMOと松田聖子を聴いたこと。松田聖子の作品は、いまさら力説するまでもなくシングル・アルバムどれも傑作揃いなのだが、なかでもこのアルバムは、80年代初期のアイドルものの象徴といえる。ワタシは「80年代のアイドルものとは何ぞや」と尋ねられたら、まずこの曲が収録されているアルバム「Pineapple パイナップル」を紹介します。それにしても、この曲を聴くといまでも高校一年の夏の始まりを思い出し、ちょっとドキドキする(笑)

  • 渡辺満里奈「月の裏側」
    本当はアルバム「MISS」から「フォトグラフ」を紹介したかったが見つからなかったので、悩んだ末にこちらを紹介。高校後期からまるで熱病にかかったかの如くおニャン子クラブを筆頭としたアイドル関係にハマっていったんだが(ちなみに「こニャン子クラブ」会員でしたw)、おニャン子の高井麻巳子と永田ルリ子と渡辺満里奈は、いまでも特別な存在である。ぶっちゃけトラウマだな(笑)。なお、いまにして考えると、当時知り合った赤城山の走り屋兄弟みたいな超弩級の音楽・オーディオマニアである某氏の存在がなければ、知らずに終わったアーティストや作品もたくさんあったと思う。

  • 島崎路子「クロッカスヒルで逢いましょう」
    80年代中期〜90年代前期はアイドルもののカンブリア大爆発みたいなもので、ほとんど毎週のようにあらゆるアイドルのあらゆる作品が店頭に並んでいた。ワタシは貧乏だったのであまり購入できなかったが、貸しレコードや先の某氏から紹介してもらうなどして、たくさんのアーティスト、たくさんの良曲に出会うことができた。彼女もそのうちのひとり。アイドル時代というものがあったとすれば、それが辿り着いた至高の逸品。

  • 吉田真里子「いつだってどこだって」
    あのころのソニーは、CBS/EPICともにアイドルに力を入れていて、TYOなる専門雑誌を発行していたくらい。彼女もCBSソニーなのだが、出身はなぜかミスマガジンコンテスト。まぁそんな出自には関係なく、あまりのクオリティの高さに、某氏と二人してひっくり返った記憶がある。ちなみにこの曲が収録されているアルバム「拝啓、愛しの友達」のジャケットに映っている灯台は、横須賀の観音崎灯台。何の情報もなく観光に行ったとき、そこがそれだと分かって一人で大騒ぎしたのはいい思い出です(笑)>のび隊長

  • ribbon「それは言わない約束」
    シングルヴァージョンが見つからなかったのでこちらを紹介。大学生活もそろそろ中盤にさしかかろうというころ、おニャン子のエピゴーネンというべき乙女塾が現れた。最初はあまり気乗りしなかったのだが、CoCoの「はんぶん不思議」で、三浦理恵子が「あなたいぢわる」と唄った瞬間に全てが変わった気がする(笑)。さて本題のribbonであるが、楽曲のレベルの高さに加えライブステージワークの上手さ・凄さは、それを観た者でないと分かってくれないだろう。アイドルからアーティストへと一気に駈け抜けた、稀な存在。この曲はABBAのダンシング・クイーンからインスパイアされたものだろうが、シングルエディットですら5分を超えるにも関わらず、全く飽きさせず聴かせるその実力に注目してほしい。

  • Qlair「リボンのないプレゼント」
    これも乙女塾関係から。キャンディーズっぽい路線からスタートして、他のユニットからは人気の点で一歩引いたようなところがあったが、活動を進めるうち、音楽性、いや存在そのものが神懸かっていったとしか言いようがない。男性から見た「理想の聖少女」みたいな立ち位置と言えばいいのだろうか。逆に、女性が彼女たちの作品を聴いたらどんな反応をするか、いまでもちょっと興味がある。本当はこれが収録されているアルバム「Sanctuary」から、イノちゃんこと井ノ部裕子がメインヴォーカルの「夢見るヴァイオリン」を紹介したかった!

  • 「魔法のステージ ファンシーララ」挿入歌「トランス・パランス」
    アイドル時代が終焉を迎え悲しみに暮れつつ、聴くべき作品を模索していたときに、例によって某氏から教えてもらったもの。アニメそのものはそれほど盛り上がってなかったようだが、劇中で使われた楽曲のクオリティは特筆に値する。アニメやゲームにおける曲のレベルは、このあたりから一気に向上したように思う。松浦有希作詞作曲、信田かずおアレンジによる、職人的な完成度をご堪能あれ。
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