このブログの移転を機に、Google Appsに独自ドメインを適用してメールやスケジュールを全てまかなうようにしたのは、先述した通り。MacとiPhoneで常に情報が同期される環境は、いちど使い始めると二度と元に戻れないくらい快適である。特にメールは、巨大な容量のIMAPサーバを使えるため、未読・既読のステータスを共有しつつデータとしてサーバに貯め込んでおけるので、読み忘れや、逆に同じメールを何度も読みなおす、誤って削除してしまったかも知れないメールを、ローカルのメールアーカイブから検索するといったことをしなくて済むようになった。
そしてもうひとつ重要なのは、Googleが誇るspamフィルタを適用できること。いままでメルマガ登録用に使用していたアドレスに、海外からのspamが急増したのは確か3月頃。それ以来、受信するメールの2〜3割は確実にそういった無駄なデータだった。んで今回、シビレを切らしてGoogle Appsにサブアカウントを新規作成し、メルマガ登録用アドレスに着信するメールを新しいサブアカウントへ全て転送するように設定した。当然、Mac・iPhoneで同期できるが、何よりもspamフィルタが使えることが大きい。
ネットの成立以来、メールは基本的なコミュニケーションツールとして広く利用されてきたが、そのプロトコル…セキュアでないSMTP/POP3は、もう早々に引退させるべきではないだろうか。少なくともワタシのメール環境からは、上記のプロトコルは撲滅された(ちなみにGoogle Appsでは、サーバとの通信は全てSSLで暗号化されている)。
余談だが、iPhoneユーザに与えられるi.softbank.jpドメインのメールアドレスも、IMAPサーバを使用している。iPhoneだけではなくデスクトップのメールクライアントに送受信の設定だけでもしておくと、意外に便利である(が、その具体的な方法はここでは割愛。各自で調べてみてくださいw)。
なお、このGoogle Appsを独自ドメインで運用するノウハウを詳しく知りたいという方がいらっしゃっいましたら、お手数ですがご連絡ください。もちろんコンサルタント料は勉強させていただきます(笑)。